転生少女の暴走

あくの

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勝負の行方

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 映像はカード遊びを写している。最初の数回はお祖父様が惜敗していたのにじわじわとお祖父様だけに良い手が来るようになって、今ではお祖父様の一人勝ちだった。

「うちの父様、カード強いって豪語してたのに」

クロエが呟くので教えてあげた。

「下手の横好き、ってのいうのもあるらしいですわ」

 四人で大笑いしてるうちに勝負はお祖父様の一人勝ちで終わったようだった。

「さて、欲しい情報を話してもらう。ただし、ただとは言わん」

お祖父様は二人の証文を持ってくる。かなり溜まってるようだった。

「この中から一枚引け。その証文だけは破棄してやる」

お祖父様があくどく笑う。

「まともな情報を話したら、な」

お祖父様、…悪人に見える。

 そこからお祖父様はクララさんのことをかなり聞き出してしまいました。

 義母エロールさんを連れてきたのがクロエのお父様なこと。
 ドレスタス伯爵は借金を待ってもらうのにエロールさんを父親、カミール伯に紹介する事を頼まれたこと。
 ドレスタス伯の借入先の商会の名前。
 エロールさんがクララさんを連れてきたこと、などを聞き出していました。

 シモーヌ嬢は商会の名前を聞いて

「あそこなら、隣の国のあの男爵とかつては取引しておられました」

と静かにつぶやいておられました。

 「よし、ドレスタス伯もカミール伯も2枚引きなさい。あのクララとかいうやつにこの腕輪をいかにも、大切なもののように見せつけて、エロールにこの腕輪をつけなさい。それで多分動き始める」

それは何重かに金の鎖が輪っかになっていて留め金とそこに金の鎖で繋がった指輪に青い魔石がはまっている。

「あれは?」

セルジュ義兄が尋ねる。

「解呪の魔宝具、かなり強力なものなので短時間で一気に解呪の力が体にまわります。ただし効果はゆっくりで二日後から解呪が始まります。始まったらすごい速さで解呪が終わるので使い所が難しくもあります」

シモーヌが解説してくれる。

 シモーヌがにっこりと笑う。

「クララさんが解呪されたら、どうなるんでしょうね?」
 
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