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第一章 異世界召喚と旅立ち
032 町の名前はセッサというらしい
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「それじゃあ、早く中にはいったはいった。何にもないところだけどくつろいでおくれ」
「ほら、どうぞ、こっちですよ」
二人にそう促されて、俺と田仲君は家の中にはいていく。
「お邪魔します」「おじゃましま~す」
マリルちゃんのお母さんに連れられて家の中を通り、居間に通される。やはり靴は履いたままで良いようだ。床は外の石畳とはちょっと違う大きさの、煉瓦を敷き詰められていた。玄関側にある窓から灯りが差し込んでいる。
居間には細長いテーブルと6脚の椅子があり、壁には家族のものと思われる服が掛けられていた。そしてテーブルの向こう側には暖炉があり、その周りにフライパンやら鍋やらが吊るされてる棚のようなものが壁にはめ込まれていた。
なるほど、直接暖炉で料理する感じなのだろう。日本の囲炉裏みたいに暖房器具であり調理器具でもあるのか。鍋をかけるであろうコンロが暖炉の中に設置してあり、それを持ち運ぶためのフックが壁に掛けてある。
天井には吊るされたランプのような形の照明器具があり、暖かい色の光が部屋を照らしていた。居間の先にも扉があるので、おそらくあちら側が裏口になっているのだろう。水回りもあちら側なのかな?
俺と田仲君は並んで椅子に座らされて、向かいにマリルちゃんとルドが座った。
田仲君は家の中に入ってからずっとキョロキョロしている。
「こら、マリル、あんたのお客さんなんだからお茶くらい自分で入れな」
お母さんに言われて、すぐに椅子から立ち上がったマリルちゃん。
「あ、は~い。ちょっとまっててね、すぐお茶入れてくるから」
「あの、僕たちは大丈夫なんで、お構いなく」
「いーのいーの、そこで座っててね」
「そーよ、遠慮はいらないんだからね」
そう言って居間の奥のほうに二人で行ってしまった。
話しかけてくれる人がいなくなると、知らない家の中というのが実感させられて、なんだか心細いな。
友達の家に泊まりに行ったりしたときには、男の友達だったから家事を手伝いにどこかへ行ってしまうということがなかったので、一番話せる相手が席を外してどこかへ行ってしまうという今の状況が、なんだか変な感じがする。
彼女の家に遊びに行ったらこんな感覚を体験できたのかもしれないが。あいにく相手がいなかったのでよくわからないな。
そんな悲しい過去を思い出していると、向かいの席に座っていた弟のルド君が田仲君をじっと見ていることに気付いた。見られている側の田仲君はいまだにそわそわと部屋の中を見回している。
なんだろうか? いまだにフードを被っている田仲君の事を失礼なやつだと憤慨しているのだろうか?
そういえばそのへんのことは隠したままここまで連れられてきてしまったけど大丈夫だろうか……王都のチンピラ3人組が言っていた情報に、迷宮都市では獣人も珍しくないからラヴィちゃんも過ごしやすいのではないかというものはあったのだが、未だに他の獣人の人を見かけないというのはちょっと気になっていたのだ。
フードを外して追い出されるなんていうことになったら、ちょっと田仲君が可哀そうだな。
そんなふうに色々と考えていると、ルド君が話しかけてきた。
「なぁなぁ、兄ちゃんたちは王都から来たんだよな? 王都ってどんなところだった?」
ふむ、やはり地方の人は都会のことが気になるのか。
「そうだね、召喚祭のパレードを見に行ってきたんだけど、パレードが終わったらすぐに帰ってきちゃったんだ。あんまり王都を見てまわる時間がなかったからよくわからないかな~」
「ふ~ん、じゃあさ、王都の近衛騎士団とかはパレードには出てなかった? 俺、大きくなったら王都に行って近衛騎士団に入るんだ!」
なんと、ルド君は大きくなったらあの薄毛の騎士団長の元で働くつもりなのか……結構暴走気味な隊長だったから下の人間は苦労しそうだけどなぁ。
「近衛騎士団はわからないけど、騎士団長は召喚の儀式に立ち会ってるらしくてパレードには参加してなかったかな。でもすごいね、近衛騎士団に入るなんて」
「そうだろ! お父さんが休みの日には剣の稽古だってもう始めてるんだ。ルドは筋が良いってよく褒められるんだからな!」
そう言いながら田仲君をチラチラと見ている。
ハハ~ン、なるほどね。可愛い女の子に自分の強さをアピールしているのか。いやいや、微笑ましいね。ルド君は8~9歳くらいに見えるから見た目だけだったらラヴィちゃんと同じくらいにみえる。
田仲君もといラヴィちゃんは見た目だけはマジ天使だからな~、小さい頃にこんな可愛い娘が近くにいたら、俺もこんなふう落ち着かない感じになってしまうかもしれないな。
「へー、剣か~。俺は剣なんか触ったこともないからな~、その歳で剣の稽古をしてるなんて、ルド君はすごいね」
こんな小さな子が剣を持って稽古をするなんて、やはりこの世界には危険がすぐそばにあるのだろう。俺はゲームの中以外では剣を持ったことはないのだけど、今後は剣の練習もやったほうがいいのかもしれないな。
「そうなんだよ。お父さんはこのセッサの町を守る門番の仕事をしてるんだから、剣の腕前も町の中で五本の指に入るくらいに強いんだ!」
なんと、マリルちゃんの家族は、あの力こぶがすごい門番さんの家族だったのか。なるほど、人が良いのは家族ぐるみでだったらしい。
そして、この町の名前は"セッサ"ということがわかった。王都との間にある町なのだから、今後も立ち寄ることはあるだろうし、ちゃんと覚えておこう。
「あの門番さんはルド君のお父さんだったんだね、じゃあ槍も使えたりするんじゃない?」
「うん、槍はもうすこし大きくならないと長くて危ないから、今は剣の練習だけしてるんだけど……でも、俺はお父さんの子供だから、身体もすぐに大きくなって槍も使えるようになるんだ」
ルド君はお父さんが大好きなようだ。まあ、あのお父さんなら子供は好きになるに決まっているだろう。
「そっか~、門番のお父さんは体も大きかったから、きっとルド君も何年もしないうちに大きくなるだろうね。ねぇ、ラヴィちゃん?」
それまでずっとキョロキョロしていた田仲君にも話を振ってみる。いい加減ちょっとは会話に混ざりなさい。ルド君がこんなにアピールしているというのに。
「え、そうですね、門番の人は筋肉凄かったし、大きくなったらマッチョになれるんじゃないですかね?」
「まっちょ?」
急に話を振られて、素で返してくる田仲君。妹の演技はどうした!?
俺は田仲君の足を軽く蹴飛ばす。
「あたっ、なんですか」
(ちょっと田仲君、素に戻ってるよ。俺の妹キャラでいくんじゃなかったの?)
(あ、そうでした、すいません!)
こっそりと小声でやり取りした後、田仲君はルド君に向き直る。
「ルド君、近衛騎士団に入るんだ~すごいね! 門番のおじさんも大きくて格好良かったから、ルド君も大きくなったらきっとすごく格好良くなれるよ♪」
満面の笑顔でルド君に話しかけるラヴィちゃん。
すごいな、笑顔が輝いて見える。もし日本にいたら、楽勝でアイドルになれそうだ。そして、内面がばれてすぐに解雇されるのだろう。
「お、おぉ、おぅ! ままま、ま、まぁね、俺はこにょえ騎士団に……」
ルド君が真っ赤な顔になって下を向いている。
ラヴィちゃんの笑顔、効果はバツグンだったらしい。
「ほら、どうぞ、こっちですよ」
二人にそう促されて、俺と田仲君は家の中にはいていく。
「お邪魔します」「おじゃましま~す」
マリルちゃんのお母さんに連れられて家の中を通り、居間に通される。やはり靴は履いたままで良いようだ。床は外の石畳とはちょっと違う大きさの、煉瓦を敷き詰められていた。玄関側にある窓から灯りが差し込んでいる。
居間には細長いテーブルと6脚の椅子があり、壁には家族のものと思われる服が掛けられていた。そしてテーブルの向こう側には暖炉があり、その周りにフライパンやら鍋やらが吊るされてる棚のようなものが壁にはめ込まれていた。
なるほど、直接暖炉で料理する感じなのだろう。日本の囲炉裏みたいに暖房器具であり調理器具でもあるのか。鍋をかけるであろうコンロが暖炉の中に設置してあり、それを持ち運ぶためのフックが壁に掛けてある。
天井には吊るされたランプのような形の照明器具があり、暖かい色の光が部屋を照らしていた。居間の先にも扉があるので、おそらくあちら側が裏口になっているのだろう。水回りもあちら側なのかな?
俺と田仲君は並んで椅子に座らされて、向かいにマリルちゃんとルドが座った。
田仲君は家の中に入ってからずっとキョロキョロしている。
「こら、マリル、あんたのお客さんなんだからお茶くらい自分で入れな」
お母さんに言われて、すぐに椅子から立ち上がったマリルちゃん。
「あ、は~い。ちょっとまっててね、すぐお茶入れてくるから」
「あの、僕たちは大丈夫なんで、お構いなく」
「いーのいーの、そこで座っててね」
「そーよ、遠慮はいらないんだからね」
そう言って居間の奥のほうに二人で行ってしまった。
話しかけてくれる人がいなくなると、知らない家の中というのが実感させられて、なんだか心細いな。
友達の家に泊まりに行ったりしたときには、男の友達だったから家事を手伝いにどこかへ行ってしまうということがなかったので、一番話せる相手が席を外してどこかへ行ってしまうという今の状況が、なんだか変な感じがする。
彼女の家に遊びに行ったらこんな感覚を体験できたのかもしれないが。あいにく相手がいなかったのでよくわからないな。
そんな悲しい過去を思い出していると、向かいの席に座っていた弟のルド君が田仲君をじっと見ていることに気付いた。見られている側の田仲君はいまだにそわそわと部屋の中を見回している。
なんだろうか? いまだにフードを被っている田仲君の事を失礼なやつだと憤慨しているのだろうか?
