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おっさん、クリスマス礼拝に行く
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四条家で服装や髪形を色々と弄られた俺は白菊女学園の正門前に立っていた。
正門には複数の手荷物検査場があり、正門は勿論のこと学園全周を囲う様に監視カメラが付いていた。
手荷物検査場の奥にはSPとおぼしき黒服の男たちが立っており、周囲に気を張っている。
前に綾華を正門まで送っていった時は、ここまで警戒が厳重じゃなかったんだけどな。
多分、クリスマス礼拝には外部の人間が入り込むため厳戒態勢なのだろう。
これじゃ後ろめたいことが無くても緊張してくる。
大丈夫、奥様にも言われた「自分に自信を持て」だ。
髪型は薄毛を目立たせない髪型に変えられたし、服装も四条総裁の様なダンディズム感を漂わすイケオジ風だ。
普段は付けていないが、四条家から貸してもらった高級腕時計だって付けている。
流石に顔までは変えられなかったが雰囲気だけなら、いつものモッサイおっさんの俺じゃない。
きっと、こんな俺なら怪しまれることなくスムーズに通れるはず!
「ご来校ありがとうございます。どなたのご紹介でしょうか? 紹介カードのご提示をお願いいたします」
ハイ、スムーズに通ろうとしたら引き留められました。
持ち物検査場にいた教師と思わしき女性が俺を訝しむ目で見てくる。
やっぱ外見をどれだけ立派に飾ろうとも、しょせんはおっさんですから怪しいですよね。
とりあえず、紹介カードの代わりに綾華から貰っていたID付きのアームバンドを差し出した。
アームバンドにIDカードリーダーを当てた女教諭の顔色が一変した。
「し、四条家のゲストの方でしたか。問題ございませんので、お通りくださいませ」
カバンの中身すら確認せずにノーチェックで通された。
流石は天下の四条家と言うべきだが、ちょっとセキュリティが甘すぎではなかろうか。
名家のお墨付きとはいえ、中には良からぬ事を企む輩もいるだろう。
正門を抜けると広い中庭に続いており、中央には噴水があり生徒や来場者たちで溢れていた。
噴水の奥には巨大なクリスマスツリーがあり、飾り付けが陽に反射し眩しく輝いている。
まずはクリスマス礼拝が開かれる講堂に向かわなければ。
講堂は大きい建物だから敷地に入れば分かると綾華が言っていたけど、目に入る建物はどれも大きい。
学校の建物だから校舎なのだろうが、俺が知る普通の校舎とはかけ離れていた。
一言で言えば、校舎がヨーロッパの宮殿風。
外観からして白い太い柱が何本も並び、窓には装飾が施され壁にはよく分からん文様が施されている。
そんな建物が噴水を中心として整然と並び、広大な敷地の奥まで続いている。
ここは日本かと疑いたくなる風景、昔ながらの外国人貴族が歩いていても不思議ではない。
この様な中でお嬢様方は優雅に「ごきげんよう」とか「素敵なお召し物ですこと」と微笑みながら会話しているのだろうか。
「ごきげんよう、若宮様」
そうそう、こんな風にごきげんよう。
「もし、若宮様?」
そうそう、疑問形はきっと下品な「オイ!」とか「ハァ?」じゃなく「もし?」。
「若宮様?」
そうそう、俺を呼ぶ時も若宮様って、ん?
気づけば目の前には小柄だが大人びた童顔の美少女、西園寺麗奈が立っていた。
正門には複数の手荷物検査場があり、正門は勿論のこと学園全周を囲う様に監視カメラが付いていた。
手荷物検査場の奥にはSPとおぼしき黒服の男たちが立っており、周囲に気を張っている。
前に綾華を正門まで送っていった時は、ここまで警戒が厳重じゃなかったんだけどな。
多分、クリスマス礼拝には外部の人間が入り込むため厳戒態勢なのだろう。
これじゃ後ろめたいことが無くても緊張してくる。
大丈夫、奥様にも言われた「自分に自信を持て」だ。
髪型は薄毛を目立たせない髪型に変えられたし、服装も四条総裁の様なダンディズム感を漂わすイケオジ風だ。
普段は付けていないが、四条家から貸してもらった高級腕時計だって付けている。
流石に顔までは変えられなかったが雰囲気だけなら、いつものモッサイおっさんの俺じゃない。
きっと、こんな俺なら怪しまれることなくスムーズに通れるはず!
「ご来校ありがとうございます。どなたのご紹介でしょうか? 紹介カードのご提示をお願いいたします」
ハイ、スムーズに通ろうとしたら引き留められました。
持ち物検査場にいた教師と思わしき女性が俺を訝しむ目で見てくる。
やっぱ外見をどれだけ立派に飾ろうとも、しょせんはおっさんですから怪しいですよね。
とりあえず、紹介カードの代わりに綾華から貰っていたID付きのアームバンドを差し出した。
アームバンドにIDカードリーダーを当てた女教諭の顔色が一変した。
「し、四条家のゲストの方でしたか。問題ございませんので、お通りくださいませ」
カバンの中身すら確認せずにノーチェックで通された。
流石は天下の四条家と言うべきだが、ちょっとセキュリティが甘すぎではなかろうか。
名家のお墨付きとはいえ、中には良からぬ事を企む輩もいるだろう。
正門を抜けると広い中庭に続いており、中央には噴水があり生徒や来場者たちで溢れていた。
噴水の奥には巨大なクリスマスツリーがあり、飾り付けが陽に反射し眩しく輝いている。
まずはクリスマス礼拝が開かれる講堂に向かわなければ。
講堂は大きい建物だから敷地に入れば分かると綾華が言っていたけど、目に入る建物はどれも大きい。
学校の建物だから校舎なのだろうが、俺が知る普通の校舎とはかけ離れていた。
一言で言えば、校舎がヨーロッパの宮殿風。
外観からして白い太い柱が何本も並び、窓には装飾が施され壁にはよく分からん文様が施されている。
そんな建物が噴水を中心として整然と並び、広大な敷地の奥まで続いている。
ここは日本かと疑いたくなる風景、昔ながらの外国人貴族が歩いていても不思議ではない。
この様な中でお嬢様方は優雅に「ごきげんよう」とか「素敵なお召し物ですこと」と微笑みながら会話しているのだろうか。
「ごきげんよう、若宮様」
そうそう、こんな風にごきげんよう。
「もし、若宮様?」
そうそう、疑問形はきっと下品な「オイ!」とか「ハァ?」じゃなく「もし?」。
「若宮様?」
そうそう、俺を呼ぶ時も若宮様って、ん?
気づけば目の前には小柄だが大人びた童顔の美少女、西園寺麗奈が立っていた。
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