この世界はわたしが創ったんだから、わたしが主人公ってことでいいんだよね!? ~異世界神話創世少女 vs 錯誤世界秩序機能~

儀仗空論・紙一重

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設定(≠核心)

―ーLIVE:【外装起因機関・電葬経土:七人姉妹】&【    】feat.           ――⑭

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「私達は錯誤世界、ミスティカエラのことしか観測できない。当たり前だけどそういう機能だからね」

「どういうこと?」

「そもそも、転生者とは何者だ? ステータスとは何だ? この世界の魔力を用いない異能とは何だ? どうして彼らは生き返ることができたのだ?」

「そ、それは……」

 あまりにも侵蝕されすぎて気づかなかった、いや、あまりにも強大なそれらを対処できない錯誤世界のわたし達は目を逸らし続けていた。

 錯誤世界にもたらされた異物のどれもが、この世界の理とは全く相容れず、そして、未知なるものである、と。

 わたし達は、自らの脅威となる者達を何も知らない。

 彼らが生前の自我を持ちながら死より甦り、新たな肉体を持つことに何の疑問も抱かなかった訳じゃない。だけど、そのグロテスクな蘇生方法を直視なんかしたくなかった。

「神が転生させた、という彼らの存在自体が異常だ。死した彼らが転送されるという神界、あるいは天界と呼ばれる位相はどこにある?」

 この世界には天使がいる。

 悪魔は【不浄遺棄地域】が造り出した魔界より来たる。彼らは全て魔王の眷属だ。

 では、天使はどこから来るのか、というと、それは宗教によって変わるけど大体は天界からだといわれている。

 天界とは何だ?

 天使もまた、転生者と同じ、未知の存在なのか。

 この物語の根幹を揺るがす脅威は意外と根深くこの世界に蔓延っている。

「実は転生者って、もしかしたら他の物語じゃあいたって普通の存在なのかしら。だからこそ、この世界にはこんなにたくさんの転生者がいるんじゃ……」

「いいえ、そんなことはない……はずよ、」

 その声は彼女達にしては自信なさげで。

「だってさ、転生者ってのは、全く別の本の1ページを破り取って別の物語に綺麗に貼り付けて、さらにそのページに好き勝手な設定を無理矢理書き加えるようなものなんだよ、そんなの私達“始源拾弐機関”が機能してるこの世界でできるわけないっしょ?」

「え、ええ、確かに、そんなことができるのは、それこそ神様か、あるいは腕利きの書籍修復士くらいよ」

「実際、この世界の物語的エントロピーは寓話臨界点を大幅に超えようとしている。ギリギリで持ちこたえているのは、やはり【不浄遺棄地域】のおかげだろうね」

「ちなみに、物語の方はすでに破綻しているわ。だって、わたしが主人公っぽくないんですもの」

「物語が破綻しているかどうかは読者次第だから私達には観測不可能だけど、アナタが主人公っぽくないのはきっと素質の問題ね」

「え!?」

「いや、そんなに驚く?」
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