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俺は王国の兵士長
一人の兵士は味方か敵か
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俺は目の前でけたたましい音で開く門を見ながらそこに立っていた。
レイと姫様はいつも通りのようだ。俺だけびっくりしていると怪しまれそうだからやめた。
とてつもない音を出しながら門が開くと、中にはとても広い庭園に、それを手入れしているメイドさんが多く見れた。
奥にはとても巨大なお城があった。
そうな事を考えていると、奥からごっつい鎧を着た若い騎士がやって来た。
「姫様、お帰りなさいませ。」
「ただいま、キーサ。」
たぶん今度は本当の兵士だろう。
今度は俺に向かって話しかけてくる。
「先ほどは姫様とレイを助けていただいたそうでありがとうございます。」
「あ、大丈夫です。」
丁寧にお辞儀をしてくれた。
姫様が歩きだすので着いていったのだが、俺には疑問があった。
(何でこいつ知っているんだ?)
俺が姫様を助けたことはこいつには言っていない。
なのにこいつは知っていた。
(何でこいつが知ってんのか、女神分かるか?)
《さあ。ついてきたりしてたんでしょうか。》
(姫様かレイのストーカーということか?)
《それは本人に聞かないと》
俺は着いて行っている途中ずっとそのことを考えていた。
例えばだが、もしも姫様のストーカーだったとしたら本当に近くにいさせたら駄目だし、レイのストーカーだったら、レイの仕事に支障がでる。
俺が異世界に来て最初の敵になるのはこいつかもしれない。
「どうしましたセカイ。」
「あ、いえ。大丈夫です。」
「今日は私が開催するパーティに出席していただきたいのですがいいですか?」
「姫様、それはいかほどかと」
俺をパーティに誘うのを兵士が止めた。
俺は別にいいのだが、やはり一般人が一国の姫が開催する貴族ばかりが来そうなパーティに出席するのは、国としての地位に何かしらの支障をきたすのだろう。
「俺はいいですけど、やはり国としての何かが汚されるんじゃないでしょうか。」
「その通りです姫様! こんな男出席させるわけには。」
「レイ、言い過ぎだ。」
「そうですよレイ。それにセカイは私達に何かしたのですか? 私たちを助けて下さっただけですよ?」
「ですが・・・・」
俺に今欲しいのは、謝礼ではなく時間だ。
異世界に来てから休む時間なんて―――――最初の一時間あったな
それより今思い出した。
あの姫様のファンクラブの中に居た気がするぞ。
《思い込みよ》
(いきなりはやめてくれ。そうかもな。それにいたとしても証拠がないし)
俺は歩きながら一つ気付いた。
姫様はメイド一人一人にありがとうとお礼をしていることだ。権力を惨いことに使わない人はいい人だと俺自身は思っている。
「それじゃあ一人のメイドをセカイの専属にさせますので、そのメイドに質問が合ったら聞いてください。」
俺が顔を上にあげると、首を真上にあげないと上まで見れない大きさの城があり、とても大きい扉の前に立っていた。
「それじゃあもうちょっとしたらお部屋に行かせてもらうので。」
「姫様、気を付けて下さい。」
「何がですか?」
「とにかくです。」
「はい。それじゃあここで待っててください。」
そう言って、扉を開き3人は中に入っていった。
《いいの? あの男だけにしといて》
(証拠がない今、この国を追放みたいなことになったら困るからな)
そんな会話を心の中で繰り広げていたら、一人のメイドさんが話しかけてくる。
「姫様にあなたのお世話役を申せ受かったサーシャと申します。それでは行きましょう。」
とても美人の黒髪の女の子だった。近くによるととてもいい匂いがした。
《気持ち悪いですよセカイさん》
(黙ってろ)
メイドさんが扉を開くと、とても大きなシャンデリアに、大きな階段。横に続く道に前に大きな扉がもう一つ。
俺が驚嘆していると、メイドさんは話しかけてくる。
「そんなに驚くほどのものなどですか?」
「こっちのせか・・・・・国にはなかったからな。」
(危なかった――――ボロが出ることだったぜ)
「そうなのですか。それでは上に行きましょう。」
メイドさんは土足で城の中に入り、枝分かれしている二階に続く階段に向かって歩き出す。
やはり玄関などどこにもなかった。
俺もそれに着いていくが、赤いカーペットの上を土足で歩くことを逡巡してしまう。
二階に上がると、横に長く広がる廊下があった。部屋がいくつもあり、枝分かれしていた階段の終わりの中心の正面に大きな扉があった。
よくゲームとかで見るお城だ。
それでメイドさんは、左に向かって歩き始める。
歩いていくと、曲がる道がちょくちょくあって、ある曲道には3回に続く階段に一直線の道もあった。
「ここです。私もここに住むことになったのでよろしくお願いします。」
「え・・・・・・・?」
《この展開に一言!》
(異世界やっぱサイコー)
レイと姫様はいつも通りのようだ。俺だけびっくりしていると怪しまれそうだからやめた。
とてつもない音を出しながら門が開くと、中にはとても広い庭園に、それを手入れしているメイドさんが多く見れた。
奥にはとても巨大なお城があった。
そうな事を考えていると、奥からごっつい鎧を着た若い騎士がやって来た。
「姫様、お帰りなさいませ。」
「ただいま、キーサ。」
たぶん今度は本当の兵士だろう。
今度は俺に向かって話しかけてくる。
「先ほどは姫様とレイを助けていただいたそうでありがとうございます。」
「あ、大丈夫です。」
丁寧にお辞儀をしてくれた。
姫様が歩きだすので着いていったのだが、俺には疑問があった。
(何でこいつ知っているんだ?)
俺が姫様を助けたことはこいつには言っていない。
なのにこいつは知っていた。
(何でこいつが知ってんのか、女神分かるか?)
《さあ。ついてきたりしてたんでしょうか。》
(姫様かレイのストーカーということか?)
《それは本人に聞かないと》
俺は着いて行っている途中ずっとそのことを考えていた。
例えばだが、もしも姫様のストーカーだったとしたら本当に近くにいさせたら駄目だし、レイのストーカーだったら、レイの仕事に支障がでる。
俺が異世界に来て最初の敵になるのはこいつかもしれない。
「どうしましたセカイ。」
「あ、いえ。大丈夫です。」
「今日は私が開催するパーティに出席していただきたいのですがいいですか?」
「姫様、それはいかほどかと」
俺をパーティに誘うのを兵士が止めた。
俺は別にいいのだが、やはり一般人が一国の姫が開催する貴族ばかりが来そうなパーティに出席するのは、国としての地位に何かしらの支障をきたすのだろう。
「俺はいいですけど、やはり国としての何かが汚されるんじゃないでしょうか。」
「その通りです姫様! こんな男出席させるわけには。」
「レイ、言い過ぎだ。」
「そうですよレイ。それにセカイは私達に何かしたのですか? 私たちを助けて下さっただけですよ?」
「ですが・・・・」
俺に今欲しいのは、謝礼ではなく時間だ。
異世界に来てから休む時間なんて―――――最初の一時間あったな
それより今思い出した。
あの姫様のファンクラブの中に居た気がするぞ。
《思い込みよ》
(いきなりはやめてくれ。そうかもな。それにいたとしても証拠がないし)
俺は歩きながら一つ気付いた。
姫様はメイド一人一人にありがとうとお礼をしていることだ。権力を惨いことに使わない人はいい人だと俺自身は思っている。
「それじゃあ一人のメイドをセカイの専属にさせますので、そのメイドに質問が合ったら聞いてください。」
俺が顔を上にあげると、首を真上にあげないと上まで見れない大きさの城があり、とても大きい扉の前に立っていた。
「それじゃあもうちょっとしたらお部屋に行かせてもらうので。」
「姫様、気を付けて下さい。」
「何がですか?」
「とにかくです。」
「はい。それじゃあここで待っててください。」
そう言って、扉を開き3人は中に入っていった。
《いいの? あの男だけにしといて》
(証拠がない今、この国を追放みたいなことになったら困るからな)
そんな会話を心の中で繰り広げていたら、一人のメイドさんが話しかけてくる。
「姫様にあなたのお世話役を申せ受かったサーシャと申します。それでは行きましょう。」
とても美人の黒髪の女の子だった。近くによるととてもいい匂いがした。
《気持ち悪いですよセカイさん》
(黙ってろ)
メイドさんが扉を開くと、とても大きなシャンデリアに、大きな階段。横に続く道に前に大きな扉がもう一つ。
俺が驚嘆していると、メイドさんは話しかけてくる。
「そんなに驚くほどのものなどですか?」
「こっちのせか・・・・・国にはなかったからな。」
(危なかった――――ボロが出ることだったぜ)
「そうなのですか。それでは上に行きましょう。」
メイドさんは土足で城の中に入り、枝分かれしている二階に続く階段に向かって歩き出す。
やはり玄関などどこにもなかった。
俺もそれに着いていくが、赤いカーペットの上を土足で歩くことを逡巡してしまう。
二階に上がると、横に長く広がる廊下があった。部屋がいくつもあり、枝分かれしていた階段の終わりの中心の正面に大きな扉があった。
よくゲームとかで見るお城だ。
それでメイドさんは、左に向かって歩き始める。
歩いていくと、曲がる道がちょくちょくあって、ある曲道には3回に続く階段に一直線の道もあった。
「ここです。私もここに住むことになったのでよろしくお願いします。」
「え・・・・・・・?」
《この展開に一言!》
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