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本編
文鳥と私1
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ハムスターの寿命が短い事もあり、私は長生きしてくれる可愛い生き物いないかなと知人に相談したわけだ。
文鳥が長生きするよ!と言われ桜文鳥をお迎えする事になった。
当時ハマっていたドリームキャスト版だっけな(?)のサカつくで活躍していたホン・ミョンボ選手から取った、みょんぼ。
うん愛らしいな……、だけどみょんちゃんは求愛ダンスを踊るけど求愛ソングは歌わなかった……。
「?? なんでみょんちゃん卵産んでんだ? まさかの雌か!!」
ぶっちゃけかなり衝撃の事実だった。
みょんちゃんは私が部屋でカプメン食べてれば横から奪い去る。スナック菓子を食べていようものなら、袋の中に入っていって美味しく食す子だった。
あと母の作る、鯛の頭で作った潮汁が大好物だった。
「いや……、みょんちゃん生臭いから……!」
私が彼女にそう訴えても、あの子にとっては香水のようなものらしく、日頃何回もしている水浴びを、彼女はしなくなる。
みょんちゃんは人の食べるものを食してたからか、人の言葉を理解しているようだった。
当時ハマっていた。サッカー観戦をしていて、応援していた柏レイソルが点を入れるとヤッター!!とばかりに部屋を一周飛んで良かったね?とでも言いたげに私の顔を覗き込んでくる可愛い子だ。
当時は同じマグカップでお茶をしていたため、私が入れた緑茶を映画を見つつ飲んでいた。
お茶なくなったけど、まいっか~!と放置してたら、みょんちゃんは飲みたかったらしい。ぼんやり様子を見ているとマグカップの周りを歩き回り背伸びしてお茶がないアピールをされた。
「ないよ~?」そう正直に伝えたら、何故か急須の周りをピョンピョンとフィンチらしく両足で飛びながら、急須の注ぎ口を覗く。
電気ポットに注ぎに行けばいいだけの話だけど、私はこの時も彼女に「無いよー」と伝えたわけだ。
様子を見ているとみょんちゃんはキッチンへと飛んでいき帰ってこない。
危ないかもだし……と仕方なく様子を見に行くとポットの上で、「お茶いれてくれるよね!?」と言うように待っていた。
え、電気ポットから急須、マグカップの工程は理解してるかもと思ったけど、工程の逆の順番も理解出来るのか……とかなり驚いた。
因みに、母がみょんちゃんの大好きなそうめんを茹でてあげると言って新聞に夢中になった事がある。
頑張って30分は待っていたのだけど、作る仕草もないから流石に頭にきたらしく、母の足の指を咬み始めた。
母は「何!?」と驚いていたけど、「そうめん作ってくれないから怒ってるのかも」と伝えると、「ああ…、ごめんね作るから待っていて」と伝えたら咬むのをやめた。
あの子は本当に言葉を理解していたと思う。
みょんちゃんの伝説は始まったばかりかもしれない…?
文鳥が長生きするよ!と言われ桜文鳥をお迎えする事になった。
当時ハマっていたドリームキャスト版だっけな(?)のサカつくで活躍していたホン・ミョンボ選手から取った、みょんぼ。
うん愛らしいな……、だけどみょんちゃんは求愛ダンスを踊るけど求愛ソングは歌わなかった……。
「?? なんでみょんちゃん卵産んでんだ? まさかの雌か!!」
ぶっちゃけかなり衝撃の事実だった。
みょんちゃんは私が部屋でカプメン食べてれば横から奪い去る。スナック菓子を食べていようものなら、袋の中に入っていって美味しく食す子だった。
あと母の作る、鯛の頭で作った潮汁が大好物だった。
「いや……、みょんちゃん生臭いから……!」
私が彼女にそう訴えても、あの子にとっては香水のようなものらしく、日頃何回もしている水浴びを、彼女はしなくなる。
みょんちゃんは人の食べるものを食してたからか、人の言葉を理解しているようだった。
当時ハマっていた。サッカー観戦をしていて、応援していた柏レイソルが点を入れるとヤッター!!とばかりに部屋を一周飛んで良かったね?とでも言いたげに私の顔を覗き込んでくる可愛い子だ。
当時は同じマグカップでお茶をしていたため、私が入れた緑茶を映画を見つつ飲んでいた。
お茶なくなったけど、まいっか~!と放置してたら、みょんちゃんは飲みたかったらしい。ぼんやり様子を見ているとマグカップの周りを歩き回り背伸びしてお茶がないアピールをされた。
「ないよ~?」そう正直に伝えたら、何故か急須の周りをピョンピョンとフィンチらしく両足で飛びながら、急須の注ぎ口を覗く。
電気ポットに注ぎに行けばいいだけの話だけど、私はこの時も彼女に「無いよー」と伝えたわけだ。
様子を見ているとみょんちゃんはキッチンへと飛んでいき帰ってこない。
危ないかもだし……と仕方なく様子を見に行くとポットの上で、「お茶いれてくれるよね!?」と言うように待っていた。
え、電気ポットから急須、マグカップの工程は理解してるかもと思ったけど、工程の逆の順番も理解出来るのか……とかなり驚いた。
因みに、母がみょんちゃんの大好きなそうめんを茹でてあげると言って新聞に夢中になった事がある。
頑張って30分は待っていたのだけど、作る仕草もないから流石に頭にきたらしく、母の足の指を咬み始めた。
母は「何!?」と驚いていたけど、「そうめん作ってくれないから怒ってるのかも」と伝えると、「ああ…、ごめんね作るから待っていて」と伝えたら咬むのをやめた。
あの子は本当に言葉を理解していたと思う。
みょんちゃんの伝説は始まったばかりかもしれない…?
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