165 / 173
第5章 堕天使は聖教徒教会の
31話6Part 晴耕雨読⑥
しおりを挟む
「そ、それに関しては、隊長の私に責任があります故、どんな罰でも甘んじて受けまっ......「そうですねー、本来なら不敬罪で火炙りの刑にでも処して頂きたい所ですが......」
「っ、」
隊長はアズライールに向けて下げた頭を上げられず、言葉の続きを静かに待つ事しかできなかった。
「......大部分の責任は、自分の気の赴くままに勢いだけで彼らを葬ってしまった僕にあります。なので、気になさらなくて結構......いえ、寧ろ何かしらのお詫びをさせてもらいたいくらいです」
「......え?」
彼ら、そうアズライールに呼ばれたのは、アズライールの異才によって先程殺された騎兵達だ。
......いかに無礼を働いたとはいえ、一瞬で何の猶予も予告もなしに殺されてしまった彼らに対して、アズライールにも多少は感じるところがあったのだろう。
かなり遠回しながら謝罪の意を述べ、アズライールは未だに土下座している隊長と副隊長に向けて深々と頭を下げて、「命が金で買える訳ではない、というのは重々承知しているのですが......」とぼやきながら自身のウエストポーチを漁っている。
......そんな、アズライールの言動は、隊長達にとってはかなり衝撃的だった。
「な、なんで、そんな......」
「わっ、我々は、不敬な態度については不問......という、ことですか?」
「ええ、そういうことです。......今の貴方方の言動、態度も全てなかったことにしましょう。皇帝殿にも報告は致しません。これからも、何卒ご自愛専一になさって下さいな」
「「は、はい......?」」
訳はよく分からないが、とりあえず命拾いをした隊長と副隊長は、
「は、は、早くかっ、帰りましょう隊長!!」
「あ、そ、そうだな!!」
部下達の遺体の間を馬で器用に通ってから、森を突っ切って大慌てで南方地方騎士団の基地へと向かっていった。
「............あ、帰っちゃいましたか......」
丁度2人の姿が見えなくなった頃に、アズライールはウエストポーチから手を離して、ちらりと辺りを見回した。
周囲には騎士達の遺体とちらほら見える馬、遠くで膝を立てて座っている或斗が居るだけ。
風が少し吹きつけて砂塵が舞う中、アズライールはくるりと踵を返して、
「あすたろ~っ!!」
「うわっ、」
砂が入った目をくしくしと擦っていた或斗の方にすたたたた......と勢いよく走っていき、がばっ!!と抱きついた。
「あ、目擦っちゃだめですよ!!傷がついちゃいますから!!」
そして擦っていた手をばっと掴んで、そのまま顔から引き離す。
「別に、すぐ治るんだから関係なくないか......?」
それに軽くむっとした或斗が少し苛立ちながら言い返すも、
「だーめーでーすーっ!!一瞬でも傷がつくのが僕は解せないんですから!!」
どうでもよさげにまた手を目に持っていこうとする或斗をがくがくと揺らして喚くアズライールは、先程までの底の知れないどこかミステリアスで大人びた雰囲気とは打って変わって、子離れできなくて子の往く先々に現れてはウザがられる親のようだ。
そんなアズライールと或斗の元に、
「......ねえ、すぐ治るってどういうこと......?ってかあいつらほんとに死んだの......?」
色々腑に落ちてなさそうに頭上に疑問符を乱立させた聖火崎が、周囲の警戒も解いてアズライールに諸々を問い詰めるべく近づいてきていた。
......当たり前だが、聖火崎は"別に今更何かしらが来る気配もなさそう......"という最後に周囲を遠方まで確認した時の憶測と直感に則って、警戒態勢を解いていた。
「あー、ベルさん......ええ、彼らは死んでいますよ」
「それは分かってるけど......一応、ちょっと1人1人確認させてもらうわ」
「構いませんけど、面倒では?」
「別に急いでる用とかもないし、敵の能力の詳細を探るための手間なら無駄だろうが惜しまずにかけてなんぼよ。不幸付与の異才を使われて死んだとしても、何が直接的な原因になって死んだのかを調べておいて損はないでしょ」
「それなら聖火崎、俺も手伝おう」
「じゃあ、あっちをお願いするわね」
「分かった」
「あ、あすたろが行くなら僕も手伝います~♪」
......先刻、1万人いたとはいえ南方地方騎士団騎兵部隊の来訪を察知したように、魔力·神気抜きでの気配の察知もある程度は可能な聖火崎。
「......んー、やっぱり死因が分からないわ......」
「そうなんすよねー、センパイの異才って訳分かんないんすよねー」
「何?何かしらの不幸を付与されて死んだのなら、もしかしたら急性心不全とか知ってる現象が直接的な原因で死んでるかもと思ったんだけど......」
「センパイ曰く、死因は分からないそうっすよ」
「......見た感じ、特に外傷とか変に目が充血してたりとかもないし......って、え?」
臨戦態勢ではないにしろ、まだそこそこ気を張った状態で騎士達の遺体を確認していた聖火崎の後ろに、
「あ、どうもっす」
「......」
聖火崎(身長169cm)が普通に立った状態よりも2周りほど小さな、頭の上に垂れた犬の耳のようなものを携えた少年がちょこんと佇んで、聖火崎と同じように遺体を眺めていた。
「............NeutralGriff、の、誰......?」
最早驚くというよりただ唖然としたまま、とりあえず少年の着ている隊服がアズライールの物と同じだったのでNeutralGriffの隊員だろうと目星はつけつつ、聖火崎はぽろり、と少年にそう訊ねた。
「副代表、って言えばいいんすかね、センパイが代表なら。......オレは民間軍事組織NeutralGriff副代表の、ルース·ロヴァーグリーナっす」
「あ、ど、どうも......」
(......やばい、もしかしてこれ、NeutralGriffの全隊員来てるんじゃ......)
......敵兵に囲まれている。それも弱っちい雑兵などではなく、"6人で一国の軍をも壊滅させてしまう"と噂されるほど強いとされる、敵の精鋭部隊に。
大々的に宣戦布告した訳ではないが、皇国政府に命を狙われている立場の聖火崎にとっては、今すぐにでも逃げてしまいたいような状況。
少しずつ「じゃ、私はこれで......」とぼやきながらゆっくり急いでその場を離れようとしたが、
「あ、ルース!お前も来てたんだ~......ん、ベルさん、何処へ行くんです?急ぎの用はないと先程お聞きしましたが......」
「え、ああ、いや......向こうの死体も確認しようかなーと思って......あはは、そうよね、あっちのはもうあんた達が確認したんだものねー......」
アズライールが少年......ルースに気付いて近付いてきたので、聖火崎は慌てて足を止めて取り繕おうとしたが怪しさ全開の答弁となってしまった。
─────────────To Be Continued─────────────
「っ、」
隊長はアズライールに向けて下げた頭を上げられず、言葉の続きを静かに待つ事しかできなかった。
「......大部分の責任は、自分の気の赴くままに勢いだけで彼らを葬ってしまった僕にあります。なので、気になさらなくて結構......いえ、寧ろ何かしらのお詫びをさせてもらいたいくらいです」
「......え?」
彼ら、そうアズライールに呼ばれたのは、アズライールの異才によって先程殺された騎兵達だ。
......いかに無礼を働いたとはいえ、一瞬で何の猶予も予告もなしに殺されてしまった彼らに対して、アズライールにも多少は感じるところがあったのだろう。
かなり遠回しながら謝罪の意を述べ、アズライールは未だに土下座している隊長と副隊長に向けて深々と頭を下げて、「命が金で買える訳ではない、というのは重々承知しているのですが......」とぼやきながら自身のウエストポーチを漁っている。
......そんな、アズライールの言動は、隊長達にとってはかなり衝撃的だった。
「な、なんで、そんな......」
「わっ、我々は、不敬な態度については不問......という、ことですか?」
「ええ、そういうことです。......今の貴方方の言動、態度も全てなかったことにしましょう。皇帝殿にも報告は致しません。これからも、何卒ご自愛専一になさって下さいな」
「「は、はい......?」」
訳はよく分からないが、とりあえず命拾いをした隊長と副隊長は、
「は、は、早くかっ、帰りましょう隊長!!」
「あ、そ、そうだな!!」
部下達の遺体の間を馬で器用に通ってから、森を突っ切って大慌てで南方地方騎士団の基地へと向かっていった。
「............あ、帰っちゃいましたか......」
丁度2人の姿が見えなくなった頃に、アズライールはウエストポーチから手を離して、ちらりと辺りを見回した。
周囲には騎士達の遺体とちらほら見える馬、遠くで膝を立てて座っている或斗が居るだけ。
風が少し吹きつけて砂塵が舞う中、アズライールはくるりと踵を返して、
「あすたろ~っ!!」
「うわっ、」
砂が入った目をくしくしと擦っていた或斗の方にすたたたた......と勢いよく走っていき、がばっ!!と抱きついた。
「あ、目擦っちゃだめですよ!!傷がついちゃいますから!!」
そして擦っていた手をばっと掴んで、そのまま顔から引き離す。
「別に、すぐ治るんだから関係なくないか......?」
それに軽くむっとした或斗が少し苛立ちながら言い返すも、
「だーめーでーすーっ!!一瞬でも傷がつくのが僕は解せないんですから!!」
どうでもよさげにまた手を目に持っていこうとする或斗をがくがくと揺らして喚くアズライールは、先程までの底の知れないどこかミステリアスで大人びた雰囲気とは打って変わって、子離れできなくて子の往く先々に現れてはウザがられる親のようだ。
そんなアズライールと或斗の元に、
「......ねえ、すぐ治るってどういうこと......?ってかあいつらほんとに死んだの......?」
色々腑に落ちてなさそうに頭上に疑問符を乱立させた聖火崎が、周囲の警戒も解いてアズライールに諸々を問い詰めるべく近づいてきていた。
......当たり前だが、聖火崎は"別に今更何かしらが来る気配もなさそう......"という最後に周囲を遠方まで確認した時の憶測と直感に則って、警戒態勢を解いていた。
「あー、ベルさん......ええ、彼らは死んでいますよ」
「それは分かってるけど......一応、ちょっと1人1人確認させてもらうわ」
「構いませんけど、面倒では?」
「別に急いでる用とかもないし、敵の能力の詳細を探るための手間なら無駄だろうが惜しまずにかけてなんぼよ。不幸付与の異才を使われて死んだとしても、何が直接的な原因になって死んだのかを調べておいて損はないでしょ」
「それなら聖火崎、俺も手伝おう」
「じゃあ、あっちをお願いするわね」
「分かった」
「あ、あすたろが行くなら僕も手伝います~♪」
......先刻、1万人いたとはいえ南方地方騎士団騎兵部隊の来訪を察知したように、魔力·神気抜きでの気配の察知もある程度は可能な聖火崎。
「......んー、やっぱり死因が分からないわ......」
「そうなんすよねー、センパイの異才って訳分かんないんすよねー」
「何?何かしらの不幸を付与されて死んだのなら、もしかしたら急性心不全とか知ってる現象が直接的な原因で死んでるかもと思ったんだけど......」
「センパイ曰く、死因は分からないそうっすよ」
「......見た感じ、特に外傷とか変に目が充血してたりとかもないし......って、え?」
臨戦態勢ではないにしろ、まだそこそこ気を張った状態で騎士達の遺体を確認していた聖火崎の後ろに、
「あ、どうもっす」
「......」
聖火崎(身長169cm)が普通に立った状態よりも2周りほど小さな、頭の上に垂れた犬の耳のようなものを携えた少年がちょこんと佇んで、聖火崎と同じように遺体を眺めていた。
「............NeutralGriff、の、誰......?」
最早驚くというよりただ唖然としたまま、とりあえず少年の着ている隊服がアズライールの物と同じだったのでNeutralGriffの隊員だろうと目星はつけつつ、聖火崎はぽろり、と少年にそう訊ねた。
「副代表、って言えばいいんすかね、センパイが代表なら。......オレは民間軍事組織NeutralGriff副代表の、ルース·ロヴァーグリーナっす」
「あ、ど、どうも......」
(......やばい、もしかしてこれ、NeutralGriffの全隊員来てるんじゃ......)
......敵兵に囲まれている。それも弱っちい雑兵などではなく、"6人で一国の軍をも壊滅させてしまう"と噂されるほど強いとされる、敵の精鋭部隊に。
大々的に宣戦布告した訳ではないが、皇国政府に命を狙われている立場の聖火崎にとっては、今すぐにでも逃げてしまいたいような状況。
少しずつ「じゃ、私はこれで......」とぼやきながらゆっくり急いでその場を離れようとしたが、
「あ、ルース!お前も来てたんだ~......ん、ベルさん、何処へ行くんです?急ぎの用はないと先程お聞きしましたが......」
「え、ああ、いや......向こうの死体も確認しようかなーと思って......あはは、そうよね、あっちのはもうあんた達が確認したんだものねー......」
アズライールが少年......ルースに気付いて近付いてきたので、聖火崎は慌てて足を止めて取り繕おうとしたが怪しさ全開の答弁となってしまった。
─────────────To Be Continued─────────────
0
あなたにおすすめの小説
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
底辺から始まった俺の異世界冒険物語!
ちかっぱ雪比呂
ファンタジー
40歳の真島光流(ましまみつる)は、ある日突然、他数人とともに異世界に召喚された。
しかし、彼自身は勇者召喚に巻き込まれた一般人にすぎず、ステータスも低かったため、利用価値がないと判断され、追放されてしまう。
おまけに、道を歩いているとチンピラに身ぐるみを剥がされる始末。いきなり異世界で路頭に迷う彼だったが、路上生活をしているらしき男、シオンと出会ったことで、少しだけ道が開けた。
漁れる残飯、眠れる舗道、そして裏ギルドで受けられる雑用仕事など――生きていく方法を、教えてくれたのだ。
この世界では『ミーツ』と名乗ることにし、安い賃金ながらも洗濯などの雑用をこなしていくうちに、金が貯まり余裕も生まれてきた。その頃、ミーツは気付く。自分の使っている魔法が、非常識なほどチートなことに――
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
僕の異世界攻略〜神の修行でブラッシュアップ〜
リョウ
ファンタジー
僕は十年程闘病の末、あの世に。
そこで出会った神様に手違いで寿命が縮められたという説明をされ、地球で幸せな転生をする事になった…が何故か異世界転生してしまう。なんでだ?
幸い優しい両親と、兄と姉に囲まれ事なきを得たのだが、兄達が優秀で僕はいずれ家を出てかなきゃいけないみたい。そんな空気を読んだ僕は将来の為努力をしはじめるのだが……。
※画像はAI作成しました。
※現在毎日2話投稿。11時と19時にしております。
真祖竜に転生したけど、怠け者の世界最強種とか性に合わないんで、人間のふりして旅に出ます
難波一
ファンタジー
"『第18回ファンタジー小説大賞【奨励賞】受賞!』"
ブラック企業勤めのサラリーマン、橘隆也(たちばな・りゅうや)、28歳。
社畜生活に疲れ果て、ある日ついに階段から足を滑らせてあっさりゲームオーバー……
……と思いきや、目覚めたらなんと、伝説の存在・“真祖竜”として異世界に転生していた!?
ところがその竜社会、価値観がヤバすぎた。
「努力は未熟の証、夢は竜の尊厳を損なう」
「強者たるもの怠惰であれ」がスローガンの“七大怠惰戒律”を掲げる、まさかのぐうたら最強種族!
「何それ意味わかんない。強く生まれたからこそ、努力してもっと強くなるのが楽しいんじゃん。」
かくして、生まれながらにして世界最強クラスのポテンシャルを持つ幼竜・アルドラクスは、
竜社会の常識をぶっちぎりで踏み倒し、独学で魔法と技術を学び、人間の姿へと変身。
「世界を見たい。自分の力がどこまで通じるか、試してみたい——」
人間のふりをして旅に出た彼は、貴族の令嬢や竜の少女、巨大な犬といった仲間たちと出会い、
やがて“魔王”と呼ばれる世界級の脅威や、世界の秘密に巻き込まれていくことになる。
——これは、“怠惰が美徳”な最強種族に生まれてしまった元社畜が、
「自分らしく、全力で生きる」ことを選んだ物語。
世界を知り、仲間と出会い、規格外の強さで冒険と成長を繰り広げる、
最強幼竜の“成り上がり×異端×ほのぼの冒険ファンタジー”開幕!
※小説家になろう様にも掲載しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
田舎農家の俺、拾ったトカゲが『始祖竜』だった件〜女神がくれたスキル【絶対飼育】で育てたら、魔王がコスメ欲しさに竜王が胃薬借りに通い詰めだした
月神世一
ファンタジー
「くそっ、魔王はまたトカゲの抜け殻を美容液にしようとしてるし、女神は酒のつまみばかり要求してくる! 俺はただ静かに農業がしたいだけなのに!」
ブラック企業で過労死した日本人、カイト。
彼の願いはただ一つ、「誰にも邪魔されない静かな場所で農業をすること」。
女神ルチアナからチートスキル【絶対飼育】を貰い、異世界マンルシア大陸の辺境で念願の農場を開いたカイトだったが、ある日、庭から虹色の卵を発掘してしまう。
孵化したのは、可愛らしいトカゲ……ではなく、神話の時代に世界を滅亡させた『始祖竜』の幼体だった!
しかし、カイトはスキル【絶対飼育】のおかげで、その破壊神を「ポチ」と名付けたペットとして完璧に飼い慣らしてしまう。
ポチのくしゃみ一発で、敵の軍勢は老衰で塵に!?
ポチの抜け殻は、魔王が喉から手が出るほど欲しがる究極の美容成分に!?
世界を滅ぼすほどの力を持つポチと、その魔素を浴びて育った規格外の農作物を求め、理知的で美人の魔王、疲労困憊の竜王、いい加減な女神が次々にカイトの家に押しかけてくる!
「世界の管理者」すら手が出せない最強の農場主、カイト。
これは、世界の運命と、美味しい野菜と、ペットの散歩に追われる、史上最も騒がしいスローライフ物語である!
家ごと異世界転移〜異世界来ちゃったけど快適に暮らします〜
奥野細道
ファンタジー
都内の2LDKマンションで暮らす30代独身の会社員、田中健太はある夜突然家ごと広大な森と異世界の空が広がるファンタジー世界へと転移してしまう。
パニックに陥りながらも、彼は自身の平凡なマンションが異世界においてとんでもないチート能力を発揮することを発見する。冷蔵庫は地球上のあらゆる食材を無限に生成し、最高の鮮度を保つ「無限の食料庫」となり、リビングのテレビは異世界の情報をリアルタイムで受信・翻訳する「異世界情報端末」として機能。さらに、お風呂の湯はどんな傷も癒す「万能治癒の湯」となり、ベランダは瞬時に植物を成長させる「魔力活性化菜園」に。
健太はこれらの能力を駆使して、食料や情報を確保し、異世界の人たちを助けながら安全な拠点を築いていく。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる