254 / 303
第49話ー4
しおりを挟む
――翌日のカプリコルノ国。
あんこの甘い香りが漂う、西の山――コニッリョの山の麓。
フラヴィオが耳を疑って、「何っ?」と声を裏返した。
ついさっき、テンテンのテレトラスポルト送迎でサジッターリオ国からやって来たコラードの顔を見る。
「ハーゲン、本当に宮廷楽士を止めたのか? いや、どうするんだ職を失って」
「よく知らないけど大丈夫らしいです。宮廷楽士になる前も働いてなかったとか何とかで、無職の玄人だどーのこーの」
「なんだそれは」
「さぁ。オレもこんなにあっさり辞められるとは思ってませんでした。もう、マヤにブーブー言われるわ、ハーゲンが可哀想ってレオに泣かれるわで……」
と、コラードが苦笑した。
「ハーゲン、よっぽどあのヴィオリーノが大切だったってことかなぁ」
「まぁ、ヴィオリニスタならば喉から手が出るほど欲しいヴィオリーノだろうからな。ていうか、ハーゲンは町からも出たのだろう? どこへ行ったのだ」
「町から出て行けって言ったのもオレだけど、さすがに心配だったんで、王都にある実家にはときどき帰るよう言っておきましたが……なんか山小屋を持ってるそうです。ちなみにピピストレッロの山から2キロ先」
「いや、危ないだろうソレ。ときどき様子を見に行った方が良いぞ」
そんな会話をしている2人の傍ら、ベルが思案顔で腕組みしていた。
「これで良かったのでしょうか……」
と呟いたベルの顔を、フラヴィオが「アモーレ?」と覗き込む。
2人の顔を交互に見たベルが、こう言った。
「いえ、あの…ハーゲンさんに宮廷や王都でヴィオリーノを演奏されるのは危険ですから、これで良いと言ったらそうかもしれませんが……本当に良かったのでしょうか」
「ハーゲン自身は変わらず危険だろうって?」
とフラヴィオが問うと、ベルが「それもありますが」と続けた。
「なんと申しますか……少し不安を覚えませんか? レオ様いわく、ハーゲンさんは長年ピピストレッロの研究をしていたほどピピストレッロがお好きな様ですし、昨日はレオ様のためかもしれませんけど、自らピピストレッロを呼び出したみたいですし……」
フラヴィオとコラードが顔を見合わせた。
「余はハーゲンが誰かを想ってヴィオリーノを弾いているのは分かったが、もしかしてその相手はピピストレッロか?」
「かなぁ? だとしたら、叶わない恋してるなハーゲンの奴。だってピピストレッロじゃ、まず相手にされないのに」
「それなら――相手にされないのなら、不安ではないのです」
とベルが、不安げな表情をして2人の顔を見る。
「これまでも見てきたではありませんか。どこの国も、人間とモストロが初めて共存をしたときには悲劇が起こるのです」
「それはたしかに」
と2人が声を揃えた。
コラードが「でも」と返す。
「さっきも言ったけどさ、ピピストレッロが相手じゃどうにもこうにも恋は発展しないって。彼らと目が合うことすら無いんだから。良かったんだよ、これで。これでピピストレッロから国民を守れたわけだから、なんだかんだオレは安心してるよ」
「私もどっちかと言ったら、安心感の方が強いのですが……」
「ならいいじゃん、これで。ピピストレッロの山近くで暮らすハーゲンが心配じゃないわけじゃないから、時々兵士に様子見に行かせるし。そんなに心配しなくて大丈夫だよ、女王陛下」
「はぁ、そうですか……」
少し離れたところであんこ鍋を掻き回しているヴァレンティーナが、「父上」と呼んだ。
「あんこが炊けたわよ」
その隣にいるルフィーナが、スプーンをフラヴィオに向かって差し出す。
「コニッリョに『あーん』してみてください」
いつの間にか、コニッリョがわんさかあんこ鍋の周りに集まっていた。
フラヴィオは「うむ」と承知すると、クッキアイオを受け取って鍋からあんこを一口すくい取った。
それをコニッリョたちに向かって差し出す。
「さぁ、誰か食べて良いぞ」
コニッリョたちがフラヴィオから遠巻きになっていったのを見て、ベルから小さく溜め息が漏れる。
「まだ駄目でしたね……」
「そのようだ。まだ余が――『人間界の王』が怖いのか、おまえたち」
とフラヴィオが残念そうにクッキアイオを下げようかとき、一匹のコニッリョが一歩だけ前へ出た。
