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まずはお茶会
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サラ姉様様がうちに来てから1週間後、、姉様のお手紙により四人の令嬢が我が家にいらっしゃいました。
キャロライン・ルヴィエ伯爵令嬢
ルイーズ・バロー子爵令嬢
リディ・マルロー侯爵令嬢
キトリー・トー伯爵令嬢
この四人だった。
キャロライン嬢は早めにウチに着て挨拶もそこそこにサラ姉様に会わせろと五月蠅かったのですが
『早めに来るなら先ぶれを出していただきたい』
と言うとはっとした顔になられて冷静なふりを必死でされてました。この四人のうちトー伯爵令嬢キトリー様は顔見知りでした。図書館でご一緒する事の多い方です。……先日の騒ぎの時もいらっしゃいましたね。
時間より少し早いのですが皆集まったので温室に設えたお茶会の会場に早めに案内します。
「サラ様」
キャロライン嬢は令嬢にあるまじき速度で薔薇の鉢を見ていたサラ姉様に抱き着きました。
「お会いできなくて……」
それ以上言葉にできないようでした。この方はサラ姉様過激派なのね。この騒ぎのあとで丁度お茶会開催の時間になったので早めに温室に入ってよかったみたい。
キャロライン様はまだぐずぐず泣いてます。……よっぽど心配だったのねぇ。
「観劇の時に、お手紙渡そうとしたんですけど……護衛の方に弾かれてしまって」
「あの時はまだ監視の目がきつかったから」
とサラ姉様。お茶会の主人は私、ということですがこの場を支配してるのはサラ姉様ですね。他愛ない会話の後にサラ姉様が言葉にしました。
「来年はブランシュがこの派閥の長でいいのかしら」
マルロー侯爵令嬢リディ様が少し意地の悪い感じで言います。
「ブランシュ様はこういう世俗の行動をお嫌いなのでは?この方のお母さまと同じように」
「リディ、……帰りなさい。貴女の立ち位置がわかりました。せいぜい妾妃様と仲良くね」
サラ姉様が顔色も変えずに言う。
「出口はあちらです。マーニャ、ご案内を」
私もよくわからないなりにメイドに声をかけて指示を出す。キトリー様もルイーズ様も動揺していないのでこれはなにかあったのね。
ひと悶着ありましたが、兄様が出てきて卒なく処理を済ませてくださいました。あれから兄様はサラ姉様の手足というか犬というか……、仲良く過ごしておられます。
「ごめんね、ブランシュ。説明すると長いんだけど、あの子は派閥の長をしたいと思ってたらしいのとあの子のお母様がブランシュのお母さまを目の敵にしててね。調べていくと、あの子の母親は元は男爵令嬢で妾妃様の取り巻きだったのよ。侯爵家の奥様は別の侯爵家から来られた方で、あの子の母親は……初代ピンクの会の一員で妾妃様の友人だったの。侯爵様はあの子ができたのでその男爵令嬢を妾にして、奥様と結婚されたの。あの子ができた時には奥様のお腹の中にはもう嫡男様がいらっしゃったって事らしくて」
同時、かぁ……。よくある話なんだけど。ちょっとまって『初代ピンクの会』?!
「あの初代ピンクの会って?」
「今は12代目なんじゃないかな?最初は妾妃様が作ったらしいのよ。派閥っていう事だから学園も放置状態で」
「えーと、ついていけないんですけど……」
キトリー様がくすくす笑い出しルイーズ様とキャロライン様も笑う。
「私たちの派閥は最初はその初代ピンクの会から貴女のお母様をお守りするためにできたの」
キャロライン様が話してくれる。
「妾妃様のいじめはかなりひどくて。ちょっと怪我とかならいいけど破落戸を学園に引き入れて貴女のお母さまを襲わせようとしたりね……」
「それから貴女のお母様と仲の良かった令嬢やその婚約者が貴女のお母様には内緒でお護りしようとしたのが最初なの」
キトリー様も頷いている。
「で、サラ姉様はその話を一年の時から知って、アニエス嬢に注目してたの」
サラ姉様が話を引き取る。
「先輩の一人がその時のピンクの会の男性に絡まれてるのを助けたのがきっかけで、先輩たちが教えてくれたの。私は貴女の従姉、叔母さまの姪だから妾妃様が動くかもって」
キャロライン・ルヴィエ伯爵令嬢
ルイーズ・バロー子爵令嬢
リディ・マルロー侯爵令嬢
キトリー・トー伯爵令嬢
この四人だった。
キャロライン嬢は早めにウチに着て挨拶もそこそこにサラ姉様に会わせろと五月蠅かったのですが
『早めに来るなら先ぶれを出していただきたい』
と言うとはっとした顔になられて冷静なふりを必死でされてました。この四人のうちトー伯爵令嬢キトリー様は顔見知りでした。図書館でご一緒する事の多い方です。……先日の騒ぎの時もいらっしゃいましたね。
時間より少し早いのですが皆集まったので温室に設えたお茶会の会場に早めに案内します。
「サラ様」
キャロライン嬢は令嬢にあるまじき速度で薔薇の鉢を見ていたサラ姉様に抱き着きました。
「お会いできなくて……」
それ以上言葉にできないようでした。この方はサラ姉様過激派なのね。この騒ぎのあとで丁度お茶会開催の時間になったので早めに温室に入ってよかったみたい。
キャロライン様はまだぐずぐず泣いてます。……よっぽど心配だったのねぇ。
「観劇の時に、お手紙渡そうとしたんですけど……護衛の方に弾かれてしまって」
「あの時はまだ監視の目がきつかったから」
とサラ姉様。お茶会の主人は私、ということですがこの場を支配してるのはサラ姉様ですね。他愛ない会話の後にサラ姉様が言葉にしました。
「来年はブランシュがこの派閥の長でいいのかしら」
マルロー侯爵令嬢リディ様が少し意地の悪い感じで言います。
「ブランシュ様はこういう世俗の行動をお嫌いなのでは?この方のお母さまと同じように」
「リディ、……帰りなさい。貴女の立ち位置がわかりました。せいぜい妾妃様と仲良くね」
サラ姉様が顔色も変えずに言う。
「出口はあちらです。マーニャ、ご案内を」
私もよくわからないなりにメイドに声をかけて指示を出す。キトリー様もルイーズ様も動揺していないのでこれはなにかあったのね。
ひと悶着ありましたが、兄様が出てきて卒なく処理を済ませてくださいました。あれから兄様はサラ姉様の手足というか犬というか……、仲良く過ごしておられます。
「ごめんね、ブランシュ。説明すると長いんだけど、あの子は派閥の長をしたいと思ってたらしいのとあの子のお母様がブランシュのお母さまを目の敵にしててね。調べていくと、あの子の母親は元は男爵令嬢で妾妃様の取り巻きだったのよ。侯爵家の奥様は別の侯爵家から来られた方で、あの子の母親は……初代ピンクの会の一員で妾妃様の友人だったの。侯爵様はあの子ができたのでその男爵令嬢を妾にして、奥様と結婚されたの。あの子ができた時には奥様のお腹の中にはもう嫡男様がいらっしゃったって事らしくて」
同時、かぁ……。よくある話なんだけど。ちょっとまって『初代ピンクの会』?!
「あの初代ピンクの会って?」
「今は12代目なんじゃないかな?最初は妾妃様が作ったらしいのよ。派閥っていう事だから学園も放置状態で」
「えーと、ついていけないんですけど……」
キトリー様がくすくす笑い出しルイーズ様とキャロライン様も笑う。
「私たちの派閥は最初はその初代ピンクの会から貴女のお母様をお守りするためにできたの」
キャロライン様が話してくれる。
「妾妃様のいじめはかなりひどくて。ちょっと怪我とかならいいけど破落戸を学園に引き入れて貴女のお母さまを襲わせようとしたりね……」
「それから貴女のお母様と仲の良かった令嬢やその婚約者が貴女のお母様には内緒でお護りしようとしたのが最初なの」
キトリー様も頷いている。
「で、サラ姉様はその話を一年の時から知って、アニエス嬢に注目してたの」
サラ姉様が話を引き取る。
「先輩の一人がその時のピンクの会の男性に絡まれてるのを助けたのがきっかけで、先輩たちが教えてくれたの。私は貴女の従姉、叔母さまの姪だから妾妃様が動くかもって」
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