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雪がやみませんね。
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しおりを挟む「昨日、保健室でたまたま会ったんだよ」
「!」
意外にも声をあげたのは蛇島だった。
「でも、俺は名前も言わずそこから去ったし
そん時は今より怪我が酷くて生々しかったから動揺してんだろ」
「…………………そうですか
そういう事にしておきます」
あからさまに疑いの視線を受けながらも
顔色が変わらないのはすごい。
俺は無理だ。
「これから、委員長と話しがあるので帰っていいですよ」
時雨がそう言うと次々と部屋から出ていく。
最後に蛇島が残った。
扉を閉める瞬間。
「!!」
蛇島の口が動いた。
『か・し・だ・ぞ』
おそらく、そう言っていた。
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