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長いダンジョン
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朝起きていつも通り庭の花壇に水をやろうと庭に出たら穴が開いていた。
昔飼っていた犬の犬小屋の前に。
流石にこんな所に穴が開いていては困るので穴を塞ぐために穴の中に入った。
入り口は人が1人入れるくらいの穴だったが、中に入るととても広い空間が広がっていた。
どうやってこれを埋めるんだよ⋯⋯
軽く土を盛るだけで済ます予定だったのだがこれだったらどうしようもない。
とりあえずどんな風になっているのかを確かめるために中を散策することにした。
道は真っ直ぐであり横道なんてものは一切なかった。横道はないかと思いながら前を進み続けた。正直長すぎてこの町の地下はどうなっているんだというレベルだ。後でご近所さんに聞いて確かめてみよう。
そんなこんなで歩き続けること2時間がたった。今日は休日だから良かったものの何故こんなに長いんだろうか。
そして脇道の一つもなかった。
とはいってもここまで歩いたら引き返すわけにもいかない。
それから更に30分歩いた。するとゴールのようなものが見えた。本当にゴールテープがあったのだ。
唐突に現れた人工物に多少警戒しながらも徒競走で一番をとったかのように華麗にゴールを決めた。すると、
『ダンジョンが踏破されました。クリア者の松本典弘様には特典として鑑定スキルが付与されます』
そんな声が聞こえた。そして気づいたら元の場所にいた。
穴なんてものはすっかり無くなっていた。まるで最初からなかったかのように。
しかしその穴は無かったわけではなかった。鑑定スキルは備わっていたのである。
目にしたものの情報が入ってきた。溢れんばかりの情報量に頭が痛くなったので止めようと思ったらすぐに止まった。
散々な日だった。長い長い道を歩かされ戻ってきたかと思えばよくわからないスキルで頭を痛くさせられた。
とりあえず今日のことは一旦忘れよう。
そう思いテレビをつけた。するとニュースがちょうどあっていた。
『今日の午前0時より各地で謎の穴が発生するという事件が起きています。穴の中に入ってみると謎の空間が広がっており、何かしらのお題が要求されるとのこと。クリアできた場合は穴を塞ぐことができるそうです。現在はあっち向いてホイを機械と行って5連勝しないといけないものや、自分に似た存在とジャンケンを行い勝利するといったお題があります』
今日の出来事はこういうことだったようだ。
本当に大変な目にあわされたよ。
昔飼っていた犬の犬小屋の前に。
流石にこんな所に穴が開いていては困るので穴を塞ぐために穴の中に入った。
入り口は人が1人入れるくらいの穴だったが、中に入るととても広い空間が広がっていた。
どうやってこれを埋めるんだよ⋯⋯
軽く土を盛るだけで済ます予定だったのだがこれだったらどうしようもない。
とりあえずどんな風になっているのかを確かめるために中を散策することにした。
道は真っ直ぐであり横道なんてものは一切なかった。横道はないかと思いながら前を進み続けた。正直長すぎてこの町の地下はどうなっているんだというレベルだ。後でご近所さんに聞いて確かめてみよう。
そんなこんなで歩き続けること2時間がたった。今日は休日だから良かったものの何故こんなに長いんだろうか。
そして脇道の一つもなかった。
とはいってもここまで歩いたら引き返すわけにもいかない。
それから更に30分歩いた。するとゴールのようなものが見えた。本当にゴールテープがあったのだ。
唐突に現れた人工物に多少警戒しながらも徒競走で一番をとったかのように華麗にゴールを決めた。すると、
『ダンジョンが踏破されました。クリア者の松本典弘様には特典として鑑定スキルが付与されます』
そんな声が聞こえた。そして気づいたら元の場所にいた。
穴なんてものはすっかり無くなっていた。まるで最初からなかったかのように。
しかしその穴は無かったわけではなかった。鑑定スキルは備わっていたのである。
目にしたものの情報が入ってきた。溢れんばかりの情報量に頭が痛くなったので止めようと思ったらすぐに止まった。
散々な日だった。長い長い道を歩かされ戻ってきたかと思えばよくわからないスキルで頭を痛くさせられた。
とりあえず今日のことは一旦忘れよう。
そう思いテレビをつけた。するとニュースがちょうどあっていた。
『今日の午前0時より各地で謎の穴が発生するという事件が起きています。穴の中に入ってみると謎の空間が広がっており、何かしらのお題が要求されるとのこと。クリアできた場合は穴を塞ぐことができるそうです。現在はあっち向いてホイを機械と行って5連勝しないといけないものや、自分に似た存在とジャンケンを行い勝利するといったお題があります』
今日の出来事はこういうことだったようだ。
本当に大変な目にあわされたよ。
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