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出遭い
2【改稿】
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無事にクロムは帰って来てくれた。嬉しくてつい思いのまま行動してしまつたけれど、私には前世の記憶があるのですもの! もっと大人らしくできるはず。 なのに、今の年齢に引きずられているような気がする。もっと気をつけないといけないかもしれない。
クロムを抱きしめて迎え入れる。たくさん撫でてあげた後に、クロムに持たせていたカバンを預かった。
『主お土産くれた子…、いっぱい収納出来る…カバン欲しいと言った。頼まれては…ないけどきっと喜ぶ…』
そんな事を言うクロム。その人のこと気に入ったのかな。そういう心の動きに嬉しくなる。
「そうなのね…。また作って見ましょうか」
そう言いカバンに入っていた、袋を開けてみる。 多くの牛のステーキ肉とブロック肉。ブロッコリーやじゃがいも、トマト、とうもろこしと言った食材だった。それにカレーのルゥ。
「うわぁ…、急に訪ねたのに、たくさんくださったのね。私も頑張ってカバンを作成しなくてはいけませんね…」
ステーキにローストビーフにサラダ、ポタージュスープもどきとか…。カレーライス…。
メニューを考えるだけでも、とても美味しそうな霜降り肉や、つけあわせにピッタリであろう野菜が、袋の中には色々と入っていた。
昨日のご飯は、クロムの作成と契約に夢中だったから、せっかくお料理を作ったのに、倒れてしまって食べられなかったので、頂いた食材は今晩のご飯にしよう。
昨日のお料理は、残すと私が悲しむだろうからと、きちんと食べてくれたらしい。みんなは私の事を、よくわかっているみたいだ、ありがたい。
やっぱり、ステーキの付け合せにお野菜。ローストビーフも外せないわよね。皮をよく洗ってから、付け合せのフライドポテトも作ったらいいかもしれない。
だけど、そんな事を考えていると、昨夜食事を抜いてしまった為か、お腹が空いたと主張を始めそうな気がする。
「ルカ…、あのね、お願いがあるのだけど…」
「わかっていますよ」
恐る恐る聞いてみると、フッと笑って、スコーンとお手製のクロテッドクリームを出してくる。ジャムもいくつかの種類が用意されている。
いつ準備したのか、淹れたての紅茶を出してくれる。私にとって、クロテッドクリームとジャムの組み合わせは至高のものだ。
もちろん、濃厚なクロテッドクリームだけをつけていただくのも、ジャム単品をつけていただくのも美味しい。
合わせた時絶妙に、風味が変わるのがとても好きだ。
ルカは、クロムにも魔力の結晶をお皿に入れて、足りなくなったであろう魔力を補給させてくれていた。
いつもながら、ルカが私の事をすごくわかってくれていて、何やら擽ったい気がする。
食事が終わったら、せっかく頂いた食材の下処理をしよう。
そして、みんなが喜んでくれる、そんなお料理を作れる様に頑張りたいな、そんな考え事をしながら、2個目のスコーンを手にするのだった。
クロムを抱きしめて迎え入れる。たくさん撫でてあげた後に、クロムに持たせていたカバンを預かった。
『主お土産くれた子…、いっぱい収納出来る…カバン欲しいと言った。頼まれては…ないけどきっと喜ぶ…』
そんな事を言うクロム。その人のこと気に入ったのかな。そういう心の動きに嬉しくなる。
「そうなのね…。また作って見ましょうか」
そう言いカバンに入っていた、袋を開けてみる。 多くの牛のステーキ肉とブロック肉。ブロッコリーやじゃがいも、トマト、とうもろこしと言った食材だった。それにカレーのルゥ。
「うわぁ…、急に訪ねたのに、たくさんくださったのね。私も頑張ってカバンを作成しなくてはいけませんね…」
ステーキにローストビーフにサラダ、ポタージュスープもどきとか…。カレーライス…。
メニューを考えるだけでも、とても美味しそうな霜降り肉や、つけあわせにピッタリであろう野菜が、袋の中には色々と入っていた。
昨日のご飯は、クロムの作成と契約に夢中だったから、せっかくお料理を作ったのに、倒れてしまって食べられなかったので、頂いた食材は今晩のご飯にしよう。
昨日のお料理は、残すと私が悲しむだろうからと、きちんと食べてくれたらしい。みんなは私の事を、よくわかっているみたいだ、ありがたい。
やっぱり、ステーキの付け合せにお野菜。ローストビーフも外せないわよね。皮をよく洗ってから、付け合せのフライドポテトも作ったらいいかもしれない。
だけど、そんな事を考えていると、昨夜食事を抜いてしまった為か、お腹が空いたと主張を始めそうな気がする。
「ルカ…、あのね、お願いがあるのだけど…」
「わかっていますよ」
恐る恐る聞いてみると、フッと笑って、スコーンとお手製のクロテッドクリームを出してくる。ジャムもいくつかの種類が用意されている。
いつ準備したのか、淹れたての紅茶を出してくれる。私にとって、クロテッドクリームとジャムの組み合わせは至高のものだ。
もちろん、濃厚なクロテッドクリームだけをつけていただくのも、ジャム単品をつけていただくのも美味しい。
合わせた時絶妙に、風味が変わるのがとても好きだ。
ルカは、クロムにも魔力の結晶をお皿に入れて、足りなくなったであろう魔力を補給させてくれていた。
いつもながら、ルカが私の事をすごくわかってくれていて、何やら擽ったい気がする。
食事が終わったら、せっかく頂いた食材の下処理をしよう。
そして、みんなが喜んでくれる、そんなお料理を作れる様に頑張りたいな、そんな考え事をしながら、2個目のスコーンを手にするのだった。
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