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第1話 しがみつ鬼
(6)因の始まり
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紫色のはずの繭玉は、漆黒に変わっている。
その色は、ただの黒と呼ぶには禍々しすぎた。
見てはいけない深淵を覗いてしまったような。
常闇とは、かくやと思わせるような。
そんな色に染まっていた。
しかも、繭はぐちゅぐちゅと音を立てて腐れていく。
そのせいで、繭からは瘴気のようなものが、あふれ出している。
「巳之吉様、あれには触れませぬよう」
「おう! 承知してらぁ! しっかし、近寄るだけで吐き気がすらぁ」
「そうですね。よほどのことがあったということでしょう」
「いつもすまねぇな、桔梗。俺ァ、こいつを見るのも罰のひとつだがよ?
おめぇは、俺に付き合わされちまってよぅ」
「いいえ。私とて、同じようなもの。目にしなければならない務めです」
「そうかい?
そう言ってもらえりゃ、こっちも肩の荷が少しは軽くなるってもんだが」
「いえ。それでは、参りましょうか」
「承知!」
巳之吉は繭に入る前に、必ず、二、三言、桔梗に話しかける。
それは、己の気持ちを整えるためでもあり、桔梗を気遣う気持ちもあった。
桔梗のほうも、それに薄々気づいているから、すんなりと言葉を返す。
巳之吉が、桔梗のほうに再び手を伸ばす。
手のひらを上にして差し出された巳之吉の手に、桔梗はそっと手を重ねる。
ぐいん、ぐいん。
瘴気に塗れた、おかしなモヤモヤの中にふたりは吸い込まれるように入る。
皺ひとつ無い袴姿の桔梗の手を引く巳之吉。
さっきまでの雑さは、どこへやら。
その様子は、花嫁御寮のようにも見えて、不思議と美しい。
***
ひとりの女が、長屋の板の間にへたり込むように座っている。
その胸には、木で作られた位牌が抱き締められている。
乱れた髪とやつれた頬肉。
目の周りが荒れているのは、涙に暮れていたせいか。
唇の皮は剥け、カサカサと老婆のように艶を失っている。
それでも、女の元の美しさは消えてはいない。
その弱々しささえ、見る者によっては魅力に映るかも知れない。
女の目は、どこを見ているのか分からない。
虚ろな瞳の先は、板の間に落とされているようにも思える。
けれど、まばたきひとつしない様子が、女が何も見てはいないことを示す。
いや、もしかしたら、この世には無いものを見ているのかも知れない。
「……栄さん、ずっと一緒だって。
共白髪になるまで、ずっとだって。そう言ったじゃないか……」
ポツリと女の口から、言葉がこぼれ落ちる。
掠れた声は誰にも届かず、ただ女の心の内をあふれさせただけ。
スススーッと女の頬を一筋の涙が伝う。
とうに枯れたようにも思えた涙が、ひと雫。
床にぽたりと小さな小さな水溜まりを作る。
「おっかさん、寝てなきゃいけないじゃないか!」
その時、長屋の戸がギシギシと開いたかと思うと、男の声が聞こえてくる。
眉間に皺を寄せて、女を案じるように男が入ってくる。
男は、どうやら、先ほど長屋で会った男である。
今よりも十ばかり若く見えるが、確かに、先ほどの男に違いない。
女は、男の声にピクリと体を震わせた。
ギギギギィ……。
壊れた絡繰人形のように、女の首が動く。
実際にはしない音がしそうなほどに、不自然な首の動き。
そして、男の姿を、その瞳に映した途端。
虚ろだった女の瞳の奥に、灯火が宿る。
「栄さん……? 栄さん! やっぱり、そうだよねぇ!
今まで、どこにいたんだい? 怒りゃあしないよ。
栄さんが帰ってきてくれたんだから。
栄さんが、アタシを置いていっちまうはずが無かったんだよ」
抜け殻のようにも見えていた女の口から、矢継ぎ早に言葉が飛び出す。
女の言葉と様子に驚いたのは、若い男。
抱きつかんばかりの勢いの女を押さえると、慌てた声を出す。
「おっかさん、何言ってんだい! あっしだよ! 久助だ」
「栄さん、おまえさんこそ、何言ってんだい?」
「おっかさん! しっかりしとくれよ。
おとっつぁんは、もういねぇ! 死んじまったじゃあないか!」
「栄さん……。戯れ言は、よしとくれよ。縁起でもない。
栄さんが、アタシを置いて死ぬわけがないだろ。
まだ夫婦になったばかりだってぇのに。怒るよ、栄さん」
「夫婦に……? どういうことだい? おっかさん!」
「栄さん、こんな時分まで遊んできたのは許してあげる。
だから、戯れ言はおよしよ。
あれあれ、アタシったら、なんて格好だい。
風呂屋にでも行って来ようかねぇ」
女は、失っていた魂を取り戻したかのように、いそいそと動き出した。
対して、若い男は呆気に取られた様子で、その場に佇む。
若い男と共に長屋に来ていた老人が、若い男の肩にポンと手を置く。
「久助よぅ、しばらくは、おとっつぁんのふりをしてみたらどうだい?」
「えっ? あっしが?」
「あぁ。おつやさんのあんな元気な姿、久々に見たじゃあないか。
どうだ、おっかさん孝行だと思って、やってみちゃあ?」
渋々と頷く若い男の背中をポンポンと叩いて、老人は去っていく。
男に背を向けた途端、老人の瞳がギラリと金色に輝く。
瞳の真ん中の黒い部分が、猫のように縦に細長くなる。
口は耳のほうに裂けて、ニタリと笑う。
が、すぐに元に戻ると、スタスタと路地を歩いていく。
「あら、大家さん。お出掛け?」
「はいはい。ちょいとそこまでねぇ」
井戸端のおかみ連中に話しかけられると、老人は朗らかに返す。
その様子は、好々爺然としていて怪しいところは見当たらない。
その色は、ただの黒と呼ぶには禍々しすぎた。
見てはいけない深淵を覗いてしまったような。
常闇とは、かくやと思わせるような。
そんな色に染まっていた。
しかも、繭はぐちゅぐちゅと音を立てて腐れていく。
そのせいで、繭からは瘴気のようなものが、あふれ出している。
「巳之吉様、あれには触れませぬよう」
「おう! 承知してらぁ! しっかし、近寄るだけで吐き気がすらぁ」
「そうですね。よほどのことがあったということでしょう」
「いつもすまねぇな、桔梗。俺ァ、こいつを見るのも罰のひとつだがよ?
おめぇは、俺に付き合わされちまってよぅ」
「いいえ。私とて、同じようなもの。目にしなければならない務めです」
「そうかい?
そう言ってもらえりゃ、こっちも肩の荷が少しは軽くなるってもんだが」
「いえ。それでは、参りましょうか」
「承知!」
巳之吉は繭に入る前に、必ず、二、三言、桔梗に話しかける。
それは、己の気持ちを整えるためでもあり、桔梗を気遣う気持ちもあった。
桔梗のほうも、それに薄々気づいているから、すんなりと言葉を返す。
巳之吉が、桔梗のほうに再び手を伸ばす。
手のひらを上にして差し出された巳之吉の手に、桔梗はそっと手を重ねる。
ぐいん、ぐいん。
瘴気に塗れた、おかしなモヤモヤの中にふたりは吸い込まれるように入る。
皺ひとつ無い袴姿の桔梗の手を引く巳之吉。
さっきまでの雑さは、どこへやら。
その様子は、花嫁御寮のようにも見えて、不思議と美しい。
***
ひとりの女が、長屋の板の間にへたり込むように座っている。
その胸には、木で作られた位牌が抱き締められている。
乱れた髪とやつれた頬肉。
目の周りが荒れているのは、涙に暮れていたせいか。
唇の皮は剥け、カサカサと老婆のように艶を失っている。
それでも、女の元の美しさは消えてはいない。
その弱々しささえ、見る者によっては魅力に映るかも知れない。
女の目は、どこを見ているのか分からない。
虚ろな瞳の先は、板の間に落とされているようにも思える。
けれど、まばたきひとつしない様子が、女が何も見てはいないことを示す。
いや、もしかしたら、この世には無いものを見ているのかも知れない。
「……栄さん、ずっと一緒だって。
共白髪になるまで、ずっとだって。そう言ったじゃないか……」
ポツリと女の口から、言葉がこぼれ落ちる。
掠れた声は誰にも届かず、ただ女の心の内をあふれさせただけ。
スススーッと女の頬を一筋の涙が伝う。
とうに枯れたようにも思えた涙が、ひと雫。
床にぽたりと小さな小さな水溜まりを作る。
「おっかさん、寝てなきゃいけないじゃないか!」
その時、長屋の戸がギシギシと開いたかと思うと、男の声が聞こえてくる。
眉間に皺を寄せて、女を案じるように男が入ってくる。
男は、どうやら、先ほど長屋で会った男である。
今よりも十ばかり若く見えるが、確かに、先ほどの男に違いない。
女は、男の声にピクリと体を震わせた。
ギギギギィ……。
壊れた絡繰人形のように、女の首が動く。
実際にはしない音がしそうなほどに、不自然な首の動き。
そして、男の姿を、その瞳に映した途端。
虚ろだった女の瞳の奥に、灯火が宿る。
「栄さん……? 栄さん! やっぱり、そうだよねぇ!
今まで、どこにいたんだい? 怒りゃあしないよ。
栄さんが帰ってきてくれたんだから。
栄さんが、アタシを置いていっちまうはずが無かったんだよ」
抜け殻のようにも見えていた女の口から、矢継ぎ早に言葉が飛び出す。
女の言葉と様子に驚いたのは、若い男。
抱きつかんばかりの勢いの女を押さえると、慌てた声を出す。
「おっかさん、何言ってんだい! あっしだよ! 久助だ」
「栄さん、おまえさんこそ、何言ってんだい?」
「おっかさん! しっかりしとくれよ。
おとっつぁんは、もういねぇ! 死んじまったじゃあないか!」
「栄さん……。戯れ言は、よしとくれよ。縁起でもない。
栄さんが、アタシを置いて死ぬわけがないだろ。
まだ夫婦になったばかりだってぇのに。怒るよ、栄さん」
「夫婦に……? どういうことだい? おっかさん!」
「栄さん、こんな時分まで遊んできたのは許してあげる。
だから、戯れ言はおよしよ。
あれあれ、アタシったら、なんて格好だい。
風呂屋にでも行って来ようかねぇ」
女は、失っていた魂を取り戻したかのように、いそいそと動き出した。
対して、若い男は呆気に取られた様子で、その場に佇む。
若い男と共に長屋に来ていた老人が、若い男の肩にポンと手を置く。
「久助よぅ、しばらくは、おとっつぁんのふりをしてみたらどうだい?」
「えっ? あっしが?」
「あぁ。おつやさんのあんな元気な姿、久々に見たじゃあないか。
どうだ、おっかさん孝行だと思って、やってみちゃあ?」
渋々と頷く若い男の背中をポンポンと叩いて、老人は去っていく。
男に背を向けた途端、老人の瞳がギラリと金色に輝く。
瞳の真ん中の黒い部分が、猫のように縦に細長くなる。
口は耳のほうに裂けて、ニタリと笑う。
が、すぐに元に戻ると、スタスタと路地を歩いていく。
「あら、大家さん。お出掛け?」
「はいはい。ちょいとそこまでねぇ」
井戸端のおかみ連中に話しかけられると、老人は朗らかに返す。
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