12 / 19
崩壊寸前の大国偏
王とお姫様のゲーム・開始直前
しおりを挟む
父はまだ腑に落ちない様な顔をしていましたが、予定が狂っているからか、
追及はせずに、王都に帰っていきました。
私も、早く旅の準備をしなくては。
私の準備はこの大陸の地図と、3日分位の着替えと、変装道具一式、あとは持てるだけの食べ物に、とりあえず周辺諸国のお金と、さっき商談で買った光石だ。
旅に出る前の準備もある。
この領をどうするか?
答えは、他の貴族に任せるか、遠距離から私が領主を続けるかの二択か。
遠距離からやるのは面倒だから他の貴族に任せよう。
私の答えは、まさに電光石火の速さで決まった。
そうと決まれば、引継ぎ資料を作らねばな。
まず、魔族との交易をどうするかか、あっちは私相手だから、商談をすると言っていた。
私が旅に出た後の商談は難しいな。
交易に関しては仕方ない。
領の食糧事情は回復しているし、下手なことをしなければ、民も安定した生活を送れるだろう。
この問題はそこで終了だ。
他のことも、父上が何とかするだろう。
私は、そう父に丸投げすることを決めた。
面倒なことは、しないほうが良いだろう。
父には悪いが、あちらが言いだしたことなのだし、後始末はあちらでやってもらおう。
そう結論付け、旅の支度も終わったので、王宮に使いを送り、返答が来るまで、待った。
数日後、父からの返信が届き、私は早速、愛馬を駆り、レインド地方から、出た。
愛馬の名はレインだ。
この領を立て直したあと、レインド地方で生まれた白馬だから、その記念にそう名付けた。
彼女は、少し寂しそうな目をしていた。
私も、ここで生涯を暮らすと考えていた。
愛馬の気持ちも分かるようだ。
愛馬も、私の気持ちに気が付いたのか、こちらに頭を向けて、
自分も悲しいだろうに、私を慰める様な目を向け一声鳴いた。
私の愛馬はよくできた、騎獣だ。
私も愛馬の首に触れながら、ずっと帰れないわけではないよと励ました。
愛馬は私の言葉に、同意するようにもう一声鳴き、速度を上げた。
こうして私は旅と言う名の、王から逃げるゲームを開始した。
しかし、彼女は考えもしなかった。
彼女の行動が、世界を巻き込むものであることに。
彼女の救いを待つものがいることにも。
そして彼女の後ろに、影があることも。
追及はせずに、王都に帰っていきました。
私も、早く旅の準備をしなくては。
私の準備はこの大陸の地図と、3日分位の着替えと、変装道具一式、あとは持てるだけの食べ物に、とりあえず周辺諸国のお金と、さっき商談で買った光石だ。
旅に出る前の準備もある。
この領をどうするか?
答えは、他の貴族に任せるか、遠距離から私が領主を続けるかの二択か。
遠距離からやるのは面倒だから他の貴族に任せよう。
私の答えは、まさに電光石火の速さで決まった。
そうと決まれば、引継ぎ資料を作らねばな。
まず、魔族との交易をどうするかか、あっちは私相手だから、商談をすると言っていた。
私が旅に出た後の商談は難しいな。
交易に関しては仕方ない。
領の食糧事情は回復しているし、下手なことをしなければ、民も安定した生活を送れるだろう。
この問題はそこで終了だ。
他のことも、父上が何とかするだろう。
私は、そう父に丸投げすることを決めた。
面倒なことは、しないほうが良いだろう。
父には悪いが、あちらが言いだしたことなのだし、後始末はあちらでやってもらおう。
そう結論付け、旅の支度も終わったので、王宮に使いを送り、返答が来るまで、待った。
数日後、父からの返信が届き、私は早速、愛馬を駆り、レインド地方から、出た。
愛馬の名はレインだ。
この領を立て直したあと、レインド地方で生まれた白馬だから、その記念にそう名付けた。
彼女は、少し寂しそうな目をしていた。
私も、ここで生涯を暮らすと考えていた。
愛馬の気持ちも分かるようだ。
愛馬も、私の気持ちに気が付いたのか、こちらに頭を向けて、
自分も悲しいだろうに、私を慰める様な目を向け一声鳴いた。
私の愛馬はよくできた、騎獣だ。
私も愛馬の首に触れながら、ずっと帰れないわけではないよと励ました。
愛馬は私の言葉に、同意するようにもう一声鳴き、速度を上げた。
こうして私は旅と言う名の、王から逃げるゲームを開始した。
しかし、彼女は考えもしなかった。
彼女の行動が、世界を巻き込むものであることに。
彼女の救いを待つものがいることにも。
そして彼女の後ろに、影があることも。
0
あなたにおすすめの小説
【完結】父が再婚。義母には連れ子がいて一つ下の妹になるそうですが……ちょうだい癖のある義妹に寮生活は無理なのでは?
つくも茄子
ファンタジー
父が再婚をしました。お相手は男爵夫人。
平民の我が家でいいのですか?
疑問に思うものの、よくよく聞けば、相手も再婚で、娘が一人いるとのこと。
義妹はそれは美しい少女でした。義母に似たのでしょう。父も実娘をそっちのけで義妹にメロメロです。ですが、この新しい義妹には悪癖があるようで、人の物を欲しがるのです。「お義姉様、ちょうだい!」が口癖。あまりに煩いので快く渡しています。何故かって?もうすぐ、学園での寮生活に入るからです。少しの間だけ我慢すれば済むこと。
学園では煩い家族がいない分、のびのびと過ごせていたのですが、義妹が入学してきました。
必ずしも入学しなければならない、というわけではありません。
勉強嫌いの義妹。
この学園は成績順だということを知らないのでは?思った通り、最下位クラスにいってしまった義妹。
両親に駄々をこねているようです。
私のところにも手紙を送ってくるのですから、相当です。
しかも、寮やクラスで揉め事を起こしては顰蹙を買っています。入学早々に学園中の女子を敵にまわしたのです!やりたい放題の義妹に、とうとう、ある処置を施され・・・。
なろう、カクヨム、にも公開中。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
俺の伯爵家大掃除
satomi
ファンタジー
伯爵夫人が亡くなり、後妻が連れ子を連れて伯爵家に来た。俺、コーは連れ子も可愛い弟として受け入れていた。しかし、伯爵が亡くなると後妻が大きい顔をするようになった。さらに俺も虐げられるようになったし、可愛がっていた連れ子すら大きな顔をするようになった。
弟は本当に俺と血がつながっているのだろうか?など、学園で同学年にいらっしゃる殿下に相談してみると…
というお話です。
主人公の恋敵として夫に処刑される王妃として転生した私は夫になる男との結婚を阻止します
白雪の雫
ファンタジー
突然ですが質問です。
あなたは【真実の愛】を信じますか?
そう聞かれたら私は『いいえ!』『No!』と答える。
だって・・・そうでしょ?
ジュリアーノ王太子の(名目上の)父親である若かりし頃の陛下曰く「私と彼女は真実の愛で結ばれている」という何が何だか訳の分からない理屈で、婚約者だった大臣の姫ではなく平民の女を妃にしたのよ!?
それだけではない。
何と平民から王妃になった女は庭師と不倫して不義の子を儲け、その不義の子ことジュリアーノは陛下が側室にも成れない身分の低い女が産んだ息子のユーリアを後宮に入れて妃のように扱っているのよーーーっ!!!
私とジュリアーノの結婚は王太子の後見になって欲しいと陛下から土下座をされてまで請われたもの。
それなのに・・・ジュリアーノは私を後宮の片隅に追いやりユーリアと毎晩「アッー!」をしている。
しかも!
ジュリアーノはユーリアと「アッー!」をするにしてもベルフィーネという存在が邪魔という理由だけで、正式な王太子妃である私を車裂きの刑にしやがるのよ!!!
マジかーーーっ!!!
前世は腐女子であるが会社では働く女性向けの商品開発に携わっていた私は【夢色の恋人達】というBLゲームの、悪役と位置づけられている王太子妃のベルフィーネに転生していたのよーーーっ!!!
思い付きで書いたので、ガバガバ設定+矛盾がある+ご都合主義。
世界観、建築物や衣装等は古代ギリシャ・ローマ神話、古代バビロニアをベースにしたファンタジー、ベルフィーネの一人称は『私』と書いて『わたくし』です。
クラス転移したら種族が変化してたけどとりあえず生きる
アルカス
ファンタジー
16歳になったばかりの高校2年の主人公。
でも、主人公は昔から体が弱くなかなか学校に通えなかった。
でも学校には、行っても俺に声をかけてくれる親友はいた。
その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
ちゃんと忠告をしましたよ?
柚木ゆず
ファンタジー
ある日の、放課後のことでした。王立リザエンドワール学院に籍を置く私フィーナは、生徒会長を務められているジュリアルス侯爵令嬢アゼット様に呼び出されました。
「生徒会の仲間である貴方様に、婚約祝いをお渡したくてこうしておりますの」
アゼット様はそのように仰られていますが、そちらは嘘ですよね? 私は最愛の方に護っていただいているので、貴方様に悪意があると気付けるのですよ。
アゼット様。まだ間に合います。
今なら、引き返せますよ?
※現在体調の影響により、感想欄を一時的に閉じさせていただいております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる