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第十九話
ないものは作れ
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四月二十三日。
前日の妃教育で行われたお茶会最終講義で、妃教育のベテランであるターニャから合格点を貰えたヘルメス。
今日も今日とで社交会のマナーチェックが行われ、「簡単に頭を下げない」「下から物を言わない」「そこは高圧的にならない」などなど……。ボロクソに言われまくり、それでも持ち前のポテンシャルのおかげなのか短時間で矯正し、なんとか及第点までは漕ぎつけた。
「ちくしょう、短所指摘番長!負けないから!」とボロボロになりながらも立ち上がるヘルメスに対して「上等ですわ、かかってらっしゃい!」と受けて立つターニャ。河川敷で喧嘩をして最終的には二人で大の字に寝そべり、『お前やるじゃねぇか』『そっちこそ』みたいな王道の和解展開の道筋に入っていると周囲は思った。
そんな河川敷でファイティング……もとい、ターニャのスパルタから合格点が貰えたのはちょうど正午になった頃だった。そろそろ昼食をと、テーブルマナーも兼ねて二人は共に食事を摂るのだった。とは言っても、別にコース料理でもなく普通のランチなので肩の力が抜いた状態で過ごせる。
昼食が済み、まったりとお茶をしながら雑談をすると話題はやはり結婚式と披露宴のことになり、その流れでそろそろ実家家族がこちらに来る話となった。
「そういえば、ご家族の顔合わせはどちらで行いますの?」
「マリス様にはどんな場所がいいのかと聞かれたのですが……、ちょっとすぐには浮かばなくて。」
なんせ長閑な田舎の伯爵家。あまり格式高い場所よりもまったり出来る所のがいいのは当然なのだが、義理の家族は王族だ。あまりこちらを優先させては失礼に当たらないかと不安になる。ので、何を基準に考えればいいのかと悩んでいる。しかし時間は残されていない。これはなかなか焦ってしまう。
「せめてマリス様と相談出来ればいいのですが……。」
「なら、すぐにご相談なさればよいではありませんの。」
「ですがマリス様だって執務や都合がありますから、早々に顔を出してもよいものか。」
王太子の婚約者といえども、今はまだ『小国からやってきた伯爵令嬢』の身分のせいで気軽に会いに行けないのが現実だ。おまけに結婚式直前までハンクス国内の貴族は勿論、国民にはヘルメスのことは伏せたままになっている。
だから宮殿の外邸に足を伸ばせばもれなく不審者、良くて見学客がうっかり迷子になって入り込んでしまったとなってしまい摘み出されてしまうのが容易に想像出来る。
彼女の素性を知っているのは信頼できる臣下と、マリセウスの親戚であるマクスエル公爵家ぐらいだ。そう考えると、宮殿内では意外と不自由なのだとヘルメスは改めて実感したのだった。
それを聞いたターニャは「ふむ。」と少し考えて、何かを思いついたのかしばらく外すと言った部屋を後にした。
もしかして、顔合わせに使う会場をいくつか考えてきてくれるのかな?とは思ったが、先程までのスパルタを考えたら「それはないか」とすぐに考えるのをやめた。
ターニャが部屋を出て三十分ほど経過した頃、そろそろ午後の妃教育の準備を始めようとしてヘルメスもダイニングを後にして自室に戻る途中、離宮の玄関ホールが何やら騒がしくなっていた。
何やら「お待ちください!」「突然どうなされたのですか!」「馬より速いのでは!?」などと色んな喚声が響き渡る……特に最後のはなんなんだろうと。
そんな騒音とも取れるざわついた声に蓋をするかのように、激しい足音が聞こえる。怒り任せに踏みつけるような、ではなくて走っているような……否、駆け足だ。運動靴とは思えない硬そうな足音。
そしてヘルメス達のいる階層の廊下にそれは現れた。
「話はッ!聞かせてッ!もらったぁああ!!!」
階段を駆け上がり、見事な跳躍で華麗に登場したかと思えば、ズザァ!!と豪快なスライディングと共にヘルメスの目の前に到着したのは、なんとマリセウスだった。
「ま、マリス様!?」
これにはヘルメスも大変驚いて、そして無駄のない(キレッキレな動き)無駄な動き(普通に階段を登らない)に少し引いた。
どうしてここに?と尋ねると、彼は結構息切れをしていた。
「はぁ、はぁ……ターニャ……ターニャから……ぜぇ、ぜぇ、話、聞いて……えぼっ!な、やんで……はぁ……悩ませて……ごほっ!ごほっ!!ご、ごめん……っ、いっしょに、考えっよ……とっ!はぁぁああ~っ!!」
「あの、すみません。呼吸を整えてからでもいいので……。」
それにしてもすごい汗である。
腰を落ち着かせるため、妃教育に使われる部屋へ招き入れてマリセウスが話すのを待つことにした。その間に何杯か水を飲んで『死ぬかと思った。』などと言っていた。……恐らく自ら追い込んだと思われるが、黙っておこう。
聞けば、数分ほど前にターニャが執務室にやってきたとの事。
「ヘルメス様が時間がない上に土地勘もないのもあって、焦りのあまりに両家顔合わせの会場でとても頭を悩ましている」とだけ聞いて、手にしていた書類と案件を光の速さの如く片付けて馬車にも乗らずに全速力で離宮まで走り込んできたと本人は言う。嘘か本当かわからないが、実際息切れもひどいので、多分本当なのだろう。
「だけども私ひとりで考えなきゃいけない事ですし、相談と言っても土地勘がないだけなので深刻な事態ではありませんよ?」
「ご、ごめん……話半分しか聞いてなかったから、居ても立っても居られずに。」
殿下は婚約者のことが大好きすぎる、という事を改めて認識した周囲であった。
それからまた十数分ほど経過すると、ターニャが遅れて離宮に戻ってきた。まさか叔父が光より速く午後の執務を全て終わらせた上に光の速さで駆け出して行ったことには度肝を抜かれてしまった。如何にヘルメスが大事かと、行動で示されたわけだ。
到着して早々にヘルメスがいるであろう部屋まで早歩きへ向かうターニャ。今頃二人して「ここにしよう」「あそこもいい」などと和気藹々としながら話し合っているのだろうと想像しながら、その部屋の前までやってきた。規則正しく扉をノックしてから開くと、二人はテーブルを挟んで、
「うぅうむ……。」
「んぅうー……。」
眉間に皺を寄せて悩んでいた。思ってたのと違う。物事が何も進んでいなかった。
「……お二人とも、何をなさってますの?」
「はい。顔合わせはどこがいいかと話し合おうとしたのですが、初手からつまづいてずっとこの状態なんです。」
「よくよく考えたら、私はそういった場に参加したことがないものだから、何が無難なのかも知らなかったよ。」
「叔父様は我が家の顔合わせには参加してませんでしたの?」
「ジャクリーンが輿入れする時だろう?私はその時……確か療養中だったから参加出来なかったし、なんなら結婚式にも参列してなかったものな。」
「療養中って、ご病気だったのですか?」
「まぁねー……腕も骨折してたから辛かったのもあるし。」
「骨折は痛いですもの。おまけに発熱もしますから余計に。」
「ヘルメスもした事があるのかい?」
「私も幼い頃に右腕を骨折してしまいまして。」
「利き手じゃないか。生活に支障が出ただろうに。」
「確かに困りましたが、家の人達が優しくて。」
「骨折で話に花を咲かせないで下さいませ!」
……この二人は恋仲ではあるものの、何故か色気のない話ばかりに盛り上がりを見せる傾向がある。数日前にマクスエル領にある騎士団の詰め所を訪れた際は冷風扇と呼ばれるものを見たときは、どこかの研究機関の研究員がやってきたのかと思うほどに盛り上がりを見せていた。着眼点が同じ、というか興味の偏りが近いような二人ではある。これでは進められる話も進まない。
かと言って、そちら方面にも精通しているターニャがあれこれ口出ししてしまっては二人のためにならないだろう。細やかな経験だって何かを学ぶのにはとても大切なのは身をもって知っている。それに、揃って真剣に悩んでいるのは、互いのことを気遣っている証拠でもある。
相思相愛の不器用たちに何かヒントを上げるとしたらとターニャは少し考えて、『ならば仕方ない』と思い、ひとつの荒療治に打って出た。
