26 / 85
トップを狙え! PVP始めました
Ver1.1パッチノート報告会
しおりを挟む
「こんばんは!アルターオンライン。プロデューサー兼ディレクターの黒田です」
「こんばんは広報の山下です」
俺は動画配信サービスのMyTubeを今見ている。Ver1.1のバージョンアップの為、アルターは今メンテナンス中でログインができない。
タケシからパッチノート報告会なるものがあるから見とけよと言われたので今見ている。
タケシいわく、このパッチノート報告会でバージョンアップされた内容を言ってくれるらしい。敢えてメンテナンス中にこの報告会をやるのはバージョンアップで変更されたり、必要になるものが有ったりすると事前に買いだめしたりする奴がいるからだと言っていた。
開発者のおじさん二人が画面に映り何やら喋っている。
「じゃあパワポだして」
黒田という人がそう言うと画面が切り替わり様々な項目が書かれている。
黒田という人が上から順に読み始める。
「じゃあ最初は新ダンジョン追加から行きましょう! 」
「おおお!」
広報の人が相槌をうっている。
「それでは新ダンジョンの名前を発表します! 『竜の箱庭』それじゃPVをどうぞ! 」
竜が出てきてそれに立ち向かうような映像が現れる。竜の口から吹かれた火にプレイヤーが包まれて3分ほどのPVが終わる。
その映像に息を飲む。そして二人のおっさんが画面に現れる。
「かっこいいですねぇぇ。それで参加条件は? 」
「一応エンドコンテツなのでジョブレベル50からですね」
なーんだ俺にはまだ関係ねーわ。
「PK好きの皆さんお待ちかねしました! 闘技場の実装です!」
「おおお!! 」
「この闘技場はランキングマッチになってましてレートによってマッチングするようになってます」
「なるほど同じぐらいのレベルの人と当たるというわけですね 」
「3ヶ月に1回ランキングがリセットされます。このリセット前に1位だった人には豪華景品が与えられます! 」
「おおおお!! これは今までPKに勤しんできてきたプレイヤーたちは色めきたってるんじゃないですかね? 」
「参加条件はジョブレベル30から参加できます。この闘技場全員同じレベルでの戦いとなります」
「ということはプレイヤースキル重視ということですか? 」
「はい、あとは装備の付加能力とSPスキルですね。これを上手く使って戦って行くことになります」
へぇぇ……対人戦かぁ……やってみてもいいかもねぇ
「ソロとチーム戦を実装しています。みなさん頑張って1位を目指してくださいね」
パワポに切り替わり、次の項目はユニークモンスターの新規実装と書かれている。
広報の山下さんが進行をする。
「新規ユニークモンスターの実装ですか? 」
「そうです。あ! その前に先日のスルト討伐おめでとうございます! 巷ではバグだバグだと言われておりますが、ログを見ましたがバグではありませんとだけ言っておきましょう」
心臓がドキンっ打つ。これ俺のことだよね……
「新規実装のSランクユニークモンスターは竜王バハムートです!」
バハムートの絵が画面に表示される。
「出現条件などはみなさんで探して下さい」
そして生産職の変更点などの紹介となる。
全く興味がないためか頭に入ってこない。
「続いてはUIの変更です。UI担当のKさん」
黒田がKさんというと3人目のおっさんが現れる。
「はいKです。みなさんWSをタップしたり、SPスキルをタップしたりと大変でしたよね?」
黒田や広報の山下さんはうんうんと頷いてる。
「ついに実装しました。音声入力マクロです」
「「おお」」」
二人は関心をして頷いており、Mytubuのコメントもつ、ついに!! やったーーー!!などと今一番の盛り上がりを見せている。
「それではこちらをご覧ください」
Kさんがそういうと画面が切り替わり、アルターの操作画面が現れる。
「これはテストサーバーです。それじゃ佐々木くんやっちゃって」
「はい!」
そういうと、一人称視点で動き出す。そして目の前にスライムが現れる。
「マクロ1! 」
と佐々木という男が叫ぶ。すると敵キャラに赤い点が表示される。それを攻撃するとスラッシュのエフェクトが現れる。
「んじゃ佐々木くんスキル使ってみて」
「マクロ2!」
するとハートアタックという急所攻撃のスキルが発動している。
「佐々木くんありがとう」
Kさんがそういうと画面が戻り3人のおっさんが表示される。
「決めれたワードを言ってもらうとタップせずともWS発動やスキルが発動します。一つのマクロに5個の行動を登録できるので、例えばスラッシュからダブルスラッシュ、エンドオブハートというWSコンボも一つのワードで発動できます」
「そのワードは自由に設定できるんですよね?」
「もちろんです。ブラックメイジのエクスプロージョンなんかは大爆発! なんて登録してた開発チームのメンバーもいますよ」
「命名センスを問われますね……」
……インフェクションだと中2っぽいから感染かな……でも音声で入力できるようになるんなら麻痺とか楽になるなぁ
こうしてパッチノート報告会が終わり、メンテが明けるまで残り17時間となった。
「こんばんは広報の山下です」
俺は動画配信サービスのMyTubeを今見ている。Ver1.1のバージョンアップの為、アルターは今メンテナンス中でログインができない。
タケシからパッチノート報告会なるものがあるから見とけよと言われたので今見ている。
タケシいわく、このパッチノート報告会でバージョンアップされた内容を言ってくれるらしい。敢えてメンテナンス中にこの報告会をやるのはバージョンアップで変更されたり、必要になるものが有ったりすると事前に買いだめしたりする奴がいるからだと言っていた。
開発者のおじさん二人が画面に映り何やら喋っている。
「じゃあパワポだして」
黒田という人がそう言うと画面が切り替わり様々な項目が書かれている。
黒田という人が上から順に読み始める。
「じゃあ最初は新ダンジョン追加から行きましょう! 」
「おおお!」
広報の人が相槌をうっている。
「それでは新ダンジョンの名前を発表します! 『竜の箱庭』それじゃPVをどうぞ! 」
竜が出てきてそれに立ち向かうような映像が現れる。竜の口から吹かれた火にプレイヤーが包まれて3分ほどのPVが終わる。
その映像に息を飲む。そして二人のおっさんが画面に現れる。
「かっこいいですねぇぇ。それで参加条件は? 」
「一応エンドコンテツなのでジョブレベル50からですね」
なーんだ俺にはまだ関係ねーわ。
「PK好きの皆さんお待ちかねしました! 闘技場の実装です!」
「おおお!! 」
「この闘技場はランキングマッチになってましてレートによってマッチングするようになってます」
「なるほど同じぐらいのレベルの人と当たるというわけですね 」
「3ヶ月に1回ランキングがリセットされます。このリセット前に1位だった人には豪華景品が与えられます! 」
「おおおお!! これは今までPKに勤しんできてきたプレイヤーたちは色めきたってるんじゃないですかね? 」
「参加条件はジョブレベル30から参加できます。この闘技場全員同じレベルでの戦いとなります」
「ということはプレイヤースキル重視ということですか? 」
「はい、あとは装備の付加能力とSPスキルですね。これを上手く使って戦って行くことになります」
へぇぇ……対人戦かぁ……やってみてもいいかもねぇ
「ソロとチーム戦を実装しています。みなさん頑張って1位を目指してくださいね」
パワポに切り替わり、次の項目はユニークモンスターの新規実装と書かれている。
広報の山下さんが進行をする。
「新規ユニークモンスターの実装ですか? 」
「そうです。あ! その前に先日のスルト討伐おめでとうございます! 巷ではバグだバグだと言われておりますが、ログを見ましたがバグではありませんとだけ言っておきましょう」
心臓がドキンっ打つ。これ俺のことだよね……
「新規実装のSランクユニークモンスターは竜王バハムートです!」
バハムートの絵が画面に表示される。
「出現条件などはみなさんで探して下さい」
そして生産職の変更点などの紹介となる。
全く興味がないためか頭に入ってこない。
「続いてはUIの変更です。UI担当のKさん」
黒田がKさんというと3人目のおっさんが現れる。
「はいKです。みなさんWSをタップしたり、SPスキルをタップしたりと大変でしたよね?」
黒田や広報の山下さんはうんうんと頷いてる。
「ついに実装しました。音声入力マクロです」
「「おお」」」
二人は関心をして頷いており、Mytubuのコメントもつ、ついに!! やったーーー!!などと今一番の盛り上がりを見せている。
「それではこちらをご覧ください」
Kさんがそういうと画面が切り替わり、アルターの操作画面が現れる。
「これはテストサーバーです。それじゃ佐々木くんやっちゃって」
「はい!」
そういうと、一人称視点で動き出す。そして目の前にスライムが現れる。
「マクロ1! 」
と佐々木という男が叫ぶ。すると敵キャラに赤い点が表示される。それを攻撃するとスラッシュのエフェクトが現れる。
「んじゃ佐々木くんスキル使ってみて」
「マクロ2!」
するとハートアタックという急所攻撃のスキルが発動している。
「佐々木くんありがとう」
Kさんがそういうと画面が戻り3人のおっさんが表示される。
「決めれたワードを言ってもらうとタップせずともWS発動やスキルが発動します。一つのマクロに5個の行動を登録できるので、例えばスラッシュからダブルスラッシュ、エンドオブハートというWSコンボも一つのワードで発動できます」
「そのワードは自由に設定できるんですよね?」
「もちろんです。ブラックメイジのエクスプロージョンなんかは大爆発! なんて登録してた開発チームのメンバーもいますよ」
「命名センスを問われますね……」
……インフェクションだと中2っぽいから感染かな……でも音声で入力できるようになるんなら麻痺とか楽になるなぁ
こうしてパッチノート報告会が終わり、メンテが明けるまで残り17時間となった。
0
あなたにおすすめの小説
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
現実世界にダンジョンが出現したのでフライングして最強に!
おとうふ
ファンタジー
2026年、突如として世界中にダンジョンが出現した。
ダンジョン内は無尽蔵にモンスターが湧き出し、それを倒すことでレベルが上がり、ステータスが上昇するという不思議空間だった。
過去の些細な事件のトラウマを克服できないまま、不登校の引きこもりになっていた中学2年生の橘冬夜は、好奇心から自宅近くに出現したダンジョンに真っ先に足を踏み入れた。
ダンジョンとは何なのか。なぜ出現したのか。その先に何があるのか。
世界が大混乱に陥る中、何もわからないままに、冬夜はこっそりとダンジョン探索にのめり込んでいく。
やがて来る厄災の日、そんな冬夜の好奇心が多くの人の命を救うことになるのだが、それはまだ誰も知らぬことだった。
至らぬところも多いと思いますが、よろしくお願いします!
神は激怒した
まる
ファンタジー
おのれえええぇえぇぇぇ……人間どもめぇ。
めっちゃ面倒な事ばっかりして余計な仕事を増やしてくる人間に神様がキレました。
ふわっとした設定ですのでご了承下さいm(_ _)m
世界の設定やら背景はふわふわですので、ん?と思う部分が出てくるかもしれませんがいい感じに個人で補完していただけると幸いです。
ダンジョンでオーブを拾って『』を手に入れた。代償は体で払います
とみっしぇる
ファンタジー
スキルなし、魔力なし、1000人に1人の劣等人。
食っていくのがギリギリの冒険者ユリナは同じ境遇の友達3人と、先輩冒険者ジュリアから率のいい仕事に誘われる。それが罠と気づいたときには、絶対絶命のピンチに陥っていた。
もうあとがない。そのとき起死回生のスキルオーブを手に入れたはずなのにオーブは無反応。『』の中には何が入るのだ。
ギリギリの状況でユリアは瀕死の仲間のために叫ぶ。
ユリナはスキルを手に入れ、ささやかな幸せを手に入れられるのだろうか。
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
エリクサーは不老不死の薬ではありません。~完成したエリクサーのせいで追放されましたが、隣国で色々助けてたら聖人に……ただの草使いですよ~
シロ鼬
ファンタジー
エリクサー……それは生命あるものすべてを癒し、治す薬――そう、それだけだ。
主人公、リッツはスキル『草』と持ち前の知識でついにエリクサーを完成させるが、なぜか王様に偽物と判断されてしまう。
追放され行く当てもなくなったリッツは、とりあえず大好きな草を集めていると怪我をした神獣の子に出会う。
さらには倒れた少女と出会い、疫病が発生したという隣国へ向かった。
疫病? これ飲めば治りますよ?
これは自前の薬とエリクサーを使い、聖人と呼ばれてしまった男の物語。
『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる
仙道
ファンタジー
気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。 この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。 俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。 オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。 腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。 俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。 こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる