2 / 4
幸せな時間
しおりを挟む
私の驚きと焦りが収まらない中、風呂上りの雪は言った
「お礼と別れ話があるけど、どっちから聞きたい?」
「お礼の方だけど、別れ話があるって聞いてないよ?!」
「別れ話は言いたくないから、言わなかった」
「まぁいいや。お礼聞かせて」
結衣は別れ話と聞いてショックを受けているように
見えたがすぐ笑って、『お礼の方聞かせて聞かせて』
と迫ってきた。雪は気付いていた。本当はショックなんだと
-----
「お礼だが、ありがとうって言いたい訳じゃない。ストレートに言うと、大好きって言いたいんだ」
「ん?!だいすきってお礼じゃないし?!どういうこと?これって...告白?」
「告白ですね...」
「なんで敬語になったの?!?」
「あぁすまんつい敬語になった...もう結衣も気付いてると思うけど俺は結衣が大好きなんだ。犬じゃなかったら結婚したいとも思っている。」
「私も雪の事大好きだよ?!白い毛でモフモフしてて気持ち良いし可愛いから!」
「ほんと?!ありがとう結衣」
「こちらこそありがとう雪」
雪の笑った顔はとても幼く、可愛く見えた
雪の笑い声につられて私も笑った
....笑ったはずなのに、私の目から涙がこぼれた
「なに泣いてんだ?」
「嬉し泣きだよ。結婚したいって言ってくれたから嬉しくって」
「捨て犬だった俺を可愛がって、沢山愛情を注いでくれたから大好きなんだよ。結婚したいに決まってるだろ」
「なんか照れるなぁ」
「よしよし(頭を撫でる)泣くほど嬉しいってどの位嬉しいんだ?!」
「んーと、こんくらーい!」
結衣は手で大きな丸を描いた
それは見た事もなく大きな丸だった
雪は思った、この時間がいつまでも続けばいいのにと
それは無理なんだ。
不可能なんだと自問自答して少し寂しくなった
結衣を見ると、ニコニコ笑っていた
幸せそうだったし嬉しそうだった
-----
「俺にはもう時間が無い」
雪はそう言うとその場に倒れ込んだ
「お礼と別れ話があるけど、どっちから聞きたい?」
「お礼の方だけど、別れ話があるって聞いてないよ?!」
「別れ話は言いたくないから、言わなかった」
「まぁいいや。お礼聞かせて」
結衣は別れ話と聞いてショックを受けているように
見えたがすぐ笑って、『お礼の方聞かせて聞かせて』
と迫ってきた。雪は気付いていた。本当はショックなんだと
-----
「お礼だが、ありがとうって言いたい訳じゃない。ストレートに言うと、大好きって言いたいんだ」
「ん?!だいすきってお礼じゃないし?!どういうこと?これって...告白?」
「告白ですね...」
「なんで敬語になったの?!?」
「あぁすまんつい敬語になった...もう結衣も気付いてると思うけど俺は結衣が大好きなんだ。犬じゃなかったら結婚したいとも思っている。」
「私も雪の事大好きだよ?!白い毛でモフモフしてて気持ち良いし可愛いから!」
「ほんと?!ありがとう結衣」
「こちらこそありがとう雪」
雪の笑った顔はとても幼く、可愛く見えた
雪の笑い声につられて私も笑った
....笑ったはずなのに、私の目から涙がこぼれた
「なに泣いてんだ?」
「嬉し泣きだよ。結婚したいって言ってくれたから嬉しくって」
「捨て犬だった俺を可愛がって、沢山愛情を注いでくれたから大好きなんだよ。結婚したいに決まってるだろ」
「なんか照れるなぁ」
「よしよし(頭を撫でる)泣くほど嬉しいってどの位嬉しいんだ?!」
「んーと、こんくらーい!」
結衣は手で大きな丸を描いた
それは見た事もなく大きな丸だった
雪は思った、この時間がいつまでも続けばいいのにと
それは無理なんだ。
不可能なんだと自問自答して少し寂しくなった
結衣を見ると、ニコニコ笑っていた
幸せそうだったし嬉しそうだった
-----
「俺にはもう時間が無い」
雪はそう言うとその場に倒れ込んだ
0
あなたにおすすめの小説
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
大丈夫のその先は…
水姫
恋愛
実来はシングルマザーの母が再婚すると聞いた。母が嬉しそうにしているのを見るとこれまで苦労かけた分幸せになって欲しいと思う。
新しくできた父はよりにもよって医者だった。新しくできた兄たちも同様で…。
バレないように、バレないように。
「大丈夫だよ」
すいません。ゆっくりお待ち下さい。m(_ _)m
敗戦国の姫は、敵国将軍に掠奪される
clayclay
恋愛
架空の国アルバ国は、ブリタニア国に侵略され、国は壊滅状態となる。
状況を打破するため、アルバ国王は娘のソフィアに、ブリタニア国使者への「接待」を命じたが……。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる