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俺は異世界マイスター
初めての異世界
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俺は異世界に到着したが、到着した瞬間全身に何かの衝撃が加わる。
俺は水の中に全身を突っ込んでいた。
「いってぇ」
起き上がると、湖のど真ん中に立っていた。
髪の毛から、服までびしょぬれだ。
服装も変わっており、黒いシャツに迷彩柄の半ズボンだった。
あの女神が言っていた通り、アメジストのネックレスを俺は首に下げていた。
《あ、ちゃんと着きましたね》
どこからか聞こえてくるのだはなく、直接頭に語り掛けてきた。
いや、ちゃん着いてるならこんなビショビショじゃねえよな。
「女神なのか?」
《そうですよ? なるべくネックレス外さないでください》
「分かった。」
俺はぎりぎり見える岸に向かって、濡れて重い服を無理矢理動かす。
歩けないと思ったが、自分の体とは思えないほど体が軽かった。
「何でこんなに体が軽いんだ?」
《光の勇者が運動神経良かったからじゃないですか?》
「そうか。」
会話が全然続かない。
いや別に会話を続けたいわけじゃないが、何かつまらないから話しかけてしまう。
「そういえばお前の名前聞いてなかったな。」
《そうでしたっけ。ヴァルキュリアと申します》
「じゃあヴァルって呼ぶから。」
《最初っからあだ名なんですね》
俺は水の中で懸命に足を動かし、やっと岸に着いた。
こんな中イベントが起きるはずだ。ここまで頑張った俺にイベント無しはないだろう。
ちょっとの時間待ったが何も起こらない。
《そろそろ行きませんか? 森の中の方がそういうイベント多いと思いますが》
「お前は分かっていない! もうすぐそこにイベントが!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから1時間たった。
最初の場所でずっと止まってるやつ世界初だろ。
チュートリアルで1時間以上止まってるんだからな。色んな意味で凄いな。
ちょっと俺も辛くなってきたころある出来事が起きる。
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ」
森の中から女の子の悲鳴が聞こえる。
「おい、イベントは望んでいたがこれは本当にやばいんじゃないの?」
《向かわないと本当に危険かもよ》
「ああ」
俺は悲鳴の聞こえたほうに向かって走る。
てか本当に体が軽くなったな。走れるぞ。
俺は森の中を駆けて、悲鳴が聞こえた現場に向かっている。
今まで森閑とした森は、どんどん喧しくなってくる。
風は騒ぎ、森にいた鳥はどこか遠くに飛んで行ってしまっている。
「なんだよこれ・・・・・なんかおかしくないか?」
《強いモンスターの気配。本当にやばいかもね》
あれから悲鳴は一切聞こえない。
殺されてしまったか、逃げたか。
今はどう頑張ってもわからない。
それより森のざわつきがさっきよりも濃くなる。
空が曇ってきて、もう一回さっきのことが繰り返される。
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ」
もう一回さっきの子の叫び声が聞こえる。
「近かったな」
《そうだね》
俺がどんどん近づくと、とてもこの世のものとは思えない怪物がいた。
「なんじゃこりゃぁああああああぁ」
思わず叫ぶと、そこに倒れているドレスを着た女の子と、直剣を二つ持って双剣スタイルで戦っている女の子がいた。
とても勝てるとは思えない。
「そこの者! 早く逃げなさい!」
戦っている女の子が俺に言ってくる。
《あれは喰人植物のメサクレガね! 超巨大な食人する植物ね》
「それって危ないんじゃないか!?」
《そう思うなら助ければいいじゃない?》
「早く逃げて!」
女の子を捨てて逃げるほど堕ちたつもりはない。
俺は光の勇者が使っていた剣の名前を叫ぶ。
一生の人生の恥となることを覚悟して。
「エンシェントブレイド!」
設定的には、とてつもない硬さと切れ味のオーパーツだった気がする。
俺はその通りの剣を作り出す。
直剣よりは長い、直剣よりの大剣だ。
古剣みたいな感じで、とても使い古されている褐色の剣だ。
「何をやっているの!? 逃げて! あなたじゃ勝てないわ!」
俺にその子の声は聞こえない。
メサクレガの狙いは俺に変わったようだ。
植物系の敵は一気に切り刻んでも根源をつぶさないと復活し続ける。(俺の個人的見解。
根源の周りは硬い根っこで囲まれている。(俺の個人的見解)
一気にそこに叩き込めば絶対に勝てるはずだ。(俺の個人的見解)
その為に俺が開発した技。(俺の黒歴史)
―――覇王の型 一の太刀 魔植蝕喰
俺は水の中に全身を突っ込んでいた。
「いってぇ」
起き上がると、湖のど真ん中に立っていた。
髪の毛から、服までびしょぬれだ。
服装も変わっており、黒いシャツに迷彩柄の半ズボンだった。
あの女神が言っていた通り、アメジストのネックレスを俺は首に下げていた。
《あ、ちゃんと着きましたね》
どこからか聞こえてくるのだはなく、直接頭に語り掛けてきた。
いや、ちゃん着いてるならこんなビショビショじゃねえよな。
「女神なのか?」
《そうですよ? なるべくネックレス外さないでください》
「分かった。」
俺はぎりぎり見える岸に向かって、濡れて重い服を無理矢理動かす。
歩けないと思ったが、自分の体とは思えないほど体が軽かった。
「何でこんなに体が軽いんだ?」
《光の勇者が運動神経良かったからじゃないですか?》
「そうか。」
会話が全然続かない。
いや別に会話を続けたいわけじゃないが、何かつまらないから話しかけてしまう。
「そういえばお前の名前聞いてなかったな。」
《そうでしたっけ。ヴァルキュリアと申します》
「じゃあヴァルって呼ぶから。」
《最初っからあだ名なんですね》
俺は水の中で懸命に足を動かし、やっと岸に着いた。
こんな中イベントが起きるはずだ。ここまで頑張った俺にイベント無しはないだろう。
ちょっとの時間待ったが何も起こらない。
《そろそろ行きませんか? 森の中の方がそういうイベント多いと思いますが》
「お前は分かっていない! もうすぐそこにイベントが!」
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
あれから1時間たった。
最初の場所でずっと止まってるやつ世界初だろ。
チュートリアルで1時間以上止まってるんだからな。色んな意味で凄いな。
ちょっと俺も辛くなってきたころある出来事が起きる。
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ」
森の中から女の子の悲鳴が聞こえる。
「おい、イベントは望んでいたがこれは本当にやばいんじゃないの?」
《向かわないと本当に危険かもよ》
「ああ」
俺は悲鳴の聞こえたほうに向かって走る。
てか本当に体が軽くなったな。走れるぞ。
俺は森の中を駆けて、悲鳴が聞こえた現場に向かっている。
今まで森閑とした森は、どんどん喧しくなってくる。
風は騒ぎ、森にいた鳥はどこか遠くに飛んで行ってしまっている。
「なんだよこれ・・・・・なんかおかしくないか?」
《強いモンスターの気配。本当にやばいかもね》
あれから悲鳴は一切聞こえない。
殺されてしまったか、逃げたか。
今はどう頑張ってもわからない。
それより森のざわつきがさっきよりも濃くなる。
空が曇ってきて、もう一回さっきのことが繰り返される。
「きゃぁあああああああああああああああああああああああああああああああああああぁ」
もう一回さっきの子の叫び声が聞こえる。
「近かったな」
《そうだね》
俺がどんどん近づくと、とてもこの世のものとは思えない怪物がいた。
「なんじゃこりゃぁああああああぁ」
思わず叫ぶと、そこに倒れているドレスを着た女の子と、直剣を二つ持って双剣スタイルで戦っている女の子がいた。
とても勝てるとは思えない。
「そこの者! 早く逃げなさい!」
戦っている女の子が俺に言ってくる。
《あれは喰人植物のメサクレガね! 超巨大な食人する植物ね》
「それって危ないんじゃないか!?」
《そう思うなら助ければいいじゃない?》
「早く逃げて!」
女の子を捨てて逃げるほど堕ちたつもりはない。
俺は光の勇者が使っていた剣の名前を叫ぶ。
一生の人生の恥となることを覚悟して。
「エンシェントブレイド!」
設定的には、とてつもない硬さと切れ味のオーパーツだった気がする。
俺はその通りの剣を作り出す。
直剣よりは長い、直剣よりの大剣だ。
古剣みたいな感じで、とても使い古されている褐色の剣だ。
「何をやっているの!? 逃げて! あなたじゃ勝てないわ!」
俺にその子の声は聞こえない。
メサクレガの狙いは俺に変わったようだ。
植物系の敵は一気に切り刻んでも根源をつぶさないと復活し続ける。(俺の個人的見解。
根源の周りは硬い根っこで囲まれている。(俺の個人的見解)
一気にそこに叩き込めば絶対に勝てるはずだ。(俺の個人的見解)
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