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崩壊寸前の大国偏
お姫様に交渉という名の求婚!!
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私は王にあるまじき、間抜けな声を上げてしまった。
一生の不覚だ、それを娘に見られてしまったのも。
私が羞恥のあまり穴にもぐって隠れたい衝動にかられている間に、
「まあ予想はしていたが、ジルガ、お前も懲りないな?」
と私の反応をまるっと無視して、娘は男にあきれた視線をよこした。
男はその視線をものともせずに、
「仕方ないだろう、お姫様が俺の理想の女なのがさ。大体毎回会うたびに、求婚してるのにすげなく断るお姫様も懲りないよな」
と輝かんばかりの笑顔を振りまきながら、娘の言葉に答えた。
「こちらの都合をガン無視しての求婚をする男に言われたくないな」
娘も負けずに嫌味を返していた。
この二人、案外似た者同士なのかもしれないな。
私が先ほどの驚きから、脱却しようと頑張っているときの会話で思ったことだ。
しかし話が横道に行ったきり帰らない状態に突入したままでは、埒があかない。
娘もそう判断したのか、
「商談の続きをしよう。そちらの要求はよく分かった。しかしこちらも、はいそうですか、と了承するつもりもない。それにさっき言ったが、私は要求は聞こうと言ったが、あくまで参考程度の意味しか持たせていない。従って、これらの支払いには、金品で支払う方向で」
と問答無用という勢いで娘は自分の意見を述べた。
男は、仕方なさそうな顔になりながら、自分の要求を諦めたのか、
「へいへい、了解いたしました。すべてお姫様の言う通りに。」
と本当に仕方なさそうに了承した。
かなり機嫌の悪い顔をしながらの、了承だが。
娘は男の言葉に、満面の笑みを浮かべ、
「よかった、お前が引き受けてくれて、これで・・」
と悪い顔になり、ブツブツ何かを言いながら、フッフッフとほくそ笑んでいた。
いったい娘は何を企んでいる?
こんな顔ではろくでもないことを考えていそうだが。
宝石の商談も終わったころ、廊下をすごい勢いで走る音が近づいてきた。
この音に娘は先ほどまでしていた、悪い顔を解き、やばいものでも来ると言った顔になった。
なぜだ?先ほどまで、人の悪い顔でほくそ笑んでいたのに。
音が近づいてくるほどに、娘の顔に汗が浮かぶ。
いっいったいなんだ、この娘がこれほどの顔をするのだ。
何かよからぬことでも?
と私が、少々の恐怖を感じていると、
音が部屋の前に着き、ノックもせずに、バンッとドアが壊れそうな勢いで開き、その人物が入って来た。
「たっだいまー、あなたのシェラが戻ってまいりましたー」
と意味不明な言葉を吐いて、先ほどの音の主が、部屋に入って来た。
娘はと言えば、顔が引きつっている。
こんな変な人物が登場するならば、私も顔を引きつらせることくらいありそうだ。
娘は顔を引きつらせながらもたった今、目の前に現れた、
私にとっては謎の人物に、開口一番、
「いつもいつも言ってるだろ!シェランカ、ドアはノックして私が返事をしてから入れ!、ドアを開くときはなるべく音を出さずに開けろ!帰還したならまず、身体を洗ってからこちらに来い!」
と入って来た女に叱り飛ばした。
この娘の口ぶりからすると、何回言っても聞かないのだろう。
部屋に入って来た女を観察して見ると、確かに旅装姿のままの汚れも目立つ。
だが女の顔に目立った汚れは無く、容姿も目を引くほどの美人だった。
10人が全員美しいと賛辞を述べるだろう、迫力のある顔の美人で服の上からでも分かるくらいに良い身体付きをしているのが分かる。
女は娘の叱りの言葉に、耳を傾けてはいるが聞いているのか怪しい顔付きをしていた。
これは絶対片方の耳から入って、もう片方の耳から出ていっているな。
娘も何度言っても聞かないのが分かっているのか、それ以上は言わず、
ため息交じりの言葉で、
「まあよく帰って来た、シェランカ。無事で何よりだ」
と女を労った。
女は娘の労いに嬉しそうに、
「はいっただいま戻りました、姫様」
と先ほどと打って変わった態度で娘の前に来て、跪いた。
娘も驚かずに対処していた。
ここではこの態度が、普通なのか?
慣れんな。
一生の不覚だ、それを娘に見られてしまったのも。
私が羞恥のあまり穴にもぐって隠れたい衝動にかられている間に、
「まあ予想はしていたが、ジルガ、お前も懲りないな?」
と私の反応をまるっと無視して、娘は男にあきれた視線をよこした。
男はその視線をものともせずに、
「仕方ないだろう、お姫様が俺の理想の女なのがさ。大体毎回会うたびに、求婚してるのにすげなく断るお姫様も懲りないよな」
と輝かんばかりの笑顔を振りまきながら、娘の言葉に答えた。
「こちらの都合をガン無視しての求婚をする男に言われたくないな」
娘も負けずに嫌味を返していた。
この二人、案外似た者同士なのかもしれないな。
私が先ほどの驚きから、脱却しようと頑張っているときの会話で思ったことだ。
しかし話が横道に行ったきり帰らない状態に突入したままでは、埒があかない。
娘もそう判断したのか、
「商談の続きをしよう。そちらの要求はよく分かった。しかしこちらも、はいそうですか、と了承するつもりもない。それにさっき言ったが、私は要求は聞こうと言ったが、あくまで参考程度の意味しか持たせていない。従って、これらの支払いには、金品で支払う方向で」
と問答無用という勢いで娘は自分の意見を述べた。
男は、仕方なさそうな顔になりながら、自分の要求を諦めたのか、
「へいへい、了解いたしました。すべてお姫様の言う通りに。」
と本当に仕方なさそうに了承した。
かなり機嫌の悪い顔をしながらの、了承だが。
娘は男の言葉に、満面の笑みを浮かべ、
「よかった、お前が引き受けてくれて、これで・・」
と悪い顔になり、ブツブツ何かを言いながら、フッフッフとほくそ笑んでいた。
いったい娘は何を企んでいる?
こんな顔ではろくでもないことを考えていそうだが。
宝石の商談も終わったころ、廊下をすごい勢いで走る音が近づいてきた。
この音に娘は先ほどまでしていた、悪い顔を解き、やばいものでも来ると言った顔になった。
なぜだ?先ほどまで、人の悪い顔でほくそ笑んでいたのに。
音が近づいてくるほどに、娘の顔に汗が浮かぶ。
いっいったいなんだ、この娘がこれほどの顔をするのだ。
何かよからぬことでも?
と私が、少々の恐怖を感じていると、
音が部屋の前に着き、ノックもせずに、バンッとドアが壊れそうな勢いで開き、その人物が入って来た。
「たっだいまー、あなたのシェラが戻ってまいりましたー」
と意味不明な言葉を吐いて、先ほどの音の主が、部屋に入って来た。
娘はと言えば、顔が引きつっている。
こんな変な人物が登場するならば、私も顔を引きつらせることくらいありそうだ。
娘は顔を引きつらせながらもたった今、目の前に現れた、
私にとっては謎の人物に、開口一番、
「いつもいつも言ってるだろ!シェランカ、ドアはノックして私が返事をしてから入れ!、ドアを開くときはなるべく音を出さずに開けろ!帰還したならまず、身体を洗ってからこちらに来い!」
と入って来た女に叱り飛ばした。
この娘の口ぶりからすると、何回言っても聞かないのだろう。
部屋に入って来た女を観察して見ると、確かに旅装姿のままの汚れも目立つ。
だが女の顔に目立った汚れは無く、容姿も目を引くほどの美人だった。
10人が全員美しいと賛辞を述べるだろう、迫力のある顔の美人で服の上からでも分かるくらいに良い身体付きをしているのが分かる。
女は娘の叱りの言葉に、耳を傾けてはいるが聞いているのか怪しい顔付きをしていた。
これは絶対片方の耳から入って、もう片方の耳から出ていっているな。
娘も何度言っても聞かないのが分かっているのか、それ以上は言わず、
ため息交じりの言葉で、
「まあよく帰って来た、シェランカ。無事で何よりだ」
と女を労った。
女は娘の労いに嬉しそうに、
「はいっただいま戻りました、姫様」
と先ほどと打って変わった態度で娘の前に来て、跪いた。
娘も驚かずに対処していた。
ここではこの態度が、普通なのか?
慣れんな。
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