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第一章 異世界召喚と旅立ち
033 舌をレロレロ
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「いまお湯湧いたから、もうちょっとまってね~」
あの後、奥から水を入れたポットを持って出てきたマリルちゃんは、暖炉で起こした火でお湯を沸かしていたのだが、いまからようやくお茶が入れられるようだ。
やはりガスコンロや電気ポットでお茶を入れるように、お手軽にというわけにはいかないらしく、お茶ひとつ入れるのにも、なかなか手間がかかっている。
お湯を沸かしていたポット(やかん?)は銅よりも少し黄色い色をしている金属でできている、
おそらく真鍮製のポットだろう。
壁に掛けてあったフックをつかって、コンロにかけてあったポットを持ち上げると、脇にあった台の上へと移動させて、ポットの蓋を取って中に直接お茶の葉らしきものを入れている。
しばらく蒸らしたあとに、フックで引っ掛けたままのポットから、茶漉(ちゃこ)しで漉しながら器用にお茶をカップに注いで、俺たちの前に置いてくれた。
「おー、そんなにお茶っ葉使って、今日は奮発してるね」
お茶を入れるマリルちゃんを見ていたルド君がそんなことを言っている。
ふむ、庶民にお茶は贅沢品な感じなのかな? そんなに気を使ってもらって、なんだか申し訳ないな。
「ルド! あんた、余計なことは言わなくていいの!」
そう言ってルド君の耳を引っ張るマリルちゃん。
「痛い痛い、わかったって、もう言わないから」
引っ張られた耳を抑えながら、恨めし気にマリルちゃんを見上げるルド君、二人の力関係には明確な差があるらしい。
日本に住んでる頃にも思ったのだが、姉と弟の力関係は何故か、兄と妹よりも開きがある気がするのだが、そう思うのは俺だけだろうか。
「はい、どーぞ、おまちどーさま~」
お茶が注がれたカップは、とってがついていない木製のマグカップのようなもので、カップの木の色が濃い茶色なせいで、お茶の色がどんな色をしているのかよくわからないが、匂いはとても良い香りだ。
「ありがとう、それじゃあいただきますね」「いただきまーす」
カップを持って一口お茶をすすってみる。
匂いはそこまで強くないのだが、少し紅茶っぽい匂いがするな、ほんのりと落ち着くやわらかい渋みがなんだか懐かしい気持ちにさせてくれる。
お茶の良し悪しは俺にはよくわからないが、暖かい飲み物は心を温かくしてくれるなぁと実感させられるようなお茶だった。
「お茶、美味しいよ。マリルちゃんありがとうね」
「そんな、たいしたものじゃありませんから~」
そう言うと、マリルちゃんは照れながら自分用に入れたカップを持ち上げて一口あおる。
「あちっ」
あらら、淹れたてのお茶だから火傷しちゃったのかな? そう思っているとマリルちゃんは平気な顔でごくごくお茶を飲んでいる。
「ううぅ~……熱いよ」
あら? 今熱いと言った田仲君か。
「なんか、猫舌になっちゃったみたい」
涙目で舌を出した幼女。かわいい。
向かいの席のルド君もそう思ったらしい、お茶を飲むふりをしながらチラチラとラヴィちゃんを見ているのだが、彼の顔は真っ赤になって鼻の下が伸びている。
若いっていいね。
「あはは、ごめんね、ちょっと熱かったかな~」
そう言って笑うマリルちゃん。
「うぅ……ねえ、お兄ちゃんちょっと見てよ、舌火傷しちゃったかも」
そう言って舌をレロレロしている幼女、なんかエロイな。
っていうかレロレロするな、お前俺に確認させる気ないだろ。
「舌を見ても火傷してるかどうかなんてわからないよ」
「えぇ~、赤くなってたりしない? ほら、ちゃんとみてよ~」
舌をレロレロさせながら、俺の目の前に迫ってくる幼女。
ちょっと怖い。
「いやいや、舌はもともと赤いから。ほら、行儀が悪いからそういうことしたらダメだよ」
「むむぅ~」
こいつは、素でやってるのはボケてるのか、本当によくわからないな。
あまり変な行動はしないでほしい、さっきからルド君が真っ赤な顔でベロベロ動く舌をガン見しているぞ。
「あ、そうだ!」
何かを思いついた様子の田仲君は、自分の魔法の鞄からポーションを取り出して一口煽った。
おいおい、舌を火傷した程度でポーション飲むのか、まぁ、もう田仲君にあげたものだからどう使ってくれてもいいんだけど。
いざという時にポーションが無いとかは勘弁してくれよ。
「どう、舌の火傷治ったでしょ!」
そう言うと、舌を「んべ~」っと伸ばしてこちらに見せてきた。
だから見てもわからないって。
「あはは、ラヴィちゃん、傷を治すポーションでもあるまいし、ちょっと水を飲んだくらいじゃ治らないよ~、熱くてびっくりしただけで、火傷はしてなかったんじゃないかな?」
どうやら、バッグから水を出して飲んだのだと思ったようだ。まあ、普通はそう思うだろうな、10万もするポーションをお茶で火傷した舌に使うなどとまさか思うまい。俺も思わなかった。
田仲君はポーションにしてあったコルク栓を閉め直して、バッグの横についていたポケットにつっこんでから椅子の背もたれに鞄を掛け直した。
使いかけのポーションだから他とは別にしたのだろう。
なるほどね、使いかけのポーションを鞄の外に出しているときにどうなるかのテストにもなって丁度いいといえば丁度いいのかも、今回はそう思っておこう。
「うん、回復のポーションだよ。首の骨が折れたってあっという間に治っちゃうんだから」
しれっとそんな爆弾発言をしながら、再度カップを両手で持ってフ~フ~やり始めた。
俺はそんなウサミミ幼女の足を蹴飛ばす。
「あいたっ!」
(ちょっと何言ってんの! ポーションは大金貨一枚はするってあのチンピラ三人組が言ってたじゃないか! 滅茶苦茶高級品なんだよ!)
(あ、そうでした! すいません、無駄遣いしちゃいましたね)
(別にそれは田仲君にあげたものだから良いんだけど、マリルちゃんたちに怪しまれちゃうでしょ!)
(なるほど、わかりました。僕にまかせてください!)
「あ、あははは、ラヴィちゃん、面白いこと言うね~」
「おれ、回復のポーションなんて見たことないかも……お父さんなら見たことあるかな?」
そんな内緒話を繰り広げていた俺たちに、マリルちゃんたち姉弟は微妙な反応をしている。
さすがに田仲君の発言を丸々は信じてないようだ。
そんな二人に、田仲君は持っていたカップをテーブルに置いてこう言い放った。
「さっき飲んだポーションがポーションだというのは嘘です! 本当は水でした!」
なにが任せろだよ、へたくそか!!
あの後、奥から水を入れたポットを持って出てきたマリルちゃんは、暖炉で起こした火でお湯を沸かしていたのだが、いまからようやくお茶が入れられるようだ。
やはりガスコンロや電気ポットでお茶を入れるように、お手軽にというわけにはいかないらしく、お茶ひとつ入れるのにも、なかなか手間がかかっている。
お湯を沸かしていたポット(やかん?)は銅よりも少し黄色い色をしている金属でできている、
おそらく真鍮製のポットだろう。
壁に掛けてあったフックをつかって、コンロにかけてあったポットを持ち上げると、脇にあった台の上へと移動させて、ポットの蓋を取って中に直接お茶の葉らしきものを入れている。
しばらく蒸らしたあとに、フックで引っ掛けたままのポットから、茶漉(ちゃこ)しで漉しながら器用にお茶をカップに注いで、俺たちの前に置いてくれた。
「おー、そんなにお茶っ葉使って、今日は奮発してるね」
お茶を入れるマリルちゃんを見ていたルド君がそんなことを言っている。
ふむ、庶民にお茶は贅沢品な感じなのかな? そんなに気を使ってもらって、なんだか申し訳ないな。
「ルド! あんた、余計なことは言わなくていいの!」
そう言ってルド君の耳を引っ張るマリルちゃん。
「痛い痛い、わかったって、もう言わないから」
引っ張られた耳を抑えながら、恨めし気にマリルちゃんを見上げるルド君、二人の力関係には明確な差があるらしい。
日本に住んでる頃にも思ったのだが、姉と弟の力関係は何故か、兄と妹よりも開きがある気がするのだが、そう思うのは俺だけだろうか。
「はい、どーぞ、おまちどーさま~」
お茶が注がれたカップは、とってがついていない木製のマグカップのようなもので、カップの木の色が濃い茶色なせいで、お茶の色がどんな色をしているのかよくわからないが、匂いはとても良い香りだ。
「ありがとう、それじゃあいただきますね」「いただきまーす」
カップを持って一口お茶をすすってみる。
