召喚術師はじめました

鈴野あや(鈴野葉桜)

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第二章

三十一話

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「なっ……」

 手を誘導され、それに触れた途端に、ベルは顔を真っ赤に染め上げた。

(じゃ、じゃあ私は……)

 アルブスとキスを交わしながら、ずっとアルブスの陰茎を触っていたということになる。この世界にきて、三人とセックスをした回数は両手の指では数えきれないほどある。どうしてもベルの性格上、この分野に関しては奥手で、ほぼ三人に任せきりだった。ベルから進んで陰茎を握るという行動自体が、まずありえない。

「ま、積極的なお嬢、俺は好きだけどな?」

 そんなベルの性格を察してか、耳まで赤くなっているベルの耳元で、アーテルがそう囁いてくる。

「あ、アーテの意地悪!!」

「そんな潤んだ瞳も可愛い」

 アーテルは、ベルが顔を向けたと同時に舌を絡ませるキスをしてきた。自身の尻尾をベルの太ももに絡ませ、つつ、となぞってくる。

「ん……」

 初めて耳や尻尾を出して行うセックスのはずなのに、器用に尻尾を使ってベルから甘い声を出させる。尻尾はやがてベルの秘所をノックし始めた。

 今日のベルの寝間着は、ワンピースタイプのもの。薄くピンクがかった可愛らしいものだ。だからアーテルの尻尾を阻むものは、下着以外なにもない。

 指の腹で触られる感覚とはまた違う感覚に、声を上げずにはいられなかった。

「お嬢、俺のことも忘れないでくれよ」

 アーテルとのキスや尻尾に思考を囚われていると、首筋をかぷりと噛みつかれてしまった。ちり、と小さな痛みが首筋から伝わってくる。キスマークをつけたのだろう。それを自身の目できちんとついたことを確認したアルブスは、嬉しそうに笑みを浮かべていた。

 アルブスの尻尾もワンピースの中に潜り込み、アーテルと同じように下着越しに秘所を撫でてくる。二人同時に、予想のつかない撫でられ方をしたら、もどかしさも二倍になる。

「やぁ、ん……ふ」

 気持ちよくても、布越しではどうしてもイくところまで辿り着かない。イきたいのに、イけない。そんなもどかしさのせいで、自然と涙が零れ落ちる。

「んぅ、あぁ、もう、イきた……」

 知らずのうちに、ベルの腰は揺れていた。

「お嬢、腰揺れてる」

「どっちのが欲しいんだ?」

 どちらかなんて、ベルが選べるはずがなかった。

 両方とも欲しい。けれど二本同時になんて入るはずがない。ベルは喘ぎ声を上げながらも、思考が上手くまとまらない頭を必死に動かす。そんなベルの姿を見て、二人は顔を見合わせるなりくすりと笑いあっていた。

「今日は、俺からな」

 どうやら、最初から挿れる順番は決まっていたようだ。

 アルブスはズボンの前をくつろげると、すでに硬くなりつつある陰茎を取り出した。

「でも、ナカを柔らかくするのは俺だから」

 アーテルはベルを軽々と抱き上げると、胡坐をかいた足の上にベルを乗せた。その際に手際よく下着を脱がせ、自身の指と尻尾を使って、巧みにベルのナカを蹂躙してくる。

「ぁん、ああふ、ん」

「尻尾気持ちよかった? なら、尻尾もナカに挿れてもっと気持ちよくしてやるよ」

 指を二つ使って、秘所の入り口を開き、尻尾が堂々と侵入を果たす。指よりも太いが、陰茎よりは細い。そんな中間地点の尻尾は、指よりも陰茎よりも柔軟に動き、奥まで挿ってくる。ベルよりもベルの秘所のナカを熟知しているアルブスは、ベルのイいところを重点的に攻めてきた。しかしあと少しでイくというところで、攻めるのをやめてしまう。

「なん、で……」

「だって、お嬢ここでイっちゃうと体力持たないだろ?」

「でも」

「大丈夫、すぐにアルブスがイかせてくれるから」

 アーテルが尻尾をずるりと抜き、すぐに別にモノが挿ってきた。

 アルブスがベルのナカをならしている間に、アーテルもしっかりと準備をしていたのだろう。挿入された陰茎は、先程見たときよりも太くなって、ベルのナカに侵入をしてきた。

 背後にアーテル、目の前にアルブス。双子の兄弟に挟まれてのセックスは、どこかいけない匂いがする。この世界では一妻多夫制が認められているから、別にやましいことをしているわけでもないのに、日本で生まれ育ったベルはその背徳感にたまに襲われる。けれど襲われるのは一瞬だけ。挿れられたあとは、全てを忘れてしまう。

「ああっん、ふっ、んぁ」

 指や尻尾では到底及ばない質感に、声を上げずにはいられなかった。
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