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学園編
デネブクラス
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リアが掲示板から離れたところ、人込みから離れている場所にロイとルイがいた。
他の生徒はリアの顔を知らないので、いなくなっても特に気にした様子はない。
ロイとルイの二人は、クラス替えのテストの前に主であるトウヤ王子から、なんとなくリアはデネブになると思うからテストはデネブになるようにして、という手紙が届いた。
またしても、彼らの主はリアの行動を見事当てており、彼らの主は千里眼でもあるのかな?と純粋な疑問が生まれていた。
トウヤ王子が来られるのはもう少しかかるという近況もあったようだ。
ロイとルイは、逃げるように掲示板から離れていったリアを見ていたが、特に追いかけたりすることはなかった。
また、ロイとルイ以外にも、リアを見ている視線があったが、この場の誰もそれを気にしてはいなかったのだった。
なんとか自分を納得させることはできたけど、そういえばヒロインや攻略対象のクラスがどこなのか見てなかった。
ゲームでは初期のステータスでは到底デネブにはいけなくて、最初のクラス替えでデネブにいくには、ティーシェン先生とのイベントをやりながら勉強のステータスをめちゃくちゃ上げないといけないし。
先生との関係を見た感じでは到底無理だと思うけど。
私はステータス上げ、ミニゲーム感覚で面白くて上げまくったらできてたんだった。
攻略掲示板では最初のクラス替えでデネブにいけないって結構な数のプレイヤーが言ってたっけ。
まあ、やった感じ、最初のクラス替えでデネブにいっても攻略にさして影響はなかったし、ついでに言うと最初のベガで見れるイベントがティーシェン先生だけになっちゃうから、あんまり意味なくて徒労感しか生まれなかったな。
掲示板にもやった感じそうだからやっても特別なイベントとかは無いよって書いたし。
ゲームでの最初のクラス替え結果は、ヒロインがベガのまま、ラファーがアルタイル、リシュアンがデネブ、レオン王子とシャディオンとレイルとデールとチェインがデネブのままで、ギョルト、ステイル、トルスター、キルナがアルタイルクラスのままのはず。
変わってても大して私がすることに影響は無いと思うし、とりあえずはデネブの教室に行かないとなー。
「今日も優秀な我が生徒達、おはようございます」
デネブの教室に入ってみるとロイとルイがいて、攻略対象もゲームと同じままみたい。
私の推し、カレン様もいた。こ、ここ、心の準備ができてから話しかけよう。
ああ、カレン様、なんてお美しい。
授業の時間でやってきたデネブクラスの担任の先生は、一言で表すと、存在が濃ゆい。
え?何あれ、腕輪に首飾りに耳飾り、歩いてくる音からすると足にも何かしらの装飾品をつけてるっぽい。
それもデザインが派手派手しい。
一つつければ十分っていうアクセサリーを何個もつけてる。
つけるもの全部が派手だからどこに注目すればいいのか全くわからない。
装飾品は高くて派手なものをつければいいわけじゃないのに。
ていうか、みんなこれ、気にならないのかな?
私が密かに先生の装飾品のセンスにドン引きしていると、授業の話が進んでいた。
「えー、一学期のクラス替えにて、将来が約束されたデネブクラスに上がってきたものが四人おりますので、下のクラスとは違う点をいくつか説明します。まず、デネブクラスでは貴族の教養として、礼儀作法、乗馬が通常教科と並行してあります……………………」
上がってきた私やロイとルイのほうを向きながら説明してくれるけど、顔と態度は凄いあからさまにバカにしているなあ。
にしても、デネブでは乗馬があるのか。
ゲームでは授業の内容までは出てなかったから、黒影連れてこれるかな?
いつも登校の時に黒影に乗ってきてて、授業の間は学園で預かってもらおうかとも思ってたけど、黒影は学園から一人暮らしのために借りた家に自力で帰ることができたから預かってもらうことはしないで済んだ。ほんといい馬だよ。
他の馬にも乗れるは乗れるけど、できれば黒影以外には乗りたくないなー。
「………、聞いていますか?モルトさん、貴方達のために説明しているのですよ」
乗馬について思いを馳せていて先生の方を向いていなかったからか、名指しで注意されてしまったけど、先生の説明はちゃんと聞こえてた。
「はい、聞いております」
「ならば宜しい。では本日の授業を始めます」
説明を一通り終わって授業が始まるんだけど、はっきり言ってティーシェン先生のほうが教え方うまいな。
私はもう既に知ってることだけど、ちょこちょこ間違えそうな教え方をしてる。
これだと勉強の進みが遅くなりそうだなぁ。
ついでに自己紹介とかは無かった。不親切。
担任の先生の授業が終わると、デネブクラスのみあるという乗馬の授業が始まった。
デネブに上がったばかりの私達でも授業の内容は基礎を学び終えたみんなと同じだった。
と言っても、私自身は黒影がいるので馬に乗れないなんてこともないし、どうやら双子の二人も馬には乗れるみたい。
問題はリシュアンだけど、彼はゲームでもリアルでも運動音痴のようで、一人ポツンと見学している。
体調が悪いと言って逃げたっぽい。
黒影に乗りなれてると他の馬は遅く感じちゃうけど、生徒の練習台をしてるからか、学園の馬は乗りやすかった。
ロイとルイも普通に乗れているから、デネブの他の生徒は少し気に食わないって顔してる。
本日の乗馬の授業は一人ずつの上達具合を確かめるために、三人一組になって軽い競争をすることになった。
リアと双子の二人は別々の組で競争することになり、双子は二人とも一番になった。
リアの番は最後の組で、圧倒的な差をつけてリアがゴールする手前、何者かが作った軽い落とし穴に馬の脚が沈む。
