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15話

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ついに来たこの日が。テスト本番だ

僕は先生に会える日曜日はあまりだけど週6日でかなりの量の勉強をしてきた。

僕は元々頭いい訳では無いのでひたすら多く問題を解くという考え方で日々勉強をした。
特に今回の範囲はむずかしい。だって受験が近いからと前期の分から全てはいるからだ。いつもより範囲が多いため正直疎かなとこもあるんだ。でもそれは仕方がない。

よし、今日はテストだ。諦めずに最後まで考えて頑張ろう。

こうして、葵とその他の生徒たちは5時間のテストが終えたのだ。

ふー。やっとおわったー。

よしよし。調子はそこそこだ。

日曜日には先生に会える。英語どうだったかな。そんな楽しみを持っていた。

✄--------------- キ リ ト リ ---------------✄

月曜。今日は国語数学英語が返ってくる。残りの授業は音楽美術体育だからーまあ3つか。

1時間目は国語だ。

教科担「よーし。テスト返すぞー。今回の平均点は71点だ。みんなよく頑張ったんじゃないか。」

教科担「神崎ー。今回も頑張ったじゃん。学年1位だよ。」

教科担はそう僕に言った。ほかのクラスメイトたちは 「おー!すげぇー!さすが神崎だな!」などそんな褒め言葉をくれた。

答案を見ているとかかれている数字は99とのっていた。

あー惜しかったなー。まさかの漢字ミスか。と少し気は沈んだけど学年1位その言葉がすごく嬉しかったんだ。前回は82点といつもより点数が落ちて内申を4にされた。だから国語中心に勉強しててよかった。


2時間目数学だ。

教科担「よーしテスト返し始めるよ。平均点はですね56点です。今回は少し問題が難しかったでしょう。難易度上げましたから。この程度の問題で60点ほどない人はこれから先厳しいでしょう。まだ時間はあります頑張りましょう。」

教科担「神崎さん。どうぞ。」

僕は不安だ。平均が56点とか低すぎでしょ。そう思いながらなかなか答案を見ることが出来なかった。

周りのクラスメイト達が次々友達と点数を見せ合いっこして、やった!と喜んでいる人もいればあーやばー。と言っている人多々いた。勇気をだして答案を見た。そこに載ってる数字は84だった。前97点だったのにな。そう残念に思ったがこのテストでこんなけとれたのか。と思い少しホットした。

3時間目英語。

僕はやった!先生の授業だ!そう喜びながらワクワクしていた。

あー。学校での髪の毛を整え後ろに流した髪の毛にスーツ姿。なんてカッコイイんだろ。やっぱ学校での先生も好きだなぁ。そう思いながら授業が始まった。

先生「よーし。みんな気になるだろうテストを返していくよー。平均点は54点だ。やっぱり範囲が多かったからか一つ一つの文法を覚えれていない人が多かったぞー。実テに向けてもしっかり復習するようにな。」

先生「神崎ー。」

先生はいつも聞きなれない神崎呼びでみんなに見えないようにウインクした。

スリル満点なのによくやれるな。そう思いながらテストをもらい半分嬉しさでいっぱいだった。
点数を見ると92点だ。あ、良かった。前の単元テスト76点で大幅に下がったから戻ってよかった。

先生にもとても褒められた。平均点10点も落ちたのにキープしたままな生徒は葵だけだよ。よく頑張ったな。そう言ってもらいとても嬉しかった。
先生だから・・・だよ。英語を頑張れているのは・・・
そう口にもれてしまっていたのか頭を撫で先生は「じゃーな。」と言いたがら遠ざかった。

明日は理科と社会。






葵の結果
国語99点数字84点英語92点
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