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4章:荳也阜縺ッ繝ッ繧ソ繧ッ繧キ縺ァ蜃コ譚・縺ヲ縺?k?
――わたしだけレベルアップしないのに、新異世界最強ギルドマスターのハーレムの一員に!?――⑥
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なぜか転生者は元いた世界を激しく嫌悪している。
それでいて、元いた世界の文明を基準にわたし達を見下し、あまつさえ、その文明の利器をわたし達の世界に持ち込む者さえいたりする。それがどうやって動いているかはわからないけど、それらも全部、神様のおかげ、らしかった。細かい設定をないがしろにするなんてずいぶんと都合のいい神様だな。そういう細かい設定こそ作者の腕の見せどころじゃろがい。
なぜか転生者は元いた世界を激しく嫌悪している。だからなのか、ほとんどの転生者は自身が優れていると宣っているはずの高度な文明とやらをこの世界へ模倣しようとはしない。一応は、この世界の文化レベルでの生活を享受している。いや、甘んじている、と言った方が正しいだろうか。
彼らがこの世界の文明を元いた世界のように発展させることはなく、ラフィーナが【心励起/仇多羅急行】の車内で垣間見せてくれた異世界のあの複雑怪奇で無機質な超高層建造物群がこの世界に立ち並ぶことはない。たとえあったとしても、おそらく本気で自身の世界の建造物を再現しようとも思っていないのだろう、ラフィーナが顕現させたあれらとは比べ物にならないお粗末な塔が1本か2本が点在的に立っているだけだ。
文明はたった30年程度では進展しないかもしれないけど、それでも少しずつ前進するはずなのに。
なぜ、この国の技術的文化は後退しているの?
ただ国王やこの国の政府が置き換わっただけ、なんて単純な話じゃないってことはなんとなく理解できる。
でも、それでも、昔から住んでいる国民だってまだここにはいるはずなのに。
騒がしかったはずの鍛冶屋が鉄を叩く音も革細工の酸えた匂いも織物屋のカラフルな色彩も今はなく、そして、道の脇にはた迷惑に立ち並んでいたであろう露店や屋台もすっかり少なくなっていて、取り繕うような飾り物の露店を楽しんでいる。それはつまり、料理すらできるものがいなくなっているってことだ。家庭のかまどから調理の匂いすらしなかったのはそのせいか。
この国は何かがおかしい。
少しずつ四肢が腐り落ちるのを、何もせずに傍観しているかのように。この国はゆっくりと、静かに、でも、確実に衰退し続けている。それに対して何もできていない。腐敗した身体を嘘で固めたチョコレゐトで飾り立てている。
どうして、それなのに、お城だけが異様に荘厳で綺麗なのか。
囁き森から出てきたばかりの時に見たあの真っ白なお城とも違う。真っ白なだけなのにどこか無機質で冷たささえ感じるような。
それでも、このお城はとても素敵なはずなのに、なぜだかわたしは目の前でゆっくりと開かれる大きな城門を怪物の大口だと連想してしまう。今からわたしはこの怪物のはらわたの中。
Unus pro omnibus, omnes pro uno……
それでいて、元いた世界の文明を基準にわたし達を見下し、あまつさえ、その文明の利器をわたし達の世界に持ち込む者さえいたりする。それがどうやって動いているかはわからないけど、それらも全部、神様のおかげ、らしかった。細かい設定をないがしろにするなんてずいぶんと都合のいい神様だな。そういう細かい設定こそ作者の腕の見せどころじゃろがい。
なぜか転生者は元いた世界を激しく嫌悪している。だからなのか、ほとんどの転生者は自身が優れていると宣っているはずの高度な文明とやらをこの世界へ模倣しようとはしない。一応は、この世界の文化レベルでの生活を享受している。いや、甘んじている、と言った方が正しいだろうか。
彼らがこの世界の文明を元いた世界のように発展させることはなく、ラフィーナが【心励起/仇多羅急行】の車内で垣間見せてくれた異世界のあの複雑怪奇で無機質な超高層建造物群がこの世界に立ち並ぶことはない。たとえあったとしても、おそらく本気で自身の世界の建造物を再現しようとも思っていないのだろう、ラフィーナが顕現させたあれらとは比べ物にならないお粗末な塔が1本か2本が点在的に立っているだけだ。
文明はたった30年程度では進展しないかもしれないけど、それでも少しずつ前進するはずなのに。
なぜ、この国の技術的文化は後退しているの?
ただ国王やこの国の政府が置き換わっただけ、なんて単純な話じゃないってことはなんとなく理解できる。
でも、それでも、昔から住んでいる国民だってまだここにはいるはずなのに。
騒がしかったはずの鍛冶屋が鉄を叩く音も革細工の酸えた匂いも織物屋のカラフルな色彩も今はなく、そして、道の脇にはた迷惑に立ち並んでいたであろう露店や屋台もすっかり少なくなっていて、取り繕うような飾り物の露店を楽しんでいる。それはつまり、料理すらできるものがいなくなっているってことだ。家庭のかまどから調理の匂いすらしなかったのはそのせいか。
この国は何かがおかしい。
少しずつ四肢が腐り落ちるのを、何もせずに傍観しているかのように。この国はゆっくりと、静かに、でも、確実に衰退し続けている。それに対して何もできていない。腐敗した身体を嘘で固めたチョコレゐトで飾り立てている。
どうして、それなのに、お城だけが異様に荘厳で綺麗なのか。
囁き森から出てきたばかりの時に見たあの真っ白なお城とも違う。真っ白なだけなのにどこか無機質で冷たささえ感じるような。
それでも、このお城はとても素敵なはずなのに、なぜだかわたしは目の前でゆっくりと開かれる大きな城門を怪物の大口だと連想してしまう。今からわたしはこの怪物のはらわたの中。
Unus pro omnibus, omnes pro uno……
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