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魔王
俺しか残っていないから
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俺は持っている剣を、思いっきり正面、すなわち、指揮官に向けて投擲した。
魔術は外に飛ばすと、放った瞬間まず無防備になる。自分の感情を飛ばしてるのと同じだからだ。今のあいつは、中身のない殻と同じ。
ここで指揮官をぶっ殺せれば、あるいは――
「なっ!!」
思わず声が漏れた。
俺の足を鎖で引っ張っていた男が、急遽戻ってきて、俺の神剣を蹴り飛ばし――!!
がっ!!
勢いで、首が飛びそうになった。
熱い。
左目。
片目に短刀が刺さっている。
状況を把握するため、残った右目を下に向けた。
蹴り飛ばした男を囮にして、真下から、短刀を投げ飛ばしてきた、紅髪の女。
二人そろって、退避する。
正面から散弾。
死角となった左手からは、魔力の矢を番えた栗色の髪をしたガキの弓手。
背後からは、先に足をぶった切った老兵が、命を賭して剣を振りかぶっている。
俺はそれらを――
頬と、うなじに開いた眼球から、見据えていた。
老兵が息を呑む。俺はそんな老兵の首に、自分の目に突き刺さっていたナイフを突き刺し、抉り、押し込み、ぶっ飛ばした。
横手の弓兵(クソチビ)が、重さに耐えきれず、揃って倒れ込む。
フラリと身体が一周する。散弾が全身を通り抜けていったのだ。どうにか倒れず、また前を向く。ダラリと下げた腕からは、いや、全身から、浴びたように血がボタボタと零れ落ちていた。
真っ赤に染まった視界。右目。左目。俺は両目で視認していた。
どうやら、頬に開いていた竜頭蛇尾の眼球が、左目にまで移動してきたみたいだ。
「ほぉ」
矢を放った男が、顎をさすりながら、上から目線で感嘆した。
「復元された眼球にその鱗。しかしそれだけではないな。何よりも特筆すべきは、本来持ち得ぬ魔術の腕……と言ったところか」
息が切れる。止まらない。しかも、灼熱を吸ってるように熱かった。
「ちょっとちょっと組長」
その声の抑揚は、まるで日常だった。言ったのは、俺が先に小指と薬指を抉り抜いた、黄赤の髪をした男。
小指と薬指の先からは、水を通した管のように、ダボダボと血が流れ落ちている。
生きて帰れたとしても、今後の生活に支障が出るのは間違いない。それでも男の表情には、叩きぬかれた白刃のように曇りがなかった。
「何だ?」
「いや、何だ? じゃねぇっすよ。あんだけ膳立てしてあの傷ってありえんでしょう? 頭撃ち抜いて脳髄吹っ飛ばせない術式とか、ガキの遊びじゃないんだからさー。あーもう、俺が撃ってりゃこんなことには――もう、年っすよ年。いっつも偉そうにしてっけど、あーたはほんとさー」
「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」
この状況とあの傷でこの掛け合いは狂ってるとしか言いようがないな。しかし、フェイクの可能性は否定できない。つまり、ホッとした瞬間、俺の首が飛んでいる、という可能性がある、ということだ。
俺は獣のように目を見開きながら、周囲に注意を向けた。
紅い髪の女。
木の棒につかまって、冷たく状況を見下ろしている。
死界送りにしてやったジジィに目をやってるように見えるのは、何かの合図か。実は生きているという可能性はないか? 確かに殺ったはずだが。
弓手のチビガキ。
ガキだからか、死んだ――俺が殺した――ジジィに無言で寄り添い、口元を手で覆っている。手と目元を、ガタガタと震わせていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
手をゆっくりと握り、開いた。
まだだ。
まだいける……。
思いながらも、全身からは血がポタリポタリと滴り落ち、溜まった血の池で足が滑った。
「そういう言葉は、あいつの腕の一つも叩き斬ってから言ってくれ。残念ながら未だ五体満足だ」
「あーたね。ゴリ姉さんが片目潰してんすよ、こっちは。なんぼほど求めてく――え?」
指を失った男が、俺に目を向ける。
俺は息切れしながらも、両目で、それを視認していた。
「人間?」
薬指と小指を失った手で、俺を指差す。その手から今も血が零れている。
「ではなさそうだな。実現できるかを度外視するなら、死肉を用いたホムンクルスと考えるのがもっとも適当だ。ただしその場合、多くの疑問を抱えることにはなるがね」
「相変わらず他隊泣かせの博識で」
「現状言えるのは、神と魔。あいつは二つの力を合わせ持っているということだ。手強いぞ」
「フン。この仕事は手強いことばかりでしょう? だからとっとと引退しろって言ってたんすよ、俺はね。
まあ俺はどうでもいいんすけど、妹が気落ちしているんでね。借りは返しますよ。あいつの――兄様として」
「私情にはかられるな」
魔装に潜ませるようにして、魔糸で応急処置を開始する。指輪にはめ込んでいた血流丸を喰らい、血と魔力の量を一時的に増やした。
うるせぇな、くそ。てめぇの息遣いがうるさくて仕方ねぇ。
四方から、落下してくるようなスピードで、敵が向かってくる。俺はヨロリと動きながら、柏手を響かせた。ボソリとつぶやく。押し包まれた。揃って倒れる。立っていたのは、蹴り飛ばされたはずの竜頭蛇尾を振るった、俺だけだった。
俺は、倒れそうになる敵兵の胸ぐらをつかみ、頭上に大きく弧を描きながら、地面に叩きつけた。結果的に倒れていたのは、二人だった。頭上から襲ってきていた敵兵と、叩きつけた敵兵。俺は踵で倒れた敵兵らの頭を踏みつけて、ダメ押しで、倒れている二人の顔面をまとめて斬り裂いた。
血しぶきが舞う。剣先に何かこびりついている。敵の脳髄だった。
目を、四方八方に動かしていた。見鬼でそこら一帯を視界に納める。
掌から血。柄を強く握りすぎたかと思ったら、出所は肩だった。肩に剣が刺さっている。抜こうにも、柄に手が届かない。
だから、刃を直でつかんだ。刃を後ろに向けて引っ張りぬくなんてのは、関節の構造上、無理だ。
だから、ギチギチと、刃で自分の肉を抉り、引き裂いていく。
ふと、火鳥十二英星(むかしのなかま)のことを考えた。
何してやがる。とっとと来いや、雑魚共が。俺様が死にそうだぞ、本当に使えねぇなって。
本当は、あいつらのうち一人でもいれば、こいつら全員やれるって、あいつらなら、絶対に来るって、そう確信しながら。
でも今は違う。俺は一人だ。俺の隣に並べた奴らは、みんな時に殺されて死んでしまった。
理不尽を切り裂いて、道理に正せる奴は、もう俺しか残っていない。
だったら、俺が身体を張るしかないじゃんよ。
当たり前のこと考えてんなよ、こんな大事な時によ……。
肩に刺さった剣を抜いて、捨てた。
ポタリポタリと、四肢から血が零れ落ちていく。
それが足元に血の池を作り、足元をおぼつかなくさせるのに、一役買った。
俺は、一頭の獣のように荒く息をつきながら、パミュを見つめていた。
無事か? そう考えていわけじゃなかった。ただ、頭にこびりつくようにして残っていた目的が、俺にパミュを見つめさせていた。
パミュは恐れているようだった。常時発動していた東尾用の見鬼が、知らず知らずのうちに、似通った南尾(パミュ)の言語(こころ)を捉える。
『ダ……』
鞘走りの音。
響き、視線を移す。
暗闇の中、白刃が閃いていた。
パミュの隣に立っていた男が、腰に佩いた剣を抜いたのだった。
「やれやれ。まさかここまで手こずることになるとはな。この手のやり方は俺の士道に反するのだが――」
抜き放った二本目の刀剣を、パミュの鼻へと、押し当てた。押し当てただけで、布が斬れるのではと思えるほど、磨き込まれた一刀。
白銀の輝きが、月の光の中で妖艶と輝く。
「こうしたら、どうでるね? 尾の事情も知らずたった一人でやってきた、エセ正義主義者の野良魔術師がぁ」
あと一人……。
「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
あと一人、俺の隣に立てる奴がいれば、こんな奴ら……っ。
魔術は外に飛ばすと、放った瞬間まず無防備になる。自分の感情を飛ばしてるのと同じだからだ。今のあいつは、中身のない殻と同じ。
ここで指揮官をぶっ殺せれば、あるいは――
「なっ!!」
思わず声が漏れた。
俺の足を鎖で引っ張っていた男が、急遽戻ってきて、俺の神剣を蹴り飛ばし――!!
