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王妃様来襲
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結局、派閥の長の集まりは中止したと思ったのですが、学内のサロンで各派閥の長と副が集まる事になりました。親達ががたがたしているけども学内には持ち込まない、という約束をするために。
「結局派閥長集まりましたね」
キャロライン先輩にこっそり言う。
「そうなのよ。リディがもう一つの侯爵系派閥にある事ない事言ったらしくて、我々の糾弾回になるかも」
「……先に言ってくだされば」
「大丈夫よ。侯爵系派閥とは個人的にやりとりしてておちついてるんだけど、ピンクの会の暗躍じゃないかって話になってるの。どこまであの子達が動いてるかをチェックするための会なの。その話を馬車でしようと思ったのだけど……。殿下のお話になってしまって」
揶揄われたようだ。
「そうなんですか。私は先輩の『巻き込むな』オーラかと」
キャロライン先輩はくすくす笑う。
「それは合ってる。反射的に面倒事をって思ったのは事実だわ」
金の巻き毛に空色の瞳で令嬢らしい可愛らしさと美しい顔立ちの人だな、とキャロライン先輩を見て思った。
「でもね。……さすがにそれを外に漏らすとかは考えてないわよ?」
「わかってますわ」
キャロライン先輩の念押しに私はにっこり笑う。ここに親達の妾妃様排除の動きとか絡んできてるから面倒すぎる。王妃様も暗躍してるっぽくてウチに来ては母と密室で話してる。
『王太子が決まってたらあの陛下退位させんだけどなぁ』
元隣国の雷姫、王妃様はイライラしながら我が家のクッションを握りしめている。
その時に聞かれたのは
『三人の中で誰が一番王に向いてると思う?みんな王太子教育は同程度に進んでると仮定して』
と。私は
『アルベルト殿下は妾妃様の件もあり王太子になる気はないようです。フランソワ殿下、ジャック殿下の事はよくわかりません』
私はジャック殿下が王様の格好は三人の中で一番似合うなと感じた事を思い出して少し笑顔になった。そしてそれも伝える。
『能力とか度外視で見た目だけならジャック殿下が王様の格好、一番似合いそうですね。正装の色目も含めて』
王妃様は思考の海に沈んみつつ呟いていた。
『あの子とエリクの組み合わせは、ちょっと却下かなぁ』
ちょっと?ちょっとなのね。
そんな事を思い出していたらバタバタと慌ただしい音共にアニエスさんが入ってきた。が、まず入口で身体検査を受けている。
「ダメです。魔道具の持ち込みは禁止されてます」
そう言われている。私とキャロライン様の持っている魔道具は巧妙に偽装され、与えられた何が魔道具なのかはわからない。王妃様からなので王宮絡みの品なのでしょう。
アニエス嬢は
「この部屋を出る時返します」
とこの部屋を護る護衛官に言われてます。イヤリングとネックレスとブローチと髪飾りが外されました。
あまりにあからさまなので別室まで連れ込まれて一悶着ありました。半刻ほど、社交をしながら待ちます。そこで教えられたのは妾妃様は卒業後も学園の派閥を牛耳ろうとして、一度揉めている事。これを『第二次妾妃様騒動と』と呼んでいるらしく。第一次は学生の時の話で。
その後も何度かそういう騒動が起きてる事。他の派閥も卒業生から情報を求められたりは普通にある事なのですが、卒業後も長としての権力の保持をする方は妾妃様だけという事を知りました。
あと、ピンクの会の名前の由来は妾妃様のピンクブロンドがそもそもの名前の由来のようです。
ぐったりと不貞腐れたアニエス嬢がその表情のまま、こちらに挨拶もなく、ドスンと椅子に座りました。
「皆揃いましたね」
え?この声って……
「結局派閥長集まりましたね」
キャロライン先輩にこっそり言う。
「そうなのよ。リディがもう一つの侯爵系派閥にある事ない事言ったらしくて、我々の糾弾回になるかも」
「……先に言ってくだされば」
「大丈夫よ。侯爵系派閥とは個人的にやりとりしてておちついてるんだけど、ピンクの会の暗躍じゃないかって話になってるの。どこまであの子達が動いてるかをチェックするための会なの。その話を馬車でしようと思ったのだけど……。殿下のお話になってしまって」
揶揄われたようだ。
「そうなんですか。私は先輩の『巻き込むな』オーラかと」
キャロライン先輩はくすくす笑う。
「それは合ってる。反射的に面倒事をって思ったのは事実だわ」
金の巻き毛に空色の瞳で令嬢らしい可愛らしさと美しい顔立ちの人だな、とキャロライン先輩を見て思った。
「でもね。……さすがにそれを外に漏らすとかは考えてないわよ?」
「わかってますわ」
キャロライン先輩の念押しに私はにっこり笑う。ここに親達の妾妃様排除の動きとか絡んできてるから面倒すぎる。王妃様も暗躍してるっぽくてウチに来ては母と密室で話してる。
『王太子が決まってたらあの陛下退位させんだけどなぁ』
元隣国の雷姫、王妃様はイライラしながら我が家のクッションを握りしめている。
その時に聞かれたのは
『三人の中で誰が一番王に向いてると思う?みんな王太子教育は同程度に進んでると仮定して』
と。私は
『アルベルト殿下は妾妃様の件もあり王太子になる気はないようです。フランソワ殿下、ジャック殿下の事はよくわかりません』
私はジャック殿下が王様の格好は三人の中で一番似合うなと感じた事を思い出して少し笑顔になった。そしてそれも伝える。
『能力とか度外視で見た目だけならジャック殿下が王様の格好、一番似合いそうですね。正装の色目も含めて』
王妃様は思考の海に沈んみつつ呟いていた。
『あの子とエリクの組み合わせは、ちょっと却下かなぁ』
ちょっと?ちょっとなのね。
そんな事を思い出していたらバタバタと慌ただしい音共にアニエスさんが入ってきた。が、まず入口で身体検査を受けている。
「ダメです。魔道具の持ち込みは禁止されてます」
そう言われている。私とキャロライン様の持っている魔道具は巧妙に偽装され、与えられた何が魔道具なのかはわからない。王妃様からなので王宮絡みの品なのでしょう。
アニエス嬢は
「この部屋を出る時返します」
とこの部屋を護る護衛官に言われてます。イヤリングとネックレスとブローチと髪飾りが外されました。
あまりにあからさまなので別室まで連れ込まれて一悶着ありました。半刻ほど、社交をしながら待ちます。そこで教えられたのは妾妃様は卒業後も学園の派閥を牛耳ろうとして、一度揉めている事。これを『第二次妾妃様騒動と』と呼んでいるらしく。第一次は学生の時の話で。
その後も何度かそういう騒動が起きてる事。他の派閥も卒業生から情報を求められたりは普通にある事なのですが、卒業後も長としての権力の保持をする方は妾妃様だけという事を知りました。
あと、ピンクの会の名前の由来は妾妃様のピンクブロンドがそもそもの名前の由来のようです。
ぐったりと不貞腐れたアニエス嬢がその表情のまま、こちらに挨拶もなく、ドスンと椅子に座りました。
「皆揃いましたね」
え?この声って……
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