バズれミステリーサークル 〜ミステリーサークルシリーズ〜

あたまんなか

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部室にて

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ーーガラッ

ようやく部室へと辿り着いたわたしは急いで扉を開け中へと入る

「遅かったな、神子《みこ》」

一番乗りだと思っていたが先客がいた
クールな声のその主は、

ミステリーサークルの副部長 峯岸《みねぎし》みすゞ だ

わたしと一緒にミステリーサークルを立ち上げた仲間であり、良き理解者であり、冷静な参謀であり、わたしへのツッコミ役でおり、頼れる存在であり… つまりミステリーサークルに無くてはならない人だ
もちろんわたしにとっても無くてはならない親友だ!
いつも冷静沈着なみすゞはなにも考えずに前進しちゃうわたしの手綱をいつも抑えていてくれる

「変なやつに捕まってたんよー… もう疲れるやつでさ、動画の再生数を増やしたいとか、バズりたいとか言っててさ、しまいにはわたしに一緒に動画に出ないか?だって言ってきたんよ…」

わたしが話す事の次第を顎に手を当て小さく頷きながら聞いていたみすゞは暫く考え込んだ様子をみせた

そして、少し間《ま》を開け…

「プッ… 神子《みこ》が『かわいい』だと…?』

えっ!? そこ!? 反応するとこそこっ!?

「ちょっとそこはいいだろー なんも間違ってないし!!」

みすゞの笑うところについ反応してしまう
なんも間違ってないし!!

「神子《みこ》… 鼻の穴! 鼻の穴!!」

うっ… わたしは両手で鼻を抑える
わたしは興奮すると鼻の穴がふくらんでしまう癖があった みすゞは面白がってわたしが興奮するといつの間にか真っ先に鼻に視線を送るようになっていた

「うっさい! 誰が興奮させてんだ!!」

いつものようにみすゞのツッコミにツッコミで返す
まぁそれだけみすゞとのつきあいも長いってことだ
二人して苦笑いが漏れる

「つまり、その男子は配信者ってことだな」

「配信者?」

「そう、配信動画で再生回数を稼いで小遣いを得ようだとか、あわよくばバズって一攫千金を狙ってるってところか… なんにしてもかかわらないのが一番かもね…」

みすゞの言葉に頷く… そんくらいわたしでもわかってます だから誘いにのらなかったんだしね

「いまどき高校生や、中学生、なんなら小学生までもが配信とかしてるんだよな」

みすゞは手元のスマートフォンを見ながら話す

「みすゞはそういうの見るの?」

何気なく聞いてみた質問に意外な答えが返ってきた

「うん、まあ見るよ とくに地元のネタはね 
サークルの研究材料とかの情報源になる時もある」

へぇ、そんなのは見ないと思ってたみすゞだったから意外だった リサーチは怠らないってことか…
さすが みすゞ!!と感心感心!!


ーー コンコンコンッ!!

突然のノックにみすゞと二人してビクッとなる

「あ、開いてます!! どうぞーー!!」

思わず裏返りそうになる声で応対していた


ーー ガラッ

扉が開くと、そこには さっきの配信者男子が立っていた…





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