SEXアイドル&DEATHプロデューサー

中原星道

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チャプター2 千本木しほり

4項 しほり、はしごする ~乱交セックス

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 ちょっとしたトラブルがありながらも、グラビア写真撮影は無事に終了。
 そして次に行われるのは、メインイベントでもある20人の観覧者相手のセックスだ。

 もう会場のボルテージは最高潮に達していて、彼らはこの時を今か今かと待ちわびていた。

 そして、彼らとワタシたちを隔てていたゲートがついに開かれる。

 まるで解き放たれた野獣のように、彼らはワタシの元へと群がって……。
 ワタシの元へと群がって……。
 群が……

「しほりさん、お願いします!」
「しほりさん、さっきの泳ぎすげぇカッコ良かったっスッ!」
「しほりさん!」
「しほりさん!」

 彼らの大半はしほりセンパイの方へと流れ、ワタシの元へとたった5人しか集まらなかった。

 まあ、それも当然といえば当然だ。
 あくまでもメインはしほりセンパイ。
 ワタシはバーターなのだ。
 ワタシはオマケ。刺身のツマなのだから……。

「さくらちゃん、お願いします!」
「刺身のツマですけどよろしいですか?」
「え?」

 ワタシの自虐に彼らは思わず首をかしげる。

 ワタシは1度かぶりを振って気を取り直し、

「ありがとうございます。最後まで楽しみましょう!」

 こんなワタシを選んでくれた彼らと向き合う。

 そして彼らはワタシを取り囲むようにして群がる。

「さくらちゃんの胸、柔らかくて気持ちイイよ」

 水着越しから胸を揉みしだかれる。

「ありがとうございます。しほりさんみたいに大きくはないけど、ホメられるとうれしいです」

 そしてビキニのブラがたくし上げられ、おっぱいがあらわになると、

「乳首もキレイな桜色してるよ」

 もう1人の男性がそう言ってワタシの乳首を舌でこねる。

「ひぁうんッ!」

 ビクンッと、快感が電流のように全身を駆け巡る。

「さくらちゃん。背面座位座りバックでしたいんだけど、いいかな?」

 ワタシの背後から、まるでプロレスラーのようなマッチョ体型の男性がたずねる。

「いいですよ」
「ホントに? よっしゃあ!」

 ワタシが了承すると彼は気合いの掛け声と共にワタシの両脚を持って抱え上げ、そのままの状態で座りこんだ。

「こんな格好、恥ずかしい……」

 完全に開脚した状態で彼の脚によってロックされ、水着をつけているとはいえワタシは1番恥ずかしい部分をみんなの前に大々的に晒されてしまう。

「じゃあ恥ずかしいところ、もっと見せつけてやろうぜ」

 彼はそう言って股間部を覆っている布を横にずらし、ワタシは膣とアナルまでもみんなの前に晒されてしまう。

「やだ、見られてる……」
 
 ワタシは思わず顔を手で覆う。

 ──プロデューサーさんも見てるのかな……?

 指の隙間から、プロデューサーさんがいる方を覗き見る。
 サングラス越しではあるけれど、彼はたしかにこちらを見ていた。
 こんな恥ずかしい姿を……。

 じゅく……

 その時、ワタシのアソコが潤いを帯びる。

 ──やっぱりワタシ、感じてるんだ。プロデューサーさんに見られて……。

 心なしか胸の鼓動も早まり、心地よい興奮が全身を包みこむ。

「さくらちゃん。アナル、挿入いれていい?」

 ワタシを背後から抱きかかえている男性が自身のモノを曝け出し、そうたずねてくる。

 ──お、大きい!

 それは恵まれた体格に違わない見事なイチモツで、すでにギンギンに勃起してワタシの股の前に反り立っていた。

「ゆっくり、優しく挿入いれてくださいね?」
「ああ、もちろんだよ」

 彼はそう言うと亀頭をワタシのアナルにあてがい、ゆっくりと時間をかけて少しずつ沈めてゆく。

 じゅっ! ズプッ!

 だんだんと、アナルから腸にかけて熱を感じてゆく。

「大丈夫? 痛くない?」

 彼は声をかけてくれる。

「はい、このペースなら……耐えられそうです」

 こんなに大きなモノをお腹の中に挿入いれるのは初めてで戸惑いもあったけど、少しずつ痛みが快楽へと変わってゆく。

 そして──

 じゅぷぷッッ!!

「根元まで入ったよ、さくらちゃん!」

 ついにワタシは彼の巨根のすべてを受け止めた。

「はい……熱いチ○ポが奥まで入ってます」
「動いて大丈夫?」
「はい。ゆっくりなら……」

 彼はコクリとうなずくと、ワタシの体ごと仰向けに寝そべる。
 そして開脚したままの状態でゆっくりと腰を律動させる。

「ああッ! 大きいのがワタシのお腹の中で動いてるぅッ!!」

 今までにない感覚に、ワタシは少しずつ溺れてゆく。

「さくらちゃん、おマ○コにも挿入いれるね?」

 勃起したペニスを手に、別の男性が問う。

「はい……挿入いれてください」

 ワタシは自ら陰唇を押し広げてそれを誘う。

 ズプゥッッッ!!

 膣内へと挿入されたペニスは、早々に奥深くまで沈んでゆく。

「あンッ! 入ってるぅ! 深くまで入っちゃってるぅぅッッ!!」

 膣内を──
 アナルを──

 ペニスが激しくノックする。

「うおお、アナル、すっげぇ締めつけてくるッ!!」
「さくらちゃんのおマ○コ、すっごく気持ちイイよぉぉ!!」
「はぁぁぁぁぁッッ!! スゴい……。2本のチ○ポがワタシの体内なかで擦れ合ってるのぉぉッッ!!!!」

 めくるめく快楽の渦にワタシの呑み込まれてゆく。

 その間に、先ほど胸を愛撫していた2人もペニスを剥き出しにし、ワタシのおっぱいにそれを擦りつける。

 残るもう1人の男性はペニスをワタシの口の前に差し出す。

「ん……れろれろ……じゅぷ……」

 ワタシはそのペニスの亀頭を舌で舐め回し、その後それを口に含んだ。

 口内を──
 おっぱいを──
 膣内を──
 アナルを──

 ワタシは同時に犯されていた。

 ──そういえば、しほりセンパイの方はどうなってるんだろう?

 10人以上を相手にどう立ち回るのか気になったワタシは、行為に興じながら横目で伺う。

 競泳水着の肩紐は胸の下まで下ろされ、股間部の布地は横にずらされている彼女は、2人をフェラチオで、1人をパイズリで、1人を騎乗位セックスで一斉に射精させ、ザーメンを全身に浴びているところだった。

「ああ……こんなにいっぱいかけられちゃったぁ……」

 恍惚の表情で、彼女は胸にこびりついたザーメンを指ですくってそれを口で飲み干す。

 ──もう4人イかせたの!?

 ワタシは驚いた。

 そして休む間もなく次の3人がしほりセンパイのおっぱいに群がる。

 彼女は1人のペニスを胸でサンドし、残りの2人はペニスを両胸に擦りつける。

 ──やっぱりみんなおっぱいが好きなのか……巨乳が好きなのか!?

 よくよく考えれば、巨乳がトレードマークのしほりセンパイのファンなんだから、巨乳好きなのは自明の理だ。

『私は《これだ》って思った。私のおっぱいにはそれだけの価値があるんだって』

 そう豪語するだけあって、しほりセンパイの巨乳はたしかに大きな武器だった。
 ワタシには無い、大きな大きなセールスポイント。

 ──ワタシのセールスポイントって、何だろ?

 ふと、そんなことを考えてしまう。

「さくらちゃん、もうそろそろ……イキそうだ!」
「オレも、もうガマンできそうもないよ!」

 ワタシを犯している男性たちが、そろそろ限界を迎えようとしている。

 「はい……イっちゃってください。ワタシの体を….みなさんのザーメンでいっぱい汚してください!」

 ワタシは言葉を皮切りに、彼らは残りの力を振り絞って必死にピストン運動を行う。

 そして──

「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉッッッ!!!!」

 どぴゅっ! どぴゅっ! どぴゅぴゅぴゅッッ!!

 彼らはありったけの精をワタシに向けて放つ。

「はあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッッ!!!!」

 ワタシは絶頂を迎えると同時に天を仰ぎ、恍惚の音色を奏でる。

 顔に──
 口内に──
 おっぱいに──
 膣内に──
 アナルに──
 全身に──

 白濁とした情熱の塊がワタシへと注ぎ込まれる。

 ワタシは、5人を同時にイかせることができた。

「ありがとう、さくらちゃん。すごく気持ち良かったよ」
「今度さくらちゃんの写真集とかCDとか出たら絶対買うからね!」
「さくらちゃんのこと、これから応援するからね!」

 みんなそう言ってワタシと握手をかわす。

「はい! ありがとうございますッ!!」

 ワタシはすごくうれしくて、涙が出そうなのを必死にこらえて彼らを笑顔で見送った。

「あ、あのぉ……」

 その時、3人の男性がワタシの元にやって来ると、おずおずとした様子で話しかけてくる。

「はい?」
「さくらちゃん……ボクたちもその……さくらちゃんとHしたいんだけど……いいかな?」

 実に申し訳無さそうな口調だった。
 彼らしほりセンパイとのHのために順番待ちしていて、そこからワタシのところに流れて来たみたい。
 
 最初はしほりセンパイ目当てだったのに、途中で乗り換えて来たことに後ろめたさを感じているのかも。

「もちろんですよ!」

 ワタシで了承すると、彼らはホッとした様子で微笑む。

 そして彼らはペニスを引き出すと、

「「「胸でしてくださいッッッ!!!」」」

 3人ハモってそう言うのだった。

 ──やっぱりおっぱいか~~~ッッ!!

 ワタシは引きつった笑みを浮かべながらも、小さな胸を寄せて上げてどうにかこうにか彼らの要求に応えてみせたのだった。



 ♢

「さくらちゃん、今日はホントにお疲れ様」

 帰りの車内で、しほりセンパイがワタシに労いの言葉をかける。

「しほりセンパイこそ、お疲れ様でした」

 ワタシはそう返すとすぐに、

「それと、しほりセンパイの方ばかりに相手をさせてしまってすみませんでした!」

 頭を下げて詫びる。

 結局、今日のイベントでワタシが相手をした男性の数が8人なのに対し、しほりセンパイは12人も対応してくれたのだ。

 やはりセンパイの貫禄というかテクニックというか、そういったものは今のワタシではまだまだ到底及ぶところではないみたい。

「あらあら、謝るのはこっちの方よ。ホントは私がもっと対応しなくちゃいけなかったのに、待たせすぎちゃったお客さんの相手までしてくれたんだもの」
「え? そんな、ワタシなんて.…」

 正直驚いた。
 12人を相手にするのだって大変なのに、しほりセンパイはもっと相手するつもりだったなんて。
 たしかに今回の褒賞は対応した男性の数だけいただけることにはなっているけど……。

「しほりさん。本当に駅前まででよろしいのですか?」

 その時、バックミラー越しにプロデューサーさんが問う。

「はい。後は私1人で行けますので、大丈夫です」
「……了解しました」

 そして会話は終了する。

「あの……しほりセンパイ、これからどこか行かれるんですか?」
「ええ。今日はもうひとつお仕事が入っているのよ」

 笑顔で答えるしほりセンパイ。

「え? これからですかッ!?」

 ワタシは驚きを禁じ得なかった。
 さっきのイベントだけでもかなりの体力を消耗したのに、彼女は別の場所でまた仕事に臨もうというのだから。

「大丈夫なんですか?」
「ええ。こう見えて私、体力には自信あるのよ」

 おどけて笑ってみせるしほりセンパイ。
 だけどワタシには、それがただの強がりに思えて仕方がなかった。

 そして車は駅前に停車し、しほりさんはそこで降りて駅の改札口へと消えて行った。

 その後、ワタシたちは軽いミーティングのために事務所へと戻る。

「……しほりさんは、ウチのタレントの中で1番の仕事量を誇るんです。今月だって、すでに10本以上の予定が入っています」
「そんなにですかッ!?」

 ワタシは思わず腰を浮かす。

 いくら体力に自信があったとしても、そんなに体を酷使してしまったら、体力だけじゃなく精神まで摩耗してしまう。

「もう少し仕事量を減らすように勧めてはいるのですが、ご本人がどうしてもやりたいと言うんです。俺たちはタレントの要望に応じて仕事を入れるので、それを受け入れざるを得ない……。困ったものですね」

 そう言ってプロデューサーさんは苦笑をもらす。

 ──どうして……。そこまでして仕事にこだわるんだろう?

 その日、ワタシは結局しほりセンパイのコトが気になってそればかり考えてしまうのだった。
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