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第1章 初めての町(タカギ)
第22話 ヤストパワーレベリング大作戦の件
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食堂にはミサカさん、モモさん、ヒバリさん、ミズホさんが既に集合していた。
どうも7時過ぎには食堂に到着していたらしい。
俺とブライアントさんが合流し、スズさん、ヤンヤンさん、ユンユンさんも集合。
最後に来たユキマサさんとカザンさんは8時ぴったりに集合した。
みんな結構時間にしっかりした生活を営んでいるようで、
学生の頃の自分を考えるとちょっと恥ずかしくなる。
先に到着していたメンバーも交えて朝食を取りながら、今回の狩りの作戦をすり合わせる。
まず、俺がスキル魔物作成で魔物を出現させる。
そして1匹に付き1発の爆裂玉を俺が投げつけた後は、
ヒバリさんが盾役(タンク)として魔物の動きを抑える。
万能戦士のユキマサさんが攻撃し、ミズホさんとスズさんが遊撃。
ミサカさんはバフ担当で、モモさんは記録係&俺の魔力回復係らしい。
ヤンヤンさん、ユンユンさんは倒した魔物の素材を採取&解体。
ブライアントさんとカザンさんは基本見学だが、何かあれば参戦してくれるらしい。
ちなみに準備されていたマナポーションはコモン100本。
1本に付きMPを100ほど回復してくれるらしい。
今の俺のMPは上限80だから、基本的に1本飲めば全回復することになる。
ちなみにマナポーションのコモンを100本製造するのに必要な月光草は20本。
アニマルプラントの種類にもよるが大体1匹のに1、2本らしい。
俺の魔力回復係のモモさんは、聖属性のマナヒールという魔法を使えるらしい。
これはモモさんのMPを俺に分け与える魔法らしく、ある程度微調整が可能という事であった。
念のためにモモさんやミサカさんのMP容量を聞いたら二人とも1000を超えていたことにびっくりした。
カザンさんですら300程度のMP総量があるらしいので、俺がまだまだひよっこであることには間違いない。
ミサカさんがこっそり耳元で、
『シズネ先生とブライアントさんはMP5000超えらしい。』と教えてくれた。
流石長年鍛え続けた人たちだとびっくりした。
二人程度の魔力量であれば、エンシャントドラゴンを作成できることになる。
そんな会話をしていると、ヒバリさんが『私もHPなら2000超えてるよ。』と言っていたので、
驚いていると、カザンさんとユキマサさんはHP4000を超えるらしい。
みんな結構化物だと思ったが、上には上がいるという事をつくづく思い知った。
朝食後、タカギから外にでて300メートルほど離れた場所で作戦開始となった。
『よし!じゃあ始めようか、ヤスト君まずはこれを頼む。』
ミサカさんから受け渡された素材を手に取る。
[シーププラントの素材を入手しました。魔物作成を行いますか?(消費MP 70)]
「シーププラント。70です。」
『よし!ではモモ君もヤスト君回復の準備をしておいてくれ。
彼のスキルの性質上、徐々に消費MPが減るから、
マナポーション分くらいはモモ君のMPだけで大丈夫だろう。』
『おお、シーププラントか。身体にびっしり草が生えた羊みたいなやつだ。
突進の威力はそこそこある。まぁヒバリなら問題なくとめられる。』
カザンさんは戦闘のアドバイスをかけてくれる。
『はい。爆裂玉です。』
ユンユンさんが後ろから爆裂玉を渡してくれる。
右手に魔物の素材、左手に爆裂玉をもって、魔物作成のスキルを実行する。
右手の素材が輝きだし、徐々に魔物の形を作り出していく。
『今だ!』
ミサカさんの合図で、右手の作成中の魔力の塊を10メートル先まで投げる。
すると、その魔力の塊がもこもこと魔物の形になっていく。
昨日、ミサカさんに伝授された検証の1つだ。
いままで、俺の魔物作成は俺の手のひらの上で行われていた。
しかし、魔物の中には俺よりも大きな魔物もたくさんいるので、
手の上に載らない魔物は当然体から離して作成しなければならない。
結果的に、『魔力を十分に込めたら投げてみる!』という事になった。
これが成功すれば、俺の投げれる範囲でどこにでも魔物を出現させることができる。
ミサカさんの読みはあたり!俺の手から離れても魔力の塊は魔物の形を成していく。
目で見て魔物の作成が完了したなと思ったところで爆裂玉発射!
シーププラントは振り向いた瞬間に爆裂玉の直撃を受けた。
しかし、それだけでは倒れない。作戦通り、ヒバリさんが俺とシーププラントの間に入り込み
シーププラントを抑える。その右側からミズホさんがシーププラントの頭と胴の境目に一閃。
大きなダメージを受けてシーププラントはよろける。
そこにユキマサさんがとどめを刺した。
時間にして10秒かかっていない。初めての連携でも完璧に機能した。
俺はヒバリさんの後ろで、モモさんからマナヒールを受ける。
MPが70回復して全回復している。流石の魔道部隊。
きっちり魔力操作してくれて見ていて美しい。
倒したシーププラントをヒバリさんがヤンヤンさんに渡すと、
早速採取&解体。ユンユンさんも手伝っている。
採取したシーププラントの素材と、爆裂玉をユンユンさんが俺に持ってきてくれる。
解体は途中だが、素材さえもらえば、俺がまた魔物作成できる準備が整う。
なんか魔物殲滅のマラソン作業をやっている感じになるかもしれない。
『OKじゃあ解体は任せて次行こう!』
ミサカさんの号令でみんなが頷き、再度戦闘態勢に入る。
「シーププラント。50。行きます!」
消費MPの減り具合もだんだんつかめてきた。
モモさんはマナヒールの準備に入り、俺が魔物作成を行う。
俺の爆裂玉が今度は直撃しなかったが、シーププラントの足元で爆破。
その後はさっきと同じ。リプレイでも見ているように狂わない連携にびっくりした。
それからはとにかくマラソン!繰り返し繰り返し作戦を実行する。
「シーププラント。30。行きます!」
「シーププラント。10。行きます!」
「シーププラント。7。行きます!」
「シーププラント。5。行きます!」
「シーププラント。3。行きます!」
「シーププラント。1。行きます!」
消費MPが1桁になった時点から、モモさんのマナヒールも受けなくて大丈夫になった。
とりあえずそれを繰り返すうちに、シーププラントも素材なしに作成できるようになった。
ユンユンさんは全力で解体作業を手伝っている。
爆裂玉は俺が直接、木箱から取り出して投げている。
『はい!次!』
『はい!次!』
ミサカさんの号令で、リプレイがかかる感じ。
一番消耗が激しそうなヒバリさんでさえ全く疲れた様子はない。
多分、ミサカさんが防御力が上がるようなバフをかけているのだろう。
だいたいシーププラントを30体くらい狩ったところで、
一旦ブライアントさんからストップが入る。
『ちょいちょい!待てい!待てい!解体が追い付かんわ!』
いつの間にかブライアントさんとカザンさんも何故だか解体をやっている。
ブライアントさんの指示で、物資保管庫の要員を増員することとなった。
倒した魔物を物資保管庫に運ぶ係として、斥候部隊のメンバーも数名呼ばれた。
大体の体制補強もできて、俺の魔力回復も終わったので、
作戦再始動となった。
『よし、次はこの魔物を行ってみよう!』
ミサカさんが魔物の素材を渡してくれる。
[ブルプラントの素材を入手しました。魔物作成を行いますか?(消費MP 75)]
「ブルプラント。75です。」
『よし、モモ準備!』『はい!』
そこからまた、シーププラントと同じくマラソン再開。
お昼を迎えるころには他の魔物も合わせて約200体の魔物を狩り倒した。
俺のレベルも一気に20台まで上がった。
名 前:スメラギ=ヤスト (17歳)
レベル:22
HP:202/260
MP:121/198
状態:健康
体力: 56
腕力: 42
脚力: 31
知力: 60
運: 22
『よ~し、一旦お昼にしよう!』
ミサカさんの号令でお昼休憩に入る。
いつの間にかタカギの住人のほとんどがこの作戦に参加していた。
途中から盾役や攻撃役の人も後退し、みんなのレベル上げ祭りとなっていた。
カザンさんなんかは盾役のつもりがそのまま1撃で魔物を倒すから、
回転スピードが上がりまくる。
みんななんだか無性にやり遂げた感が出ていて、
更に結束が深まった。感じがした。
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