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○○
少女の過去2
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あの事故から一ヶ月が経った。
時々、お母さんと事故の事を話すが、なにか入れ違っている。
私が1人で散歩していた、とか。
お母さんは何を言っているのだろう?
今日で入院最後の日だ。
おかしいな。
お見舞いなんて誰も、何も来なかった。
久々の制服。久々の学校。
楽しみでしょうがない。
車椅子なのは、あまり好きではないが、○○に会えるならいい。
一応義足を買った。
リハビリも何回かして、近い距離なら歩けるようになった。
でも車椅子の方が何倍も早い。
私は胸を踊らせ、車椅子を早めた。
「お、おはよう...」
久々の学校はあまり変わって居なかった。すると、8人くらいの女子と話してる○○が居た。
「...○○...!久しぶり!」
泣きそうになるのをこらえ、私は義足で○○の元へ駆け寄ろうとした。
するとグラッと、バランスをなくしてしまい、転んでしまった。
「へへ...、転んじゃった...。」
ゲシッ
ゲシッ...?何故だろう、腕を立て起き上がろうとするのに立ち上がれない。
?背中に何かあるように感じる
「あれぇー?希幸ちゃん、起き上がらないのー?」
「ちょっとー。いじめちゃ駄目でしょ?まだ治ってないんだからぁ。」
「ちょっと○○ー。足どけてあげなよー。希幸ちゃん頑張ってるよー?」
女子グループの笑い声が聞こえる。
何、この会話。頭痛がしてきた。
さっき嫌な話が聞こえた気がする。
「...誰が、何を...してるの?」
さっき聞こえた話が理解出来ない。
○○が何だって?
分からない分からない
頭が痛いよ、助けてよ○○...
「おかしいなぁ?聞こえるように言ったのにぃ。」
「マジ笑える。耳遠すぎでしょ?
ババァじゃん。」
ゲシッ
背中にのっかっているものが重みを増してく。痛い...動けない...
「...けて」
「は?なに?」
「...助けて...○○...痛いよ...」
「は?まだ○○の事信じてんの?
ホント笑えるんだけど。
あんたの背中にのってる足、○○のなのに。」
嫌だ。嫌だよ。
信じたくない。何で?何でこんな...。
「違う...!○○はこんな事しない!
優しくて、可愛い!...私の友達で親友だもん!」
頭に障る笑い声。
もうやめて、こんな事...
すると背中にかかっていた重みから解放された。すぐに○○の方を見た。
「...○○!!」
「...」
「...何か言ってよ...!」
いつのまにか顔には大量の涙が溢れていた。まだこんな瞬間でも○○を信じていた。信じていたかった。
私の一筋の光はすぐに、闇へと変わった。
「...死んだかと思った。死ねばいいと思った。正直、お前ウザイし。
だから事故が起こった時、ラッキーと思ったんだよねぇ。」
「...!?何で...!私は○○の事を庇ったのに!」
「知らねーよ。お前が勝手にやっただけだろーが。」
「...酷い、酷いよ...。ずっと信じてたのに...!!」
「私だって、お前の事信じてたよ?
でも話してるうちにウザクなってきたし。最後にはお前なにしたと思う?」
「...?わ、分かんないよ...」
「...ふざけんなよ、テメェ。
一年前からずっと言ってきたじゃねぇか!!!アイツの事好きだって言ったのに。...言ったのに...!!
アイツはお前を選んだ。
...ねぇ、まだ分かんない?」
そういえば、入院前に誰か私に告白してくれた。○○の好きな人だったから、適当に言い訳して断ったはず。
「で、でも断ったよ…?」
「関係ないわよ、そんなの。
その時点でもう近寄りたくないって思った。あの時遊びに誘ったのはこれで最後にしようと思ったから。
一ヶ月お前が居なくて、楽しかったよ?ねぇ、皆?」
皆頷いたり、笑ったり...
反論する人は誰もいなかった。
「って事で、お前もうこの学校に来ないでくれる?
皆からするとただの邪魔なんだし、いても意味無いんだよね。」
私は車椅子を置いたまま、ただただ走った。涙で前が見えなかった。
義足だったので、何回も転けた。
義足の包帯に、血が滲んでいた。
痛くはない。何も感じなかった。ただもう、がむしゃらに家へ走るしか無かったのだ。
時々、お母さんと事故の事を話すが、なにか入れ違っている。
私が1人で散歩していた、とか。
お母さんは何を言っているのだろう?
今日で入院最後の日だ。
おかしいな。
お見舞いなんて誰も、何も来なかった。
久々の制服。久々の学校。
楽しみでしょうがない。
車椅子なのは、あまり好きではないが、○○に会えるならいい。
一応義足を買った。
リハビリも何回かして、近い距離なら歩けるようになった。
でも車椅子の方が何倍も早い。
私は胸を踊らせ、車椅子を早めた。
「お、おはよう...」
久々の学校はあまり変わって居なかった。すると、8人くらいの女子と話してる○○が居た。
「...○○...!久しぶり!」
泣きそうになるのをこらえ、私は義足で○○の元へ駆け寄ろうとした。
するとグラッと、バランスをなくしてしまい、転んでしまった。
「へへ...、転んじゃった...。」
ゲシッ
ゲシッ...?何故だろう、腕を立て起き上がろうとするのに立ち上がれない。
?背中に何かあるように感じる
「あれぇー?希幸ちゃん、起き上がらないのー?」
「ちょっとー。いじめちゃ駄目でしょ?まだ治ってないんだからぁ。」
「ちょっと○○ー。足どけてあげなよー。希幸ちゃん頑張ってるよー?」
女子グループの笑い声が聞こえる。
何、この会話。頭痛がしてきた。
さっき嫌な話が聞こえた気がする。
「...誰が、何を...してるの?」
さっき聞こえた話が理解出来ない。
○○が何だって?
分からない分からない
頭が痛いよ、助けてよ○○...
「おかしいなぁ?聞こえるように言ったのにぃ。」
「マジ笑える。耳遠すぎでしょ?
ババァじゃん。」
ゲシッ
背中にのっかっているものが重みを増してく。痛い...動けない...
「...けて」
「は?なに?」
「...助けて...○○...痛いよ...」
「は?まだ○○の事信じてんの?
ホント笑えるんだけど。
あんたの背中にのってる足、○○のなのに。」
嫌だ。嫌だよ。
信じたくない。何で?何でこんな...。
「違う...!○○はこんな事しない!
優しくて、可愛い!...私の友達で親友だもん!」
頭に障る笑い声。
もうやめて、こんな事...
すると背中にかかっていた重みから解放された。すぐに○○の方を見た。
「...○○!!」
「...」
「...何か言ってよ...!」
いつのまにか顔には大量の涙が溢れていた。まだこんな瞬間でも○○を信じていた。信じていたかった。
私の一筋の光はすぐに、闇へと変わった。
「...死んだかと思った。死ねばいいと思った。正直、お前ウザイし。
だから事故が起こった時、ラッキーと思ったんだよねぇ。」
「...!?何で...!私は○○の事を庇ったのに!」
「知らねーよ。お前が勝手にやっただけだろーが。」
「...酷い、酷いよ...。ずっと信じてたのに...!!」
「私だって、お前の事信じてたよ?
でも話してるうちにウザクなってきたし。最後にはお前なにしたと思う?」
「...?わ、分かんないよ...」
「...ふざけんなよ、テメェ。
一年前からずっと言ってきたじゃねぇか!!!アイツの事好きだって言ったのに。...言ったのに...!!
アイツはお前を選んだ。
...ねぇ、まだ分かんない?」
そういえば、入院前に誰か私に告白してくれた。○○の好きな人だったから、適当に言い訳して断ったはず。
「で、でも断ったよ…?」
「関係ないわよ、そんなの。
その時点でもう近寄りたくないって思った。あの時遊びに誘ったのはこれで最後にしようと思ったから。
一ヶ月お前が居なくて、楽しかったよ?ねぇ、皆?」
皆頷いたり、笑ったり...
反論する人は誰もいなかった。
「って事で、お前もうこの学校に来ないでくれる?
皆からするとただの邪魔なんだし、いても意味無いんだよね。」
私は車椅子を置いたまま、ただただ走った。涙で前が見えなかった。
義足だったので、何回も転けた。
義足の包帯に、血が滲んでいた。
痛くはない。何も感じなかった。ただもう、がむしゃらに家へ走るしか無かったのだ。
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