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第二話
恋は狂わせる
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マリスがそう言うも、肝心のヘルメスは少し困った……というよりも、何やら目を逸らされている事に気がついた。いかん、ズボンのチャックが全開だったか?ほんのり照れている表情も愛らしい、ずっと見ていたいが「いやでも私のズボンのチャック全開だったら、ただの変態になるよな私。」と良識を慌てて引き出して身なりを確認するもそれらしきものはない。……では、何故?
自身のポテンシャルを完全に理解していないマリスは、「どうなさいましたか?」と聞くしかなかった。
「い、いえ。その……ちょっとはだけていたので、直視出来なくて。」
「へ?あ、ああ。これは失礼しました。」
そういえば、気絶してベッドに運ばれていたのだ。羽織っているものはおろか、チョッキもネクタイも外されていたのにようやく気が付いた。なんだか少し肌寒いとは思っていたが合点した。とはいえ、今更チョッキも取りに戻るのも……と思いマリスは改めて身だしなみを整えて再度、ヘルメスに問いかけた。
「やはり、私とのエスコートは嫌でしょうか?」
「そ、そういうわけじゃありません。ただ……マリス様だって突然の事でしょうし、それに異性に免疫がないのなら余計に。」
「う、うん。それはそうなのですが……。」
さっきの会話と同じだが、マリスは退くわけにはいかない。
「……確かに私は、異性に触れることに慣れてはおりません。そのせいでダンスも満足に踊れないのも事実です。エスコートをする人間としては、これ以上にないくらい不出来な男ではありますが。」
「そんな、そんな事はありませんよ。マリス様はお優しい人ですし、ダンスが出来ないくらいでそこまで卑下しなくても。」
「……ヘルメス嬢もお優しい。それに私は、あのドレスを纏った貴女を間近で見たいのです。」
「ぇ。」
「あのドレスは、私なりの愛情表現で……その、愛らしい貴女をイメージしたものなのです。実のところ、卒業パーティーの事は昨日知ったぐらいで、それを着た貴女が私ではない他の人と列席すると思うと……なんというか、モヤモヤしてしまって落ち着かないのです。」
マリスは正直な気持ちを口にすると大いに照れてしまい、それこそ耳まで赤くなっていくほどに赤面をしている。つまり、「年甲斐もなく嫉妬してしまう」と言いたいのだ。
例えそれが実の兄上だろうが同級生の女子だろうが、恐らくマリスはエスコートする相手に嫉妬してしまうだろうと。なんせ自分の好きな相手のために、なけなしのセンスを絞って針子と相談しながら拵えたドレスだから余計だ。
逆を言えば、大人げないだろうかと言う不安もある。ここまで押し付けてがましいにもほどがあるとは思っているし、エスコートしたいのも我儘だとも思っている。ヘルメスも気遣ってくれているというのに、それを無下にするのもいかがなものかと……。
それでもやはりマリスは、自分の心にある「好き」という気持ちを抑えることは出来なかった。甘い恋は、時に愚かしい。
しかし、最終的に決めるのはヘルメスだ。親子ほど歳の離れた異性と歩いていれば、きっと冷やかされてしまうかもしれない。そうならないよう、外見には細心の注意を払ってきている。彼女と出会ってから十五年、無頓着だったそれを徹底して磨き上げて紳士的に振る舞えるように努めあげたつもりだ、彼女に相応しい男になるために。
そうこう思っていると、また頬を染めた愛しいヘルメスは口を開けてくれた。
「……私も、マリス様にエスコートされないであのドレスを着ても、あんまり嬉しくないかなって思っていて。」
「え。」
「ただその……本当に大丈夫なのですか?支度も我が家で万全にご用意出来るかもわかりませんよ?」
「!そ、その問題なら、サンランの都市に知人がおります故!こちらでご用意できますよ!」
「じゃ、じゃあ……あの、お願いして、いいですか?」
「~っ、勿論!!」
まるで遊んでくれるのを喜ぶ子犬のように、パァッと明るい笑顔を全開にするマリス。その顔がとても歳上とは思えないほどに可愛さがあったのか、ヘルメスの母性をくすぐる、というか刺すが如く胸をまたキュンと鳴らさせた。まだ出会って二日目だと言うのに、彼の色んな表情をたくさん見れた。純情な紳士がいるとしたら、世界中を探してもきっとマリスしかいないだろう。
こう甘い考えを持ってしまうのも恋心の熱のせいかもしれない。
そして二人はほぼ同時に手を差し出して「よろしくお願いします」と握手をしようとした。
しかし、オレンジ一つ分の間を作って二人の手はビキリと止まった。
(ちょ、ちょっと待って?私、よくよく考えたら男性と手を繋ぐくらい簡単!って思っていたけど……好きな人相手だと、こうも緊張するの?)
(いや待て?もしここでヘルメス嬢と握手をしたら……嬉しすぎてまた頭を打つのではないか?)