そして、おそるおそる顔を近付けて、クッキアイオをぱくっと口に入れる。
「――食べたっ!」
と思わず一同が声高になってしまったら、それは飛び退ってしまい、慌てて自身の口を塞ぐ。
その状態のままフラヴィオは二口目のあんこを救うと、またクッキアイオを差し出した。
今度は別のコニッリョが一歩前へ出て、同じようにおそるおそる顔を近付けてクッキアイオを咥えた。
顔を見合わせた一同の瞳は驚きに見開かれ、感動に煌めいていた。
ヴァレンティーナにクッキアイオが渡ると、それらがたちまち寄って来る中、フラヴィオはベルを引っ張って後方に下がっていった。
ある程度距離を置いたところで、コニッリョたちを脅かさないよう小声で口を開く。
「見たか、アモーレっ…! それからおまえたちもっ……!」
ベルと、後を付いて来たルフィーナ、コラードが頷く。
「コニッリョがついに――いや、再び『人間界の王』の手から、あんこを食べたぞっ……!」
「また一歩前進致しましたね、フラヴィオ様っ……!」
「ああ、アモーレ。きっともう少しだぞ。後、もう少しで……!」
抱擁し合うフラヴィオとベルを見たヴァレンティーナが、嬉しそうに「ふふっ」と笑って駆け寄ってきた。
「ねぇ父上、ベル、2人目の赤ちゃんの予定はあるの?」
「それどころか、ベルさん後10人くらいは産むんじゃないです? いえ、50歳くらいまで産んでそうだからもっとかも」
と生あたたかい目で2人を見つめているルフィーナが言うと、コラードも呆れたような笑みで「だろうなぁ」と同意した。
2人は冗談交じりだったが、純粋に受け止めたらしいヴァレンティーナが「そんなに?」と驚いた。
「凄いわ、ベル。どうやったらそんなに赤ちゃんを授かることが出来るの? 赤ちゃんを授かりやすい日とかそういう以外に、何かコツとかあるの? あったら教えて、お願い」
とどこか焦った様子のヴァレンティーナを見て、ベルがふと気付く。
(そういえば、ティーナ様はまだご懐妊されていない)
ヴァレンティーナは結婚して半年だ。
それでまだ子を授かっていないのは、まだ15と若い年齢を考えると遅いような気もするが、まだそんなに心配するほどでも無いような気もした。
ルフィーナもそう感じたようで、軽い口調で「そのうち授かりますよ」と言った。
フラヴィオが「むしろ」と続く。
「父上は、その年で妊娠・出産の方が心配だぞティーナ。正直、まだ早過ぎる」
「そうなのね。でも王侯貴族は私くらいの年齢で産んでる人も少なくないし、それに私……」
と、ヴァレンティーナが何か気掛かりなことがある様子で、口を閉ざした。
それを見て、ベルの脳裏にふっとアクアーリオ王太子が現れる。
「ティーナ様、何かあったら必ずベルナデッタとの交換日記に書いてくださいまし。小さなことでも、必ずです」
「ええ、分かってるわベル。これからは週に一度じゃなくて、もっとこっちに来られるようになったのだし。何かあったらすぐに相談するわ」
とヴァレンティーナはベルに笑顔を向けると、コニッリョの方へと戻って行った。
手掴みで勝手にあんこを食べているコニッリョもいたが、ヴァレンティーナが器によそって「はい、どうぞ」と一匹一匹に手渡していく。
その様子を眺めながら、コラードが呟いた。
「遺伝……って、あるのかな」
ルフィーナが小首を傾げて「遺伝?」と鸚鵡返しにすると、コラードは「何でもない」と返して口を閉ざした。
「無くは無いのかもしれん」
フラヴィオが答えると、ベルが頷いた。
「何の話です?」
とルフィーナは問うたが、3人は黙ったままヴァレンティーナを少し心配そうに見つめている。
3人の脳裏には、ヴァレンティーナの叔母――ベラドンナの姿が浮かんでいた。
※番外編に49.5話あり。
あんこの甘い香りが漂う、西の山――コニッリョの山の麓。
フラヴィオが耳を疑って、「何っ?」と声を裏返した。
ついさっき、テンテンのテレトラスポルト送迎でサジッターリオ国からやって来たコラードの顔を見る。
「ハーゲン、本当に宮廷楽士を止めたのか? いや、どうするんだ職を失って」
「よく知らないけど大丈夫らしいです。宮廷楽士になる前も働いてなかったとか何とかで、無職の玄人だどーのこーの」
「なんだそれは」
「さぁ。オレもこんなにあっさり辞められるとは思ってませんでした。もう、マヤにブーブー言われるわ、ハーゲンが可哀想ってレオに泣かれるわで……」
と、コラードが苦笑した。
「ハーゲン、よっぽどあのヴィオリーノが大切だったってことかなぁ」
「まぁ、ヴィオリニスタならば喉から手が出るほど欲しいヴィオリーノだろうからな。ていうか、ハーゲンは町からも出たのだろう? どこへ行ったのだ」
「町から出て行けって言ったのもオレだけど、さすがに心配だったんで、王都にある実家にはときどき帰るよう言っておきましたが……なんか山小屋を持ってるそうです。ちなみにピピストレッロの山から2キロ先」
「いや、危ないだろうソレ。ときどき様子を見に行った方が良いぞ」
そんな会話をしている2人の傍ら、ベルが思案顔で腕組みしていた。
「これで良かったのでしょうか……」
と呟いたベルの顔を、フラヴィオが「アモーレ?」と覗き込む。
2人の顔を交互に見たベルが、こう言った。
「いえ、あの…ハーゲンさんに宮廷や王都でヴィオリーノを演奏されるのは危険ですから、これで良いと言ったらそうかもしれませんが……本当に良かったのでしょうか」
「ハーゲン自身は変わらず危険だろうって?」
とフラヴィオが問うと、ベルが「それもありますが」と続けた。
「なんと申しますか……少し不安を覚えませんか? レオ様いわく、ハーゲンさんは長年ピピストレッロの研究をしていたほどピピストレッロがお好きな様ですし、昨日はレオ様のためかもしれませんけど、自らピピストレッロを呼び出したみたいですし……」
フラヴィオとコラードが顔を見合わせた。
「余はハーゲンが誰かを想ってヴィオリーノを弾いているのは分かったが、もしかしてその相手はピピストレッロか?」
「かなぁ? だとしたら、叶わない恋してるなハーゲンの奴。だってピピストレッロじゃ、まず相手にされないのに」
「それなら――相手にされないのなら、不安ではないのです」
とベルが、不安げな表情をして2人の顔を見る。
「これまでも見てきたではありませんか。どこの国も、人間とモストロが初めて共存をしたときには悲劇が起こるのです」
「それはたしかに」
と2人が声を揃えた。
コラードが「でも」と返す。
「さっきも言ったけどさ、ピピストレッロが相手じゃどうにもこうにも恋は発展しないって。彼らと目が合うことすら無いんだから。良かったんだよ、これで。これでピピストレッロから国民を守れたわけだから、なんだかんだオレは安心してるよ」
「私もどっちかと言ったら、安心感の方が強いのですが……」
「ならいいじゃん、これで。ピピストレッロの山近くで暮らすハーゲンが心配じゃないわけじゃないから、時々兵士に様子見に行かせるし。そんなに心配しなくて大丈夫だよ、女王陛下」
「はぁ、そうですか……」
少し離れたところであんこ鍋を掻き回しているヴァレンティーナが、「父上」と呼んだ。
「あんこが炊けたわよ」
その隣にいるルフィーナが、スプーンをフラヴィオに向かって差し出す。
「コニッリョに『あーん』してみてください」
いつの間にか、コニッリョがわんさかあんこ鍋の周りに集まっていた。
フラヴィオは「うむ」と承知すると、クッキアイオを受け取って鍋からあんこを一口すくい取った。
それをコニッリョたちに向かって差し出す。
「さぁ、誰か食べて良いぞ」
コニッリョたちがフラヴィオから遠巻きになっていったのを見て、ベルから小さく溜め息が漏れる。
「まだ駄目でしたね……」
「そのようだ。まだ余が――『人間界の王』が怖いのか、おまえたち」
とフラヴィオが残念そうにクッキアイオを下げようかとき、一匹のコニッリョが一歩だけ前へ出た。
そして、おそるおそる顔を近付けて、クッキアイオをぱくっと口に入れる。
「――食べたっ!」
と思わず一同が声高になってしまったら、それは飛び退ってしまい、慌てて自身の口を塞ぐ。
その状態のままフラヴィオは二口目のあんこを救うと、またクッキアイオを差し出した。
今度は別のコニッリョが一歩前へ出て、同じようにおそるおそる顔を近付けてクッキアイオを咥えた。
顔を見合わせた一同の瞳は驚きに見開かれ、感動に煌めいていた。
ヴァレンティーナにクッキアイオが渡ると、それらがたちまち寄って来る中、フラヴィオはベルを引っ張って後方に下がっていった。
ある程度距離を置いたところで、コニッリョたちを脅かさないよう小声で口を開く。
「見たか、アモーレっ…! それからおまえたちもっ……!」
ベルと、後を付いて来たルフィーナ、コラードが頷く。
「コニッリョがついに――いや、再び『人間界の王』の手から、あんこを食べたぞっ……!」
「また一歩前進致しましたね、フラヴィオ様っ……!」
「ああ、アモーレ。きっともう少しだぞ。後、もう少しで……!」
抱擁し合うフラヴィオとベルを見たヴァレンティーナが、嬉しそうに「ふふっ」と笑って駆け寄ってきた。
「ねぇ父上、ベル、2人目の赤ちゃんの予定はあるの?」
「それどころか、ベルさん後10人くらいは産むんじゃないです? いえ、50歳くらいまで産んでそうだからもっとかも」
と生あたたかい目で2人を見つめているルフィーナが言うと、コラードも呆れたような笑みで「だろうなぁ」と同意した。
2人は冗談交じりだったが、純粋に受け止めたらしいヴァレンティーナが「そんなに?」と驚いた。
「凄いわ、ベル。どうやったらそんなに赤ちゃんを授かることが出来るの? 赤ちゃんを授かりやすい日とかそういう以外に、何かコツとかあるの? あったら教えて、お願い」
とどこか焦った様子のヴァレンティーナを見て、ベルがふと気付く。
(そういえば、ティーナ様はまだご懐妊されていない)
ヴァレンティーナは結婚して半年だ。
それでまだ子を授かっていないのは、まだ15と若い年齢を考えると遅いような気もするが、まだそんなに心配するほどでも無いような気もした。
ルフィーナもそう感じたようで、軽い口調で「そのうち授かりますよ」と言った。
フラヴィオが「むしろ」と続く。
「父上は、その年で妊娠・出産の方が心配だぞティーナ。正直、まだ早過ぎる」
「そうなのね。でも王侯貴族は私くらいの年齢で産んでる人も少なくないし、それに私……」
と、ヴァレンティーナが何か気掛かりなことがある様子で、口を閉ざした。
それを見て、ベルの脳裏にふっとアクアーリオ王太子が現れる。
「ティーナ様、何かあったら必ずベルナデッタとの交換日記に書いてくださいまし。小さなことでも、必ずです」
「ええ、分かってるわベル。これからは週に一度じゃなくて、もっとこっちに来られるようになったのだし。何かあったらすぐに相談するわ」
とヴァレンティーナはベルに笑顔を向けると、コニッリョの方へと戻って行った。
手掴みで勝手にあんこを食べているコニッリョもいたが、ヴァレンティーナが器によそって「はい、どうぞ」と一匹一匹に手渡していく。
その様子を眺めながら、コラードが呟いた。
「遺伝……って、あるのかな」
ルフィーナが小首を傾げて「遺伝?」と鸚鵡返しにすると、コラードは「何でもない」と返して口を閉ざした。
「無くは無いのかもしれん」
フラヴィオが答えると、ベルが頷いた。
「何の話です?」
とルフィーナは問うたが、3人は黙ったままヴァレンティーナを少し心配そうに見つめている。
3人の脳裏には、ヴァレンティーナの叔母――ベラドンナの姿が浮かんでいた。
※番外編に49.5話あり。
0
あなたにおすすめの小説
砕けた愛
篠月珪霞
恋愛
新婚初夜に男に襲われた公爵令嬢エヴリーヌは、不義密通の罪を被せられた。反逆罪に問われた彼女の一族は処刑されるが、気付くと時間が巻き戻っていた。
あなたへの愛? そんなものとうに、砕け散ってしまいました。
拾った年上侯爵が甘え上手すぎて、よしよししてたら婚約することになりました
星乃和花
恋愛
⭐︎火木土21:00更新ー本編8話・後日談8話⭐︎
王都の市場で花屋をしているリナは、ある朝――
路地裏で倒れている“美形の年上男性”を拾ってしまう。
熱で弱っているだけ……のはずが、彼はなぜか距離が近い。
「行かないで」「撫でて」「君がいると回復する」
甘えが上手すぎるうえに、褒め方までずるい。
よしよし看病してあげていたら、いつの間にか毎日市場に現れるようになり、
気づけば花屋は貴族の面会所(?)になっていて――
しかも彼の正体は、王都を支える侯爵家の当主だった!?
「君は国のために必要だ(※僕が倒れるから)」
年上当主の“甘え策略”に、花屋の心臓は今日ももたない。
ほのぼの王都日常コメディ×甘やかし捕獲ラブ、開幕です。
行き遅れのお節介令嬢、氷の公爵様と結婚したら三人娘の母になりました
鳥柄ささみ
恋愛
お節介焼きで困っている人を放っておけないシアは、数多のご令嬢達から人気の令嬢だ。毎日ファンレターが届き、社交界に出れば令嬢に取り囲まれるほどである。
けれど、それに反比例するように男性からの人気はなく、二十七だというのに嫁の貰い手もないため、毎日母から小言をもらっていた。
そんなある日のこと、突然公爵家から縁談の話が。
シアは公爵家がなぜ自分に縁談など持ち掛けるのかと訝しく思いつつ話を受けると、なんと公爵の後妻として三人の娘の母代わりになれと言われる。
困惑するも、自分へ縁談を持ちかけた理由を聞いて、お節介なシアは嫁ぐこと決めたのだった。
夫になるレオナルドはイケメンなのに無表情で高圧的。三人の娘も二女のアンナを除いて長女のセレナも三女のフィオナもとても反抗的。
そんな中でもお節介パワーを発揮して、前向きに奮闘するシアの物語。
※他投稿サイトにも掲載中
[完結]7回も人生やってたら無双になるって
紅月
恋愛
「またですか」
アリッサは望まないのに7回目の人生の巻き戻りにため息を吐いた。
驚く事に今までの人生で身に付けた技術、知識はそのままだから有能だけど、いつ巻き戻るか分からないから結婚とかはすっかり諦めていた。
だけど今回は違う。
強力な仲間が居る。
アリッサは今度こそ自分の人生をまっとうしようと前を向く事にした。
初夜に暴言を吐いた夫は後悔し続ける──10年後の償い【完結】
星森 永羽(ほしもりとわ)
恋愛
王命により、辺境伯ロキアのもとへ嫁いだのは、金髪翠眼の美しき公爵令嬢スフィア。
だが、初夜に彼が告げたのは、愛も権限も与えないという冷酷な宣言だった。噂に踊らされ、彼女を「穢れた花嫁」と罵ったロキア。
しかし、わずか一日でスフィアは姿を消し、教会から届いたのは婚姻無効と慰謝料請求の書状──。
王と公爵の怒りを買ったロキアは、爵位も領地も名誉も奪われ、ただの補佐官として生きることに。
そして十年後、運命のいたずらか、彼は被災地で再びスフィアと出会う。
地位も捨て、娘を抱えて生きる彼女の姿に、ロキアの胸に去来するのは、悔恨と赦しを乞う想い──。
⚠️本作はAIの生成した文章を一部に使用しています。
クラス転移したけど、皆さん勘違いしてません?
青いウーパーと山椒魚
ファンタジー
加藤あいは高校2年生。
最近ネット小説にハマりまくっているごく普通の高校生である。
普通に過ごしていたら異世界転移に巻き込まれた?
しかも弱いからと森に捨てられた。
いやちょっとまてよ?
皆さん勘違いしてません?
これはあいの不思議な日常を書いた物語である。
本編完結しました!
相変わらず話ごちゃごちゃしていると思いますが、楽しんでいただけると嬉しいです!
1話は1000字くらいなのでササッと読めるはず…
盲目王子の策略から逃げ切るのは、至難の業かもしれない
当麻月菜
恋愛
生まれた時から雪花の紋章を持つノアは、王族と結婚しなければいけない運命だった。
だがしかし、攫われるようにお城の一室で向き合った王太子は、ノアに向けてこう言った。
「はっ、誰がこんな醜女を妻にするか」
こっちだって、初対面でいきなり自分を醜女呼ばわりする男なんて願い下げだ!!
───ということで、この茶番は終わりにな……らなかった。
「ならば、私がこのお嬢さんと結婚したいです」
そう言ってノアを求めたのは、盲目の為に王位継承権を剥奪されたもう一人の王子様だった。
ただ、この王子の見た目の美しさと薄幸さと善人キャラに騙されてはいけない。
彼は相当な策士で、ノアに無自覚ながらぞっこん惚れていた。
一目惚れした少女を絶対に逃さないと決めた盲目王子と、キノコをこよなく愛する魔力ゼロ少女の恋の攻防戦。
※但し、他人から見たら無自覚にイチャイチャしているだけ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる