【改稿】私と君の秘密の箱庭。

皇ひびき

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出逢い 樹里視点

8★

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「うーん。どうせ唐揚げするならポテトも揚げちゃおうか~!」

 そういうと、愛らしい子供達はキラキラと瞳を輝かせる。どう見ても文鳥やあやかしの様に、見えないから不思議だ。

「フライドポテト……、サクサクなの好き……」

 恥ずかしそうに詩紋しもんちゃんが言う。

 そうと決まれば…。味をなじませる時間に色々作っちゃおう。そういやなめこもお豆腐もあったから、八丁味噌でお味噌汁作ろうかな……。

「二人は八丁味噌のお味噌汁とかも食べれるかな?」

「「食べれますよ」」

 二人からほぼ同時に返事が返ってきた。

 ★★★

「じゃ、ちゃっちゃと作りますか~」

 お鍋にお水をはり、粉末のお出汁と昆布を入れ火にかける。なめこも軽く水洗いしてから、小皿に分けておく。おネギも入れたいな~。
 思いのままに、わけぎも細く切ってから、小皿に分けておいておく。

 じゃが芋も揚げるだけにするために、皮をむいて切ってから水につけておく。後で水気を切って揚げるのだ。

 お味噌汁のお出し沸騰しそうになってきたので、昆布を取り出し鰹節を入れる。
 ひと煮立ちしたらスープを濾して、鰹節を取り除く。お味噌を入れて更に濾す。

 この一手間で、お味噌汁の舌触りや味がマイルドになるので、来客時にはやっている事だったりする。
 お鍋にお味噌とお豆腐なめこを入れてまた火にかける。あとは味の調整だけ。

「うん。美味し♪」

 じゃあ、そろそろフライドポテトや唐揚げを揚げようかな。つい誰かに作る料理が楽しくてワクワクしてくる。そんな私を見て二人はぽかんとした顔で、こちらを見ている。

「ん?どうかした??」

「見たことない工程たくさんしてるし、すごく楽しそうに作ってるから、見惚れてました」

「うん、樹里じゅりさんとっても楽しそう」

「お料理してるのは楽しいの。誰かと一緒にいただくときは特にね。ふふ」

 ★★★

 揚げ物用のお鍋に油を入れて加熱をし、軽く小麦粉をまぶした鶏をお鍋に入れていく。それなりに焼き色がついたら、1分半くらい余熱で火を通す。その間に残りの鶏肉も同じように揚げていく。

 よし。そろそろかな~と、最初揚げた鶏肉をまた油の中に入れきれいな色合いになるまで揚げる。油をきりつつ、一つの鶏肉を包丁で切ってみるとちゃんと中まで火が通ってるね、うん。

 爪楊枝を2つだし、味見してみる?と二人に差し出すとふたりとも寄ってきてはくりと食べてくれる。

「「にんにくたっぷり美味し~~!」」

 この子達は本当に可愛いなぁ。お料理のしがいがあるもいうか。

「残りも揚げちゃうね。あ、お茶碗とお椀そこにあるから、軽く洗ってご飯ついでてくれるかな??サラダも冷蔵庫から出してくれるかな?」

「わかりました」

 せつくんがそういい、動いてくれる。

詩紋しもんもなにかお手伝いする!詩紋しもんは取皿お皿持ってくるね!」

「ありがとう、せつくん、詩紋しもんちゃん」

 そうして最後にフライドポテトを揚げ、お皿に盛り付けてケチャップを添えて完成だ。

 ★★★

「よし!出来たから食べましょう。お味噌汁のおネギは好みで入れてね?」

 そう言ってお椀に、お味噌汁をついでテーブルに置くと、ワクワクした子どもたちが待っている。

「「「いただきます!!」」」

 うん。お味噌汁も美味し……。

「こんなに美味しい物、初めて食べたよ?!」

 頬を染めながら詩紋しもんちゃんは言う。

「大げさだなぁ、でもありがとうね。喜んでもらえてすごく嬉しい」

「…僕、気になってたんですけど…。樹里じゅりさんのご飯って……、妖力の増加がすごいですね。傷残ってたのに、完全に治ったみたいです……」

「美味しいし、ずっと樹里じゅりさんのご飯食べて生きたい……」

 なんていう二人に、「このままうちに住む??1人じゃ淋しいし…」なんて冗談めかして話してみる。

「いいの?」

「いいんですか!?」

 なんて言いながら、嬉しそうな2人。  

 3人で暮らす日々も楽しそうだなと、ご飯を食べつつ思う私だった。
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