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第一話 コレクター【解決編】
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坂田の言葉に巌鉄がつられて煙草に火を点ける。この人はきっと、そのうち肺をやってしまうだろう。そう思ってしまうほどのヘヴィースモーカーだ。
「大体、コレクターはマスコミがつけた名前だからな。目玉が現場から持ち去れていることから、実はコレクションをしているんじゃないか――なんて、民衆が喜ぶような憶測をしてるだけだ。まぁ、他の呼称がないから、そう呼んでる警察関係者までいるくらいだからな。マスコミだけを責めるのはお門違いだが」
コレクター。現場から必ず目玉を持ち去ることから名付けられたのだが、しかし目的はコレクションではなかった――と坂田は言いたいのか。
「でもね、目玉をコレクションするために持ち去った訳じゃなかったとしたら、なんのためにそんなことをするのかしら? 私、思うんだけど、人間の顔から目玉をくり抜くって、意外と大変だと思うのよね。誰かに見つかるかもしれないのに、わざわざそんなことをする必要ある?」
新山に向かって、坂田はぽつりと漏らした。
「そもそも、犠牲者に共通点はなく、殺し方も鋭利なもので腹部を刺すというシンプルなものだ。まず殺し自体を楽しんでいるとは思えない。だとすれば、犯人は何が目的で殺しをするのか。それは多分、目玉自体が目的だったからだ。コレクターは何かしらの目的で目玉が必要だった。だから3人もの人間を殺したんだよ」
坂田の話に新山が首を傾げる。そして、その場にいた全員の言葉を代弁するかのように口を開いた。
「だったら、犯人は何のために目玉を持ち去ったの?」
新山の疑問に、坂田は店内をぐるりと見渡した。
「俺の考えが正しければ、犯人は多分――食ったんだと思う。つまり、犯人の目的はコレクションじゃなくて、カニバリズムに近いものだったんじゃねぇかな」
カニバリズムという言葉は楠野も知っていた。俗にいう人肉嗜好というやつで、人の肉を食らうことを病的に好む。テレビなんかで食人族の話が出たりするが、あれは作り物や間違いではないと思っている。
「食った? 目玉を? 一体、何のために?」
巌鉄が驚いたかのように目を丸くする。持ち去られていたとばかり思っていた目玉が、実は犯人に食されていた。そんな話、寝耳に水もいいところだろう。
「さぁな……。理由は俺にも分からねぇ。でも、そういうやつは今後もっと増えてくぜ。人を殺すのに理由を持たず、動機さえ常人には理解できない。そんなやつらが世の中を賑わせることになる」
「大体、コレクターはマスコミがつけた名前だからな。目玉が現場から持ち去れていることから、実はコレクションをしているんじゃないか――なんて、民衆が喜ぶような憶測をしてるだけだ。まぁ、他の呼称がないから、そう呼んでる警察関係者までいるくらいだからな。マスコミだけを責めるのはお門違いだが」
コレクター。現場から必ず目玉を持ち去ることから名付けられたのだが、しかし目的はコレクションではなかった――と坂田は言いたいのか。
「でもね、目玉をコレクションするために持ち去った訳じゃなかったとしたら、なんのためにそんなことをするのかしら? 私、思うんだけど、人間の顔から目玉をくり抜くって、意外と大変だと思うのよね。誰かに見つかるかもしれないのに、わざわざそんなことをする必要ある?」
新山に向かって、坂田はぽつりと漏らした。
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坂田の話に新山が首を傾げる。そして、その場にいた全員の言葉を代弁するかのように口を開いた。
「だったら、犯人は何のために目玉を持ち去ったの?」
新山の疑問に、坂田は店内をぐるりと見渡した。
「俺の考えが正しければ、犯人は多分――食ったんだと思う。つまり、犯人の目的はコレクションじゃなくて、カニバリズムに近いものだったんじゃねぇかな」
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「食った? 目玉を? 一体、何のために?」
巌鉄が驚いたかのように目を丸くする。持ち去られていたとばかり思っていた目玉が、実は犯人に食されていた。そんな話、寝耳に水もいいところだろう。
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