141 / 227
第二十七話
忠臣たち
しおりを挟む
一晩経ってグレイは冷静さを取り戻した。
恐れ多くも王太子殿下に婚約の解消を直訴して、さらには妹共々信用出来ないと言い放ってしまい、さらには暴力まで振るってしまっていた。
あの一連の騒動から両親にこんこんと説教をされ、日数的な面ではなく、互いを思いやる真摯な愛情があるが故に妹と婚約者の婚礼は絶対なものだと理解したのだ。
ヘルメス付きの侍女であるキリコは、妹がこの国に来てからどう過ごしたか赤裸々に語った。
愛する人の隣にいるためにどれだけ努力をしてストレスを抱え、だけどもそれを察した殿下がこれからの事も話し合って少しずつ解決して歩み寄っていった様子や、厳しい妃教育を前向きに捉えて身につけていく姿をずっと見守ってきていた。
今ではすっかり完治はしているが円形脱毛症も発症したことも話し、今日まで諦めずに全てをこなしてきたのだ。信じてもらえないのならば、妃教育で使われたノートと履き潰された靴、処方された薬と診断書をすぐにお持ちしますともキリコは強気に出た。その様相に虚偽はないことが伝わり、グレイは「ごめんよ!わかったから!」と断りを入れた。
あの時、頬を叩いたヘルメスの表情は思い出しただけでも胸が痛む。兄妹喧嘩から来た苛立ちや怒りではなく、愛する人を傷つけられて自分を否定され、祝福されない悲しさの伝わる辛い顔だった。
今まで妹をそんな表情にさせて来なかった(知らないだけで実はしていたのかもしれない)グレイにとっては、自業自得とはいえ酷くショッキングな出来事である。
しかし、王太子殿下に対しては……本音を言えばまだ警戒している節がある。
父と年齢も変わらない男が、大人になり始めた少女に恋心を抱いたとなれば字面が既に危ない。十五年以上の前の思い出がそうさせたのだろうが、普通なら思い出で止まるはずなのに……。グレイはどこまでも常識的に考えるように努めた。それでも人の心、感情、気持ちは他者ではわからないのが常識でもある。
結局、今のグレイは常識に囚われているためか心の整理がきっちりとつけられていない。矛盾ともジレンマとも取れる悩みは正午に差し掛かろうとしても解決の糸口は掴めずにいたままなのだ。
目の下に小さなクマを作り窓辺でため息を吐くグレイに時間は容赦なく告げる。
「宣誓の儀は別に参加しなくてもよろしいのでしょう?」
「参加ではなくて見学……というより証人になるのよ。」
『宣誓の儀』。
王家に子供が産まれた時、または嫁いで新たに王家に入る場合に行われる小さな式典である。
その式典に立ち会うのは王家・王家に入る人間は勿論、忠臣である神海騎士団団長・近衞騎士団団長・神海国家憲兵総監、その三大組織を束ねている最高責任者である将軍の四人が参加をして忠誠を誓う。
その際、証人として神海王国ハンクスの公爵が二人。王家へ嫁ぎ、その一員になる場合は伴侶となる者の親族、それに加えて他国から来た者はその国からの使者などが見守ることとなっている。今回のヘルメスの場合はそれが適用される。
サンラン国からは誰が来るのかと言うと、首相のアビゲイル・シルズが証人になるとのこと。まさか一国のトップがやってくるとは……これはプレッシャーになるというもの。やはりヘルメスには無理ではなかろうか?そんな考えが透けて見えたのか、「ハンクス王家と仲良く出来ている子なのに心配なのか?」と父に刺された。
(そういうわけだけど、それだけじゃないって言っても……また否定されるだろうな。)
本当にこの結婚は幸せなのだろうか?
未熟で奔放な妹が国ひとつ支える立場になろうとしている実感が湧かないのか、あるいは身近にいた家族が遠くの存在になるのが寂しいのか。……まぁ最大の要因がやはり王太子なのは変わりはないが。
宣誓の儀が執り行われる広間の前にある一室、そこへ通されたカートン一家は待機している四人の男達に一礼した。
「お初目かかります。サンラン国より参りました、伯爵のセネル・カートンと申します。本日はどうぞよろしくお願いします。」
「妻のナナリ・カートンです。」
「息子の、グレイ・カートンです。」
控室であろうこの部屋の扉が開かれた音と共に、それまでフランクに談笑していたであろうに反射的に姿勢よく起立する。
四人のうち二人は顔見知り、カートン邸までヘルメスを迎えに来てくれた神海騎士団の団長であるシグルド・フレッド。昨日、護衛を務めていた近衞騎士団の団長であるベルドナルド・ダイヤー。そしてもう二人は初めて出会う。
一人は眼帯をつけた壮年の男性、式典礼装の華やかなさとは異なり少しばかり威圧的な顔であった。
もう一人はただ一人、鎧で重装備している。ただし兜は身につけておらずに顔は出していた。
四人は綺麗に頭を下げ、そして上げるとこれまた規律に則った挨拶をする。先陣を切ったのは鎧の男だ。
「お初目にかかります。私はジライヤ・ウィルソンと申します。神海王国の将軍を務めさせていただいている者です。本日はよろしくお願い致します。」
重々しい姿に反して爽やかな青年であった。この国に来てから平均年齢の高い人々としか会っていなかったせいなのか、ジライヤと名乗った将軍はとても若々しく見える。カートン一家から好印象を受けた一同はそのまま続けて自己紹介に移る。
「自分は、神海国家憲兵の総監、リッカルド・ライアンと申す。」
将軍の爽やかさに反して、眼帯を身につけている強面の壮年は不器用ながらに挨拶をする。威圧的には思えるが、こちらに対して警戒心はないことをアピールするために改めて深々と頭を下げる。……言葉遣いが単調なのを誰も咎めないあたり、本当にただ不器用な人なのだろうと感じる。
「お初目……ではありませんが、改めて自己紹介させていただきます。私は神海騎士団が近衞騎士団団長、ベルドナルド・ダイヤーと申す者。本日の宣誓の儀、お立会い下さり誠に光栄。必ずや務めを果たしてみせます。」
昨日、ヘルメスを護衛していた姿とは打って変わって華やかさが全面に押し出されていることに最初はギャップで驚かされた。恐らくは本来の彼はこのような振る舞いをするのだろう。
そして四人目はカートン夫妻とヘルメスにとっては馴染みのある人物。特に身構えなくてもいいとは思うが、規律を重んじる彼らに合わせて挨拶をするだろう。フランクな印象しかない彼がどのように礼節を振る舞うか、とても気になるので注視していたが……。
「いよっ!ヘルメスちゃんのご両親!久々!!」
…………。
びっくりするほどフランクだ。いつも通りだ。いやカートン夫妻はあまり彼とは対話したことはなかったが、屋敷に来たときも砕けた印象が結構残ってはいた。ヘルメスを親戚の子供感覚に扱っていたし、もしかして礼節とかマナーとか持ち合わせていないのではと……若干不安になる。
そんな抜けた挨拶をして呆気にとられていると、ポカンとしたグレイと視線が合う。
「おっ!もしかしてヘルメスちゃんの兄ちゃんか!?」
「ひっ!」
「うわぁ~目元とかよく似てるなぁ!そいや十五年前は会ってなかったな!俺はシグルドって言ってマリセウスのダチなンだ!」
シグルドはこれまた楽しそうに一方的に詰めてきて話し始める。そして例の如く、頭を豪快に撫で始めた。
「いやいやいや!ヘルメスちゃんは健康美人な感じだけども兄ちゃんは利発そうだなオイ!」
「おぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
「それにしたって体の線が細すぎやしないか!?ちゃんと食ってるか!?外でめちゃくちゃ遊んでおけよ!!」
「わわわわわわわわ!!!」
「にしてもマリセウスにも義理とはいえ兄ちゃんが出来るとは感慨深いなオイ!!」
「目が、目が回るうううう!!!」
「あ!そういやジライヤはまだヘルメスちゃんに会ってな、」
「フレッド団長。」
シグルドは終始にこやかにグレイを撫で回して笑顔のままジライヤ将軍に顔を向けようと振り向くと、そのジライヤは握り拳を垂直にシグルドの頭に落とした。
ドン!と鈍い音を立てたと同時にシグルドはカーペットに沈んだのだった……。
「ちゃんと自己紹介なさい。」
怒りとは全く違う叱責、先ほどの挨拶の爽やかな声色で放つ。
「し……神海騎士団、団長のシグルド・フレッドです……。」
大きなたんこぶを作ってカーペットに突っ伏したまま、シグルドは改めて自己紹介をしたのであった……。
恐れ多くも王太子殿下に婚約の解消を直訴して、さらには妹共々信用出来ないと言い放ってしまい、さらには暴力まで振るってしまっていた。
あの一連の騒動から両親にこんこんと説教をされ、日数的な面ではなく、互いを思いやる真摯な愛情があるが故に妹と婚約者の婚礼は絶対なものだと理解したのだ。
ヘルメス付きの侍女であるキリコは、妹がこの国に来てからどう過ごしたか赤裸々に語った。
愛する人の隣にいるためにどれだけ努力をしてストレスを抱え、だけどもそれを察した殿下がこれからの事も話し合って少しずつ解決して歩み寄っていった様子や、厳しい妃教育を前向きに捉えて身につけていく姿をずっと見守ってきていた。
今ではすっかり完治はしているが円形脱毛症も発症したことも話し、今日まで諦めずに全てをこなしてきたのだ。信じてもらえないのならば、妃教育で使われたノートと履き潰された靴、処方された薬と診断書をすぐにお持ちしますともキリコは強気に出た。その様相に虚偽はないことが伝わり、グレイは「ごめんよ!わかったから!」と断りを入れた。
あの時、頬を叩いたヘルメスの表情は思い出しただけでも胸が痛む。兄妹喧嘩から来た苛立ちや怒りではなく、愛する人を傷つけられて自分を否定され、祝福されない悲しさの伝わる辛い顔だった。
今まで妹をそんな表情にさせて来なかった(知らないだけで実はしていたのかもしれない)グレイにとっては、自業自得とはいえ酷くショッキングな出来事である。
しかし、王太子殿下に対しては……本音を言えばまだ警戒している節がある。
父と年齢も変わらない男が、大人になり始めた少女に恋心を抱いたとなれば字面が既に危ない。十五年以上の前の思い出がそうさせたのだろうが、普通なら思い出で止まるはずなのに……。グレイはどこまでも常識的に考えるように努めた。それでも人の心、感情、気持ちは他者ではわからないのが常識でもある。
結局、今のグレイは常識に囚われているためか心の整理がきっちりとつけられていない。矛盾ともジレンマとも取れる悩みは正午に差し掛かろうとしても解決の糸口は掴めずにいたままなのだ。
目の下に小さなクマを作り窓辺でため息を吐くグレイに時間は容赦なく告げる。
「宣誓の儀は別に参加しなくてもよろしいのでしょう?」
「参加ではなくて見学……というより証人になるのよ。」
『宣誓の儀』。
王家に子供が産まれた時、または嫁いで新たに王家に入る場合に行われる小さな式典である。
その式典に立ち会うのは王家・王家に入る人間は勿論、忠臣である神海騎士団団長・近衞騎士団団長・神海国家憲兵総監、その三大組織を束ねている最高責任者である将軍の四人が参加をして忠誠を誓う。
その際、証人として神海王国ハンクスの公爵が二人。王家へ嫁ぎ、その一員になる場合は伴侶となる者の親族、それに加えて他国から来た者はその国からの使者などが見守ることとなっている。今回のヘルメスの場合はそれが適用される。
サンラン国からは誰が来るのかと言うと、首相のアビゲイル・シルズが証人になるとのこと。まさか一国のトップがやってくるとは……これはプレッシャーになるというもの。やはりヘルメスには無理ではなかろうか?そんな考えが透けて見えたのか、「ハンクス王家と仲良く出来ている子なのに心配なのか?」と父に刺された。
(そういうわけだけど、それだけじゃないって言っても……また否定されるだろうな。)
本当にこの結婚は幸せなのだろうか?
未熟で奔放な妹が国ひとつ支える立場になろうとしている実感が湧かないのか、あるいは身近にいた家族が遠くの存在になるのが寂しいのか。……まぁ最大の要因がやはり王太子なのは変わりはないが。
宣誓の儀が執り行われる広間の前にある一室、そこへ通されたカートン一家は待機している四人の男達に一礼した。
「お初目かかります。サンラン国より参りました、伯爵のセネル・カートンと申します。本日はどうぞよろしくお願いします。」
「妻のナナリ・カートンです。」
「息子の、グレイ・カートンです。」
控室であろうこの部屋の扉が開かれた音と共に、それまでフランクに談笑していたであろうに反射的に姿勢よく起立する。
四人のうち二人は顔見知り、カートン邸までヘルメスを迎えに来てくれた神海騎士団の団長であるシグルド・フレッド。昨日、護衛を務めていた近衞騎士団の団長であるベルドナルド・ダイヤー。そしてもう二人は初めて出会う。
一人は眼帯をつけた壮年の男性、式典礼装の華やかなさとは異なり少しばかり威圧的な顔であった。
もう一人はただ一人、鎧で重装備している。ただし兜は身につけておらずに顔は出していた。
四人は綺麗に頭を下げ、そして上げるとこれまた規律に則った挨拶をする。先陣を切ったのは鎧の男だ。
「お初目にかかります。私はジライヤ・ウィルソンと申します。神海王国の将軍を務めさせていただいている者です。本日はよろしくお願い致します。」
重々しい姿に反して爽やかな青年であった。この国に来てから平均年齢の高い人々としか会っていなかったせいなのか、ジライヤと名乗った将軍はとても若々しく見える。カートン一家から好印象を受けた一同はそのまま続けて自己紹介に移る。
「自分は、神海国家憲兵の総監、リッカルド・ライアンと申す。」
将軍の爽やかさに反して、眼帯を身につけている強面の壮年は不器用ながらに挨拶をする。威圧的には思えるが、こちらに対して警戒心はないことをアピールするために改めて深々と頭を下げる。……言葉遣いが単調なのを誰も咎めないあたり、本当にただ不器用な人なのだろうと感じる。
「お初目……ではありませんが、改めて自己紹介させていただきます。私は神海騎士団が近衞騎士団団長、ベルドナルド・ダイヤーと申す者。本日の宣誓の儀、お立会い下さり誠に光栄。必ずや務めを果たしてみせます。」
昨日、ヘルメスを護衛していた姿とは打って変わって華やかさが全面に押し出されていることに最初はギャップで驚かされた。恐らくは本来の彼はこのような振る舞いをするのだろう。
そして四人目はカートン夫妻とヘルメスにとっては馴染みのある人物。特に身構えなくてもいいとは思うが、規律を重んじる彼らに合わせて挨拶をするだろう。フランクな印象しかない彼がどのように礼節を振る舞うか、とても気になるので注視していたが……。
「いよっ!ヘルメスちゃんのご両親!久々!!」
…………。
びっくりするほどフランクだ。いつも通りだ。いやカートン夫妻はあまり彼とは対話したことはなかったが、屋敷に来たときも砕けた印象が結構残ってはいた。ヘルメスを親戚の子供感覚に扱っていたし、もしかして礼節とかマナーとか持ち合わせていないのではと……若干不安になる。
そんな抜けた挨拶をして呆気にとられていると、ポカンとしたグレイと視線が合う。
「おっ!もしかしてヘルメスちゃんの兄ちゃんか!?」
「ひっ!」
「うわぁ~目元とかよく似てるなぁ!そいや十五年前は会ってなかったな!俺はシグルドって言ってマリセウスのダチなンだ!」
シグルドはこれまた楽しそうに一方的に詰めてきて話し始める。そして例の如く、頭を豪快に撫で始めた。
「いやいやいや!ヘルメスちゃんは健康美人な感じだけども兄ちゃんは利発そうだなオイ!」
「おぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃぎゃ!!」
「それにしたって体の線が細すぎやしないか!?ちゃんと食ってるか!?外でめちゃくちゃ遊んでおけよ!!」
「わわわわわわわわ!!!」
「にしてもマリセウスにも義理とはいえ兄ちゃんが出来るとは感慨深いなオイ!!」
「目が、目が回るうううう!!!」
「あ!そういやジライヤはまだヘルメスちゃんに会ってな、」
「フレッド団長。」
シグルドは終始にこやかにグレイを撫で回して笑顔のままジライヤ将軍に顔を向けようと振り向くと、そのジライヤは握り拳を垂直にシグルドの頭に落とした。
ドン!と鈍い音を立てたと同時にシグルドはカーペットに沈んだのだった……。
「ちゃんと自己紹介なさい。」
怒りとは全く違う叱責、先ほどの挨拶の爽やかな声色で放つ。
「し……神海騎士団、団長のシグルド・フレッドです……。」
大きなたんこぶを作ってカーペットに突っ伏したまま、シグルドは改めて自己紹介をしたのであった……。
0
あなたにおすすめの小説
喪女なのに狼さんたちに溺愛されています
和泉
恋愛
もふもふの狼がイケメンなんて反則です!
聖女召喚の儀で異世界に呼ばれたのはOL・大学生・高校生の3人。
ズボンを履いていた大学生のヒナは男だと勘違いされ、説明もないまま城を追い出された。
森で怪我をした子供の狼と出会ったヒナは狼族の国へ。私は喪女なのに狼族の王太子、No.1ホストのような武官、真面目な文官が近づいてくるのはなぜ?
ヒナとつがいになりたい狼達の恋愛の行方は?聖女の力で国同士の争いは無くすことができるのか。
砕けた愛
篠月珪霞
恋愛
新婚初夜に男に襲われた公爵令嬢エヴリーヌは、不義密通の罪を被せられた。反逆罪に問われた彼女の一族は処刑されるが、気付くと時間が巻き戻っていた。
あなたへの愛? そんなものとうに、砕け散ってしまいました。
皇太子夫妻の歪んだ結婚
夕鈴
恋愛
皇太子妃リーンは夫の秘密に気付いてしまった。
その秘密はリーンにとって許せないものだった。結婚1日目にして離縁を決意したリーンの夫婦生活の始まりだった。
本編完結してます。
番外編を更新中です。
断る――――前にもそう言ったはずだ
鈴宮(すずみや)
恋愛
「寝室を分けませんか?」
結婚して三年。王太子エルネストと妃モニカの間にはまだ子供が居ない。
周囲からは『そろそろ側妃を』という声が上がっているものの、彼はモニカと寝室を分けることを拒んでいる。
けれど、エルネストはいつだって、モニカにだけ冷たかった。
他の人々に向けられる優しい言葉、笑顔が彼女に向けられることない。
(わたくし以外の女性が妃ならば、エルネスト様はもっと幸せだろうに……)
そんな時、侍女のコゼットが『エルネストから想いを寄せられている』ことをモニカに打ち明ける。
ようやく側妃を娶る気になったのか――――エルネストがコゼットと過ごせるよう、私室で休むことにしたモニカ。
そんな彼女の元に、護衛騎士であるヴィクトルがやってきて――――?
私をいじめていた女と一緒に異世界召喚されたけど、無能扱いされた私は実は“本物の聖女”でした。
さら
恋愛
私――ミリアは、クラスで地味で取り柄もない“都合のいい子”だった。
そんな私が、いじめの張本人だった美少女・沙羅と一緒に異世界へ召喚された。
王城で“聖女”として迎えられたのは彼女だけ。
私は「魔力が測定不能の無能」と言われ、冷たく追い出された。
――でも、それは間違いだった。
辺境の村で出会った青年リオネルに助けられ、私は初めて自分の力を信じようと決意する。
やがて傷ついた人々を癒やすうちに、私の“無”と呼ばれた力が、誰にも真似できない“神の光”だと判明して――。
王都での再召喚、偽りの聖女との再会、かつての嘲笑が驚嘆に変わる瞬間。
無能と呼ばれた少女が、“本物の聖女”として世界を救う――優しさと再生のざまぁストーリー。
裏切りから始まる癒しの恋。
厳しくも温かい騎士リオネルとの出会いが、ミリアの運命を優しく変えていく。
3歳で捨てられた件
玲羅
恋愛
前世の記憶を持つ者が1000人に1人は居る時代。
それゆえに変わった子供扱いをされ、疎まれて捨てられた少女、キャプシーヌ。拾ったのは宰相を務めるフェルナー侯爵。
キャプシーヌの運命が再度変わったのは貴族学院入学後だった。
結婚後、訳もわからないまま閉じ込められていました。
しゃーりん
恋愛
結婚して二年、別邸に閉じ込められていたハリエット。
友人の助けにより外に出ることができ、久しぶりに見た夫アルバートは騎士に連行されるところだった。
『お前のせいだ!』と言われても訳がわからなかった。
取り調べにより判明したのは、ハリエットには恋人がいるのだとアルバートが信じていたこと。
彼にその嘘を吹き込んだのは、二人いたというお話です。
婚約破棄されたのでファンシーショップ始めました。 ― 元婚約者が、お人形さんを側室にしようとして大恥をかきました ―
鷹 綾
恋愛
隣国の王子から「政略的にも個人的にも魅力を感じない」と婚約破棄された、ファンタジア王国第三女王タナー。
泣きも怒りもせず、彼女が考えたのは――「いつか王宮の庇護がなくなっても困らない生き方」だった。
まだ八歳。
それでも先を見据え、タナーは王都の片隅で小さなファンシーショップを開くことを決意する。
並ぶのは、かわいい雑貨。
そして、かわいい魔法の雑貨。
お茶を淹れてくれるクマのぬいぐるみ店員《テイデイ・バトラー》、
冷めないティーカップ、
時間になると小鳥が飛び出すアンティーク時計――。
静かに広がる評判の裏で、
かつての元婚約者は「お人形さんを側室にしようとして」赤っ恥をかくことに。
ざまぁは控えめ、日常はやさしく。
かわいいものに囲まれながら、女王は今日も穏やかにお店を開けています。
---
この文面は
✔ アルファポリス向け文字数
✔ 女子読者に刺さるワード配置
✔ ネタバレしすぎない
✔ ほのぼの感キープ
を全部満たしています。
次は
👉 タグ案
👉 ランキング用超短縮あらすじ(100字)
どちらにしますか?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる