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第8話:リオ、再びやらかす
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草木も眠るといわれる深夜の宮は、海の底のように静まり返る。
そんな中、リオの部屋の障子には、頼りない灯りが揺れていた。机にかじりついて、カトラが書き間違えたり、墨を垂らしたりして不要になった紙の裏に、初頭村の思い出を綴る。墨の匂いを嗅いでいると、不思議と記憶の中の火の暖かさを鮮明に感じる。
書いているあいだだけ、初頭村へ帰ることができる。ウトにだって、会える。
家族に話した、リオの作り話の数々を思い出しては文字を書き、少し笑い、たまに泣いた。
息を吐き、凝り固まった肩を回す。明日の朝も早い。そろそろ寝よう。書き散らした紙を隠そうと、手を伸ばしたその時だった。
「終わったか?」
背後から、不意に声をかけられた。カトラだ。あやうく、手元の硯をひっくり返すところだった。慌てて振り返ると、いつからそこに座っていたのか、寝間着姿で、長い黒髪を下ろして、手にはリオが書いた紙の束を持っている。
「なかなか面白いぞ、これ」
「来るなら、声かけてよ! ていうか勝手に読まないで!」
「かけたよ、何度も。聞こえてないみたいだったから、だんだん寄っていくはめになった。で、紙が落ちてて、せっかくだから読んだ」
驚愕するリオに、カトラは綺麗に揃えた紙束を返した。乱暴に受け取りながら、リオは言い訳する。
「どうせ、嘘ばっかりだよ。貧乏人の幻覚ってやつ。お腹が空いて見た夢なんだよ」
「でも、ウトおばあちゃんは嬉しかったと思うよ」
背中越しの声に、リオの手が止まった。カトラが読んだ紙に目を落とす。それは『おかし魚』と旅の話だった。
「だって考えてもみろよ、可愛い孫が自分の好きな物を題材にして、意味不明な魚の話をしてきたら、なんていうか……」
「なに?」
「あたしだったら、泣くほど嬉しい」
「……でも、現実は、どうにもならないんだよ」
「それでも嬉しい」
カトラは、灯りをふっと吹き消した。部屋は真っ暗になり、夜の虫たちによる演奏が、ようやくリオの耳に届く。
「続きは、また明日書きなよ」
カトラが襖を閉める音は、どんな鳥の鳴き声よりも優しかった。リオは涙を拭い、布団に潜りこんで、「ありがとう」と隣の部屋に向かって言った。
それからしばらく経ち、宮の庭の木々は、燃えるような赤や鮮やかな黄色に染まっていた。巫女や側付きたちは、着物を一枚重ねて着たり、少し厚い生地を選んだりするようになっていた。
リオは、溺れた人が水面から顔を出すようにして目を覚ました。慌てて窓を全開にし、眼下を覗く。外はまだ薄暗いが、鳥たちがさえずり始める気配があり、巫女たちが集まっている。
完全に寝過ごした。机の上には、書き散らした紙の山がいくつもできている。筆を握ったまま寝てしまったらしく、右手の指先が墨で黒く染まっている。肩は岩のように凝り固まり、頭は重い。
慌てて部屋を出た。こんなに焦っているのに瞼が落ちてきそうなほど眠く、足元はふわふわと雲の上を歩いているようだった。大あくびをしながら、階段を駆け下りる。顔に墨がついていないか、確認するのを忘れた。もう間に合わないから、今回はなるべく下を向いてやり過ごそう。
巫女たちの祈りが、もう始まろうとしていた。空の白は大根みたいにはっきりしてきた。それぞれが、稲穂の植木鉢の前に一枚の畳を持ってきて、その上に兎の置物をうやうやしく安置しているのが目に入る。側付きたちが鉢から離れ、円の外側にはけていく。遅れてきたリオは、祈るカトラの背中を遠くから見守ることにした。
赤い葉が、ひらりとリオの目の前に落ちてきた。初頭村の弟たちの、小さな手を思わせる。
そうだ。思い出を書き留めている場合ではない。カトラの順位をなんとしても押し上げ、現実の初頭村を発見し、救わなくてはならない。昔のことばかりにこだわって、自分の胸の安心ばかりを優先して、仕事に勤しむ友人をないがしろにしていた。
秋が終われば、また冬だ。ウトが火の前で真っ赤になった手を擦り合わせ、痩せた大根の汁を飲んでもごまかせない空腹が襲う、冬がやってくる。
リオは、響き渡る祈りの言葉を聞きながら、すぐにでも「ごめんね」とカトラに飛びつきたい気持ちでいた。
書くのはもう、やめよう。一文にもならないどころか、カトラの側付きとしての仕事もおろそかにしていた。先に進みたいなら、感傷に浸っている場合ではない。
そのことに気が付いたとき、一陣の風が吹いた。びゅう、と髪が乱れる。そして次の瞬間、リオは見た。初めは誰かの手ぬぐいが、宙を舞っていると思った。
でもそれは何枚も、何枚もある。それぞれが弧を描いたり一直線に横滑りしたりして、自由に空を動き回りながら、お祭りのようなにぎやかさで降ってくる。
「消え去りたい……」
思わず声が漏れた。舞っているのは、初頭村のことを書いた紙束だ。こんなに書いた覚えはない。いや、書いたのかもしれない。さっき二階から祈りの場を覗いたとき、窓を閉め忘れたのだろうが、よく思い出せない。いっそのこと、自分はリオではない、ということにしたい。
失神した方がマシなのに、意識がある自分を呪うほかなかった。目を瞑ってみたが、気が遠くなることはない。むしろ周囲の「えっ」や「なにこれ」という声を耳がよく拾ってしまい、感覚は冴えわたっている。丈夫に生んでくれた母への恨みが募りかねない事態だった。なぜ気絶できないのか。
ひときわよく響く、威厳のある声がする。
「なんですかこれは!」
薄目を開けると、上位の巫女が目をつりあげて立っているのが見えてしまった。兎の巫女や側付きたちは、頭上から舞う紙におののいて、右往左往している。視界の端から端まで、朝の爽やかな光に白く輝く紙が映る。カトラは何もかも諦めたように、稲を置く畳に尻を乗せて座って、頬杖をつき、こちらを見ている。
「まあ」
「なんてこと」
「何て書いてあるの」
その朝はもう、祈りどころじゃなかった。部屋に帰ると、二人とも無表情で座り込み、茶も入れずに無言でいた。沈黙を切ったのはカトラだった。
「しょうがないよ! これはしょうがないって」
リオはやっと言った。
「消え去りたい」
謝ってもすまないほどの、前例のない失態だ。空中に踊る紙束のせいで、祈りが中止になった。どう言葉を紡いでも、逆さ吊りにされても、誠意を示すことは到底できない。そんな気がする。
昼になっても食欲がわかず、それでいて食い意地のあるリオは器を空にした。食べ物を無駄にはできない一心だ。食器を下げに行くと、受け取る女中がちらりとリオの顔を見て、含み笑いをした。カトラは朝の祈りのあとも、室内着に着替えていない。ただ体を横たえ、しつこく同じ文言を繰り返している。
「くよくよしててもしょうがないって! もうすぐ昼の祈りの時間だし、しょうがないって……」
そしてばっと立ち上がり、おもむろに着物を用意しはじめた。これから一階に下りて身を清め、祈りに行くつもりのようだ。それもそうだ。まだ巫女でいるわけだから、兎の神様に手を合わせるのが仕事だ。処分が下るまでは。
「消え去りたい」
リオは再度、心からの気持ちを吐露した。しかしカトラを一人で行かせるわけにはいかない。重い腰を上げた。本来なら、着替えの用意は側付きのリオがやるべきだった。
何を言っていいのか、リオにはわからなかった。しかし謝罪の一言がないというのは、新たな罪ともいえるのではないか。許されようとは思わない。それを口に出すことが、仕事に対して懸命なカトラへの侮辱になるとしても、少なくとも、伝えるべきではないか。
「ごめん……カトラ……」
「いいんだよ、いいんだ。しょうがないって」
そしてリオとカトラは、巫女たちが揃っている祈りの場に顔を出した。巫女も側付きたちも、忙しく用意をしてはいるものの、横目でこちらを見てくる。
カトラは一見すると顔を上げて堂々としているが、肩はいかって、頬は紅潮してりんごのようだ。リオは自分の顔がどうなっているだろうかと考えそうになり、もう自らを省みるような資格はないと自身を叱り、古巣の家の壁のシミになりきってこの場をやりすごすことにした。みんなの注目を集めているのは、自分が珍しい形の壁のシミだからだ。
そんな中、リオの部屋の障子には、頼りない灯りが揺れていた。机にかじりついて、カトラが書き間違えたり、墨を垂らしたりして不要になった紙の裏に、初頭村の思い出を綴る。墨の匂いを嗅いでいると、不思議と記憶の中の火の暖かさを鮮明に感じる。
書いているあいだだけ、初頭村へ帰ることができる。ウトにだって、会える。
家族に話した、リオの作り話の数々を思い出しては文字を書き、少し笑い、たまに泣いた。
息を吐き、凝り固まった肩を回す。明日の朝も早い。そろそろ寝よう。書き散らした紙を隠そうと、手を伸ばしたその時だった。
「終わったか?」
背後から、不意に声をかけられた。カトラだ。あやうく、手元の硯をひっくり返すところだった。慌てて振り返ると、いつからそこに座っていたのか、寝間着姿で、長い黒髪を下ろして、手にはリオが書いた紙の束を持っている。
「なかなか面白いぞ、これ」
「来るなら、声かけてよ! ていうか勝手に読まないで!」
「かけたよ、何度も。聞こえてないみたいだったから、だんだん寄っていくはめになった。で、紙が落ちてて、せっかくだから読んだ」
驚愕するリオに、カトラは綺麗に揃えた紙束を返した。乱暴に受け取りながら、リオは言い訳する。
「どうせ、嘘ばっかりだよ。貧乏人の幻覚ってやつ。お腹が空いて見た夢なんだよ」
「でも、ウトおばあちゃんは嬉しかったと思うよ」
背中越しの声に、リオの手が止まった。カトラが読んだ紙に目を落とす。それは『おかし魚』と旅の話だった。
「だって考えてもみろよ、可愛い孫が自分の好きな物を題材にして、意味不明な魚の話をしてきたら、なんていうか……」
「なに?」
「あたしだったら、泣くほど嬉しい」
「……でも、現実は、どうにもならないんだよ」
「それでも嬉しい」
カトラは、灯りをふっと吹き消した。部屋は真っ暗になり、夜の虫たちによる演奏が、ようやくリオの耳に届く。
「続きは、また明日書きなよ」
カトラが襖を閉める音は、どんな鳥の鳴き声よりも優しかった。リオは涙を拭い、布団に潜りこんで、「ありがとう」と隣の部屋に向かって言った。
それからしばらく経ち、宮の庭の木々は、燃えるような赤や鮮やかな黄色に染まっていた。巫女や側付きたちは、着物を一枚重ねて着たり、少し厚い生地を選んだりするようになっていた。
リオは、溺れた人が水面から顔を出すようにして目を覚ました。慌てて窓を全開にし、眼下を覗く。外はまだ薄暗いが、鳥たちがさえずり始める気配があり、巫女たちが集まっている。
完全に寝過ごした。机の上には、書き散らした紙の山がいくつもできている。筆を握ったまま寝てしまったらしく、右手の指先が墨で黒く染まっている。肩は岩のように凝り固まり、頭は重い。
慌てて部屋を出た。こんなに焦っているのに瞼が落ちてきそうなほど眠く、足元はふわふわと雲の上を歩いているようだった。大あくびをしながら、階段を駆け下りる。顔に墨がついていないか、確認するのを忘れた。もう間に合わないから、今回はなるべく下を向いてやり過ごそう。
巫女たちの祈りが、もう始まろうとしていた。空の白は大根みたいにはっきりしてきた。それぞれが、稲穂の植木鉢の前に一枚の畳を持ってきて、その上に兎の置物をうやうやしく安置しているのが目に入る。側付きたちが鉢から離れ、円の外側にはけていく。遅れてきたリオは、祈るカトラの背中を遠くから見守ることにした。
赤い葉が、ひらりとリオの目の前に落ちてきた。初頭村の弟たちの、小さな手を思わせる。
そうだ。思い出を書き留めている場合ではない。カトラの順位をなんとしても押し上げ、現実の初頭村を発見し、救わなくてはならない。昔のことばかりにこだわって、自分の胸の安心ばかりを優先して、仕事に勤しむ友人をないがしろにしていた。
秋が終われば、また冬だ。ウトが火の前で真っ赤になった手を擦り合わせ、痩せた大根の汁を飲んでもごまかせない空腹が襲う、冬がやってくる。
リオは、響き渡る祈りの言葉を聞きながら、すぐにでも「ごめんね」とカトラに飛びつきたい気持ちでいた。
書くのはもう、やめよう。一文にもならないどころか、カトラの側付きとしての仕事もおろそかにしていた。先に進みたいなら、感傷に浸っている場合ではない。
そのことに気が付いたとき、一陣の風が吹いた。びゅう、と髪が乱れる。そして次の瞬間、リオは見た。初めは誰かの手ぬぐいが、宙を舞っていると思った。
でもそれは何枚も、何枚もある。それぞれが弧を描いたり一直線に横滑りしたりして、自由に空を動き回りながら、お祭りのようなにぎやかさで降ってくる。
「消え去りたい……」
思わず声が漏れた。舞っているのは、初頭村のことを書いた紙束だ。こんなに書いた覚えはない。いや、書いたのかもしれない。さっき二階から祈りの場を覗いたとき、窓を閉め忘れたのだろうが、よく思い出せない。いっそのこと、自分はリオではない、ということにしたい。
失神した方がマシなのに、意識がある自分を呪うほかなかった。目を瞑ってみたが、気が遠くなることはない。むしろ周囲の「えっ」や「なにこれ」という声を耳がよく拾ってしまい、感覚は冴えわたっている。丈夫に生んでくれた母への恨みが募りかねない事態だった。なぜ気絶できないのか。
ひときわよく響く、威厳のある声がする。
「なんですかこれは!」
薄目を開けると、上位の巫女が目をつりあげて立っているのが見えてしまった。兎の巫女や側付きたちは、頭上から舞う紙におののいて、右往左往している。視界の端から端まで、朝の爽やかな光に白く輝く紙が映る。カトラは何もかも諦めたように、稲を置く畳に尻を乗せて座って、頬杖をつき、こちらを見ている。
「まあ」
「なんてこと」
「何て書いてあるの」
その朝はもう、祈りどころじゃなかった。部屋に帰ると、二人とも無表情で座り込み、茶も入れずに無言でいた。沈黙を切ったのはカトラだった。
「しょうがないよ! これはしょうがないって」
リオはやっと言った。
「消え去りたい」
謝ってもすまないほどの、前例のない失態だ。空中に踊る紙束のせいで、祈りが中止になった。どう言葉を紡いでも、逆さ吊りにされても、誠意を示すことは到底できない。そんな気がする。
昼になっても食欲がわかず、それでいて食い意地のあるリオは器を空にした。食べ物を無駄にはできない一心だ。食器を下げに行くと、受け取る女中がちらりとリオの顔を見て、含み笑いをした。カトラは朝の祈りのあとも、室内着に着替えていない。ただ体を横たえ、しつこく同じ文言を繰り返している。
「くよくよしててもしょうがないって! もうすぐ昼の祈りの時間だし、しょうがないって……」
そしてばっと立ち上がり、おもむろに着物を用意しはじめた。これから一階に下りて身を清め、祈りに行くつもりのようだ。それもそうだ。まだ巫女でいるわけだから、兎の神様に手を合わせるのが仕事だ。処分が下るまでは。
「消え去りたい」
リオは再度、心からの気持ちを吐露した。しかしカトラを一人で行かせるわけにはいかない。重い腰を上げた。本来なら、着替えの用意は側付きのリオがやるべきだった。
何を言っていいのか、リオにはわからなかった。しかし謝罪の一言がないというのは、新たな罪ともいえるのではないか。許されようとは思わない。それを口に出すことが、仕事に対して懸命なカトラへの侮辱になるとしても、少なくとも、伝えるべきではないか。
「ごめん……カトラ……」
「いいんだよ、いいんだ。しょうがないって」
そしてリオとカトラは、巫女たちが揃っている祈りの場に顔を出した。巫女も側付きたちも、忙しく用意をしてはいるものの、横目でこちらを見てくる。
カトラは一見すると顔を上げて堂々としているが、肩はいかって、頬は紅潮してりんごのようだ。リオは自分の顔がどうなっているだろうかと考えそうになり、もう自らを省みるような資格はないと自身を叱り、古巣の家の壁のシミになりきってこの場をやりすごすことにした。みんなの注目を集めているのは、自分が珍しい形の壁のシミだからだ。
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