匂いはそこまで強くないのだが、少し紅茶っぽい匂いがするな、ほんのりと落ち着くやわらかい渋みがなんだか懐かしい気持ちにさせてくれる。
お茶の良し悪しは俺にはよくわからないが、暖かい飲み物は心を温かくしてくれるなぁと実感させられるようなお茶だった。
「お茶、美味しいよ。マリルちゃんありがとうね」
「そんな、たいしたものじゃありませんから~」
そう言うと、マリルちゃんは照れながら自分用に入れたカップを持ち上げて一口あおる。
「あちっ」
あらら、淹れたてのお茶だから火傷しちゃったのかな? そう思っているとマリルちゃんは平気な顔でごくごくお茶を飲んでいる。
「ううぅ~……熱いよ」
あら? 今熱いと言った田仲君か。
「なんか、猫舌になっちゃったみたい」
涙目で舌を出した幼女。かわいい。
向かいの席のルド君もそう思ったらしい、お茶を飲むふりをしながらチラチラとラヴィちゃんを見ているのだが、彼の顔は真っ赤になって鼻の下が伸びている。
若いっていいね。
「あはは、ごめんね、ちょっと熱かったかな~」
そう言って笑うマリルちゃん。
「うぅ……ねえ、お兄ちゃんちょっと見てよ、舌火傷しちゃったかも」
そう言って舌をレロレロしている幼女、なんかエロイな。
っていうかレロレロするな、お前俺に確認させる気ないだろ。
「舌を見ても火傷してるかどうかなんてわからないよ」
「えぇ~、赤くなってたりしない? ほら、ちゃんとみてよ~」
舌をレロレロさせながら、俺の目の前に迫ってくる幼女。
ちょっと怖い。
「いやいや、舌はもともと赤いから。ほら、行儀が悪いからそういうことしたらダメだよ」
「むむぅ~」
こいつは、素でやってるのはボケてるのか、本当によくわからないな。
あまり変な行動はしないでほしい、さっきからルド君が真っ赤な顔でベロベロ動く舌をガン見しているぞ。
「あ、そうだ!」
何かを思いついた様子の田仲君は、自分の魔法の鞄からポーションを取り出して一口煽った。
おいおい、舌を火傷した程度でポーション飲むのか、まぁ、もう田仲君にあげたものだからどう使ってくれてもいいんだけど。
いざという時にポーションが無いとかは勘弁してくれよ。
「どう、舌の火傷治ったでしょ!」
そう言うと、舌を「んべ~」っと伸ばしてこちらに見せてきた。
だから見てもわからないって。
「あはは、ラヴィちゃん、傷を治すポーションでもあるまいし、ちょっと水を飲んだくらいじゃ治らないよ~、熱くてびっくりしただけで、火傷はしてなかったんじゃないかな?」
どうやら、バッグから水を出して飲んだのだと思ったようだ。まあ、普通はそう思うだろうな、10万もするポーションをお茶で火傷した舌に使うなどとまさか思うまい。俺も思わなかった。
田仲君はポーションにしてあったコルク栓を閉め直して、バッグの横についていたポケットにつっこんでから椅子の背もたれに鞄を掛け直した。
使いかけのポーションだから他とは別にしたのだろう。
なるほどね、使いかけのポーションを鞄の外に出しているときにどうなるかのテストにもなって丁度いいといえば丁度いいのかも、今回はそう思っておこう。
「うん、回復のポーションだよ。首の骨が折れたってあっという間に治っちゃうんだから」
しれっとそんな爆弾発言をしながら、再度カップを両手で持ってフ~フ~やり始めた。
俺はそんなウサミミ幼女の足を蹴飛ばす。
「あいたっ!」
(ちょっと何言ってんの! ポーションは大金貨一枚はするってあのチンピラ三人組が言ってたじゃないか! 滅茶苦茶高級品なんだよ!)
(あ、そうでした! すいません、無駄遣いしちゃいましたね)
(別にそれは田仲君にあげたものだから良いんだけど、マリルちゃんたちに怪しまれちゃうでしょ!)
(なるほど、わかりました。僕にまかせてください!)
「あ、あははは、ラヴィちゃん、面白いこと言うね~」
「おれ、回復のポーションなんて見たことないかも……お父さんなら見たことあるかな?」
そんな内緒話を繰り広げていた俺たちに、マリルちゃんたち姉弟は微妙な反応をしている。
さすがに田仲君の発言を丸々は信じてないようだ。
そんな二人に、田仲君は持っていたカップをテーブルに置いてこう言い放った。
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