現実だと思っていたら、異世界だった件

ながれ

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第2章 タカギ争乱

第39話 フルメタル スパさんが誕生した件

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翌日、マリさんが作成したフルアダマンチウムの躯体を使用した
マリオネットの作成を行うことになった。

昨日、倒しまくった魔石2500個をすべて使った超大作!
魔力総量だけならマリさんの3倍以上になるらしい。
つまり、リジェネ量も単純に3倍以上。
完成すれば、彼だけで、タカギのすべての魔法動力を維持できる。
うちのエネルギー担当になる予定だ。

まず、ヒューマンゴーレム討伐で獲得していた魔石の残りで、
かろうじて動ける状態までのマリオネットを作成する。
そこで一度マリさんの基礎教育が行われる。
魔石合成の魔法陣を刻み、次々に魔石を収錬させていく。

昼の2時ごろ、マリさんにお願いされて、
ちょうど寝室くらいの大きさの部屋をアダマンチウムコーティングしていた。

『ヤスト様、完成いたしました。』

『此度、主様より生を授かり、誠に感謝いたしまする。』

またえらい偏った話し方をする仲間だできた。
(まぁたぶん作者の書き分けの都合・・・)
見た感じが蜘蛛だから~・・・う~ん「スパさん」としよう。

「やあ、これから君をスパさんと呼びます。よろしくね。」

『ははーっ!名を授かり今後、このスパ!主の為に忠義を尽くします!』

固い固い!躯体もフルアダマンチウムだから硬いけど、話し方がより固っくるしい。
まぁいいか。基本的には俺たちの最大魔力量を誇る仲間だし。

ちなみに今俺がコーティングしている部屋は鍛冶部屋になるらしい。
スパさんは基本的にうちのエネルギー担当だが、
解体作業、ポーションや日用品の作成などをマリさんに代わって行うらしい。
そのためこの鍛冶部屋は当面、マリさんの作業室になる。

もともとマリさんがこの形にしたのは、
解体作業や移動に便利だからという理由らしい。

今の俺のスキルとして、
アニマルプラント系とヒューマンゴーレム系を各種作成できるので、
薬草類や鉱石類、水晶などをじゃんじゃん作成できる。
木材に関してはトレントを倒すことで入手可能。
毛皮などからの革製品にも対応した魔物も作成できるようになった。

新しくなった馬車、じゃなかった軽キャン?・・ハウスは、
1階にリビング、ダイニング、大浴場、トイレ×3、訓練室(2階までぶち抜き))、
鍛冶場、操作室、資材倉庫×3、食糧庫が完備されており、
2階は俺の寝室と書斎、小客室×10が完備されている。
まぁ小客室でタカギの一般の部屋程度の広さは十分確保されている。
3階部分は今後、野菜などを育てられる空間として用意されているので、
ヨシノに到着したら、品種改良された食料の種などを購入する予定だ。
各所に魔道灯が設置されており、それらは入り口のスイッチでON/OFF可能だ。
1階の大浴場に関しては基本的にはタカギと同じ作り、
ちゃんと脱衣所もついている。
これだけで小さな移動都市以上の部屋数と設備状況なのではないだろうか。


「これなんでトイレが3つもあるの?」

『ヤスト様と、その奥方様たちが一堂に生活できるスペースを考慮いたしました。』

徐々に環境が変化していく中、俺が夕食のテーブルに着く頃、
操作席のパペさんからまもなくヨシノに到着するという連絡があった。

今日はもう既に日が落ち始めているので今日は城塞都市ヨシノの近くで1泊することにした。

翌朝・・・・

9時頃に起床した。
パペさんは城塞都市に入らず、ハウスで待機してもらう。
アダマンチウムコーティングされたパペさんは、金属光沢のパペットもといマリオネットだ。

この世界ではマリオネットは一般的で従者として同行する人も多い。
ほとんどが初期のマリさんレベルなので戦闘には向かず、
御者や荷物持ちとして連れている感じだ。

とりあえず俺とマリさんが行くのは問題ない。
スパさんは全身に炭?のような黒いものをまぶしている。
金属光沢が消え、単純に真っ黒な大蜘蛛のような風貌だ。

まぁ一応ペットもしくは変わったマリオネットとしてごまかせるだろう。
一瞬パペさんも体に炭を塗ろうとしていたので、一応止めた。
本当はパペさんもヨシノに入りたいのかもしれない。

タカギのみんなと別行動をするようになって10日。
正直到着するには早すぎるので、もし何日か滞在すようなら、
パペさんにも何か変装方法を考えてあげないといけない。

ミサカさんほどじゃないが素材さえ入手できれば、
きっとマリさんがいい感じに仕上げてくれるだろう。

みんなの準備ができたので、パペさん以外はハウスの外に出る。
外に出てびっくりしたのは、思いのほか外からハウスが見えないこと。
窓も排除し、視認性向上と透過の魔法陣を全面に適用しているため、
1mの距離にいてもそこに軽キャンがあるとは分かりずらいものだった。

「じゃあ行ってくるよ。とりあえずパペさんはお留守番をお願いします。
 もし何かありそうなら、すぐに通信機で連絡してね。」

「主様、了解いたしました。」

カモフラージュも兼ねて、マリさんが皮の袋を背負う。
俺はその横を歩き、スパさんは俺の肩に乗っている。
思った以上にスパさんには重量感はあり、大体5kgくらいありそうだが、
レベルが上がったせいか全く問題ない。

城塞都市ヨシノの城門前に到着する。
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