とっさのことに驚きながらも、リアは幼い頃に培った手綱さばきで崩れた馬の態勢を整え、事なきを得たのだった。
他の生徒はリアの顔を知らないので、いなくなっても特に気にした様子はない。
ロイとルイの二人は、クラス替えのテストの前に主であるトウヤ王子から、なんとなくリアはデネブになると思うからテストはデネブになるようにして、という手紙が届いた。
またしても、彼らの主はリアの行動を見事当てており、彼らの主は千里眼でもあるのかな?と純粋な疑問が生まれていた。
トウヤ王子が来られるのはもう少しかかるという近況もあったようだ。
ロイとルイは、逃げるように掲示板から離れていったリアを見ていたが、特に追いかけたりすることはなかった。
また、ロイとルイ以外にも、リアを見ている視線があったが、この場の誰もそれを気にしてはいなかったのだった。
なんとか自分を納得させることはできたけど、そういえばヒロインや攻略対象のクラスがどこなのか見てなかった。
ゲームでは初期のステータスでは到底デネブにはいけなくて、最初のクラス替えでデネブにいくには、ティーシェン先生とのイベントをやりながら勉強のステータスをめちゃくちゃ上げないといけないし。
先生との関係を見た感じでは到底無理だと思うけど。
私はステータス上げ、ミニゲーム感覚で面白くて上げまくったらできてたんだった。
攻略掲示板では最初のクラス替えでデネブにいけないって結構な数のプレイヤーが言ってたっけ。
まあ、やった感じ、最初のクラス替えでデネブにいっても攻略にさして影響はなかったし、ついでに言うと最初のベガで見れるイベントがティーシェン先生だけになっちゃうから、あんまり意味なくて徒労感しか生まれなかったな。
掲示板にもやった感じそうだからやっても特別なイベントとかは無いよって書いたし。
ゲームでの最初のクラス替え結果は、ヒロインがベガのまま、ラファーがアルタイル、リシュアンがデネブ、レオン王子とシャディオンとレイルとデールとチェインがデネブのままで、ギョルト、ステイル、トルスター、キルナがアルタイルクラスのままのはず。
変わってても大して私がすることに影響は無いと思うし、とりあえずはデネブの教室に行かないとなー。
「今日も優秀な我が生徒達、おはようございます」
デネブの教室に入ってみるとロイとルイがいて、攻略対象もゲームと同じままみたい。
私の推し、カレン様もいた。こ、ここ、心の準備ができてから話しかけよう。
ああ、カレン様、なんてお美しい。
授業の時間でやってきたデネブクラスの担任の先生は、一言で表すと、存在が濃ゆい。
え?何あれ、腕輪に首飾りに耳飾り、歩いてくる音からすると足にも何かしらの装飾品をつけてるっぽい。
それもデザインが派手派手しい。
一つつければ十分っていうアクセサリーを何個もつけてる。
つけるもの全部が派手だからどこに注目すればいいのか全くわからない。
装飾品は高くて派手なものをつければいいわけじゃないのに。
ていうか、みんなこれ、気にならないのかな?
私が密かに先生の装飾品のセンスにドン引きしていると、授業の話が進んでいた。
「えー、一学期のクラス替えにて、将来が約束されたデネブクラスに上がってきたものが四人おりますので、下のクラスとは違う点をいくつか説明します。まず、デネブクラスでは貴族の教養として、礼儀作法、乗馬が通常教科と並行してあります……………………」
上がってきた私やロイとルイのほうを向きながら説明してくれるけど、顔と態度は凄いあからさまにバカにしているなあ。
にしても、デネブでは乗馬があるのか。
ゲームでは授業の内容までは出てなかったから、黒影連れてこれるかな?
いつも登校の時に黒影に乗ってきてて、授業の間は学園で預かってもらおうかとも思ってたけど、黒影は学園から一人暮らしのために借りた家に自力で帰ることができたから預かってもらうことはしないで済んだ。ほんといい馬だよ。
他の馬にも乗れるは乗れるけど、できれば黒影以外には乗りたくないなー。
「………、聞いていますか?モルトさん、貴方達のために説明しているのですよ」
乗馬について思いを馳せていて先生の方を向いていなかったからか、名指しで注意されてしまったけど、先生の説明はちゃんと聞こえてた。
「はい、聞いております」
「ならば宜しい。では本日の授業を始めます」
説明を一通り終わって授業が始まるんだけど、はっきり言ってティーシェン先生のほうが教え方うまいな。
私はもう既に知ってることだけど、ちょこちょこ間違えそうな教え方をしてる。
これだと勉強の進みが遅くなりそうだなぁ。
ついでに自己紹介とかは無かった。不親切。
担任の先生の授業が終わると、デネブクラスのみあるという乗馬の授業が始まった。
デネブに上がったばかりの私達でも授業の内容は基礎を学び終えたみんなと同じだった。
と言っても、私自身は黒影がいるので馬に乗れないなんてこともないし、どうやら双子の二人も馬には乗れるみたい。
問題はリシュアンだけど、彼はゲームでもリアルでも運動音痴のようで、一人ポツンと見学している。
体調が悪いと言って逃げたっぽい。
黒影に乗りなれてると他の馬は遅く感じちゃうけど、生徒の練習台をしてるからか、学園の馬は乗りやすかった。
ロイとルイも普通に乗れているから、デネブの他の生徒は少し気に食わないって顔してる。
本日の乗馬の授業は一人ずつの上達具合を確かめるために、三人一組になって軽い競争をすることになった。
リアと双子の二人は別々の組で競争することになり、双子は二人とも一番になった。
リアの番は最後の組で、圧倒的な差をつけてリアがゴールする手前、何者かが作った軽い落とし穴に馬の脚が沈む。
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