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チャプター4 彩金キアラ
9項 キアラ、身悶える ~ノーマルセックス
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「おい、ここはどこだよ!? ウチをどうしようってんだよッ!?」
ギャル系の少女は目を覚ますや否や敵愾心をあらわに俺たちをキッと睨みつけ、怒鳴り散らす。
「やれやれ、ずいぶんと嫌われたものだな」
「まあ、いきなり知らない場所に拉致されればそうなりますよ」
俺と社長は、事務所のソファーで眠っていた少女を見下ろし苦笑する。
「アンタら、一体何なんだよ!?」
「それは前に答えたはずだがな。アタシが社長で彼がプロデューサーだ」
「はぁ? 意味わかんねーしッ!!」
「キミはもう少し落ち着きたまえ。質問にはちゃんと答えてやる」
社長はふぅ、とひとつため息をついてから話始めた。
「ここはセックスアイドルが所属している『SGIプロダクション』の事務所だ。そしてアタシはキミをスカウトするためにここまで連れて来た」
「スカウト? セックスアイドル??」
少女はソファーの上で胡座を欠き、キョトンとした面持ちで呆けていたが、
「アハハハハハッ! ウチがセックスアイドル? こりゃイイや!!」
そう言って哄笑する。
「おかしいかい?」
「ああ、おかしいね。セックスアイドルなんてエロをショービジネス化してる低俗な売女だろ? そんなモンにスカウトするなんて、『オマエはその程度の女』って言ってるようなモンじゃん。まともじゃないね」
少女は吐き捨てるように言った。
社長は冷笑と共に肩をすくめ、
「やれやれ、こういう考えの者がいるからセックスアイドルに対する偏見は無くならないのだろうな。ああ、嘆かわしい限りだ」
芝居じみた口調でそう告げる。
「偏見? 事実だろ?」
「いまだにそういう色眼鏡で見る者がいることは事実だ。しかし、キミは彼女たちがどんな思いでこの世界に足を踏み入れたのか知っているのか? 彼女たちの覚悟をキミは少しでも理解してそういう言葉を使っているのか?」
「そ、それは……」
射すくめるような社長の眼光と強めの語気に気圧され、少女は目を背ける。
「キミはその若さで裏社会に飛び込んだんだ。いろいろな事情があったことは想像に難くない。しかし、だからと言ってセックスアイドルを貶めるような発言は看過できないな」
「……チッ。余計なお世話だよ」
少女は気怠そうにそう言う。
「キミはクスリをやっているね?」
「ッ!!」
社長の言葉に、少女は驚嘆の面持ちで顔を上げる。
明確に答えはしなかったが、その反応が何よりの答えだった。
「アタシは裏社会には詳しいのでね。そういった類いの人間は五万と見てきたからわかるんだよ」
「アンタ、ホントに何モンなんだよ?」
社長はフッと笑みをもらすが、少女の問いに答えることは無かった。
「もしもクスリなんかよりもっとずっと気持ち良くなれるセックスがあるとしたらどうする?」
「クスリより気持ちイイ……?」
少女は明らかな好奇を秘めた瞳を社長へと向ける。
「ああ。興味あるかい?」
「な、そんなワケねぇじゃん! クスリやってんのは事実だけど、コージとのセックスだってそこまでの気持ち良さは感じなかったし!」
「図体がデカいだけの男のテクなんてたかが知れてるさ。そんな男よりもここにいるマサオミ。彼とのセックスはクスリなんかでは味わえない最高のエクスタシーを感じられるぞ」
突然社長に話を振られた俺は、やはりか、といった諦めのため息をもらす。
「……ほ、ホントかよ? ホントにそんなに気持ちイイのか?」
「やはり興味があるようだな。ならばひとつ賭けをしないか?」
「賭け?」
社長の言葉に、少女は首をかしげる。
「そう、賭けだ。もしもキミが彼とセックスをして1度でも彼を射精させることができたなら、アタシはキミの言うことを何でも聞いてやろう」
「何でもってホントかよ? 1億円よこせとか、アンタを性奴隷にするとか」
「構わん」
社長は何の躊躇いも無く断言した。
「ただし、彼をイかせることができずにキミが降参した場合、キミにはここでセックスアイドルとして働いてもらう。その条件でどうだい?」
「いいぜ、やってやろうじゃん。そこのオッさんを1度でもイかせりゃウチの勝ちなんだろ? 楽勝じゃん!」
少女は舌舐めずりをすると、跳ねるようにソファーから立ち上がる。
「と、言う訳だマサオミ。彼女を抱いてやってくれ」
「何が『と、言う訳だ』ですか。結局俺が都合のいいように使われてるだけじゃないですか……」
俺は憂鬱を禁じ得なかった。
「へん、コドモだと思ってナメてたんだろうけど、アタシのセックステクでイかなかった男はいないぜ?」
少女は何の躊躇いもなく服を脱ぎ捨て、黒いレースのランジェリーをまとったセクシーな姿をさらけ出し、挑発的な言葉を向ける。
「では、よろしくお願いします」
俺はそう言ってジャケットを脱ぎ捨て、スラックスとボクサーパンツを下ろした。
「へえ、結構立派じゃん。すぐにおっ勃起せてやるよ」
少女はそう言うと俺の目の前に膝をつき、まだ萎れている俺のペニスを手にしてその蠱惑的な唇でキスをすると、そのまま口の中に咥えた。
「じゅぼじゅぼ……じゅるるッ! れろれろ」
彼女はまるでキャンディーでも舐めているかのように、俺のペニスを愛おしそうにしゃぶる。
「じゅるじゅる……んむッ! じゅぷじゅぷ」
少しずつ律動を早め、吸引力に強弱をつけ、さまざまなフェラテクを駆使して愛撫を続ける。
しかし、俺のペニスはまだ反応しない。
「はぁはぁ……。これでも勃起ないなんて、アンタもしかしてその若さで機能不全?」
少女はいったんフェラチオを止め、恨めしそうな目で俺を見上げる。
「もう音を上げるのですか?」
「じょーだん! まだまだこれからだっての!!」
俺の挑発に彼女は不敵な笑みをもらし、背中に手を回してブラジャーを外す。
ぶるん、と豊かなバストがこぼれ落ちる。
彼女はその豊満なバストを自らの手で寄せ上げながら俺のペニスの挟みこみ、胸の谷間によだれを垂らしてそこを湿潤とさせると、バストを上下に動かす。
「どーよ、ウチのパイズリは。サイコーだろ? これですぐに勃起せてやるよ」
彼女はそう言って律動を早める。
たしかに彼女のバストは豊満だし、そのテクニックもなかなかのものだ。
しかし、しほりさんのパイズリの方が包容感があって気持ち良かったと、どうしても比較してしまうのだった。
「う、ウソだろ? これでも勃起ないのかよ……。アンタ、ホントにインポなんじゃないの?」
「失礼なこと言わないでください!」
俺は思わず叫んでしまう。
「じゃあ何で勃起ないんだよぉ! お願いだから反応してくれよぉぉぉッッ!!」
プライドを傷つけられた彼女は、思わず懇願するような叫びを上げる。
──おっ!?
刹那、まるで彼女の願いに応えるように俺のペニスはムクムクと反応を示すのだった。
「やった、勃起った!!」
彼女は歓喜の声を上げるとペニスを解放し、ソファーに手を置いて四つん這いの状態になり、
「ほら、今度はウチを気持ちよくさせてよ」
膣口に手を回してそこを自ら押し広げ、俺を挑発的に誘う。
これではムードもへったくれもない、ただの獣の行為だ。
俺はそう思ったが、そもそもこのような賭けを絡めたセックスにムードもへったくれも無い、と苦笑するのだった。
「それでは失礼します」
俺はひとこと告げると彼女の秘部に口づけ、舌を這わせる。
ぴちゃぴちゃ
「ああン! イイよぉ! ソコ、スゴく感じちゃうよぉぉッ!!」
彼女は嬌声を上げながら、自らのバストに手を回して揉みしだく。
俺は舌を膣口の中に押し入れながら、もう片方のバストに手を伸ばし、そこも愛撫する。
「はぁあッ! イイよぉ……もっとウチのこと気持ちよくさせてぇぇぇッ!!」
彼女の喘ぎは声量を増すと共に、膣内からは分泌液が滲み出す。
俺は膣内に指を挿入し、もう片方の手で彼女の乳首を弄り回す。
「うあぁ、もうダメぇ! ガマンできない……。お願い、おチ○ポ挿入てぇッッ!!」
彼女は恍惚とした面持ちでこちらに顔を向けて懇願する。
「わかりました」
俺は両手を彼女の腰に添え、湿り気を帯びた膣内にペニスを挿入する。
ズニュウッッッ!!!
まるで潤滑油でもまとっているかのようにペニスはスムーズに侵入し、すぐに最奥まで達する。
「ひゃあぁぁ、スゴいぃぃぃッ!! な、何コレぇ、気持ちよすぎておかしくなっちゃうよおぉぉぉぉぉッッ!!」
彼女は戸惑いを孕んだ嬌声を上げながら、その快感に身悶えていた。
パンッ! パンッ! パンッッ!!
