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第二部【3章】奪われた記憶
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ヨルツの記憶では、俺がここまで暴力を振るわないのは記憶と相違があるようだった。キティが檻に来てからも、俺は毎日キティに執拗な体罰を与えることをやめなかったらしい。その体罰の様子は良く見えずとも、音と声はヨルツの檻まで聞こえていたので、急になくなったそれに違和感を覚えたのだと言う。
「俺も夢を見ていたのかと考えていたんだ。エドヴィンに話したんだが、全く話が通じなかったし…何故かあまりエドヴィンの言うことを聞きたいとも思えなくなった」
ヨルツが感じている違和感や既視感、覚えている事柄もかなり朧気のようで、エドヴィンに対して抱く感情の理由はまだ明確には分からないらしい。彼の口ぶりからは、エドヴィンに対して漠然と怒りのような感情を抱いているように聞こえた。
キャンディを絶ったからそういう思考になっているのか、その感情が彼にキャンディ絶ちをさせたのかは判断し辛い所ではあるが…。
しかし仮に前者だったとして、今まで依存していた物を拒む理由がわからない。俄かに信じがたい話ではあるものの、ヨルツの話を鵜呑みにするなら筋は通るような気はした。
「お前以外の奴らは俺の記憶通りに動いている。だけど、お前だけが明らかに違う動きをするから、少し気になったんだ」
「へぇ…」
一通り、ヨルツの話を聞き終えてから俺は鞭をベルトにしまう。
「…ちなみに、お前の記憶の中には薄オレンジの髪をした女はいたか?これくらいの背丈の」
どうして俺とヨルツの記憶だけが周囲と違うのかは分からないが、俺の目的は忘れた彼女を思い出して会うことだ。俺は自分の腰より少し上の位置に手を当てて、サイズ感を伝える。
檻にいるヨルツが知るわけもないだろうが、念の為尋ねてみると、ヨルツは首を傾げた。
「そんなに小さい女か?もっと大きい女なら記憶にあるが…」
そこまで言ってから、ヨルツはふと思い出したように目を大きくした。
「確かあっちのピンク色の生き物が俺より先に人型になって、ここから出て行く。どんな姿になったのかは見ていないから知らないが、声を聞く限りあれも女なんじゃないか?」
「お前より先に出ていく?未来の話でもしてんのか、お前」
何かを忘れているだけだろうと思っていたが、そこまで聞くと忘れているものが現在に限らない可能性が出てくる。
未来予知なんて馬鹿げてると、昔の俺なら笑っただろう。だけど、笑う気になどなれない。考えてみれば、俺もキティが来る前からキティの名前を知っていた。あながちない話ではないような気がする。
俺が無意識に足を運んだ、誰もいない特別房。もしかして、あそこにキティがいたんじゃないだろうか。
何で未来を知っているのかなど、きっと今の俺たちには分からないのだろうが。
ヨルツは俺に馬鹿にされたと思ったのか、こめかみにシワを寄せた。
「与太話だと笑う気か?聞いたのはお前だろ」
「笑っちゃねーだろ。ただ、まあ…あの見た目のネズミを女だと言われても、今はピンと来てないってだけだ」
あのハゲ散らかしたしわしわの肌とゴマみたいな目、伸びっぱなしの前歯。どう見てもブサイクすぎて、記憶にある彼女に上手く結びつかないのだ。
記憶の中にあるものってのは、何かとフィルターがかかりやすいから信用なんねえのかもしれないが…探している彼女は美人だった気がするんだよな。
「ま、参考にはする」
「ああ、あと」
立ち去ろうとする俺に、ヨルツが付け加えるように言葉を発した。
「近いうちに向かいの檻に新入りが来る。それが俺が覚えている女っぽい生き物だ。お前の探してる女と特徴は一致しないがな。でも本当に入ってきたら、俺の記憶は正しいってことになる」
「へえ、賭けでもしようってか?予知が当たったらどうする。配膳の飯、また2倍にしてやろうか?」
「量より味を改善する方がいい」
元からあまり感情が読みやすい顔をしていないが、無愛想な顔で愛嬌のない返事を返しながら、ヨルツは俺の前に座る。巨大な犬のお座りを見ているようだった。
「ハルミンツも心当たりがあるから、あの生き物への対応を変えたのか?」
「別にそんなつもりはねえよ…お前ほど明確に何がどうなるとまで覚えちゃねえし…」
キティへの対応を変えたつもりもないし、どんなやりとりをしていたのかもパッとは思い出せない。ヨルツが話していた虐待している様子を聞くと、自分がやりそうなことだとは思うが、意図的にそれを変えたという感覚は自分にはなかった。
一番近い感覚で表現するなら、キティに関わることに危機感みたいなものを覚えるのだ。関わって死ぬような相手ではないし、むしろ俺と関わったとして死ぬのは相手だろうが、身体が頑なに拒む。何に対する危機感なのか、俺にはまだ分からないでいた。
俺は片足に重心を乗せながら、顎を親指で撫でる。
「また何かあったら話せよ。俺も何を忘れてるのか、少し考える」
何で寄りによって俺とヨルツだけが違和感や既視感に悩まされているのか分からないが、俺1人だけではないなら互いの違和感を擦り合わせた方が回答への近道になるのは間違いない。
その日の夜、本当にヨルツが言ってた通りに新しい怪物が増えた。ケットと言う名前の樹木と人間が混ざったような奇妙な姿をした女だ。肌も髪も真っ白で、背丈は2メートル程度。俺が探している彼女ではないのは明らかだったが、ヨルツの話が一気に信ぴょう性を帯びた。
この出来事を経て、俺とヨルツは一日一回程度口をきくようになった。最近感じた違和感だとか、気の所為程度に覚えている情報を交換する。
その一方で、キティはどんどんと口数が減っていった。いつも檻の中でエドヴィンから貰った本を読んだり、隣の檻の怪物と話したりしているようだったが、俺を前にすると口を閉ざす。
キティの様子はどこか怯えているようにも見えた。俺が怖いとかではなく、俺に嫌われたくないとか、声を掛けていいのかとか、迷いや葛藤を孕んだ怯え方をする。控え目に今でも声を掛けてはくるのだが、前ほど積極的ではなくなった。
それは凄く助かるようで、何故か寂しくも思えた。
「コイツ、全然飯食わねえのな」
配膳した飯の皿を回収する時、ケットはいつも出されたものをそのまま残す。処分がダルいので、それをヨルツに食わせるのが日課になり始めていた。
「…ケットは固形物を口から摂取するより、日光を浴びた方が腹が膨らむらしい」
「んだよ。じゃあわざわざ用意する必要ねえんじゃねえか」
知ってんなら先に言えよ。まあ今までの俺とヨルツの関係性を思えば、こうして情報を話してくること自体信じられねえようなことなのだろうが。
「テメェは随分、あの女の生態系に詳しいな。それも未来予知の恩恵かァ?」
目の前で残飯処理をするヨルツを見ながら、俺は腕を組む。
ケットはほとんど口をきかない。大半を檻で寝て過ごし、酷い時は出勤時間から退勤時間までの半日を微動だにしない時すらあった。殴ってみれば悲鳴の一つも上げるのかもしれないが、面倒なのでやらない。
「別に詳しいとかじゃない。原理はわからないが物理的な耳や目は機能していない分テレパシーが使えるみたいで、俺にはたまに流暢な言葉で勝手に話しかけてくる。ハルミンツやエドヴィンには聞こえてるように見えなかったから、多分、何か条件があるんだろうが」
「テレパシーだぁ?アイツそんな力あんのか」
確かにエドヴィンが、ケットは身動きも取れない機能不全で哀れな生き物だと言っていた。
視覚や聴覚に限らず、消化器官のような動物の身体機能はほぼ機能していないのかもしれない。もし本当に特定の生き物とだけテレパシーが使えるなら、ヨルツとケットの間にだけは会話が存在していることになる。
とは言え、目に見えないものは信じ難い。
「じゃあ、実際にこっち向いて何か話すよう伝えてみろよ」
俺が言うと、ヨルツは小さくため息を吐いて渋々と頷いた。
ヨルツは黙ったままケットを見つめる。流れるのは、ただの静寂。それでも、ケットが何かに反応するようにピクリと身体を動かした。
焦点の合わない目でこちらにゆっくりと振り返る。眠くなりそうなほどのスローモーション。俺の方を向くと、彼女は口元に小さく笑みを浮かべた。
「…こんにちは?」
声というより吐息に近いごく小さな声ではあったが、本当に喋った。思わず驚きで言葉を失っていると、ヨルツが食べ終えた皿を俺の足元に置いた。
「ハルミンツが挨拶しているから、挨拶を返せと伝えた」
俺は挨拶などしていないが、ケットには何も分からないから、もう挨拶し終えた判定になっているのか。その後にヨルツがケットに何か言ったのか、言ってないのか分からないが、ケットはしばらくこちらを見て微笑んでいたが、またゆっくりと元の体勢に戻って眠りにつく。
こうして見ると、ケットはほとんど木だ。四方をコンクリートに囲まれた薄暗い檻の中に真っ白の木が生えている光景はなんとも違和感しかない。
視聴覚も身体機能も動物とはかけ離れているケットを人間らしく暮らさせる方が無理があるように見えた。
この施設から出るには、人間に進化を遂げなくてはならない。元々不向きなそれが、この檻を出られる日など一生来なくて当たり前のような気がした。
「俺も夢を見ていたのかと考えていたんだ。エドヴィンに話したんだが、全く話が通じなかったし…何故かあまりエドヴィンの言うことを聞きたいとも思えなくなった」
ヨルツが感じている違和感や既視感、覚えている事柄もかなり朧気のようで、エドヴィンに対して抱く感情の理由はまだ明確には分からないらしい。彼の口ぶりからは、エドヴィンに対して漠然と怒りのような感情を抱いているように聞こえた。
キャンディを絶ったからそういう思考になっているのか、その感情が彼にキャンディ絶ちをさせたのかは判断し辛い所ではあるが…。
しかし仮に前者だったとして、今まで依存していた物を拒む理由がわからない。俄かに信じがたい話ではあるものの、ヨルツの話を鵜呑みにするなら筋は通るような気はした。
「お前以外の奴らは俺の記憶通りに動いている。だけど、お前だけが明らかに違う動きをするから、少し気になったんだ」
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一通り、ヨルツの話を聞き終えてから俺は鞭をベルトにしまう。
「…ちなみに、お前の記憶の中には薄オレンジの髪をした女はいたか?これくらいの背丈の」
どうして俺とヨルツの記憶だけが周囲と違うのかは分からないが、俺の目的は忘れた彼女を思い出して会うことだ。俺は自分の腰より少し上の位置に手を当てて、サイズ感を伝える。
檻にいるヨルツが知るわけもないだろうが、念の為尋ねてみると、ヨルツは首を傾げた。
「そんなに小さい女か?もっと大きい女なら記憶にあるが…」
そこまで言ってから、ヨルツはふと思い出したように目を大きくした。
「確かあっちのピンク色の生き物が俺より先に人型になって、ここから出て行く。どんな姿になったのかは見ていないから知らないが、声を聞く限りあれも女なんじゃないか?」
「お前より先に出ていく?未来の話でもしてんのか、お前」
何かを忘れているだけだろうと思っていたが、そこまで聞くと忘れているものが現在に限らない可能性が出てくる。
未来予知なんて馬鹿げてると、昔の俺なら笑っただろう。だけど、笑う気になどなれない。考えてみれば、俺もキティが来る前からキティの名前を知っていた。あながちない話ではないような気がする。
俺が無意識に足を運んだ、誰もいない特別房。もしかして、あそこにキティがいたんじゃないだろうか。
何で未来を知っているのかなど、きっと今の俺たちには分からないのだろうが。
ヨルツは俺に馬鹿にされたと思ったのか、こめかみにシワを寄せた。
「与太話だと笑う気か?聞いたのはお前だろ」
「笑っちゃねーだろ。ただ、まあ…あの見た目のネズミを女だと言われても、今はピンと来てないってだけだ」
あのハゲ散らかしたしわしわの肌とゴマみたいな目、伸びっぱなしの前歯。どう見てもブサイクすぎて、記憶にある彼女に上手く結びつかないのだ。
記憶の中にあるものってのは、何かとフィルターがかかりやすいから信用なんねえのかもしれないが…探している彼女は美人だった気がするんだよな。
「ま、参考にはする」
「ああ、あと」
立ち去ろうとする俺に、ヨルツが付け加えるように言葉を発した。
「近いうちに向かいの檻に新入りが来る。それが俺が覚えている女っぽい生き物だ。お前の探してる女と特徴は一致しないがな。でも本当に入ってきたら、俺の記憶は正しいってことになる」
「へえ、賭けでもしようってか?予知が当たったらどうする。配膳の飯、また2倍にしてやろうか?」
「量より味を改善する方がいい」
元からあまり感情が読みやすい顔をしていないが、無愛想な顔で愛嬌のない返事を返しながら、ヨルツは俺の前に座る。巨大な犬のお座りを見ているようだった。
「ハルミンツも心当たりがあるから、あの生き物への対応を変えたのか?」
「別にそんなつもりはねえよ…お前ほど明確に何がどうなるとまで覚えちゃねえし…」
キティへの対応を変えたつもりもないし、どんなやりとりをしていたのかもパッとは思い出せない。ヨルツが話していた虐待している様子を聞くと、自分がやりそうなことだとは思うが、意図的にそれを変えたという感覚は自分にはなかった。
