86 / 101
8章 中年は平和を望んでみる
第86話 本当に急ぐときは回らないって話
しおりを挟む
お気に入り設定ありがとうございます。
誤字訂正、ご意見ご感想などもお待ちしております。
作者の励みになります。
これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------
チェスターのダンジョン入り口に到着した。
桜花のメンバーが中に入ってから17日が経過している。
キジュとの約束まであと13日。
前回キジュたちとダンジョンに潜った際は60階層で折り返し丸2日で帰還した。
今回はソロなのと、目的がレベル上げではないのでとにかく最短ルートで行く。
その為に重要になるだろうスキル!『地図化』。
中に入って『地図化』の効果を確認する。
思っていたのと違った。
ダンジョンに入ればその階層の地図が分かる的なスキルだと勝手に思っていた。
しかし、実際には自分が一度通った場所を頭の中で地図化してくれるスキルのようだった。
まぁ同じ場所を何度も回らなくて済むのは助かる。
結局は『気配探知』。
前世?で使用していたスキルなので使う感覚は覚えている。
レベルがあがり、感覚が研ぎ澄まされているのか前回よりも広く正確にわかる。気がする。
とりあえず前回行った60階までは何となく覚えているのでとりあえず敵を無視しながら進む。
どうしても道の邪魔になる魔物だけは雷魔法で1撃。倒せなくても痺れている間にすり抜ける。
睡眠は全て異空間で行うので大体23時間59分くらいは駆け抜けるつもりだ。
頭の中でマッピングしながら進む。前回通ったような気がする方向へ特に気配探知を鋭くする。
魔物がいそうなら容赦なく魔法を放つ。
魔獣の反応はわかりやすい、いわゆる魔石という魔素の塊が体の中にあるので、
もわーっとした魔物の輪郭と、そこから1段強い魔素の反応が体の1点にある。
人間の場合は全体的にもわーっとしていて魔石の反応は感じられない。
とにかく魔石の反応を感じれば撃つ!素材回収をするなら100階以降だろう。
1日目。ダンジョンに侵入して14時間ほどで60階層をクリアした。
そこで1度異空間を作りゆっくり休憩する。この中では外の1000倍程度の速度で時間が流れている。
ゆっくり睡眠してご飯を食べてお風呂に入って。10時間くらい中で過ごしても、外ではその1000分の1。
なんと36秒しか経過していない。
更に進む。多少魔物の質は変わってきたように感じるがハッキリ言って瞬殺。
ちなみに今のステータスはレベル500だが、そのステータス表示はLC以外オール表示不可。
多分ギルドカードの表示限界を超えてしまったのだろう。LC(運)は151。
王立図書館の文献では120までは確認されていたそうだが、それすら超えてしまった。
このままレベル限界まで上げたらどうなるのだろうかとちょっと気になったが、
目的は桜花の救出なので、レベル限界を目指すのはいずれという事にしたいと思う。
ダンジョンに侵入して22時間。キジュ達が負傷した89階層を走り抜けている。
とりあえず、出会う敵全てを殲滅する。正直どれがキジュとリースを傷つけた奴なのかは分からない!
90階層のオーガチーフを撃破。まだまだ魔力に余裕があるのでそのまま進む。
節目となる100階層。ボスはワイバーン。空を飛んでいても関係ない!雷魔法全力放射!
そこで一旦異空間を出して休憩。
ここまでが1日の探索だったが、正直桜花メンバーがもし、最下層からの戻りだった場合を考慮して
飽和攻撃は使用していない。気配探知があるので、敵よりも早く気付ける分攻撃に後れを取ることはない。
ましてやここまでの階層ではそれほど強い反応を感じなかったので隠密スキルすら発動していない。
以前の経験では100階を超えると魔法耐性を持った魔物が出始める。
罠の数も多くなるので単純に疾走できないのと、そもそも広さが広くなる。
仮に火魔法耐性を持った魔物には火魔法が効きにくい、そのため別の魔法でダメージを与える。
110階層からは複数属性の魔法耐性を持つものが出る。
現在ダンジョンに侵入して36時間。現在109階層。次はボス部屋。
王都の未踏破ダンジョンの経験が生きている。前回よりもかなり速いペース。
110階層。王都の未踏破ダンジョンで討伐したドラゴンがいた。
アースドラゴンというようだ。こちらも瞬殺!
とりあえず素材が高そうなのでボスは丸ごと異空間に死体を保存しておく。
ここまで1階層20分かからないペース。
というか60階層までは10分かかっていなかったから、さすがにペースが落ちてくる。
120階層のボス部屋に到着したときには既に48時間が経過していた。
ボスはウィンドドラゴン。これも同じく瞬殺し、異空間に死体を保存した。
ここにきて1階層に1時間程度かかるようになってしまった。
キジュとの約束はあと11日。
まだ桜花の姿は見えない。
その先、132階層に奇妙な反応を見つけた。桜花のランバダ達だ。
強力な魔物除けの結界が張ってあるのだろう、気配探知でわかるほどのテントがそこにはあった。
私は急いでそのテントに向かう。
ランバダ、リゾラバ達の顔が見えた。生きていてよかった。
私が来たことに驚いている。
「シュ、シュウさん!!どうしてここに!」
「おお元気で何より、あまりに帰りが遅いのでキジュが心配してな。それで捜索を頼まれた。」
「まぁ俺りゃ元気なんだが、バスの奴がちょっとな。」
奥にバスが横になっている。その左腕と左足が石化している。
「ちょっとやらかしちまってな、今リゾラバの魔力回復を待ってまた治療してもらう予定だ。」
「・・・・・」
なるほど、バスが負傷して、ここで治療を行っていたのか。
確かに石化の治療ならば『金の針』などを使えば効果的だが、魔法で治療する場合少しづつ戻すしかない。
話を聞いたところこの状態で5日目らしい。
外では既に20日が経っているのだから、彼らもまだまだ下を目指したかったのだろう。
「で、どうしたい?食料はあるか?治療は私が可能だ。」
私の申し出に桜花メンバーの顔が驚きと喜びを合わせたような顔をする。
「できればもう少し先に進みたい。バスを治療してくれないか。お金は言い値で払う。」
「金は要らない。みんな無事に帰ってきてくれればそれでいい。」
私はリゾラバの許可をもらい、バスの治療を行った。
リゾラバも私との魔力総量の違いを理解しているらしく、治療を変わってくれた。
私はその場で全快するだけの魔力を込めて石化の治療を行った。
確かにこの階層にはヒュドラがいる。しかし、石化対策は簡単な守護石のようなアクセサリーでも可能なので、
ほとんどの冒険者はそれで対応しているようだ。
たまたま、石化耐性をすり抜けてしまった場合に今回のような不運なことが起こる。
とりあえず、桜花メンバーにこのままテント内に残るように言って、一旦転移魔法でダンジョン入り口まで戻る。
そこから一度ダンジョンをでてチェスターまで転移で戻る。
雑貨屋で石化無効の守護石を4つ買って再びダンジョンに戻る。
1階層から一気に132階層のテントまで転移する。
ダンジョン内であればダンジョン内に転移は可能だが、転移した先にいきなり魔物の目の前だったりすることがあるので
本来はこんな転移の仕方はしないのだろう。このテントを張ってくれているおかげだ。
桜花メンバーに石化無効の守護石を渡す。
リュートが食料を管理しているようなので、その場で私が持っていた食料を分ける。
バスは全快したようだ。
桜花メンバーはまだ先を探索するようだ。
私にもついてきてほしいと言われたが、私はキジュへの報告に戻ることを伝えてパーティへの参加は断った。
「まぁソロでここまで来れるっていうんだから、正直次元が違う。」
「ソロでのドラゴン討伐って貴族昇進じゃなかった?」
「そうそう、110階と120階にドラゴンがいたでしょ。」
「ああ、倒した。まぁ私の事情で貴族昇進はできない。(っていうかもう一人の私がやっちゃってるから!)」
確認したところ、『帰還の転送アイテム』を持っているという事だったので、
あと10日程度探索したら戻ってくるようにお願いした。
もちろん最下層に就いたらそれよりも早く帰還することにはなるだろうが。
まぁここで『では帰る!』とならないあたりがSSランクパーティなのだろう。
自分たちの実力を分かったうえで『まだ行ける!』と判断しているのだ。
ならば彼らの判断で進んでくれて大丈夫だと思う。
その時にリゾラバから面白いアイテムを見せてもらった。
最初はテントに魔物除けの結界が張ってあるのかと思っていたが、
魔物除けの効果はテントを抑えている杭にあるそうなのだ。
よく見ると杭の先に魔石がつけられており、
そこから周囲の魔素を吸い込んで魔物除けの魔法陣の効果を発揮していた。
解析できたので、あとで異空間で作って見ようと思う。
私は転移魔法が使えるので、この杭があるだけでかなり楽になる。
ダンジョンの深層などになれば魔素濃度が濃くなるのでさらにこの魔物除けは強力になる。
ダンジョン内にセーブポイントを作れるのは非常に助かる。
桜花のメンバーと別れた後、私はその階層でしばらく狩りを続けた。
スキルスクロールや食料の購入に使ったお金分の素材を入手しようと思う。
今回は、キジュにも桜花にも報酬は求めていない。
私は自分で稼ぐから。みんなが無事でいてくれるならそれでいい。
気配探知に引っかかった魔物を片っ端から倒していく。
少しづつ上に登りながら殲滅していく。
丸24時間素材を集めまくって、チェスターに帰還した。
それから、キジュにリースを呼んでもらい、
桜花メンバーが全員無事で132階層より下を目指しているという事
『帰還の転送アイテム』も持っているので心配しなくても大丈夫という事を伝えた。
ついでに、ドラゴンの素材を2匹分買い取ってもらったが、
1体で金貨1000枚分程度になるらしいので十分な収入になった。
あまり目立ってもしょうがないので、キジュが倒したことにしてもらって、
素材代だけをいただいた。
リース曰く『貴族イヤダ!』という事らしい。
最後の素材収集の1日はいらなかったようだ。
全部で金貨3208枚の収入となったので、良しとしよう。
即金は無理とのことだったので冒険者ギルドの口座に入れてもらうことにした。
「ただいまー」
「あっおかえりなさい。」
ニテが優しくいってくれる『おかえりなさい』を聞いてかなりほっこりした。
誤字訂正、ご意見ご感想などもお待ちしております。
作者の励みになります。
これからもご愛顧のほどよろしくお願いいたします。
-------------------------------------------------------------
チェスターのダンジョン入り口に到着した。
桜花のメンバーが中に入ってから17日が経過している。
キジュとの約束まであと13日。
前回キジュたちとダンジョンに潜った際は60階層で折り返し丸2日で帰還した。
今回はソロなのと、目的がレベル上げではないのでとにかく最短ルートで行く。
その為に重要になるだろうスキル!『地図化』。
中に入って『地図化』の効果を確認する。
思っていたのと違った。
ダンジョンに入ればその階層の地図が分かる的なスキルだと勝手に思っていた。
しかし、実際には自分が一度通った場所を頭の中で地図化してくれるスキルのようだった。
まぁ同じ場所を何度も回らなくて済むのは助かる。
結局は『気配探知』。
前世?で使用していたスキルなので使う感覚は覚えている。
レベルがあがり、感覚が研ぎ澄まされているのか前回よりも広く正確にわかる。気がする。
とりあえず前回行った60階までは何となく覚えているのでとりあえず敵を無視しながら進む。
どうしても道の邪魔になる魔物だけは雷魔法で1撃。倒せなくても痺れている間にすり抜ける。
睡眠は全て異空間で行うので大体23時間59分くらいは駆け抜けるつもりだ。
頭の中でマッピングしながら進む。前回通ったような気がする方向へ特に気配探知を鋭くする。
魔物がいそうなら容赦なく魔法を放つ。
魔獣の反応はわかりやすい、いわゆる魔石という魔素の塊が体の中にあるので、
もわーっとした魔物の輪郭と、そこから1段強い魔素の反応が体の1点にある。
人間の場合は全体的にもわーっとしていて魔石の反応は感じられない。
とにかく魔石の反応を感じれば撃つ!素材回収をするなら100階以降だろう。
1日目。ダンジョンに侵入して14時間ほどで60階層をクリアした。
そこで1度異空間を作りゆっくり休憩する。この中では外の1000倍程度の速度で時間が流れている。
ゆっくり睡眠してご飯を食べてお風呂に入って。10時間くらい中で過ごしても、外ではその1000分の1。
なんと36秒しか経過していない。
更に進む。多少魔物の質は変わってきたように感じるがハッキリ言って瞬殺。
ちなみに今のステータスはレベル500だが、そのステータス表示はLC以外オール表示不可。
多分ギルドカードの表示限界を超えてしまったのだろう。LC(運)は151。
王立図書館の文献では120までは確認されていたそうだが、それすら超えてしまった。
このままレベル限界まで上げたらどうなるのだろうかとちょっと気になったが、
目的は桜花の救出なので、レベル限界を目指すのはいずれという事にしたいと思う。
ダンジョンに侵入して22時間。キジュ達が負傷した89階層を走り抜けている。
とりあえず、出会う敵全てを殲滅する。正直どれがキジュとリースを傷つけた奴なのかは分からない!
90階層のオーガチーフを撃破。まだまだ魔力に余裕があるのでそのまま進む。
節目となる100階層。ボスはワイバーン。空を飛んでいても関係ない!雷魔法全力放射!
そこで一旦異空間を出して休憩。
ここまでが1日の探索だったが、正直桜花メンバーがもし、最下層からの戻りだった場合を考慮して
飽和攻撃は使用していない。気配探知があるので、敵よりも早く気付ける分攻撃に後れを取ることはない。
ましてやここまでの階層ではそれほど強い反応を感じなかったので隠密スキルすら発動していない。
以前の経験では100階を超えると魔法耐性を持った魔物が出始める。
罠の数も多くなるので単純に疾走できないのと、そもそも広さが広くなる。
仮に火魔法耐性を持った魔物には火魔法が効きにくい、そのため別の魔法でダメージを与える。
110階層からは複数属性の魔法耐性を持つものが出る。
現在ダンジョンに侵入して36時間。現在109階層。次はボス部屋。
王都の未踏破ダンジョンの経験が生きている。前回よりもかなり速いペース。
110階層。王都の未踏破ダンジョンで討伐したドラゴンがいた。
アースドラゴンというようだ。こちらも瞬殺!
とりあえず素材が高そうなのでボスは丸ごと異空間に死体を保存しておく。
ここまで1階層20分かからないペース。
というか60階層までは10分かかっていなかったから、さすがにペースが落ちてくる。
120階層のボス部屋に到着したときには既に48時間が経過していた。
ボスはウィンドドラゴン。これも同じく瞬殺し、異空間に死体を保存した。
ここにきて1階層に1時間程度かかるようになってしまった。
キジュとの約束はあと11日。
まだ桜花の姿は見えない。
その先、132階層に奇妙な反応を見つけた。桜花のランバダ達だ。
強力な魔物除けの結界が張ってあるのだろう、気配探知でわかるほどのテントがそこにはあった。
私は急いでそのテントに向かう。
ランバダ、リゾラバ達の顔が見えた。生きていてよかった。
私が来たことに驚いている。
「シュ、シュウさん!!どうしてここに!」
「おお元気で何より、あまりに帰りが遅いのでキジュが心配してな。それで捜索を頼まれた。」
「まぁ俺りゃ元気なんだが、バスの奴がちょっとな。」
奥にバスが横になっている。その左腕と左足が石化している。
「ちょっとやらかしちまってな、今リゾラバの魔力回復を待ってまた治療してもらう予定だ。」
「・・・・・」
なるほど、バスが負傷して、ここで治療を行っていたのか。
確かに石化の治療ならば『金の針』などを使えば効果的だが、魔法で治療する場合少しづつ戻すしかない。
話を聞いたところこの状態で5日目らしい。
外では既に20日が経っているのだから、彼らもまだまだ下を目指したかったのだろう。
「で、どうしたい?食料はあるか?治療は私が可能だ。」
私の申し出に桜花メンバーの顔が驚きと喜びを合わせたような顔をする。
「できればもう少し先に進みたい。バスを治療してくれないか。お金は言い値で払う。」
「金は要らない。みんな無事に帰ってきてくれればそれでいい。」
私はリゾラバの許可をもらい、バスの治療を行った。
リゾラバも私との魔力総量の違いを理解しているらしく、治療を変わってくれた。
私はその場で全快するだけの魔力を込めて石化の治療を行った。
確かにこの階層にはヒュドラがいる。しかし、石化対策は簡単な守護石のようなアクセサリーでも可能なので、
ほとんどの冒険者はそれで対応しているようだ。
たまたま、石化耐性をすり抜けてしまった場合に今回のような不運なことが起こる。
とりあえず、桜花メンバーにこのままテント内に残るように言って、一旦転移魔法でダンジョン入り口まで戻る。
そこから一度ダンジョンをでてチェスターまで転移で戻る。
雑貨屋で石化無効の守護石を4つ買って再びダンジョンに戻る。
1階層から一気に132階層のテントまで転移する。
ダンジョン内であればダンジョン内に転移は可能だが、転移した先にいきなり魔物の目の前だったりすることがあるので
本来はこんな転移の仕方はしないのだろう。このテントを張ってくれているおかげだ。
桜花メンバーに石化無効の守護石を渡す。
リュートが食料を管理しているようなので、その場で私が持っていた食料を分ける。
バスは全快したようだ。
桜花メンバーはまだ先を探索するようだ。
私にもついてきてほしいと言われたが、私はキジュへの報告に戻ることを伝えてパーティへの参加は断った。
「まぁソロでここまで来れるっていうんだから、正直次元が違う。」
「ソロでのドラゴン討伐って貴族昇進じゃなかった?」
「そうそう、110階と120階にドラゴンがいたでしょ。」
「ああ、倒した。まぁ私の事情で貴族昇進はできない。(っていうかもう一人の私がやっちゃってるから!)」
確認したところ、『帰還の転送アイテム』を持っているという事だったので、
あと10日程度探索したら戻ってくるようにお願いした。
もちろん最下層に就いたらそれよりも早く帰還することにはなるだろうが。
まぁここで『では帰る!』とならないあたりがSSランクパーティなのだろう。
自分たちの実力を分かったうえで『まだ行ける!』と判断しているのだ。
ならば彼らの判断で進んでくれて大丈夫だと思う。
その時にリゾラバから面白いアイテムを見せてもらった。
最初はテントに魔物除けの結界が張ってあるのかと思っていたが、
魔物除けの効果はテントを抑えている杭にあるそうなのだ。
よく見ると杭の先に魔石がつけられており、
そこから周囲の魔素を吸い込んで魔物除けの魔法陣の効果を発揮していた。
解析できたので、あとで異空間で作って見ようと思う。
私は転移魔法が使えるので、この杭があるだけでかなり楽になる。
ダンジョンの深層などになれば魔素濃度が濃くなるのでさらにこの魔物除けは強力になる。
ダンジョン内にセーブポイントを作れるのは非常に助かる。
桜花のメンバーと別れた後、私はその階層でしばらく狩りを続けた。
スキルスクロールや食料の購入に使ったお金分の素材を入手しようと思う。
今回は、キジュにも桜花にも報酬は求めていない。
私は自分で稼ぐから。みんなが無事でいてくれるならそれでいい。
気配探知に引っかかった魔物を片っ端から倒していく。
少しづつ上に登りながら殲滅していく。
丸24時間素材を集めまくって、チェスターに帰還した。
それから、キジュにリースを呼んでもらい、
桜花メンバーが全員無事で132階層より下を目指しているという事
『帰還の転送アイテム』も持っているので心配しなくても大丈夫という事を伝えた。
ついでに、ドラゴンの素材を2匹分買い取ってもらったが、
1体で金貨1000枚分程度になるらしいので十分な収入になった。
あまり目立ってもしょうがないので、キジュが倒したことにしてもらって、
素材代だけをいただいた。
リース曰く『貴族イヤダ!』という事らしい。
最後の素材収集の1日はいらなかったようだ。
全部で金貨3208枚の収入となったので、良しとしよう。
即金は無理とのことだったので冒険者ギルドの口座に入れてもらうことにした。
「ただいまー」
「あっおかえりなさい。」
ニテが優しくいってくれる『おかえりなさい』を聞いてかなりほっこりした。
0
あなたにおすすめの小説
宿敵の家の当主を妻に貰いました~妻は可憐で儚くて優しくて賢くて可愛くて最高です~
紗沙
恋愛
剣の名家にして、国の南側を支配する大貴族フォルス家。
そこの三男として生まれたノヴァは一族のみが扱える秘技が全く使えない、出来損ないというレッテルを貼られ、辛い子供時代を過ごした。
大人になったノヴァは小さな領地を与えられるものの、仕事も家族からの期待も、周りからの期待も0に等しい。
しかし、そんなノヴァに舞い込んだ一件の縁談話。相手は国の北側を支配する大貴族。
フォルス家とは長年の確執があり、今は栄華を極めているアークゲート家だった。
しかも縁談の相手は、まさかのアークゲート家当主・シアで・・・。
「あのときからずっと……お慕いしています」
かくして、何も持たないフォルス家の三男坊は性格良し、容姿良し、というか全てが良しの妻を迎え入れることになる。
ノヴァの運命を変える、全てを与えてこようとする妻を。
「人はアークゲート家の当主を恐ろしいとか、血も涙もないとか、冷酷とか散々に言うけど、
シアは可愛いし、優しいし、賢いし、完璧だよ」
あまり深く考えないノヴァと、彼にしか自分の素を見せないシア、二人の結婚生活が始まる。
あっ、追放されちゃった…。
satomi
恋愛
ガイダール侯爵家の長女であるパールは精霊の話を聞くことができる。がそのことは誰にも話してはいない。亡き母との約束。
母が亡くなって喪も明けないうちに義母を父は連れてきた。義妹付きで。義妹はパールのものをなんでも欲しがった。事前に精霊の話を聞いていたパールは対処なりをできていたけれど、これは…。
ついにウラルはパールの婚約者である王太子を横取りした。
そのことについては王太子は特に魅力のある人ではないし、なんにも感じなかったのですが、王宮内でも噂になり、家の恥だと、家まで追い出されてしまったのです。
精霊さんのアドバイスによりブルハング帝国へと行ったパールですが…。
おっさん武闘家、幼女の教え子達と十年後に再会、実はそれぞれ炎・氷・雷の精霊の王女だった彼女達に言い寄られつつ世界を救い英雄になってしまう
お餅ミトコンドリア
ファンタジー
パーチ、三十五歳。五歳の時から三十年間修行してきた武闘家。
だが、全くの無名。
彼は、とある村で武闘家の道場を経営しており、〝拳を使った戦い方〟を弟子たちに教えている。
若い時には「冒険者になって、有名になるんだ!」などと大きな夢を持っていたものだが、自分の道場に来る若者たちが全員〝天才〟で、自分との才能の差を感じて、もう諦めてしまった。
弟子たちとの、のんびりとした穏やかな日々。
独身の彼は、そんな彼ら彼女らのことを〝家族〟のように感じており、「こんな毎日も悪くない」と思っていた。
が、ある日。
「お久しぶりです、師匠!」
絶世の美少女が家を訪れた。
彼女は、十年前に、他の二人の幼い少女と一緒に山の中で獣(とパーチは思い込んでいるが、実はモンスター)に襲われていたところをパーチが助けて、その場で数時間ほど稽古をつけて、自分たちだけで戦える力をつけさせた、という女の子だった。
「私は今、アイスブラット王国の〝守護精霊〟をやっていまして」
精霊を自称する彼女は、「ちょ、ちょっと待ってくれ」と混乱するパーチに構わず、ニッコリ笑いながら畳み掛ける。
「そこで師匠には、私たちと一緒に〝魔王〟を倒して欲しいんです!」
これは、〝弟子たちがあっと言う間に強くなるのは、師匠である自分の特殊な力ゆえ〟であることに気付かず、〝実は最強の実力を持っている〟ことにも全く気付いていない男が、〝実は精霊だった美少女たち〟と再会し、言い寄られ、弟子たちに愛され、弟子以外の者たちからも尊敬され、世界を救って英雄になってしまう物語。
(※第18回ファンタジー小説大賞に参加しています。
もし宜しければ【お気に入り登録】で応援して頂けましたら嬉しいです!
何卒宜しくお願いいたします!)
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる