3 / 4
第一章
第二話 あなたはひとりじゃない
しおりを挟む
放課後、
「創留ー、かえろーー」
ゲーム機を大事そうに抱える千秋は家に帰って早くゲームがしたいと言わんばかりにいつも帰宅を催促してくるのだ。だけど、今日は大事な予定がある。
外せないほどの大事なものが。
「千秋、ごめんね!今日は予定があるから先帰ってて!」
冗談めかしく言った言葉に「おけ」と一言返事を返すとこの場を後にした。
別に義務では無い。ただ自分が挨拶したいだけ。
大事な、大切な母と。
毎週金曜日。教室からクラスメイトがいなくなったあと、僕は決まってベランダに出る。金曜日は飼育係の仕事でお花の水やりがあるからだ。
まぁ、ただのお花ではないのだけれど。
思いっきり窓を開けたその先にはそよ風に優しく身を任す『千日紅』(センニチコウ)の姿があった。
千日紅とは花の名前だ。いちごのようにまるく、ピンクと紫の間のような色でなんとも言わず可愛らしい花。別名『ストロベリー・フィールズ』と呼ばれるほどに、それはそれは華やかなもの。
僕は金曜日に決まってこの花に会いにいく。だってこの花は最愛なる母と僕を繋ぐバトンだから。
今は亡き、僕の大好きなお母さん。
僕は最期まで、自分という名の息子を愛した母を心から尊敬している。ほんとに、こころから。
僕自身今は辛いことばっかりだけど、この花と母を思い出すとなんでも良くなる。そんな素敵な力を持つ魅力的な花なんだ。会いに行きたくなる気持ちも分かるだろう。魅力的なのは見た目だけじゃない。
母が教えてくれた、千日紅の花言葉
『あなたはひとりじゃない』
「創留ー、かえろーー」
ゲーム機を大事そうに抱える千秋は家に帰って早くゲームがしたいと言わんばかりにいつも帰宅を催促してくるのだ。だけど、今日は大事な予定がある。
外せないほどの大事なものが。
「千秋、ごめんね!今日は予定があるから先帰ってて!」
冗談めかしく言った言葉に「おけ」と一言返事を返すとこの場を後にした。
別に義務では無い。ただ自分が挨拶したいだけ。
大事な、大切な母と。
毎週金曜日。教室からクラスメイトがいなくなったあと、僕は決まってベランダに出る。金曜日は飼育係の仕事でお花の水やりがあるからだ。
まぁ、ただのお花ではないのだけれど。
思いっきり窓を開けたその先にはそよ風に優しく身を任す『千日紅』(センニチコウ)の姿があった。
千日紅とは花の名前だ。いちごのようにまるく、ピンクと紫の間のような色でなんとも言わず可愛らしい花。別名『ストロベリー・フィールズ』と呼ばれるほどに、それはそれは華やかなもの。
僕は金曜日に決まってこの花に会いにいく。だってこの花は最愛なる母と僕を繋ぐバトンだから。
今は亡き、僕の大好きなお母さん。
僕は最期まで、自分という名の息子を愛した母を心から尊敬している。ほんとに、こころから。
僕自身今は辛いことばっかりだけど、この花と母を思い出すとなんでも良くなる。そんな素敵な力を持つ魅力的な花なんだ。会いに行きたくなる気持ちも分かるだろう。魅力的なのは見た目だけじゃない。
母が教えてくれた、千日紅の花言葉
『あなたはひとりじゃない』
0
あなたにおすすめの小説
推しのために自分磨きしていたら、いつの間にか婚約者!
木月月
BL
異世界転生したモブが、前世の推し(アプリゲームの攻略対象者)の幼馴染な側近候補に同担拒否されたので、ファンとして自分磨きしたら推しの婚約者にされる話。
この話は小説家になろうにも投稿しています。
虐げられた令息の第二の人生はスローライフ
りまり
BL
僕の生まれたこの世界は魔法があり魔物が出没する。
僕は由緒正しい公爵家に生まれながらも魔法の才能はなく剣術も全くダメで頭も下から数えたほうがいい方だと思う。
だから僕は家族にも公爵家の使用人にも馬鹿にされ食事もまともにもらえない。
救いだったのは僕を不憫に思った王妃様が僕を殿下の従者に指名してくれたことで、少しはまともな食事ができるようになった事だ。
お家に帰る事なくお城にいていいと言うので僕は頑張ってみたいです。
美澄の顔には抗えない。
米奏よぞら
BL
スパダリ美形攻め×流され面食い受け
高校時代に一目惚れした相手と勢いで付き合ったはいいものの、徐々に相手の熱が冷めていっていることに限界を感じた主人公のお話です。
※なろう、カクヨムでも掲載中です。
そばにいてほしい。
15
BL
僕の恋人には、幼馴染がいる。
そんな幼馴染が彼はよっぽど大切らしい。
──だけど、今日だけは僕のそばにいて欲しかった。
幼馴染を優先する攻め×口に出せない受け
安心してください、ハピエンです。
王様の恋
うりぼう
BL
「惚れ薬は手に入るか?」
突然王に言われた一言。
王は惚れ薬を使ってでも手に入れたい人間がいるらしい。
ずっと王を見つめてきた幼馴染の側近と王の話。
※エセ王国
※エセファンタジー
※惚れ薬
※異世界トリップ表現が少しあります
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる