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第10話
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俺たちは七森との約束通りいつもの場所、ゲーセンに来た。
一階のクレーンゲームや音ゲー、カードゲーム系のエリアを抜け、格ゲー等が立ち並ぶ二階に来た。
すると格ゲーで遊びながら談笑しているいつもの奴らがいた。
そして知らない男も一人。
「久々に来たぞ七森、西野、北条」
とりあえず声をかけた。
「久しぶりじゃん晴に悠理!」
対戦を見ていた北条佐紀がそれに気づき返答した。
前に来たのは高校1年の頭だろうか。その頃のままということもなく、七森以外は少し変わっていた。
「久しぶり。今もこうやって集まっていたんだな」
「そうだね。二人が来なくなってからもずっとだね。今日は来てないけど他の奴らも来てるよ」
俺がいなくなってもこうやって続いているのは嬉しかった。
「そうなんだな。仲が続いてるのは良いことだな。んじゃああいつらは今頃何してんだ?」
そう聞く悠理。
「部活だったり恋人とデートだったりだね。高校が違うからそこらへんはね」
そう。ここに集まっている奴らは全員違う高校に進んでいる。だから流石に全員が全員集まる日ってのもそうそうないのだろう。
それでも俺たちが来ると言ったら集まってくれそうだが。
「んで、この人は誰なんだ?」
俺はこの集まりにいる制服を着崩し金髪にピアスをつけた不良の典型みたいなやつを指しそう聞いた。
「この子ね。そっか二人が来てた時にはいなかったよね」
「俺は神田隆二だ。お前らが噂に聞く九条晴と黒須悠理か」
「そうだ。いつもあいつらが世話になってる」
こいつ何か悪いことやってねえだろうな。タバコとか吸ってても違和感ないぞ。
まああいつら悪い奴じゃねえしそんなことはないと信じたいが。
見た目はただの不良集団だから寄ってくるとしたら不良の方が多いからな。警戒しとくに越したことはない。
「隆二は楓の高校の友達だよ。去年の夏休み終わったくらいに連れてきたんだよね」
七森の友達なら問題なさそうだ。口は若干悪いが良いやつだろう。
「約束通り来てくれたのか!待ってたよ」
七森たちは対戦が終わったらしく、こちらに来た。
そう文句を言うのは西野隼人。
「こっちも色々あるんだよ」
主に加賀美千佳だな。
「まあ県内随一の高校だしな。勉強とかで忙しくても仕方ないか」
そう西野が納得する。
「お前の方が絶対勉強してるだろ」
そう言うのは悠理。
実際中学時代ダントツで成績が良かったのが西野だ。
曰く勉強さえ出来ているなら誰もいちゃもんをつけてこないかららしい。
その結果優等生として周囲から扱われ、文句を言われることもなかったのだから流石だ。
そして彼は県内トップの高校に行くことはなく、少しレベルを落とした校則の緩いところに行った。
勉強の量を減らしても優等生のままでいられるからだそうな。
現に西野は髪を染めてはいないがピアスはついている。
「とりあえず対戦やろうぜ!1年間の成果見せてやる!」
七森が勝負を挑んできた。今なら勝てるとふんでのことだろう。
「かかってこい。まだ俺は負けない」
やるのは格闘ゲーム『ストリートスマッシュAC』
俺たちが小学生の頃から存在するゲームの最新作だ。
今作のプレイは初だがどうにかなるだろう。
俺はいつも通り剣士キャラを選ぶ。七森は今作で初めて出てきたキャラを使うらしい。
ネットなどで見た話によると他ゲームとのコラボキャラだそうだ。
動画では見ていたが相当特殊な動きをするキャラだ。遠距離攻撃を上手くいなすことが勝利への道筋だ。
一階のクレーンゲームや音ゲー、カードゲーム系のエリアを抜け、格ゲー等が立ち並ぶ二階に来た。
すると格ゲーで遊びながら談笑しているいつもの奴らがいた。
そして知らない男も一人。
「久々に来たぞ七森、西野、北条」
とりあえず声をかけた。
「久しぶりじゃん晴に悠理!」
対戦を見ていた北条佐紀がそれに気づき返答した。
前に来たのは高校1年の頭だろうか。その頃のままということもなく、七森以外は少し変わっていた。
「久しぶり。今もこうやって集まっていたんだな」
「そうだね。二人が来なくなってからもずっとだね。今日は来てないけど他の奴らも来てるよ」
俺がいなくなってもこうやって続いているのは嬉しかった。
「そうなんだな。仲が続いてるのは良いことだな。んじゃああいつらは今頃何してんだ?」
そう聞く悠理。
「部活だったり恋人とデートだったりだね。高校が違うからそこらへんはね」
そう。ここに集まっている奴らは全員違う高校に進んでいる。だから流石に全員が全員集まる日ってのもそうそうないのだろう。
それでも俺たちが来ると言ったら集まってくれそうだが。
「んで、この人は誰なんだ?」
俺はこの集まりにいる制服を着崩し金髪にピアスをつけた不良の典型みたいなやつを指しそう聞いた。
「この子ね。そっか二人が来てた時にはいなかったよね」
「俺は神田隆二だ。お前らが噂に聞く九条晴と黒須悠理か」
「そうだ。いつもあいつらが世話になってる」
こいつ何か悪いことやってねえだろうな。タバコとか吸ってても違和感ないぞ。
まああいつら悪い奴じゃねえしそんなことはないと信じたいが。
見た目はただの不良集団だから寄ってくるとしたら不良の方が多いからな。警戒しとくに越したことはない。
「隆二は楓の高校の友達だよ。去年の夏休み終わったくらいに連れてきたんだよね」
七森の友達なら問題なさそうだ。口は若干悪いが良いやつだろう。
「約束通り来てくれたのか!待ってたよ」
七森たちは対戦が終わったらしく、こちらに来た。
そう文句を言うのは西野隼人。
「こっちも色々あるんだよ」
主に加賀美千佳だな。
「まあ県内随一の高校だしな。勉強とかで忙しくても仕方ないか」
そう西野が納得する。
「お前の方が絶対勉強してるだろ」
そう言うのは悠理。
実際中学時代ダントツで成績が良かったのが西野だ。
曰く勉強さえ出来ているなら誰もいちゃもんをつけてこないかららしい。
その結果優等生として周囲から扱われ、文句を言われることもなかったのだから流石だ。
そして彼は県内トップの高校に行くことはなく、少しレベルを落とした校則の緩いところに行った。
勉強の量を減らしても優等生のままでいられるからだそうな。
現に西野は髪を染めてはいないがピアスはついている。
「とりあえず対戦やろうぜ!1年間の成果見せてやる!」
七森が勝負を挑んできた。今なら勝てるとふんでのことだろう。
「かかってこい。まだ俺は負けない」
やるのは格闘ゲーム『ストリートスマッシュAC』
俺たちが小学生の頃から存在するゲームの最新作だ。
今作のプレイは初だがどうにかなるだろう。
俺はいつも通り剣士キャラを選ぶ。七森は今作で初めて出てきたキャラを使うらしい。
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