腰を律動させてペニスを激しく打ちつけると、
「ヤダぁ、もうイっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!」
彼女は小刻み体を震わせる。
どうやら絶頂に達したようだ。
「ウソ……。何なの、この気持ちよさ。」
彼女は力尽きたようにソファーの上に体を預ける。
「もう降参ですか? 俺はまだイってませんが?」
「ま、まだに決まってんだろ! 絶対にイかせてやんよッ!!」
俺の挑発に彼女は再び体を起こす。
俺はそのまま律動を再開した。
スパンッ! スパンッ! スパンッッ!!
「ああン、スゴいぃぃぃッ! おチ○ポが奥の気持ちイイところをノックしてるのぉぉぉぉッ!!」
彼女は髪を振り乱しながら、狂ったように喘ぎ叫ぶ。
パチンッ! パチンッ! パチンッッ!!
体と体が激しくぶつかり合う淫猥な音が室内に響く。
「ヤダヤダ、さっきイったばっかなのに……またイっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!!」
刹那、彼女は再び痙攣したように体を震わせると同時に、
プシャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!
尿道から大量の潮を噴出させる。
「あ……ああ……」
すべての液体を出し切ると同時に、彼女は糸の切れた人形のようにソファーの上に完全に倒れ込む。
「どうです? まだ続けますか?」
「……こ、降参。ウチの……負け」
彼女はそう言い残すと、そのまま目を閉じてゆっくりと眠りに就いたのだった。
「よほど刺激的だったようだな、マサオミの子宮膣部性感帯攻めは」
「まあ、ずいぶん気を張ってたみたいですから緊張の糸が解けたのもあるんでしょうね」
俺たちは彼女の寝顔をみつめる。
そこにあったのは、年相応の可愛らしい少女の寝顔だった。
♢
目を覚ました少女は、約束どおりセックスアイドルとして「SGIプロダクション」で働くことを了承し、それまでと態度を一変させて俺たちに甘えてくるようになった。
彩金キアラと名乗ったそのギャル系の少女は筋金入りのH好きを武器に仕事を難なくこなし、ついには「SGIプロダクション」で1番のセールスを叩き出すと共にその年の最優秀新人賞を受賞したのだった。
今ではあのころの刺々しさはなく、明るくて気さくな優しい女の子になってくれた。
だけど、そのころの俺は彼女の過去にあった悲劇を──彼女の笑顔を曇らせるものをまだ知らずにいたのだった。
ギャル系の少女は目を覚ますや否や敵愾心をあらわに俺たちをキッと睨みつけ、怒鳴り散らす。
「やれやれ、ずいぶんと嫌われたものだな」
「まあ、いきなり知らない場所に拉致されればそうなりますよ」
俺と社長は、事務所のソファーで眠っていた少女を見下ろし苦笑する。
「アンタら、一体何なんだよ!?」
「それは前に答えたはずだがな。アタシが社長で彼がプロデューサーだ」
「はぁ? 意味わかんねーしッ!!」
「キミはもう少し落ち着きたまえ。質問にはちゃんと答えてやる」
社長はふぅ、とひとつため息をついてから話始めた。
「ここはセックスアイドルが所属している『SGIプロダクション』の事務所だ。そしてアタシはキミをスカウトするためにここまで連れて来た」
「スカウト? セックスアイドル??」
少女はソファーの上で胡座を欠き、キョトンとした面持ちで呆けていたが、
「アハハハハハッ! ウチがセックスアイドル? こりゃイイや!!」
そう言って哄笑する。
「おかしいかい?」
「ああ、おかしいね。セックスアイドルなんてエロをショービジネス化してる低俗な売女だろ? そんなモンにスカウトするなんて、『オマエはその程度の女』って言ってるようなモンじゃん。まともじゃないね」
少女は吐き捨てるように言った。
社長は冷笑と共に肩をすくめ、
「やれやれ、こういう考えの者がいるからセックスアイドルに対する偏見は無くならないのだろうな。ああ、嘆かわしい限りだ」
芝居じみた口調でそう告げる。
「偏見? 事実だろ?」
「いまだにそういう色眼鏡で見る者がいることは事実だ。しかし、キミは彼女たちがどんな思いでこの世界に足を踏み入れたのか知っているのか? 彼女たちの覚悟をキミは少しでも理解してそういう言葉を使っているのか?」
「そ、それは……」
射すくめるような社長の眼光と強めの語気に気圧され、少女は目を背ける。