がっ!!
勢いで、首が飛びそうになった。
熱い。
左目。
片目に短刀が刺さっている。
状況を把握するため、残った右目を下に向けた。
蹴り飛ばした男を囮にして、真下から、短刀を投げ飛ばしてきた、紅髪の女。
二人そろって、退避する。
正面から散弾。
死角となった左手からは、魔力の矢を番えた栗色の髪をしたガキの弓手。
背後からは、先に足をぶった切った老兵が、命を賭して剣を振りかぶっている。
俺はそれらを――
頬と、うなじに開いた眼球から、見据えていた。
老兵が息を呑む。俺はそんな老兵の首に、自分の目に突き刺さっていたナイフを突き刺し、抉り、押し込み、ぶっ飛ばした。
横手の弓兵(クソチビ)が、重さに耐えきれず、揃って倒れ込む。
フラリと身体が一周する。散弾が全身を通り抜けていったのだ。どうにか倒れず、また前を向く。ダラリと下げた腕からは、いや、全身から、浴びたように血がボタボタと零れ落ちていた。
真っ赤に染まった視界。右目。左目。俺は両目で視認していた。
どうやら、頬に開いていた竜頭蛇尾の眼球が、左目にまで移動してきたみたいだ。
「ほぉ」
矢を放った男が、顎をさすりながら、上から目線で感嘆した。
「復元された眼球にその鱗。しかしそれだけではないな。何よりも特筆すべきは、本来持ち得ぬ魔術の腕……と言ったところか」
息が切れる。止まらない。しかも、灼熱を吸ってるように熱かった。
「ちょっとちょっと組長」
その声の抑揚は、まるで日常だった。言ったのは、俺が先に小指と薬指を抉り抜いた、黄赤の髪をした男。
小指と薬指の先からは、水を通した管のように、ダボダボと血が流れ落ちている。
生きて帰れたとしても、今後の生活に支障が出るのは間違いない。それでも男の表情には、叩きぬかれた白刃のように曇りがなかった。
「何だ?」
「いや、何だ? じゃねぇっすよ。あんだけ膳立てしてあの傷ってありえんでしょう? 頭撃ち抜いて脳髄吹っ飛ばせない術式とか、ガキの遊びじゃないんだからさー。あーもう、俺が撃ってりゃこんなことには――もう、年っすよ年。いっつも偉そうにしてっけど、あーたはほんとさー」
「ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……ぜぇ……」
この状況とあの傷でこの掛け合いは狂ってるとしか言いようがないな。しかし、フェイクの可能性は否定できない。つまり、ホッとした瞬間、俺の首が飛んでいる、という可能性がある、ということだ。
俺は獣のように目を見開きながら、周囲に注意を向けた。
紅い髪の女。
木の棒につかまって、冷たく状況を見下ろしている。
死界送りにしてやったジジィに目をやってるように見えるのは、何かの合図か。実は生きているという可能性はないか? 確かに殺ったはずだが。
弓手のチビガキ。
ガキだからか、死んだ――俺が殺した――ジジィに無言で寄り添い、口元を手で覆っている。手と目元を、ガタガタと震わせていた。
「はぁ……はぁ……はぁ……はぁ……」
手をゆっくりと握り、開いた。
まだだ。
まだいける……。
思いながらも、全身からは血がポタリポタリと滴り落ち、溜まった血の池で足が滑った。
「そういう言葉は、あいつの腕の一つも叩き斬ってから言ってくれ。残念ながら未だ五体満足だ」