羞恥心と緊張感、それでいて両想い、さらに言うなら相手に触れる勇気がまるでない両者……本来なら「甘酸っぱいなぁ」とか側から見れば青春の1ページになりゆるこの場面、その手前でお互いは心臓バックバクで固まってしまったのだ。
そんな両人の思惑を知らず、茶葉を包んだ可愛らしい紙袋を持ってやってきたヘルメス付きのメイド・キリコは、まさにその瞬間にやってきてしまった。
「お嬢様~、ちょうど新しいハーブが入って…………ん?」
キリコは異様な光景を目撃した。
自分がついている伯爵令嬢とその婚約者が、手を差し出したまま固まっているではありませんか。何かしらのオーラでも飛ばしあっているのか、二人は赤い顔をしている。いや、この二人が顔を合わせれば照れ臭くていつも顔は赤いので珍しくはないのだが。
しかしよく見てみると、二人は少しずつ……「ぎぎぎっ」という音でも立てているかのような動きで手を合わせようとしている?あー、握手でもするのかな?とここまではなんとなく想像出来た。だが、握手するにも動きが凄まじく遅すぎる。
お嬢様はこれから学友の元へ行かなくてはいけないと言うのに、あの婚約者は何を焦らしているのだ!握手するまでに夕食が始まってしまうだろう!とキリコはやきもきしながら見ていたが、とうとう痺れを切らしてしまい、早歩きで二人の元へ寄って行った。
「あーもう!じれったいです!さっさと握手なさい!!」
キリコはヘルメスとマリスの手首を掴み、半ば強引にガッシリと手を組ませた。
「ふわっ!?」とヘルメスは驚きの声を上げるが、ついにマリスの手に触れた。昨日と先程まで手袋をしていたおかげで素手を見ることが出来なかったが、今は見る事が出来て……いや見る以上の事をしている。なんせ触れている。
手の甲は年相応なのだろう、自分と比べて皺がたくさんある。それでいて大きく、ゴツゴツしていた。なのになんだか優しい温もり、ヘルメスの手のひらから十分にそれを感じる。
(これが、マリス様の手なんだ……。)
もう少し感じていたいと思っていたのか、ヘルメスは握り返す力を少しだけ入れてみた。と、それに応えるようにマリスもまた小さく握り返してくる。
あれ?なんだ、意外と平気なのでは?とヘルメスは安堵してマリスの顔を見上げた。
あり得ないくらい顔面が茹で上がっている。
「は、は、わわ…………っ!」
嬉しさと羞恥が入り混じり、マリスはまるで頭が爆発でもしたのかビクリと大きく一回、体を跳ね上げてそのままの勢いでまた倒れ込んでしまった。
ズドォン!!と大きな音を立て、客間にいたはずのジークとカートン伯爵が慌てて駆けつけてきた。
どうしましたかご主人?自害なら外でやってください!とジークは相変わらず酷い事を言うが、薄れゆく意識の中……マリスは微笑みながら言う。
「手……小さくて、柔らかくて…………すき。」
ガクッ!
マリスはまた気絶してしまった(しかし直後にジークが無理やり起こした)。
自身のポテンシャルを完全に理解していないマリスは、「どうなさいましたか?」と聞くしかなかった。
「い、いえ。その……ちょっとはだけていたので、直視出来なくて。」
「へ?あ、ああ。これは失礼しました。」
そういえば、気絶してベッドに運ばれていたのだ。羽織っているものはおろか、チョッキもネクタイも外されていたのにようやく気が付いた。なんだか少し肌寒いとは思っていたが合点した。とはいえ、今更チョッキも取りに戻るのも……と思いマリスは改めて身だしなみを整えて再度、ヘルメスに問いかけた。
「やはり、私とのエスコートは嫌でしょうか?」
「そ、そういうわけじゃありません。ただ……マリス様だって突然の事でしょうし、それに異性に免疫がないのなら余計に。」
「う、うん。それはそうなのですが……。」
さっきの会話と同じだが、マリスは退くわけにはいかない。
「……確かに私は、異性に触れることに慣れてはおりません。そのせいでダンスも満足に踊れないのも事実です。エスコートをする人間としては、これ以上にないくらい不出来な男ではありますが。」
「そんな、そんな事はありませんよ。マリス様はお優しい人ですし、ダンスが出来ないくらいでそこまで卑下しなくても。」
「……ヘルメス嬢もお優しい。それに私は、あのドレスを纏った貴女を間近で見たいのです。」
「ぇ。」
「あのドレスは、私なりの愛情表現で……その、愛らしい貴女をイメージしたものなのです。実のところ、卒業パーティーの事は昨日知ったぐらいで、それを着た貴女が私ではない他の人と列席すると思うと……なんというか、モヤモヤしてしまって落ち着かないのです。」
マリスは正直な気持ちを口にすると大いに照れてしまい、それこそ耳まで赤くなっていくほどに赤面をしている。つまり、「年甲斐もなく嫉妬してしまう」と言いたいのだ。
例えそれが実の兄上だろうが同級生の女子だろうが、恐らくマリスはエスコートする相手に嫉妬してしまうだろうと。なんせ自分の好きな相手のために、なけなしのセンスを絞って針子と相談しながら拵えたドレスだから余計だ。
逆を言えば、大人げないだろうかと言う不安もある。ここまで押し付けてがましいにもほどがあるとは思っているし、エスコートしたいのも我儘だとも思っている。ヘルメスも気遣ってくれているというのに、それを無下にするのもいかがなものかと……。
それでもやはりマリスは、自分の心にある「好き」という気持ちを抑えることは出来なかった。甘い恋は、時に愚かしい。
しかし、最終的に決めるのはヘルメスだ。親子ほど歳の離れた異性と歩いていれば、きっと冷やかされてしまうかもしれない。そうならないよう、外見には細心の注意を払ってきている。彼女と出会ってから十五年、無頓着だったそれを徹底して磨き上げて紳士的に振る舞えるように努めあげたつもりだ、彼女に相応しい男になるために。
そうこう思っていると、また頬を染めた愛しいヘルメスは口を開けてくれた。
「……私も、マリス様にエスコートされないであのドレスを着ても、あんまり嬉しくないかなって思っていて。」
「え。」
「ただその……本当に大丈夫なのですか?支度も我が家で万全にご用意出来るかもわかりませんよ?」
「!そ、その問題なら、サンランの都市に知人がおります故!こちらでご用意できますよ!」
「じゃ、じゃあ……あの、お願いして、いいですか?」
「~っ、勿論!!」
まるで遊んでくれるのを喜ぶ子犬のように、パァッと明るい笑顔を全開にするマリス。その顔がとても歳上とは思えないほどに可愛さがあったのか、ヘルメスの母性をくすぐる、というか刺すが如く胸をまたキュンと鳴らさせた。まだ出会って二日目だと言うのに、彼の色んな表情をたくさん見れた。純情な紳士がいるとしたら、世界中を探してもきっとマリスしかいないだろう。
こう甘い考えを持ってしまうのも恋心の熱のせいかもしれない。
そして二人はほぼ同時に手を差し出して「よろしくお願いします」と握手をしようとした。
しかし、オレンジ一つ分の間を作って二人の手はビキリと止まった。
(ちょ、ちょっと待って?私、よくよく考えたら男性と手を繋ぐくらい簡単!って思っていたけど……好きな人相手だと、こうも緊張するの?)
(いや待て?もしここでヘルメス嬢と握手をしたら……嬉しすぎてまた頭を打つのではないか?)
羞恥心と緊張感、それでいて両想い、さらに言うなら相手に触れる勇気がまるでない両者……本来なら「甘酸っぱいなぁ」とか側から見れば青春の1ページになりゆるこの場面、その手前でお互いは心臓バックバクで固まってしまったのだ。
そんな両人の思惑を知らず、茶葉を包んだ可愛らしい紙袋を持ってやってきたヘルメス付きのメイド・キリコは、まさにその瞬間にやってきてしまった。
「お嬢様~、ちょうど新しいハーブが入って…………ん?」
キリコは異様な光景を目撃した。
自分がついている伯爵令嬢とその婚約者が、手を差し出したまま固まっているではありませんか。何かしらのオーラでも飛ばしあっているのか、二人は赤い顔をしている。いや、この二人が顔を合わせれば照れ臭くていつも顔は赤いので珍しくはないのだが。
しかしよく見てみると、二人は少しずつ……「ぎぎぎっ」という音でも立てているかのような動きで手を合わせようとしている?あー、握手でもするのかな?とここまではなんとなく想像出来た。だが、握手するにも動きが凄まじく遅すぎる。
お嬢様はこれから学友の元へ行かなくてはいけないと言うのに、あの婚約者は何を焦らしているのだ!握手するまでに夕食が始まってしまうだろう!とキリコはやきもきしながら見ていたが、とうとう痺れを切らしてしまい、早歩きで二人の元へ寄って行った。
「あーもう!じれったいです!さっさと握手なさい!!」
キリコはヘルメスとマリスの手首を掴み、半ば強引にガッシリと手を組ませた。
「ふわっ!?」とヘルメスは驚きの声を上げるが、ついにマリスの手に触れた。昨日と先程まで手袋をしていたおかげで素手を見ることが出来なかったが、今は見る事が出来て……いや見る以上の事をしている。なんせ触れている。
手の甲は年相応なのだろう、自分と比べて皺がたくさんある。それでいて大きく、ゴツゴツしていた。なのになんだか優しい温もり、ヘルメスの手のひらから十分にそれを感じる。
(これが、マリス様の手なんだ……。)
もう少し感じていたいと思っていたのか、ヘルメスは握り返す力を少しだけ入れてみた。と、それに応えるようにマリスもまた小さく握り返してくる。
あれ?なんだ、意外と平気なのでは?とヘルメスは安堵してマリスの顔を見上げた。
あり得ないくらい顔面が茹で上がっている。
「は、は、わわ…………っ!」
嬉しさと羞恥が入り混じり、マリスはまるで頭が爆発でもしたのかビクリと大きく一回、体を跳ね上げてそのままの勢いでまた倒れ込んでしまった。
ズドォン!!と大きな音を立て、客間にいたはずのジークとカートン伯爵が慌てて駆けつけてきた。
どうしましたかご主人?自害なら外でやってください!とジークは相変わらず酷い事を言うが、薄れゆく意識の中……マリスは微笑みながら言う。
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