「キミはその若さで裏社会に飛び込んだんだ。いろいろな事情があったことは想像に難くない。しかし、だからと言ってセックスアイドルを貶めるような発言は看過できないな」
「……チッ。余計なお世話だよ」
少女は気怠そうにそう言う。
「キミはクスリをやっているね?」
「ッ!!」
社長の言葉に、少女は驚嘆の面持ちで顔を上げる。
明確に答えはしなかったが、その反応が何よりの答えだった。
「アタシは裏社会には詳しいのでね。そういった類いの人間は五万と見てきたからわかるんだよ」
「アンタ、ホントに何モンなんだよ?」
社長はフッと笑みをもらすが、少女の問いに答えることは無かった。
「もしもクスリなんかよりもっとずっと気持ち良くなれるセックスがあるとしたらどうする?」
「クスリより気持ちイイ……?」
少女は明らかな好奇を秘めた瞳を社長へと向ける。
「ああ。興味あるかい?」
「な、そんなワケねぇじゃん! クスリやってんのは事実だけど、コージとのセックスだってそこまでの気持ち良さは感じなかったし!」
「図体がデカいだけの男のテクなんてたかが知れてるさ。そんな男よりもここにいるマサオミ。彼とのセックスはクスリなんかでは味わえない最高のエクスタシーを感じられるぞ」
突然社長に話を振られた俺は、やはりか、といった諦めのため息をもらす。
「……ほ、ホントかよ? ホントにそんなに気持ちイイのか?」
「やはり興味があるようだな。ならばひとつ賭けをしないか?」
「賭け?」
社長の言葉に、少女は首をかしげる。
「そう、賭けだ。もしもキミが彼とセックスをして1度でも彼を射精させることができたなら、アタシはキミの言うことを何でも聞いてやろう」
「何でもってホントかよ? 1億円よこせとか、アンタを性奴隷にするとか」
「構わん」
社長は何の躊躇いも無く断言した。
「ただし、彼をイかせることができずにキミが降参した場合、キミにはここでセックスアイドルとして働いてもらう。その条件でどうだい?」
「いいぜ、やってやろうじゃん。そこのオッさんを1度でもイかせりゃウチの勝ちなんだろ? 楽勝じゃん!」
少女は舌舐めずりをすると、跳ねるようにソファーから立ち上がる。
「と、言う訳だマサオミ。彼女を抱いてやってくれ」
「何が『と、言う訳だ』ですか。結局俺が都合のいいように使われてるだけじゃないですか……」
俺は憂鬱を禁じ得なかった。
「へん、コドモだと思ってナメてたんだろうけど、アタシのセックステクでイかなかった男はいないぜ?」
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「では、よろしくお願いします」
俺はそう言ってジャケットを脱ぎ捨て、スラックスとボクサーパンツを下ろした。
「へえ、結構立派じゃん。すぐにおっ勃起せてやるよ」
少女はそう言うと俺の目の前に膝をつき、まだ萎れている俺のペニスを手にしてその蠱惑的な唇でキスをすると、そのまま口の中に咥えた。
「じゅぼじゅぼ……じゅるるッ! れろれろ」
彼女はまるでキャンディーでも舐めているかのように、俺のペニスを愛おしそうにしゃぶる。
「じゅるじゅる……んむッ! じゅぷじゅぷ」
少しずつ律動を早め、吸引力に強弱をつけ、さまざまなフェラテクを駆使して愛撫を続ける。
しかし、俺のペニスはまだ反応しない。
「はぁはぁ……。これでも勃起ないなんて、アンタもしかしてその若さで機能不全?」
少女はいったんフェラチオを止め、恨めしそうな目で俺を見上げる。
「もう音を上げるのですか?」
「じょーだん! まだまだこれからだっての!!」
俺の挑発に彼女は不敵な笑みをもらし、背中に手を回してブラジャーを外す。
ぶるん、と豊かなバストがこぼれ落ちる。
彼女はその豊満なバストを自らの手で寄せ上げながら俺のペニスの挟みこみ、胸の谷間によだれを垂らしてそこを湿潤とさせると、バストを上下に動かす。
「どーよ、ウチのパイズリは。サイコーだろ? これですぐに勃起せてやるよ」
彼女はそう言って律動を早める。
たしかに彼女のバストは豊満だし、そのテクニックもなかなかのものだ。
しかし、しほりさんのパイズリの方が包容感があって気持ち良かったと、どうしても比較してしまうのだった。
「う、ウソだろ? これでも勃起ないのかよ……。アンタ、ホントにインポなんじゃないの?」
「失礼なこと言わないでください!」
俺は思わず叫んでしまう。
「じゃあ何で勃起ないんだよぉ! お願いだから反応してくれよぉぉぉッッ!!」
プライドを傷つけられた彼女は、思わず懇願するような叫びを上げる。
──おっ!?
刹那、まるで彼女の願いに応えるように俺のペニスはムクムクと反応を示すのだった。
「やった、勃起った!!」
彼女は歓喜の声を上げるとペニスを解放し、ソファーに手を置いて四つん這いの状態になり、
「ほら、今度はウチを気持ちよくさせてよ」
膣口に手を回してそこを自ら押し広げ、俺を挑発的に誘う。
これではムードもへったくれもない、ただの獣の行為だ。
俺はそう思ったが、そもそもこのような賭けを絡めたセックスにムードもへったくれも無い、と苦笑するのだった。
「それでは失礼します」
俺はひとこと告げると彼女の秘部に口づけ、舌を這わせる。
ぴちゃぴちゃ
「ああン! イイよぉ! ソコ、スゴく感じちゃうよぉぉッ!!」
彼女は嬌声を上げながら、自らのバストに手を回して揉みしだく。
俺は舌を膣口の中に押し入れながら、もう片方のバストに手を伸ばし、そこも愛撫する。
「はぁあッ! イイよぉ……もっとウチのこと気持ちよくさせてぇぇぇッ!!」
彼女の喘ぎは声量を増すと共に、膣内からは分泌液が滲み出す。
俺は膣内に指を挿入し、もう片方の手で彼女の乳首を弄り回す。
「うあぁ、もうダメぇ! ガマンできない……。お願い、おチ○ポ挿入てぇッッ!!」
彼女は恍惚とした面持ちでこちらに顔を向けて懇願する。
「わかりました」
俺は両手を彼女の腰に添え、湿り気を帯びた膣内にペニスを挿入する。
ズニュウッッッ!!!
まるで潤滑油でもまとっているかのようにペニスはスムーズに侵入し、すぐに最奥まで達する。
「ひゃあぁぁ、スゴいぃぃぃッ!! な、何コレぇ、気持ちよすぎておかしくなっちゃうよおぉぉぉぉぉッッ!!」
彼女は戸惑いを孕んだ嬌声を上げながら、その快感に身悶えていた。
パンッ! パンッ! パンッッ!!
腰を律動させてペニスを激しく打ちつけると、
「ヤダぁ、もうイっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅぅッッ!!!」
彼女は小刻み体を震わせる。
どうやら絶頂に達したようだ。
「ウソ……。何なの、この気持ちよさ。」
彼女は力尽きたようにソファーの上に体を預ける。
「もう降参ですか? 俺はまだイってませんが?」
「ま、まだに決まってんだろ! 絶対にイかせてやんよッ!!」
俺の挑発に彼女は再び体を起こす。
俺はそのまま律動を再開した。
スパンッ! スパンッ! スパンッッ!!
「ああン、スゴいぃぃぃッ! おチ○ポが奥の気持ちイイところをノックしてるのぉぉぉぉッ!!」
彼女は髪を振り乱しながら、狂ったように喘ぎ叫ぶ。
パチンッ! パチンッ! パチンッッ!!
体と体が激しくぶつかり合う淫猥な音が室内に響く。
「ヤダヤダ、さっきイったばっかなのに……またイっちゃうぅぅぅぅぅぅぅぅッッッ!!!!」
刹那、彼女は再び痙攣したように体を震わせると同時に、
プシャアぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁッッ!!!!
尿道から大量の潮を噴出させる。
「あ……ああ……」
すべての液体を出し切ると同時に、彼女は糸の切れた人形のようにソファーの上に完全に倒れ込む。
「どうです? まだ続けますか?」
「……こ、降参。ウチの……負け」
彼女はそう言い残すと、そのまま目を閉じてゆっくりと眠りに就いたのだった。
「よほど刺激的だったようだな、マサオミの子宮膣部性感帯攻めは」
「まあ、ずいぶん気を張ってたみたいですから緊張の糸が解けたのもあるんでしょうね」
俺たちは彼女の寝顔をみつめる。
そこにあったのは、年相応の可愛らしい少女の寝顔だった。
♢
目を覚ました少女は、約束どおりセックスアイドルとして「SGIプロダクション」で働くことを了承し、それまでと態度を一変させて俺たちに甘えてくるようになった。
彩金キアラと名乗ったそのギャル系の少女は筋金入りのH好きを武器に仕事を難なくこなし、ついには「SGIプロダクション」で1番のセールスを叩き出すと共にその年の最優秀新人賞を受賞したのだった。
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