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夫婦間の役割と産後クライシス
【夫婦間の役割と産後クライシス】
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あー、とうとうこれを読んじゃいますかぁ。こっちのほうでは、まだ割と真面目ぶっているつもりのアルファポリスさんのほうで、これを読んでしまう訳ですかぁ。
初めましての方は初めまして。私は鬼霧宗作と申します。これでも一応父親をやっております。この度はイクメンというテーマを主軸としてエッセイを書かせて頂きます。ただし、本作品では私も全開で素を出していく!
さて、どうしてこのような作品を書こうと思い立ったのか。それは子育てというものを父親の目線で書きたいと思ったからです。また、少しでも育児に悩んでいるパパとママの力になれたらと思って書こうと決心したのです。決して、このようなものを書くことにより女子高生やOLの方々、はたまた子育て中のママなど、主に女性からの好感度が上がると思ったからではありません! いいか、もう一度言う。私は好感度アップを狙った訳ではない!
本作品では様々なテーマに沿って、私の父親目線から第一回全世界イクメン選手権に備える訳ですが、記念すべき第一回目のテーマはこちら。
【産後クライシス】
これ、聞いたことある人は多いと思う。かつては【産後うつ】や【育児ノイローゼ】と、女性に問題があるかのような表現が多かったのだが、今の時代では女性だけに問題がある訳ではないとして【産後クライシス】という言葉が出てきた。なんかダイレクトで不吉な表現であるため、本作品では【ファナティッククライシス】と、ちょっとアーティストぶって表現することにする。
全然育児と関係ねぇじゃん――と思った全国的の父上達。そんなことはないのです。子供と遊ぶとか、おむつを替えるとか、風呂に入れるとかだけが育児ではないのですよ! もっと、他の形で育児に携わることはできるのです。
本当ならばね、我が子とのほのぼのエピソードとかね、ちょっと笑える育児あるあるとかを書きたいのですけど、それはちょっと後回しだ。これは父親目線で書くイクメンエッセイですから、やはり基本的なところからやって行きたいのです。
さて、この【ファナティッククライシス】とはなんのことか。簡単に言ってしまえば、産後に訪れる夫婦間の不仲のことを指す。統計的に見て、子供の年齢が0歳~2歳の頃までの夫婦の離婚率は、全体のおおよそ35パーセント。実に三組に一組以上の割合が、この【ファナティッククライシス】で離婚に至っていると考えられる。
この【ファナティッククライシス】は、本人達ではどうにもできない場合もあるらしい。しかし、その大半の原因は、産後直後の夫婦の在り方にあるそうだ。すなわち、パパの対応によって充分に引き起こされる恐れがある。逆に言ってしまえば、パパの対応次第では回避することも可能だ。
ここで男女の認識の違いを考えてみよう。女性は妊娠をして出産すると、世の中がいっぺんに様変わりする。お酒も飲めなくなるし、煙草も吸えなくなる。落ち着くまで友達と遊ぶこともできない。しかし、男性のほうはどうだろうか。お酒も飲めるし煙草も吸えてしまう。同僚や友達とだって遊ぶことができる。はっきり言って、妻が出産する前と何も変わらない。体調的な意味でも変わらない訳だ。しかし、だからと言って、これまでの生活パターンを変えないと【ファナティッククライシス】が火の鳥になる恐れがある。
ママだって自分の時間は欲しいだろうし、お酒が好きな人はお酒も飲みたいだろう。喫煙歴のある女性は喫煙だってしたい。友達と遊びもしたい。でも、子供という大切な存在がいるため、それらを全て犠牲にしているのだ。
逆説的に考えてみよう。パパがこれまで通りの生活パターンを送れるのはどうしてか。それは、ママが子供の面倒を見てくれているからだ。
仕事に出れるのだって、三時間に一度は起きる子供を、寝不足になりながら面倒を見てくれるママがいるからだ。それなのに、仕事をしているからと、家ではフリーダムに過ごすのは、おかしいと思わないだろうか?
自分の時間がないのは、パパもママも同じなのだ。仕事をせずに家にいるからといって、ママもだらだらとしているわけではない。パパが仕事をしているのと同様に、子供の面倒を見ながら家事をしているのだから。
仕事をしているから偉いとか、仕事をしているから疲れているという発想は持たないようにしよう。正直なところ、恐らく仕事よりも育児をしながら家事をするほうが大変なのだから。仕事はお金という具体的なもの、目に見える結果を与えてくれる。しかし、見えていないだけで、家事と育児には仕事と相応のしんどさはあるし、大変さがある。世の中のパパには、これを理解して欲しい。
では、具体的にパパは何をすればいいのか。出来ることを無理しない程度にやる――。それに尽きるのではないだろうか。
休みの日は洗濯機を回してみる。食事をしたら、せめて自分の食器は自分で洗う。調子のいい時は料理を作ってオリーブオイルを丸々一本使ってもいいじゃない。最初は誰だって失敗するし、上手くできないこともある。その気持ちが大切なのだ。ですから、世の中のママさんも、パパの手際が悪くても、ちょっと失敗しても大目に見て欲しい。間違っても二度手間だ――なんて言ってはいけない。パパのやる気をそいでしまうからな。
さて、初っ端のテーマとしては、重たい話題になってしまったし、面白くない話をしてしまったかもしれない。しかし、これから子育てを二人でしていくという上で大切な話だ。
それでは、今回のまとめをしよう。
【ファナティッククライシスを知っている読者が、果たしてどれくらいいるものなのか。あと蛇足になるけど、パパは自分でできることは自分でやったほうがいいと思うよ】
うむ、今回のテーマでは、主にそれを学んだね。なんか、感想の欄で私とやり取りができるようになったらしいから、ご意見やご要望などあったら、気軽に書き込んで欲しい。
それでは、これから洗濯物を取り込んできます。
初めましての方は初めまして。私は鬼霧宗作と申します。これでも一応父親をやっております。この度はイクメンというテーマを主軸としてエッセイを書かせて頂きます。ただし、本作品では私も全開で素を出していく!
さて、どうしてこのような作品を書こうと思い立ったのか。それは子育てというものを父親の目線で書きたいと思ったからです。また、少しでも育児に悩んでいるパパとママの力になれたらと思って書こうと決心したのです。決して、このようなものを書くことにより女子高生やOLの方々、はたまた子育て中のママなど、主に女性からの好感度が上がると思ったからではありません! いいか、もう一度言う。私は好感度アップを狙った訳ではない!
本作品では様々なテーマに沿って、私の父親目線から第一回全世界イクメン選手権に備える訳ですが、記念すべき第一回目のテーマはこちら。
【産後クライシス】
これ、聞いたことある人は多いと思う。かつては【産後うつ】や【育児ノイローゼ】と、女性に問題があるかのような表現が多かったのだが、今の時代では女性だけに問題がある訳ではないとして【産後クライシス】という言葉が出てきた。なんかダイレクトで不吉な表現であるため、本作品では【ファナティッククライシス】と、ちょっとアーティストぶって表現することにする。
全然育児と関係ねぇじゃん――と思った全国的の父上達。そんなことはないのです。子供と遊ぶとか、おむつを替えるとか、風呂に入れるとかだけが育児ではないのですよ! もっと、他の形で育児に携わることはできるのです。
本当ならばね、我が子とのほのぼのエピソードとかね、ちょっと笑える育児あるあるとかを書きたいのですけど、それはちょっと後回しだ。これは父親目線で書くイクメンエッセイですから、やはり基本的なところからやって行きたいのです。
さて、この【ファナティッククライシス】とはなんのことか。簡単に言ってしまえば、産後に訪れる夫婦間の不仲のことを指す。統計的に見て、子供の年齢が0歳~2歳の頃までの夫婦の離婚率は、全体のおおよそ35パーセント。実に三組に一組以上の割合が、この【ファナティッククライシス】で離婚に至っていると考えられる。
この【ファナティッククライシス】は、本人達ではどうにもできない場合もあるらしい。しかし、その大半の原因は、産後直後の夫婦の在り方にあるそうだ。すなわち、パパの対応によって充分に引き起こされる恐れがある。逆に言ってしまえば、パパの対応次第では回避することも可能だ。
ここで男女の認識の違いを考えてみよう。女性は妊娠をして出産すると、世の中がいっぺんに様変わりする。お酒も飲めなくなるし、煙草も吸えなくなる。落ち着くまで友達と遊ぶこともできない。しかし、男性のほうはどうだろうか。お酒も飲めるし煙草も吸えてしまう。同僚や友達とだって遊ぶことができる。はっきり言って、妻が出産する前と何も変わらない。体調的な意味でも変わらない訳だ。しかし、だからと言って、これまでの生活パターンを変えないと【ファナティッククライシス】が火の鳥になる恐れがある。
ママだって自分の時間は欲しいだろうし、お酒が好きな人はお酒も飲みたいだろう。喫煙歴のある女性は喫煙だってしたい。友達と遊びもしたい。でも、子供という大切な存在がいるため、それらを全て犠牲にしているのだ。
逆説的に考えてみよう。パパがこれまで通りの生活パターンを送れるのはどうしてか。それは、ママが子供の面倒を見てくれているからだ。
仕事に出れるのだって、三時間に一度は起きる子供を、寝不足になりながら面倒を見てくれるママがいるからだ。それなのに、仕事をしているからと、家ではフリーダムに過ごすのは、おかしいと思わないだろうか?
自分の時間がないのは、パパもママも同じなのだ。仕事をせずに家にいるからといって、ママもだらだらとしているわけではない。パパが仕事をしているのと同様に、子供の面倒を見ながら家事をしているのだから。
仕事をしているから偉いとか、仕事をしているから疲れているという発想は持たないようにしよう。正直なところ、恐らく仕事よりも育児をしながら家事をするほうが大変なのだから。仕事はお金という具体的なもの、目に見える結果を与えてくれる。しかし、見えていないだけで、家事と育児には仕事と相応のしんどさはあるし、大変さがある。世の中のパパには、これを理解して欲しい。
では、具体的にパパは何をすればいいのか。出来ることを無理しない程度にやる――。それに尽きるのではないだろうか。
休みの日は洗濯機を回してみる。食事をしたら、せめて自分の食器は自分で洗う。調子のいい時は料理を作ってオリーブオイルを丸々一本使ってもいいじゃない。最初は誰だって失敗するし、上手くできないこともある。その気持ちが大切なのだ。ですから、世の中のママさんも、パパの手際が悪くても、ちょっと失敗しても大目に見て欲しい。間違っても二度手間だ――なんて言ってはいけない。パパのやる気をそいでしまうからな。
さて、初っ端のテーマとしては、重たい話題になってしまったし、面白くない話をしてしまったかもしれない。しかし、これから子育てを二人でしていくという上で大切な話だ。
それでは、今回のまとめをしよう。
【ファナティッククライシスを知っている読者が、果たしてどれくらいいるものなのか。あと蛇足になるけど、パパは自分でできることは自分でやったほうがいいと思うよ】
うむ、今回のテーマでは、主にそれを学んだね。なんか、感想の欄で私とやり取りができるようになったらしいから、ご意見やご要望などあったら、気軽に書き込んで欲しい。
それでは、これから洗濯物を取り込んできます。
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