【本編完結】貴方のそばにずっと、いられたらのならばいいのに…。

皇ひびき

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本編

69(レイス視点)

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 ハクマイを口にし、父上や母上がこれを処分しそうになっていたのか…」と驚いていた。僕ももうする以外ないのかと思っていたし…。

 ハクマイの魅力を感じてもらえて嬉しかったのか、ご機嫌のレイ。無意識なのかロールパンにナイフを入れ、サラダからレタス、パンチェッタと半熟の目玉焼き。それにタルタルソースをかけて、簡易的なサンドイッチにすると、僕が見ているのに気がついたらしい。そして、「一口食べます?」というと、「ありがとう。嫉妬深いかもしれないのだけど……、父上や母上ならともかく。無意識でも…、こういう事を、他人にはして欲しくないんだ。だから、僕にも作って欲しいかな」

 そういうと僕は、お皿とパンをレイに寄せる。

「私もいつかここを出て、学園とか行かないといけないなら、直さないといけませんね……」

なにか考えたのか少ししょんぼり見えるレイ。

「その事なんだが…、レイが学園に行きたいなら申し訳ないのだが……、家庭教師で我慢してもらえないだろうか…?」

 パッと表情が明るくなりレイは言い募る。

「あの…、私この世界の常識とかマナーとか、詳しくないので自信がないのです。ここを出ないで済むなら、今はまだ出たくないです…」

 ここをいつかてなくてはいけないそう考えているのかと少し気が滅入る。

「恐らく、稲の件もパンを柔らかくする方法も、アロマオイルも画期的な事なんだが、そういう考えをく色々生み出すのがレイ、とわかれば狙われてしまう危険がある。ましてや王家など、ここ公爵家の力を我が物にしようと虎視眈々と狙っているんだよ」

「レイちゃんの意志関係なく、無理矢理婚姻を推し進める危険もあるの……。だから、レイスと婚姻を結んでから、外に出したいのよ……」

 レイシアの時には気づけなかったけど、レイを誰にも渡したくない。今後、ハクマイやセッケンといった新事業で、王家から横槍が入るのは目に見えている。
レイをお受けにも渡さない。そう僕らは覚悟を決めた。

「わかりました! 私も外に出る自信がまだないので、むしろ良かったです」

 レイがそう言うと、安心したように父上や母上も笑っていた。

「でも、娘がいるとわかったら、その時点で縁組とか組まれそうじゃないですか? 手っ取り早く……」

「やはりそう思うよな…。対外的に娘がいるのは、明かしてない。レイシアが生まれた時点で、金髪青い目の女性を見ると、擦り寄るアホ王子がいたからな」

 父上はクロスフォードの子守で、大変だった時期があるらしく発言が毒々しい。
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