「そんなに決まらないのでしたら、今すぐ二人で探してらっしゃい!!」
「え?」
「え?」
ターニャはまるで母親の如くそう言い放つと、ヘルメスとマリセウスの尻を叩くように二人を城下町へと追い出……ではなくて、お忍びで散策させることにしたのであった。
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今日も今日とで社交会のマナーチェックが行われ、「簡単に頭を下げない」「下から物を言わない」「そこは高圧的にならない」などなど……。ボロクソに言われまくり、それでも持ち前のポテンシャルのおかげなのか短時間で矯正し、なんとか及第点までは漕ぎつけた。
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そんな河川敷でファイティング……もとい、ターニャのスパルタから合格点が貰えたのはちょうど正午になった頃だった。そろそろ昼食をと、テーブルマナーも兼ねて二人は共に食事を摂るのだった。とは言っても、別にコース料理でもなく普通のランチなので肩の力が抜いた状態で過ごせる。
昼食が済み、まったりとお茶をしながら雑談をすると話題はやはり結婚式と披露宴のことになり、その流れでそろそろ実家家族がこちらに来る話となった。
「そういえば、ご家族の顔合わせはどちらで行いますの?」
「マリス様にはどんな場所がいいのかと聞かれたのですが……、ちょっとすぐには浮かばなくて。」
なんせ長閑な田舎の伯爵家。あまり格式高い場所よりもまったり出来る所のがいいのは当然なのだが、義理の家族は王族だ。あまりこちらを優先させては失礼に当たらないかと不安になる。ので、何を基準に考えればいいのかと悩んでいる。しかし時間は残されていない。これはなかなか焦ってしまう。
「せめてマリス様と相談出来ればいいのですが……。」
「なら、すぐにご相談なさればよいではありませんの。」
「ですがマリス様だって執務や都合がありますから、早々に顔を出してもよいものか。」
王太子の婚約者といえども、今はまだ『小国からやってきた伯爵令嬢』の身分のせいで気軽に会いに行けないのが現実だ。おまけに結婚式直前までハンクス国内の貴族は勿論、国民にはヘルメスのことは伏せたままになっている。
だから宮殿の外邸に足を伸ばせばもれなく不審者、良くて見学客がうっかり迷子になって入り込んでしまったとなってしまい摘み出されてしまうのが容易に想像出来る。
彼女の素性を知っているのは信頼できる臣下と、マリセウスの親戚であるマクスエル公爵家ぐらいだ。そう考えると、宮殿内では意外と不自由なのだとヘルメスは改めて実感したのだった。
それを聞いたターニャは「ふむ。」と少し考えて、何かを思いついたのかしばらく外すと言った部屋を後にした。
もしかして、顔合わせに使う会場をいくつか考えてきてくれるのかな?とは思ったが、先程までのスパルタを考えたら「それはないか」とすぐに考えるのをやめた。
ターニャが部屋を出て三十分ほど経過した頃、そろそろ午後の妃教育の準備を始めようとしてヘルメスもダイニングを後にして自室に戻る途中、離宮の玄関ホールが何やら騒がしくなっていた。
何やら「お待ちください!」「突然どうなされたのですか!」「馬より速いのでは!?」などと色んな喚声が響き渡る……特に最後のはなんなんだろうと。
そんな騒音とも取れるざわついた声に蓋をするかのように、激しい足音が聞こえる。怒り任せに踏みつけるような、ではなくて走っているような……否、駆け足だ。運動靴とは思えない硬そうな足音。
そしてヘルメス達のいる階層の廊下にそれは現れた。
「話はッ!聞かせてッ!もらったぁああ!!!」
階段を駆け上がり、見事な跳躍で華麗に登場したかと思えば、ズザァ!!と豪快なスライディングと共にヘルメスの目の前に到着したのは、なんとマリセウスだった。
「ま、マリス様!?」
これにはヘルメスも大変驚いて、そして無駄のない(キレッキレな動き)無駄な動き(普通に階段を登らない)に少し引いた。
どうしてここに?と尋ねると、彼は結構息切れをしていた。
「はぁ、はぁ……ターニャ……ターニャから……ぜぇ、ぜぇ、話、聞いて……えぼっ!な、やんで……はぁ……悩ませて……ごほっ!ごほっ!!ご、ごめん……っ、いっしょに、考えっよ……とっ!はぁぁああ~っ!!」
「あの、すみません。呼吸を整えてからでもいいので……。」
それにしてもすごい汗である。
腰を落ち着かせるため、妃教育に使われる部屋へ招き入れてマリセウスが話すのを待つことにした。その間に何杯か水を飲んで『死ぬかと思った。』などと言っていた。……恐らく自ら追い込んだと思われるが、黙っておこう。
聞けば、数分ほど前にターニャが執務室にやってきたとの事。
「ヘルメス様が時間がない上に土地勘もないのもあって、焦りのあまりに両家顔合わせの会場でとても頭を悩ましている」とだけ聞いて、手にしていた書類と案件を光の速さの如く片付けて馬車にも乗らずに全速力で離宮まで走り込んできたと本人は言う。嘘か本当かわからないが、実際息切れもひどいので、多分本当なのだろう。
「だけども私ひとりで考えなきゃいけない事ですし、相談と言っても土地勘がないだけなので深刻な事態ではありませんよ?」
「ご、ごめん……話半分しか聞いてなかったから、居ても立っても居られずに。」
殿下は婚約者のことが大好きすぎる、という事を改めて認識した周囲であった。
それからまた十数分ほど経過すると、ターニャが遅れて離宮に戻ってきた。まさか叔父が光より速く午後の執務を全て終わらせた上に光の速さで駆け出して行ったことには度肝を抜かれてしまった。如何にヘルメスが大事かと、行動で示されたわけだ。
到着して早々にヘルメスがいるであろう部屋まで早歩きへ向かうターニャ。今頃二人して「ここにしよう」「あそこもいい」などと和気藹々としながら話し合っているのだろうと想像しながら、その部屋の前までやってきた。規則正しく扉をノックしてから開くと、二人はテーブルを挟んで、
「うぅうむ……。」
「んぅうー……。」
眉間に皺を寄せて悩んでいた。思ってたのと違う。物事が何も進んでいなかった。
「……お二人とも、何をなさってますの?」
「はい。顔合わせはどこがいいかと話し合おうとしたのですが、初手からつまづいてずっとこの状態なんです。」
「よくよく考えたら、私はそういった場に参加したことがないものだから、何が無難なのかも知らなかったよ。」
「叔父様は我が家の顔合わせには参加してませんでしたの?」
「ジャクリーンが輿入れする時だろう?私はその時……確か療養中だったから参加出来なかったし、なんなら結婚式にも参列してなかったものな。」
「療養中って、ご病気だったのですか?」
「まぁねー……腕も骨折してたから辛かったのもあるし。」
「骨折は痛いですもの。おまけに発熱もしますから余計に。」
「ヘルメスもした事があるのかい?」
「私も幼い頃に右腕を骨折してしまいまして。」
「利き手じゃないか。生活に支障が出ただろうに。」
「確かに困りましたが、家の人達が優しくて。」
「骨折で話に花を咲かせないで下さいませ!」
……この二人は恋仲ではあるものの、何故か色気のない話ばかりに盛り上がりを見せる傾向がある。数日前にマクスエル領にある騎士団の詰め所を訪れた際は冷風扇と呼ばれるものを見たときは、どこかの研究機関の研究員がやってきたのかと思うほどに盛り上がりを見せていた。着眼点が同じ、というか興味の偏りが近いような二人ではある。これでは進められる話も進まない。
かと言って、そちら方面にも精通しているターニャがあれこれ口出ししてしまっては二人のためにならないだろう。細やかな経験だって何かを学ぶのにはとても大切なのは身をもって知っている。それに、揃って真剣に悩んでいるのは、互いのことを気遣っている証拠でもある。
相思相愛の不器用たちに何かヒントを上げるとしたらとターニャは少し考えて、『ならば仕方ない』と思い、ひとつの荒療治に打って出た。
「そんなに決まらないのでしたら、今すぐ二人で探してらっしゃい!!」
「え?」
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