【本編完結】私のキャビンへようこそ!

皇ひびき

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番外編

心機一転

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 私とシルは見た目を大幅に変えたけど、さすがゲームの世界というべきか街の人々は全く気にしてないみたい。

 シルや雨夏うかは現世の食事にはまったのか、食材集めやメイカー作りに以前より熱が入ってる様に見える。そんなおり、ミカサー料理のレシピを手にいれた。簡単だけど美味しいピーチジュースに、シルと雨夏うかははまったみたいで暇な時間に桃を落とすモンスターを倒しては冷蔵庫に溜め込んている。

 まだ他のフルーツはイチゴくらいしか作れてないので、いちごミルクを作って出してみたら好評だった。


 爽やかな酸味とまろやかなミルクの風味。トッピングが出来る様になっていた為、優しいはちみつの甘みを足した。うん美味しい。蒸し料理やオーブン料理、鍋料理を作った事がないので、必要なレベルが達してて、材料のあるプリンを人数分作って見る。

 それなりに美味しそうに出来たので、今のレベルにしては上出来だろう。

 シルと雨夏うかは、解放したばかりのエリアの鉱山に潜っているらしい。

 種メーカーが出来たら、トマトとかゲーム内でゲット出来るタイミングを待たなくても、キャビンで入手した野菜を使えないかとみんなで考えた結果、種メイカーが、必須なのだ。

 もうすぐ夏を迎えるにあたり、固定の季節のものをの植えられる畑を入手出来るのはずっと先だと思う。

 ならばこの時期のトマトやキュウリといった野菜は必要不可欠だと思う。

「本当はお米の苗とか、小麦の苗とかバシルも欲しいんだけど……。お茶の木とかね……」

「ただいま! って上手くすればキャビンで入手出来るんじゃない? お金は必要だろうけど……」

 私の独り言を聞いていたのか、ただいまのあとシルは会話に入って来る。

「お米とか大豆も作ってみたいから、種メイカーとか苗がもし出来たら何日かかるかで植えてみようか?」

 確かに、この世界に炊いたご飯はあるのだけど、米粉とかそういうものは、お米が出来てからしか作れない。

 お団子とかも食べたいし。早急に種メイカーと苗メイカーを作りたい。

「インゴットメイカーに銀鉱石を入れとくから、種メイカーをまずは作ろうね」

 そう言って、シルは牧場のロッジの扉から出ていった。

「苗メイカーは次のエリア開放しないと作れないっぽいね…。頑張らなきゃね、雨夏うか

『ワタシも釣りとか手伝えるといいのに……』

「そうだね~。九尾の狐とかだと人間に化けれそうなのに」

『そうなの? 練習したら出来るかな……』

「いつかなれるといいね」

 雨夏うかのモフモフの頭を撫でながら、そう言うと『頑張る~』という会話をしてシルの帰りを待つ。

 シルが帰ってくると、彼らに焼きプリンを出した。シルも雨夏うかの口にもあったみたいで、また作ることを約束して、その日はゆっくりと過ぎていった。
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