一番近い感覚で表現するなら、キティに関わることに危機感みたいなものを覚えるのだ。関わって死ぬような相手ではないし、むしろ俺と関わったとして死ぬのは相手だろうが、身体が頑なに拒む。何に対する危機感なのか、俺にはまだ分からないでいた。
俺は片足に重心を乗せながら、顎を親指で撫でる。
「また何かあったら話せよ。俺も何を忘れてるのか、少し考える」
何で寄りによって俺とヨルツだけが違和感や既視感に悩まされているのか分からないが、俺1人だけではないなら互いの違和感を擦り合わせた方が回答への近道になるのは間違いない。
その日の夜、本当にヨルツが言ってた通りに新しい怪物が増えた。ケットと言う名前の樹木と人間が混ざったような奇妙な姿をした女だ。肌も髪も真っ白で、背丈は2メートル程度。俺が探している彼女ではないのは明らかだったが、ヨルツの話が一気に信ぴょう性を帯びた。
この出来事を経て、俺とヨルツは一日一回程度口をきくようになった。最近感じた違和感だとか、気の所為程度に覚えている情報を交換する。
その一方で、キティはどんどんと口数が減っていった。いつも檻の中でエドヴィンから貰った本を読んだり、隣の檻の怪物と話したりしているようだったが、俺を前にすると口を閉ざす。
キティの様子はどこか怯えているようにも見えた。俺が怖いとかではなく、俺に嫌われたくないとか、声を掛けていいのかとか、迷いや葛藤を孕んだ怯え方をする。控え目に今でも声を掛けてはくるのだが、前ほど積極的ではなくなった。
それは凄く助かるようで、何故か寂しくも思えた。
「コイツ、全然飯食わねえのな」
配膳した飯の皿を回収する時、ケットはいつも出されたものをそのまま残す。処分がダルいので、それをヨルツに食わせるのが日課になり始めていた。
「…ケットは固形物を口から摂取するより、日光を浴びた方が腹が膨らむらしい」
「んだよ。じゃあわざわざ用意する必要ねえんじゃねえか」
知ってんなら先に言えよ。まあ今までの俺とヨルツの関係性を思えば、こうして情報を話してくること自体信じられねえようなことなのだろうが。
「テメェは随分、あの女の生態系に詳しいな。それも未来予知の恩恵かァ?」
目の前で残飯処理をするヨルツを見ながら、俺は腕を組む。
ケットはほとんど口をきかない。大半を檻で寝て過ごし、酷い時は出勤時間から退勤時間までの半日を微動だにしない時すらあった。殴ってみれば悲鳴の一つも上げるのかもしれないが、面倒なのでやらない。
「別に詳しいとかじゃない。原理はわからないが物理的な耳や目は機能していない分テレパシーが使えるみたいで、俺にはたまに流暢な言葉で勝手に話しかけてくる。ハルミンツやエドヴィンには聞こえてるように見えなかったから、多分、何か条件があるんだろうが」
「テレパシーだぁ?アイツそんな力あんのか」
確かにエドヴィンが、ケットは身動きも取れない機能不全で哀れな生き物だと言っていた。
視覚や聴覚に限らず、消化器官のような動物の身体機能はほぼ機能していないのかもしれない。もし本当に特定の生き物とだけテレパシーが使えるなら、ヨルツとケットの間にだけは会話が存在していることになる。
とは言え、目に見えないものは信じ難い。
「じゃあ、実際にこっち向いて何か話すよう伝えてみろよ」
俺が言うと、ヨルツは小さくため息を吐いて渋々と頷いた。
ヨルツは黙ったままケットを見つめる。流れるのは、ただの静寂。それでも、ケットが何かに反応するようにピクリと身体を動かした。
焦点の合わない目でこちらにゆっくりと振り返る。眠くなりそうなほどのスローモーション。俺の方を向くと、彼女は口元に小さく笑みを浮かべた。
「…こんにちは?」
声というより吐息に近いごく小さな声ではあったが、本当に喋った。思わず驚きで言葉を失っていると、ヨルツが食べ終えた皿を俺の足元に置いた。
「ハルミンツが挨拶しているから、挨拶を返せと伝えた」
俺は挨拶などしていないが、ケットには何も分からないから、もう挨拶し終えた判定になっているのか。その後にヨルツがケットに何か言ったのか、言ってないのか分からないが、ケットはしばらくこちらを見て微笑んでいたが、またゆっくりと元の体勢に戻って眠りにつく。
こうして見ると、ケットはほとんど木だ。四方をコンクリートに囲まれた薄暗い檻の中に真っ白の木が生えている光景はなんとも違和感しかない。
視聴覚も身体機能も動物とはかけ離れているケットを人間らしく暮らさせる方が無理があるように見えた。
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