そういえばそのへんのことは隠したままここまで連れられてきてしまったけど大丈夫だろうか……王都のチンピラ3人組が言っていた情報に、迷宮都市では獣人も珍しくないからラヴィちゃんも過ごしやすいのではないかというものはあったのだが、未だに他の獣人の人を見かけないというのはちょっと気になっていたのだ。
フードを外して追い出されるなんていうことになったら、ちょっと田仲君が可哀そうだな。
そんなふうに色々と考えていると、ルド君が話しかけてきた。
「なぁなぁ、兄ちゃんたちは王都から来たんだよな? 王都ってどんなところだった?」
ふむ、やはり地方の人は都会のことが気になるのか。
「そうだね、召喚祭のパレードを見に行ってきたんだけど、パレードが終わったらすぐに帰ってきちゃったんだ。あんまり王都を見てまわる時間がなかったからよくわからないかな~」
「ふ~ん、じゃあさ、王都の近衛騎士団とかはパレードには出てなかった? 俺、大きくなったら王都に行って近衛騎士団に入るんだ!」
なんと、ルド君は大きくなったらあの薄毛の騎士団長の元で働くつもりなのか……結構暴走気味な隊長だったから下の人間は苦労しそうだけどなぁ。
「近衛騎士団はわからないけど、騎士団長は召喚の儀式に立ち会ってるらしくてパレードには参加してなかったかな。でもすごいね、近衛騎士団に入るなんて」
「そうだろ! お父さんが休みの日には剣の稽古だってもう始めてるんだ。ルドは筋が良いってよく褒められるんだからな!」
そう言いながら田仲君をチラチラと見ている。
ハハ~ン、なるほどね。可愛い女の子に自分の強さをアピールしているのか。いやいや、微笑ましいね。ルド君は8~9歳くらいに見えるから見た目だけだったらラヴィちゃんと同じくらいにみえる。
田仲君もといラヴィちゃんは見た目だけはマジ天使だからな~、小さい頃にこんな可愛い娘が近くにいたら、俺もこんなふう落ち着かない感じになってしまうかもしれないな。
「へー、剣か~。俺は剣なんか触ったこともないからな~、その歳で剣の稽古をしてるなんて、ルド君はすごいね」
こんな小さな子が剣を持って稽古をするなんて、やはりこの世界には危険がすぐそばにあるのだろう。俺はゲームの中以外では剣を持ったことはないのだけど、今後は剣の練習もやったほうがいいのかもしれないな。
「そうなんだよ。お父さんはこのセッサの町を守る門番の仕事をしてるんだから、剣の腕前も町の中で五本の指に入るくらいに強いんだ!」
なんと、マリルちゃんの家族は、あの力こぶがすごい門番さんの家族だったのか。なるほど、人が良いのは家族ぐるみでだったらしい。
そして、この町の名前は"セッサ"ということがわかった。王都との間にある町なのだから、今後も立ち寄ることはあるだろうし、ちゃんと覚えておこう。
「あの門番さんはルド君のお父さんだったんだね、じゃあ槍も使えたりするんじゃない?」
「うん、槍はもうすこし大きくならないと長くて危ないから、今は剣の練習だけしてるんだけど……でも、俺はお父さんの子供だから、身体もすぐに大きくなって槍も使えるようになるんだ」
ルド君はお父さんが大好きなようだ。まあ、あのお父さんなら子供は好きになるに決まっているだろう。
「そっか~、門番のお父さんは体も大きかったから、きっとルド君も何年もしないうちに大きくなるだろうね。ねぇ、ラヴィちゃん?」
それまでずっとキョロキョロしていた田仲君にも話を振ってみる。いい加減ちょっとは会話に混ざりなさい。ルド君がこんなにアピールしているというのに。
「え、そうですね、門番の人は筋肉凄かったし、大きくなったらマッチョになれるんじゃないですかね?」
「まっちょ?」
急に話を振られて、素で返してくる田仲君。妹の演技はどうした!?
俺は田仲君の足を軽く蹴飛ばす。
「あたっ、なんですか」
(ちょっと田仲君、素に戻ってるよ。俺の妹キャラでいくんじゃなかったの?)
(あ、そうでした、すいません!)
こっそりと小声でやり取りした後、田仲君はルド君に向き直る。
「ルド君、近衛騎士団に入るんだ~すごいね! 門番のおじさんも大きくて格好良かったから、ルド君も大きくなったらきっとすごく格好良くなれるよ♪」
満面の笑顔でルド君に話しかけるラヴィちゃん。
すごいな、笑顔が輝いて見える。もし日本にいたら、楽勝でアイドルになれそうだ。そして、内面がばれてすぐに解雇されるのだろう。
「お、おぉ、おぅ! ままま、ま、まぁね、俺はこにょえ騎士団に……」
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ラヴィちゃんの笑顔、効果はバツグンだったらしい。
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