【改稿】私と君の秘密の箱庭。

皇ひびき

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出逢い 樹里視点

7★

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「そうだ小鳥さんたちに、ご飯あげようと思ってたんだった!粟とか入れる入れ物も探してくるね!粟以外を食べる子も来ちゃったね。どうしよう…。私が入れ物探してるうちに鳥さんたちに食べたいものを聞いておいてくれるかな??」

 そう言い私は、玄関に向かい置き配で届いていた荷物を室内に入れる。餌を入れる容器は……、丁度いい容器がないので、今回は紙皿で我慢してもらおうかな。そんなことを考えながら準備を進める。

 今度街に降りる時に、調度いい容器をついでに買ってこよう!そう心に決め、餌と紙皿を持って裏庭へと向かう。

 ★★★

樹里じゅりさん、ありがとうございます。あれ?そのパウダーもかけるのですか?」

 私の手元にあったベビーフォーミュラを見て、目を輝かせるせつくんと詩紋しもんちゃん。

「いや、だってそれかなりのご馳走だよね??とうもろこしのパウダーとかたくさん入ってて、それかかってるなら、食べあきた粟も美味しく食べれるよ??」

 そう言って、うっとりと頬を染める詩紋しもんちゃん。

 小鳥にとってのふりかけみたいなもの??そんなことを思いつつ、だったら粟の方が喜ぶのかしらと不意に思ってしまう。

「二人にはご飯作ろうと思ってたけど、粟食べたい??」

「悩ましいけど、樹里じゅりさんのご飯がいいです!昨日作ってくれたご飯も、すごく美味しかったですし」

 せつくんが嬉しそうに擦り寄ってくる。

 詩紋しもんちゃんも、キラキラと期待に満ちた視線を向けてくる。ご飯は一人で食べるより、みんなで食べるほうが美味しいし。決まりのようだ。

 粟をセットして、あと来てくれた鳥さん達のご飯も、せつくんに聞いてからあやかしの木で補充したもの、コーン等の実をこそぎ落とし器に入れる。これでみんなご飯食べれるかしら??

 ★★★

「じゃあ、私達もご飯作って食べようか?」

 あ、鶏肉足りないんだった……。そう思いあやかしの木を見ると立派なモモ肉が……。すごい…。

「ありがたいけど……、木にお肉がなってるのは少しシュールね……。知人に聞いたイノシシの血抜きとかが浮かぶわね……。私は見たことないけど」

 そんな事を呟きながら、お庭の水道で念入りに手を洗い、お肉を手に取りキッチンへと向かう。

 ★★★

 キッチンにつくと、お肉を一口サイズに切り、冷蔵庫に入れておいた生姜とにんにくを擦りおろす。
 醤油、グラニュー糖、みりん、料理酒を混ぜ合わせ下味をつける。なんとなく砂糖よりグラニュー糖の方が味が甘みがすっきりして感じるので、私は料理にもグラニュー糖を使う事が多い。

 チャック付きの袋に入れて、軽く揉み込んでから、味を染み込ませるために冷蔵庫で寝かせる。

 ★★★

「二人は何食べたいかな?」

「僕らはサラダ大好きですよ!ツナとかも!」

 ニコニコと答えるせつくんと、首が取れちゃうんじゃないかってくらい、コクコク頷く詩紋しもんちゃん。

「確か水菜ときゅうりはあったから……」

 献立を考えながら組み立てていく。
 ポン酢と水菜ときゅうりとトマトを、冷蔵庫から取り出し洗う。食べやすいサイズに切った野菜を盛り付け、ボールにツナとマヨネーズとごま油にポン酢を入れて味を見る。うん。これでいいかな??

 フライパンを火にかけ、いりごまを軽くあぶりなおす。この一手間だけで、香りがかなり良くなるから私は必ずあぶるのだ。

 熱々の胡麻をさっき作ったドレッシングに、サラサラと入れて混ぜ合わせる。いりごまはジュッと小気味いい音を立てながら、ドレッシングになじんでいく。完成したドレッシングをスプーンに取り、小さなお皿に乗せたお野菜にドレッシングをかけていく。お皿にそれらを小皿に取り分け、二人に味見を頼む。

「どうかな?」

「マヨネーズやツナを、こんな風に使ったのね…。こってりしてるのかと思うと、さっぱりしててすごい!こんなの初めて食べたけどすごく好き~」

 詩紋しもんちゃんは頬を染め、せつくんは嬉しそうに咀嚼を続けている。

 苦手そうなら市販のドレッシングか他のドレッシングをと思ったけど平気そう。好みが合うのは嬉しいな。

樹里じゅりさん!とても美味しいです!」

 美味しそうに食べる二人が可愛すぎて、お料理を張り切ってしまいそう。
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