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26話
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それからマリアの転移魔法で宿に戻ってきた俺たちは、魔王を討伐したことを報告するためにギルドに向かった。
「これをお願いします」
俺は代表者として受付に角が大量に入った袋を渡した。
「えっと、これは?」
受付嬢は角の正体が何か分からないらしく、不思議そうな表情で角を見ていた。
「魔族の角です」
「え!?!?一度、確認させていただきますね」
俺の言葉に目を見開いた後、袋を持って慌てた様子で奥の部屋に走っていった。
それから数分後、
「お待たせしました。お話したい事がありますので一度奥の部屋に来ていただけますか?」
手ぶらで戻ってきた受付嬢は、俺たちにそう聞いてきた。
「はい。良いよね、皆」
「「はい」」「勿論」
「それは良かったです。では案内いたします」
俺たちは受付嬢の案内によって奥の部屋へと連れていかれた。
「初めまして。ギルドマスターのマスギルです」
高級そうな花瓶や絵が飾られている、いかにも応接室、みたいな部屋で待ち受けていたのはスーツを身に纏った筋骨隆々の大男。
筋肉と脂肪という差はあるが、体重という点においては大差ないように見える。同じマシマシなら筋肉の方が良かったなあ。
「初めまして。リックです」
「アンジェです」
「リザです」
「リシュリューです」
「本日はよろしくお願いします。よろしければ椅子におかけください」
「「「「はい」」」」
俺たちはそれぞれ、目の前にあった大きめの椅子に座った。
多分この椅子たち、巨漢の俺が居るってことで慌てて取り替えたんだろうなあ。
別に安い椅子では無いんだけど、この部屋の他のものに比べると若干格落ち感があるし。
多分本来の椅子だと座れなさそうだったんだろうね。
だからといって俺の椅子だけを特別仕様にせず、皆の椅子も変えることでそれを気取られないようにする気遣い、感謝します。
「お話は聞いておりました。突然この街に現れてソードドラゴンとフェンリルをあっさりと討伐してしまった冒険者の方がいらっしゃると。しかしまさか魔族まで倒されてしまうとは思っても見ませんでした。しかもこの数を」
「はい」
魔王を倒してしまった都合上、たまたまですとか運が良かったですとかの謙遜は流石に無理があるので、とりあえずはいとだけ答えた。
「こちらとしてはその偉業に対し、今すぐにでも報酬をお渡ししたい気持ちなのですが、このギルドだけでは流石にそれに見合う金額を用意することは出来ません。周囲のギルドから資金をかき集めてこなければならないため、最低でも数日はかかってしまいます」
「別に構いません」
「それは良かったです。用意が出来ましたら後日連絡いたします」
「分かりました」
「これが一つ目の要件でして、もう一つは、これほどの数の魔族が一体どこに潜んでいたのかをお伺いしたいのです」
ん?潜む?ああ、そういうことか。
「この魔族たちは私たちの住む大陸に居たものではありません」
マスギルさんの意図に気付き、答えようとする前にマリアが先に答えてくれていた。
「となると?」
「魔王城に直接向かって倒してきたものです。ちなみに藍色の角が魔王のものですよ」
「え!?!?!?セナさん、大至急テーさんかカンさんを連れてきてください!!」
「はい!!」
どうやら倒した魔族が魔王だとは思っていなかったらしく、マスギルさんは慌てた様子でセナさんという受付嬢に指示をしていた。
「はい、この方々が言う通り、この角は紛れも無く現魔王のものです。そして、角の中には魔王軍幹部や、四天王のものまで含まれていました」
「ありがとう、テーさん。では仕事に戻ってください、と言いたいところなのですが、この場に居てくれますか?」
「分かりました」
「ちょっと待っててください」
マスギルさんは慌てた様子で部屋を出て、椅子を何故か二つ取って戻ってきてからテーさんとセナさんに渡していた。
「ありがとうございます」
しかも何故か椅子を受け取った側のテーさんとセナさんにカルマンさんがお礼を言っていた。二人は意味が分からないらしく、首をかしげている。そりゃそうだ。
これ、単に一人じゃ心細くなってきたから一緒に居て欲しかっただけだな。あのマッチョでも心細いという感情はあるんだね。
「失礼いたしました。お話に戻りましょう」
先程の意味不明なやり取りがさも当然の出来事だったかのように自然に振る舞うカルマンさん。
まだ両隣の二人は困惑したままですよ。せめて説明してあげてください。
「はい」
2人に助け船を出してあげたい気持ちは山々なのだが、それをするとカルマンさんが可哀そうな気がしたのでやめておくことにした。
「一般魔族までは冒険者ギルドで対応が可能なのですが、今回討伐されたのが魔王ですので、私どもではなく国の管轄となります。ですので、そのままお繋ぎしてもよろしいでしょうか」
そりゃそうじゃん。魔王討伐は国を挙げての目標なんだから。完全に忘れていたよ。
「でしたら、私達4人ではなく、リザ様とリシュリュー様が2人で魔王を倒したという事にしてくれないでしょうか?」
「「え??」」
突然マリアがそんな提案をしたので、思わず師匠と一緒に声を上げてしまった。
『リック様、今回の魔王討伐の報酬をこれまでのお礼ということにしましょう。私達が国からお礼を頂いても使えずに持て余すだけですから。それに私達は偽名ですから説明が面倒ですしね。それで良いでしょうか、リザ様、リシュリュー様?』
意図が分からず困惑していた俺たちに、マリアは小声で説明してくれた。
『私はお二人の案に従うのみですので』
『そうしておこっか』
マリアが言いたいことは分かった。確かにそれの方が良さそうだ。
でも、国からの報酬を丸々横流しするだけってお礼としてどうなんだろうか。
後で別にお礼は用意しておかないとね。
『えっと、良いんですか?私ってそんなに活躍してなかったですし、ダイエットの手伝いのお礼としては大きすぎます』
と思ったら師匠は乗り気じゃないみたい。
『いえいえ。ちゃんと活躍していましたよ。リック様以外で一番魔族にとどめを刺していたのはリザ様だったじゃないですか、それに』
とそこまで言った後は師匠にだけ聞こえるように耳打ちしていた。
ってか師匠ってそんなに魔族を倒していたんだ。強すぎない!?二人と違って元々ただの町娘だし何なら魔王城が初戦闘だよね?
なんてことを考えていると、師匠がマリアの頭を軽く叩いた。顔が真っ赤だ。
『分かりましたよ。貰いますよ。ありがとうございます』
そして師匠が報酬を貰うことに同意していた。何を言ったのマリアさん。
訝しむ視線でマリアを見ると、ニコっと微笑んできた。誤魔化さないで説明してください。
聞きたい事は色々とあるが、一応意見としては纏まったのでカルマンさん達の方を向き直すと、そっちはそっちで何か話し合っていた。
何を言っているのかは聞き取れないが、カルマンさんが動揺しまくっていることだけは見て取れる。頑張れカルマンさん。
それから1分後、
「分かりました。国の方にはリザ様とリシュリュー様が二人で魔王を討伐するに至ったと伝えておきます」
マリアのお願いに同意してくれるらしい。
「「「「ありがとうございます」」」」
「では、後日連絡をさせていただきたいので連絡先を教えていただけますか?」
それから俺たちは二人の連絡先を伝え、領地に帰った。
連絡先を伝えると5回位聞き返されたが、それはまた別のお話。
「これをお願いします」
俺は代表者として受付に角が大量に入った袋を渡した。
「えっと、これは?」
受付嬢は角の正体が何か分からないらしく、不思議そうな表情で角を見ていた。
「魔族の角です」
「え!?!?一度、確認させていただきますね」
俺の言葉に目を見開いた後、袋を持って慌てた様子で奥の部屋に走っていった。
それから数分後、
「お待たせしました。お話したい事がありますので一度奥の部屋に来ていただけますか?」
手ぶらで戻ってきた受付嬢は、俺たちにそう聞いてきた。
「はい。良いよね、皆」
「「はい」」「勿論」
「それは良かったです。では案内いたします」
俺たちは受付嬢の案内によって奥の部屋へと連れていかれた。
「初めまして。ギルドマスターのマスギルです」
高級そうな花瓶や絵が飾られている、いかにも応接室、みたいな部屋で待ち受けていたのはスーツを身に纏った筋骨隆々の大男。
筋肉と脂肪という差はあるが、体重という点においては大差ないように見える。同じマシマシなら筋肉の方が良かったなあ。
「初めまして。リックです」
「アンジェです」
「リザです」
「リシュリューです」
「本日はよろしくお願いします。よろしければ椅子におかけください」
「「「「はい」」」」
俺たちはそれぞれ、目の前にあった大きめの椅子に座った。
多分この椅子たち、巨漢の俺が居るってことで慌てて取り替えたんだろうなあ。
別に安い椅子では無いんだけど、この部屋の他のものに比べると若干格落ち感があるし。
多分本来の椅子だと座れなさそうだったんだろうね。
だからといって俺の椅子だけを特別仕様にせず、皆の椅子も変えることでそれを気取られないようにする気遣い、感謝します。
「お話は聞いておりました。突然この街に現れてソードドラゴンとフェンリルをあっさりと討伐してしまった冒険者の方がいらっしゃると。しかしまさか魔族まで倒されてしまうとは思っても見ませんでした。しかもこの数を」
「はい」
魔王を倒してしまった都合上、たまたまですとか運が良かったですとかの謙遜は流石に無理があるので、とりあえずはいとだけ答えた。
「こちらとしてはその偉業に対し、今すぐにでも報酬をお渡ししたい気持ちなのですが、このギルドだけでは流石にそれに見合う金額を用意することは出来ません。周囲のギルドから資金をかき集めてこなければならないため、最低でも数日はかかってしまいます」
「別に構いません」
「それは良かったです。用意が出来ましたら後日連絡いたします」
「分かりました」
「これが一つ目の要件でして、もう一つは、これほどの数の魔族が一体どこに潜んでいたのかをお伺いしたいのです」
ん?潜む?ああ、そういうことか。
「この魔族たちは私たちの住む大陸に居たものではありません」
マスギルさんの意図に気付き、答えようとする前にマリアが先に答えてくれていた。
「となると?」
「魔王城に直接向かって倒してきたものです。ちなみに藍色の角が魔王のものですよ」
「え!?!?!?セナさん、大至急テーさんかカンさんを連れてきてください!!」
「はい!!」
どうやら倒した魔族が魔王だとは思っていなかったらしく、マスギルさんは慌てた様子でセナさんという受付嬢に指示をしていた。
「はい、この方々が言う通り、この角は紛れも無く現魔王のものです。そして、角の中には魔王軍幹部や、四天王のものまで含まれていました」
「ありがとう、テーさん。では仕事に戻ってください、と言いたいところなのですが、この場に居てくれますか?」
「分かりました」
「ちょっと待っててください」
マスギルさんは慌てた様子で部屋を出て、椅子を何故か二つ取って戻ってきてからテーさんとセナさんに渡していた。
「ありがとうございます」
しかも何故か椅子を受け取った側のテーさんとセナさんにカルマンさんがお礼を言っていた。二人は意味が分からないらしく、首をかしげている。そりゃそうだ。
これ、単に一人じゃ心細くなってきたから一緒に居て欲しかっただけだな。あのマッチョでも心細いという感情はあるんだね。
「失礼いたしました。お話に戻りましょう」
先程の意味不明なやり取りがさも当然の出来事だったかのように自然に振る舞うカルマンさん。
まだ両隣の二人は困惑したままですよ。せめて説明してあげてください。
「はい」
2人に助け船を出してあげたい気持ちは山々なのだが、それをするとカルマンさんが可哀そうな気がしたのでやめておくことにした。
「一般魔族までは冒険者ギルドで対応が可能なのですが、今回討伐されたのが魔王ですので、私どもではなく国の管轄となります。ですので、そのままお繋ぎしてもよろしいでしょうか」
そりゃそうじゃん。魔王討伐は国を挙げての目標なんだから。完全に忘れていたよ。
「でしたら、私達4人ではなく、リザ様とリシュリュー様が2人で魔王を倒したという事にしてくれないでしょうか?」
「「え??」」
突然マリアがそんな提案をしたので、思わず師匠と一緒に声を上げてしまった。
『リック様、今回の魔王討伐の報酬をこれまでのお礼ということにしましょう。私達が国からお礼を頂いても使えずに持て余すだけですから。それに私達は偽名ですから説明が面倒ですしね。それで良いでしょうか、リザ様、リシュリュー様?』
意図が分からず困惑していた俺たちに、マリアは小声で説明してくれた。
『私はお二人の案に従うのみですので』
『そうしておこっか』
マリアが言いたいことは分かった。確かにそれの方が良さそうだ。
でも、国からの報酬を丸々横流しするだけってお礼としてどうなんだろうか。
後で別にお礼は用意しておかないとね。
『えっと、良いんですか?私ってそんなに活躍してなかったですし、ダイエットの手伝いのお礼としては大きすぎます』
と思ったら師匠は乗り気じゃないみたい。
『いえいえ。ちゃんと活躍していましたよ。リック様以外で一番魔族にとどめを刺していたのはリザ様だったじゃないですか、それに』
とそこまで言った後は師匠にだけ聞こえるように耳打ちしていた。
ってか師匠ってそんなに魔族を倒していたんだ。強すぎない!?二人と違って元々ただの町娘だし何なら魔王城が初戦闘だよね?
なんてことを考えていると、師匠がマリアの頭を軽く叩いた。顔が真っ赤だ。
『分かりましたよ。貰いますよ。ありがとうございます』
そして師匠が報酬を貰うことに同意していた。何を言ったのマリアさん。
訝しむ視線でマリアを見ると、ニコっと微笑んできた。誤魔化さないで説明してください。
聞きたい事は色々とあるが、一応意見としては纏まったのでカルマンさん達の方を向き直すと、そっちはそっちで何か話し合っていた。
何を言っているのかは聞き取れないが、カルマンさんが動揺しまくっていることだけは見て取れる。頑張れカルマンさん。
それから1分後、
「分かりました。国の方にはリザ様とリシュリュー様が二人で魔王を討伐するに至ったと伝えておきます」
マリアのお願いに同意してくれるらしい。
「「「「ありがとうございます」」」」
「では、後日連絡をさせていただきたいので連絡先を教えていただけますか?」
それから俺たちは二人の連絡先を伝え、領地に帰った。
連絡先を伝えると5回位聞き返されたが、それはまた別のお話。
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