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Ep.5 マリアンヌの微笑
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春が二度巡り、クラリッサは十七歳になった。
王都の空は高く、風はやわらかい。
季節は穏やかでも、宮廷の空気はどこか変わり始めていた。
最近、王宮ではある名がよく語られていた。
――マリアンヌ・ロシュフォール。
侯爵家の令嬢。教会の慈善事業に熱心で、詩の朗読会でも評判を集めている。
声が美しく、笑うと誰もがつられて笑うという。
そして、殿下が彼女とよく言葉を交わす姿が見られる、と。
クラリッサは、その噂をリアから聞いた。
朝の支度の途中、侍女がためらいがちに口を開いたのだ。
「お嬢さま、殿下は最近……」
「ロシュフォール家のご令嬢と親しくされているのね」
「ご存じでしたか」
「噂話は、放っておくのが一番です」
それ以上、リアは何も言わなかった。
クラリッサの声は落ち着いていたが、
鏡の中の表情は、ほんの少し硬くなっていた。
◇◇◇
数日後、王妃主催の慈善市が開かれた。
広場には白い天幕が並び、王族と貴族の娘たちがそれぞれの持ち場に立つ。
クラリッサは会計と記録を任されていた。
人々の寄付を受け、名前を書き留め、王妃付きの侍従に渡す。
その仕事は静かで、几帳面さが求められる。
彼女は淡々と手を動かし、途中で茶をひと口だけ飲んだ。
「クラリッサ嬢、こちらは終わりました」
隣の席の侯爵夫人が帳簿を渡してくる。
「ありがとうございます。確認いたします」
筆が止まることはなかった。
視線だけが、遠くを一度だけかすめた。
広場の中央で、マリアンヌが笑っていた。
淡い薔薇色のドレス。
手に持つ籠には花が入っており、通りかかる客に一輪ずつ渡している。
仕草が柔らかく、声が明るい。
分け隔てなく花を配る彼女の周りには、自然に人々が集まり、雰囲気が一段と明るくなる。
ルーファスがその隣に立ち、笑みを返していた。
マリアンヌの笑顔には、計算の影がなかった。だが、視線の動きは常に広場全体を見ていた。
誰が近づき、誰が去るか。どの言葉が響くか。
まるで舞台の上で、場を読むように。
クラリッサは帳簿に視線を戻した。
線を一本引き、数字をそろえる。
筆先がかすかに震えた。
「お嬢さま?」
リアが小声で尋ねる。
「ええ。少し風が冷たいだけ」
「肩掛けをお持ちしますか」
「いいの。すぐ終わるから」
言葉は穏やかだったが、声は少し乾いていた。
◇◇◇
夕刻、慈善市は無事に終わった。
人々が散り、天幕が片づけられる。
クラリッサは最後の帳簿を閉じ、王妃の侍従に渡した。
「ご苦労さまでした、エインズワース嬢」
「光栄です」
彼女は深く礼をし、広場をあとにした。
馬車までの道を歩く途中、後ろから声がした。
「クラリッサ嬢」
振り向くと、マリアンヌが立っていた。
日差しの残りを受け、金色に近い栗髪が光っている。
「今日は本当にお疲れさまでした。
あなたの帳簿の書き方、とても整っていて美しかったわ」
「ありがとうございます」
「お仕事のようでいて、祈りのようでもあるのね」
クラリッサは微笑んだ。
「祈りと仕事は、似ています」
「素敵な言葉」
マリアンヌは一瞬、目を細めた。
「祈りと仕事。生まれに関係なく、みんなが真摯に取り組んでいる。
だからこそ、それが形にならないとき、人は苦しむのね。
……殿下も、そうおっしゃっていたわ」
「殿下が?」
「ええ。あの方は“人の心を守るのが、自分の務めだ”と。
でも、守るだけでは人は動かない――そうも言っていた」
マリアンヌの声は、まるで彼の言葉を己の中に溶かし込むようだった。
その響きの奥に、理と情が並び立つ。
クラリッサは、さざ波を立てる心を押し殺した。
「優しい方ですよ、殿下は」
「ええ。けれど、優しさは時に孤独よ」
マリアンヌは微笑んだ。
その笑みは明るく、まるで春そのもののようだった。
けれど、その春には、芽吹きだけでなく、競い合う強さもあった。
リアが迎えに来たので、クラリッサは短く礼をし、馬車に乗り込んだ。
扉が閉まると、車輪の音が遠ざかる。
彼女は窓の外を見た。
広場の端に、マリアンヌとルーファスが立っていた。
二人は話していたが、距離は保たれていた。
それでも、言葉の間に柔らかな空気が流れているように見えた。
その空気の中に、クラリッサが知らない“鼓動の速さ”があった。
クラリッサは視線をそらし、膝の上で手を組んだ。
掌の中に残るのは、冷えた風と、整いすぎた文字の感触だった。
◇◇◇
夜、エインズワース邸。
食後の静けさの中、父が書斎から出てきた。
「慈善市は無事だったか」
「はい。大きな混乱もなく」
「そうか」
エドガーはソファに腰を下ろし、紅茶を受け取った。
湯気の向こうにある横顔は変わらない。
冷静で、沈黙を恐れない人。
クラリッサは少し間をおいてから言った。
「ロシュフォール家のご令嬢が、殿下と親しくされているようです」
「そうか」
それだけで、父は何も続けなかった。
問いも、驚きもない。
静寂が部屋を満たす。
「……気になります」
クラリッサが問うと、エドガーは茶を一口飲んで言った。
「気にするのは、見失う前兆だ」
「見失う?」
「務めの中心をだ。
お前が殿下の感情にとらわれれば、正しい判断が鈍る」
「……はい」
彼の言葉は厳しくはなかった。
ただ、重かった。
その重さの向こうで、クラリッサは初めて“感情を秤にかける女”が自分以外にもいることを、
うすうす感じていた。
クラリッサはその重さを正面から受け止め、頭を下げた。
「心得ます」
「それでいい」
父は立ち上がり、書斎へ戻っていった。
扉が静かに閉じる。
残された湯気だけが、少しの温度を残した。
リアが静かに入ってきた。
「お嬢さま」
「はい」
「お顔の色が少し……」
「大丈夫。紅茶をもう一杯だけ」
リアは頷き、茶を注いだ。
湯の音が柔らかく響く。
クラリッサはカップを手に取り、窓の外を見た。
夜の王都は静かで、灯が点々と続いている。
遠くに王城の影があった。
あの塔のどこかに、彼がいる。
そう思うだけで、胸の奥が静かに痛んだ。
「お嬢さま」
リアの声がやわらかく響く。
「殿下は、きっとお分かりになります」
「何を?」
「お嬢さまが、いつもお支えしてきたことを」
「……そうだといいわね」
クラリッサは微笑もうとしたが、頬が動かなかった。
静かに目を閉じ、紅茶の香りを吸い込む。
それは少し甘く、どこか遠い春の匂いがした。
◇◇◇
翌朝、王宮に呼ばれた。
王妃から、慈善事業の帳簿整理の追加報告を求められたのだ。
クラリッサは整った服で出仕し、淡々と報告を済ませた。
王妃は満足げにうなずき、言葉を添える。
「あなたのような人がいると安心です」
「身に余るお言葉です」
「ルーファスにも、少しは見習ってほしいくらいね」
王妃の声は冗談めいていた。
クラリッサは丁寧に微笑み、礼を取った。
けれど、その言葉の響きが胸の奥で小さく波紋を広げた。
――“見習う”のは、どちらだろう。
思いがけず浮かんだその考えを、彼女はすぐに沈めた。
帰り際、王女シャーロットが廊下で呼び止めた。
「クラリッサ」
「殿下」
「昨日の市、見たわ。マリアンヌ嬢、すごい人気ね」
「はい。人を引きつける力をお持ちです」
「あなた、あの笑顔をどう思う?」
「……きれいだと思います」
「そうね。きれいで、そして強い」
シャーロットの言葉に、クラリッサはわずかに息をのんだ。
“強い”という形容は、これまで自分に向けられたことしかなかったからだ。
王女の声が少しだけ低くなる。
「兄はきっと、あの強さに気づいていない。だから惹かれるのかもしれないわ」
クラリッサは何も言わなかった。
シャーロットは息をつき、表情を和らげる。
「でも、あなたの強さは違う。気づかれにくいけど、折れない。
それは、時々孤独に見えるの」
「孤独は、悪いことではありません」
「ええ。でも、痛いものでもあるでしょう?」
クラリッサは静かに微笑んだ。
「痛みは、動ける証拠です」
シャーロットは小さく笑った。
「あなたらしい答えね。……好きよ、そういうところ」
王女は肩を軽く叩き、去っていった。
その後ろ姿を見送りながら、クラリッサは自分の指先を見た。
そこに、何もないのに重さを感じた。
首飾りの石が、衣の下で冷たく触れた。
◇◇◇
その夜、日記に一行だけ記した。
――痛みを恐れないこと。
筆を置いたあと、彼女は長いあいだ窓の外を見ていた。
星が穏やかに瞬いている。
誰の言葉も届かない、静かな光。
胸の奥で、なにかがゆっくり形を変えていく。
――春の微笑みの裏に、動き出した意志がある。
その気配だけが、まだ名を持たないまま、夜の底で息をしていた。
悲しみは涙にならず、沈黙として積もった。
そして、その沈黙が、彼女を少しだけ強くしていった。
王都の空は高く、風はやわらかい。
季節は穏やかでも、宮廷の空気はどこか変わり始めていた。
最近、王宮ではある名がよく語られていた。
――マリアンヌ・ロシュフォール。
侯爵家の令嬢。教会の慈善事業に熱心で、詩の朗読会でも評判を集めている。
声が美しく、笑うと誰もがつられて笑うという。
そして、殿下が彼女とよく言葉を交わす姿が見られる、と。
クラリッサは、その噂をリアから聞いた。
朝の支度の途中、侍女がためらいがちに口を開いたのだ。
「お嬢さま、殿下は最近……」
「ロシュフォール家のご令嬢と親しくされているのね」
「ご存じでしたか」
「噂話は、放っておくのが一番です」
それ以上、リアは何も言わなかった。
クラリッサの声は落ち着いていたが、
鏡の中の表情は、ほんの少し硬くなっていた。
◇◇◇
数日後、王妃主催の慈善市が開かれた。
広場には白い天幕が並び、王族と貴族の娘たちがそれぞれの持ち場に立つ。
クラリッサは会計と記録を任されていた。
人々の寄付を受け、名前を書き留め、王妃付きの侍従に渡す。
その仕事は静かで、几帳面さが求められる。
彼女は淡々と手を動かし、途中で茶をひと口だけ飲んだ。
「クラリッサ嬢、こちらは終わりました」
隣の席の侯爵夫人が帳簿を渡してくる。
「ありがとうございます。確認いたします」
筆が止まることはなかった。
視線だけが、遠くを一度だけかすめた。
広場の中央で、マリアンヌが笑っていた。
淡い薔薇色のドレス。
手に持つ籠には花が入っており、通りかかる客に一輪ずつ渡している。
仕草が柔らかく、声が明るい。
分け隔てなく花を配る彼女の周りには、自然に人々が集まり、雰囲気が一段と明るくなる。
ルーファスがその隣に立ち、笑みを返していた。
マリアンヌの笑顔には、計算の影がなかった。だが、視線の動きは常に広場全体を見ていた。
誰が近づき、誰が去るか。どの言葉が響くか。
まるで舞台の上で、場を読むように。
クラリッサは帳簿に視線を戻した。
線を一本引き、数字をそろえる。
筆先がかすかに震えた。
「お嬢さま?」
リアが小声で尋ねる。
「ええ。少し風が冷たいだけ」
「肩掛けをお持ちしますか」
「いいの。すぐ終わるから」
言葉は穏やかだったが、声は少し乾いていた。
◇◇◇
夕刻、慈善市は無事に終わった。
人々が散り、天幕が片づけられる。
クラリッサは最後の帳簿を閉じ、王妃の侍従に渡した。
「ご苦労さまでした、エインズワース嬢」
「光栄です」
彼女は深く礼をし、広場をあとにした。
馬車までの道を歩く途中、後ろから声がした。
「クラリッサ嬢」
振り向くと、マリアンヌが立っていた。
日差しの残りを受け、金色に近い栗髪が光っている。
「今日は本当にお疲れさまでした。
あなたの帳簿の書き方、とても整っていて美しかったわ」
「ありがとうございます」
「お仕事のようでいて、祈りのようでもあるのね」
クラリッサは微笑んだ。
「祈りと仕事は、似ています」
「素敵な言葉」
マリアンヌは一瞬、目を細めた。
「祈りと仕事。生まれに関係なく、みんなが真摯に取り組んでいる。
だからこそ、それが形にならないとき、人は苦しむのね。
……殿下も、そうおっしゃっていたわ」
「殿下が?」
「ええ。あの方は“人の心を守るのが、自分の務めだ”と。
でも、守るだけでは人は動かない――そうも言っていた」
マリアンヌの声は、まるで彼の言葉を己の中に溶かし込むようだった。
その響きの奥に、理と情が並び立つ。
クラリッサは、さざ波を立てる心を押し殺した。
「優しい方ですよ、殿下は」
「ええ。けれど、優しさは時に孤独よ」
マリアンヌは微笑んだ。
その笑みは明るく、まるで春そのもののようだった。
けれど、その春には、芽吹きだけでなく、競い合う強さもあった。
リアが迎えに来たので、クラリッサは短く礼をし、馬車に乗り込んだ。
扉が閉まると、車輪の音が遠ざかる。
彼女は窓の外を見た。
広場の端に、マリアンヌとルーファスが立っていた。
二人は話していたが、距離は保たれていた。
それでも、言葉の間に柔らかな空気が流れているように見えた。
その空気の中に、クラリッサが知らない“鼓動の速さ”があった。
クラリッサは視線をそらし、膝の上で手を組んだ。
掌の中に残るのは、冷えた風と、整いすぎた文字の感触だった。
◇◇◇
夜、エインズワース邸。
食後の静けさの中、父が書斎から出てきた。
「慈善市は無事だったか」
「はい。大きな混乱もなく」
「そうか」
エドガーはソファに腰を下ろし、紅茶を受け取った。
湯気の向こうにある横顔は変わらない。
冷静で、沈黙を恐れない人。
クラリッサは少し間をおいてから言った。
「ロシュフォール家のご令嬢が、殿下と親しくされているようです」
「そうか」
それだけで、父は何も続けなかった。
問いも、驚きもない。
静寂が部屋を満たす。
「……気になります」
クラリッサが問うと、エドガーは茶を一口飲んで言った。
「気にするのは、見失う前兆だ」
「見失う?」
「務めの中心をだ。
お前が殿下の感情にとらわれれば、正しい判断が鈍る」
「……はい」
彼の言葉は厳しくはなかった。
ただ、重かった。
その重さの向こうで、クラリッサは初めて“感情を秤にかける女”が自分以外にもいることを、
うすうす感じていた。
クラリッサはその重さを正面から受け止め、頭を下げた。
「心得ます」
「それでいい」
父は立ち上がり、書斎へ戻っていった。
扉が静かに閉じる。
残された湯気だけが、少しの温度を残した。
リアが静かに入ってきた。
「お嬢さま」
「はい」
「お顔の色が少し……」
「大丈夫。紅茶をもう一杯だけ」
リアは頷き、茶を注いだ。
湯の音が柔らかく響く。
クラリッサはカップを手に取り、窓の外を見た。
夜の王都は静かで、灯が点々と続いている。
遠くに王城の影があった。
あの塔のどこかに、彼がいる。
そう思うだけで、胸の奥が静かに痛んだ。
「お嬢さま」
リアの声がやわらかく響く。
「殿下は、きっとお分かりになります」
「何を?」
「お嬢さまが、いつもお支えしてきたことを」
「……そうだといいわね」
クラリッサは微笑もうとしたが、頬が動かなかった。
静かに目を閉じ、紅茶の香りを吸い込む。
それは少し甘く、どこか遠い春の匂いがした。
◇◇◇
翌朝、王宮に呼ばれた。
王妃から、慈善事業の帳簿整理の追加報告を求められたのだ。
クラリッサは整った服で出仕し、淡々と報告を済ませた。
王妃は満足げにうなずき、言葉を添える。
「あなたのような人がいると安心です」
「身に余るお言葉です」
「ルーファスにも、少しは見習ってほしいくらいね」
王妃の声は冗談めいていた。
クラリッサは丁寧に微笑み、礼を取った。
けれど、その言葉の響きが胸の奥で小さく波紋を広げた。
――“見習う”のは、どちらだろう。
思いがけず浮かんだその考えを、彼女はすぐに沈めた。
帰り際、王女シャーロットが廊下で呼び止めた。
「クラリッサ」
「殿下」
「昨日の市、見たわ。マリアンヌ嬢、すごい人気ね」
「はい。人を引きつける力をお持ちです」
「あなた、あの笑顔をどう思う?」
「……きれいだと思います」
「そうね。きれいで、そして強い」
シャーロットの言葉に、クラリッサはわずかに息をのんだ。
“強い”という形容は、これまで自分に向けられたことしかなかったからだ。
王女の声が少しだけ低くなる。
「兄はきっと、あの強さに気づいていない。だから惹かれるのかもしれないわ」
クラリッサは何も言わなかった。
シャーロットは息をつき、表情を和らげる。
「でも、あなたの強さは違う。気づかれにくいけど、折れない。
それは、時々孤独に見えるの」
「孤独は、悪いことではありません」
「ええ。でも、痛いものでもあるでしょう?」
クラリッサは静かに微笑んだ。
「痛みは、動ける証拠です」
シャーロットは小さく笑った。
「あなたらしい答えね。……好きよ、そういうところ」
王女は肩を軽く叩き、去っていった。
その後ろ姿を見送りながら、クラリッサは自分の指先を見た。
そこに、何もないのに重さを感じた。
首飾りの石が、衣の下で冷たく触れた。
◇◇◇
その夜、日記に一行だけ記した。
――痛みを恐れないこと。
筆を置いたあと、彼女は長いあいだ窓の外を見ていた。
星が穏やかに瞬いている。
誰の言葉も届かない、静かな光。
胸の奥で、なにかがゆっくり形を変えていく。
――春の微笑みの裏に、動き出した意志がある。
その気配だけが、まだ名を持たないまま、夜の底で息をしていた。
悲しみは涙にならず、沈黙として積もった。
そして、その沈黙が、彼女を少しだけ強くしていった。
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