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王宮では
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その日すぐに妾妃様は宿下がりを申し上げに陛下の元へ向かったらしい。そこで待っていたのは正妃様と近衛騎士団だった。
陛下は王子宮でアルベルト殿下とフランソワ殿下の相談に乗っていて不在、にさせたらしい。
妾妃様に弱い陛下ですが、アルベルト殿下ととフランソワ殿下、ジャック殿下にはもっと弱いし、最近生まれた内緒の側妃様のとこにいる姫様にはもっと弱い。その上でアルベルト殿下が陛下本人は得意分野だと思ってる『恋愛相談』を持ちかけたものだから喜んで王子宮に向かう。(あと、政務をサボれるので……、らしい)
王子宮では恋愛話と称して陛下の学生時代の思い出を話してもらう。主に妾妃様との出会いや学園での過ごし方などを聞いていたらしい。
興がのった陛下も話し込んだらしい。その間に妾妃様は正妃様の宮から何処かに運び出されたようで。(この時にアルベルト殿下にハニトラがかけられている事が発覚した、と)
「陛下、妾妃様捕縛しました。陛下も一時療養でおとなしくしていただきます。持続性のある特殊な媚薬を盛られ続けていた疑いがあるので侍医が診察します。しばらくの間、不自由だと思いますが私の宮の陛下のお部屋にお願いしますね。側妃様が看病に着きます」
今、陛下は新しい側妃様に夢中だ。娘を産んだ若干19歳の侯爵令嬢だ。王妃様がスカウトしたらしい。愛らしい容姿に明晰な頭脳、しっかり自分の立ち位置を理解してる令嬢らしい。後で知ったのですが、キャロライン様の従姉に当たる方で、家の為に趣味のよろしくない男爵に嫁ぐ羽目になるところだったらしいです。
陛下は形だけの抵抗をしつつ王妃様の宮に蟄居に納得したようです。王妃様が心配そうに声をかけてくるのも気分がいいらしい。妾妃様の使っていた媚薬は10日で薄れてくる、との事。
いくら魔力量が薄いと言っても魅了されるのはおかしいと思った正妃様が調べてるうちに妾妃様の荷物の中にその媚薬を見つけたそうです。……そう、シリル様が妾妃様をちょっとあーしてこーしてる時に手に入れたとか。あの人何してるんだろう……。
『僕でだめならフェルナンと二人がかりで行こうかと思ってたんだけどね』
シリル様、相変わらず可愛い声と姿でえげつない。自分たちが童貞であると告白した三人の殿下とエリク様はシリル様のお父様の息のかかった高級娼館で手ほどきをうけたそうで。
「三人とも女を手玉に取れとは言わないけど、女に免疫がないのは困る」
と兄様とアルフォンス様、ベルトラン兄様で説教をしたそうです。ええ、わりと偉そうに言ってたアルベルト様がハニートラップに絡め盗られそうだったんだって。
私は彼らの童貞がどうなろうと興味も関係もないので。そのまま四人は一週間居続けたらしいから推して知るべし。
エリク様には
「キャロライン嬢には内緒にしてください」
ってこっそりお願いされましたが。
「先輩の事、好きなんですか?」
「私は好きとか嫌いとかはよくわからないけど、容姿も声も性格も好ましいので妻にするならあの方がいいと思ってます」
だって。
「じゃ、ゆっくりでいいんで自分の言葉でそれを先輩に伝えないと。でももたもたしてると取られちゃいますよ?」
エリク様が腑に落ちないという顔をする。
「私に伝えてもだめです。そういう事は本人に言わないと」
「そんなものですか?」
私は偉そうに頷く。
「そんなものです。あれだけ可愛らしい人ですよ?容姿も性格も。売り切れる前に行動起こすべきです」
その後、キャロライン先輩から伺ったエリク様の様子は、週1のお茶会の時には小さな花束やショコラを持ってくる程度には進化したとか。
陛下は王子宮でアルベルト殿下とフランソワ殿下の相談に乗っていて不在、にさせたらしい。
妾妃様に弱い陛下ですが、アルベルト殿下ととフランソワ殿下、ジャック殿下にはもっと弱いし、最近生まれた内緒の側妃様のとこにいる姫様にはもっと弱い。その上でアルベルト殿下が陛下本人は得意分野だと思ってる『恋愛相談』を持ちかけたものだから喜んで王子宮に向かう。(あと、政務をサボれるので……、らしい)
王子宮では恋愛話と称して陛下の学生時代の思い出を話してもらう。主に妾妃様との出会いや学園での過ごし方などを聞いていたらしい。
興がのった陛下も話し込んだらしい。その間に妾妃様は正妃様の宮から何処かに運び出されたようで。(この時にアルベルト殿下にハニトラがかけられている事が発覚した、と)
「陛下、妾妃様捕縛しました。陛下も一時療養でおとなしくしていただきます。持続性のある特殊な媚薬を盛られ続けていた疑いがあるので侍医が診察します。しばらくの間、不自由だと思いますが私の宮の陛下のお部屋にお願いしますね。側妃様が看病に着きます」
今、陛下は新しい側妃様に夢中だ。娘を産んだ若干19歳の侯爵令嬢だ。王妃様がスカウトしたらしい。愛らしい容姿に明晰な頭脳、しっかり自分の立ち位置を理解してる令嬢らしい。後で知ったのですが、キャロライン様の従姉に当たる方で、家の為に趣味のよろしくない男爵に嫁ぐ羽目になるところだったらしいです。
陛下は形だけの抵抗をしつつ王妃様の宮に蟄居に納得したようです。王妃様が心配そうに声をかけてくるのも気分がいいらしい。妾妃様の使っていた媚薬は10日で薄れてくる、との事。
いくら魔力量が薄いと言っても魅了されるのはおかしいと思った正妃様が調べてるうちに妾妃様の荷物の中にその媚薬を見つけたそうです。……そう、シリル様が妾妃様をちょっとあーしてこーしてる時に手に入れたとか。あの人何してるんだろう……。
『僕でだめならフェルナンと二人がかりで行こうかと思ってたんだけどね』
シリル様、相変わらず可愛い声と姿でえげつない。自分たちが童貞であると告白した三人の殿下とエリク様はシリル様のお父様の息のかかった高級娼館で手ほどきをうけたそうで。
「三人とも女を手玉に取れとは言わないけど、女に免疫がないのは困る」
と兄様とアルフォンス様、ベルトラン兄様で説教をしたそうです。ええ、わりと偉そうに言ってたアルベルト様がハニートラップに絡め盗られそうだったんだって。
私は彼らの童貞がどうなろうと興味も関係もないので。そのまま四人は一週間居続けたらしいから推して知るべし。
エリク様には
「キャロライン嬢には内緒にしてください」
ってこっそりお願いされましたが。
「先輩の事、好きなんですか?」
「私は好きとか嫌いとかはよくわからないけど、容姿も声も性格も好ましいので妻にするならあの方がいいと思ってます」
だって。
「じゃ、ゆっくりでいいんで自分の言葉でそれを先輩に伝えないと。でももたもたしてると取られちゃいますよ?」
エリク様が腑に落ちないという顔をする。
「私に伝えてもだめです。そういう事は本人に言わないと」
「そんなものですか?」
私は偉そうに頷く。
「そんなものです。あれだけ可愛らしい人ですよ?容姿も性格も。売り切れる前に行動起こすべきです」
その後、キャロライン先輩から伺ったエリク様の様子は、週1のお茶会の時には小さな花束やショコラを持ってくる程度には進化したとか。
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