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6章 中年は領主になる
第57話 久しぶりに会うって話
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これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
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それから私は適当にフランシスで5日ほど過ごして王城に向かった、
ちょうど手紙が届いて1週間程度である。
普通に馬車で王都に到着するにはかなり早いくらいの日数だが、
実はフランシスの家から徒歩15分である。
門番に招聘状を見せて案内されるたあと
しばらく待合室のようなところで待たされ、
謁見の間へと通された。
数か月前にサンジェルマン伯爵とルマン伯爵と一緒に来た場所ではあるが、
あの時と違い、多くの騎士や教会の人々などがその脇に立っている。
『ブランディング伯よ、この度の働き誠に見事であった。
まさかあのダットン伯がダンジョンを隠し持っていようとは、
さすがのわしも気が付かなんだ。この度のそちの働きを称え、
旧ダットン領であったベガスの街とこの勲章をそちに授ける。』
「は!謹んで賜ります。ありがたき幸せ!」
まぁ儀式的なものである。
既にベガスの街の統治はサーシャが頑張ってくれている。
◆
勲章の授与を受け、謁見の間を退室した。
とりあえず自宅にでも戻ろうかと王城の廊下を歩いていると
一人の女性神官に呼び止められた。
ルマンの街でぼったくられたユーリーさんによく似ている。
あまりいい思い出ではない。
『あの、ちょっとお待ちください!』
「はい?私ですか?」
『そうですとも、ブランディング伯。いえサカイさん。』
「えっ???」
『もしよろしければ今夜私の部屋に来ていただけますか?教会本部の3階一番右側の部屋ですので。』
そういってその女性神官は去っていった。
私はこの世界に来て、チェスター村で過ごし、この王都まで来た。
チェスター村のみんなは私は『シュウ』と呼ぶ。
確かにステータスボードには当初『シュウイチ・サカイ』と記載されていたし、
王様から伯爵を授与される際にはさすがに偽名じゃ悪かろうと思い、
ルマン伯の手前もあるので本名として『シュウイチ・サカイ』を名乗っている。
ましてや一応サーシャとの婚姻という事で今では『シュウイチ・ブランディング』となっている。
しかし、今私が持っているギルドカードなどはすべて『シュウ』。
私の現世の頃の苗字である『サカイ』を知っている人は実は少ない。はず。
あの女性神官はなぜ私を『サカイ』の方で呼んだのだろう。
私は何とも言えない不安と疑問を抱えながらも夜になるのを待って教会本部に行った。
教会本部の建物は非常に大きく、また深夜でも扉は開けられている。
一応信者であれば24時間いつでもそこに来ることができる。
私は本部棟の3階を目指し、謎の女性神官の部屋らしき場所を訪れた。
<コンコン>
『あっいらっしゃーい。ささ部屋に入って。』
椅子をすすめられそこに座るとお茶を出された。
部屋としては非常に豪華で広い。全面に赤い絨毯。
椅子やテーブルも非常に高価な物であろう感じがバンバン伝わってくる。
『あら、なんだか変な感じね~。久しぶりだし、こっちで会うのは初めてだから忘れちゃったかしら。』
謎の女性神官はニコニコしながら、横に座ってお茶を飲み始めた。
私は訳が分からずにただ、きょとんとしながらも、お茶を一口飲む。
『私よ。ユリ。バーエリスのママの。』
最初は全く訳が分からなかった。
<バーエリス?ママ?ユリ?>
記憶の中から何とかそれを思い出そうと考えてみると、一つの結論に達した。
「ユリママ!!!!?」
『あっ思い出した?もう忘れるなんてひどいわ~。』
「えっ?で?えっでも?」
『ふふふっ。まぁじゃあ思い出してくれたところで、『バインド!』』
ん?いきなりの拘束魔法である。なんだかいろいろ頭の中でパニック状態である。
----カチャカチャ、ガチャン!----
『とりあえず、魔封じの腕輪とちょっと椅子に拘束させてもらうわね。』
「えっ?あっ。えっ???」
最初の『バインド』の魔法くらいなら何となくいつでも外せた。
しかし、なぜか左腕に腕輪らしきものをはめられ、手錠のようなもので椅子に固定された。
私の目の前でニコニコしながら話しながら
私に向かってまぁまぁまぁといいながら私の服を脱がせにかかる。
ものの数分で私は素っ裸にされた。
椅子は床に固定されているようでピクリとも動かない。
服を脱がせ終わった後で右手や両足も手錠で椅子に固定された。
もちろん身代わり石のブレスレットも外された。
私の固定が終わるとおもむろに服を脱ぎ始め、ユリママも私も二人して裸で部屋の中にいた。
それから1時間くらいだろうか、私はひたすらユリママに弄ばれ、ユリママは一人で楽しんでいる。
ひとしきり私で楽しんだ後、ユリママは私に今回の経緯や、今起こっていることなどを
おもむろに話し始めた。
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