「あーたね。ゴリ姉さんが片目潰してんすよ、こっちは。なんぼほど求めてく――え?」
指を失った男が、俺に目を向ける。
俺は息切れしながらも、両目で、それを視認していた。
「人間?」
薬指と小指を失った手で、俺を指差す。その手から今も血が零れている。
「ではなさそうだな。実現できるかを度外視するなら、死肉を用いたホムンクルスと考えるのがもっとも適当だ。ただしその場合、多くの疑問を抱えることにはなるがね」
「相変わらず他隊泣かせの博識で」
「現状言えるのは、神と魔。あいつは二つの力を合わせ持っているということだ。手強いぞ」
「フン。この仕事は手強いことばかりでしょう? だからとっとと引退しろって言ってたんすよ、俺はね。
まあ俺はどうでもいいんすけど、妹が気落ちしているんでね。借りは返しますよ。あいつの――兄様として」
「私情にはかられるな」
魔装に潜ませるようにして、魔糸で応急処置を開始する。指輪にはめ込んでいた血流丸を喰らい、血と魔力の量を一時的に増やした。
うるせぇな、くそ。てめぇの息遣いがうるさくて仕方ねぇ。
四方から、落下してくるようなスピードで、敵が向かってくる。俺はヨロリと動きながら、柏手を響かせた。ボソリとつぶやく。押し包まれた。揃って倒れる。立っていたのは、蹴り飛ばされたはずの竜頭蛇尾を振るった、俺だけだった。
俺は、倒れそうになる敵兵の胸ぐらをつかみ、頭上に大きく弧を描きながら、地面に叩きつけた。結果的に倒れていたのは、二人だった。頭上から襲ってきていた敵兵と、叩きつけた敵兵。俺は踵で倒れた敵兵らの頭を踏みつけて、ダメ押しで、倒れている二人の顔面をまとめて斬り裂いた。
血しぶきが舞う。剣先に何かこびりついている。敵の脳髄だった。
目を、四方八方に動かしていた。見鬼でそこら一帯を視界に納める。
掌から血。柄を強く握りすぎたかと思ったら、出所は肩だった。肩に剣が刺さっている。抜こうにも、柄に手が届かない。
だから、刃を直でつかんだ。刃を後ろに向けて引っ張りぬくなんてのは、関節の構造上、無理だ。
だから、ギチギチと、刃で自分の肉を抉り、引き裂いていく。
ふと、火鳥十二英星(むかしのなかま)のことを考えた。
何してやがる。とっとと来いや、雑魚共が。俺様が死にそうだぞ、本当に使えねぇなって。
本当は、あいつらのうち一人でもいれば、こいつら全員やれるって、あいつらなら、絶対に来るって、そう確信しながら。
でも今は違う。俺は一人だ。俺の隣に並べた奴らは、みんな時に殺されて死んでしまった。
理不尽を切り裂いて、道理に正せる奴は、もう俺しか残っていない。
だったら、俺が身体を張るしかないじゃんよ。
当たり前のこと考えてんなよ、こんな大事な時によ……。
肩に刺さった剣を抜いて、捨てた。
ポタリポタリと、四肢から血が零れ落ちていく。
それが足元に血の池を作り、足元をおぼつかなくさせるのに、一役買った。
俺は、一頭の獣のように荒く息をつきながら、パミュを見つめていた。
無事か? そう考えていわけじゃなかった。ただ、頭にこびりつくようにして残っていた目的が、俺にパミュを見つめさせていた。
パミュは恐れているようだった。常時発動していた東尾用の見鬼が、知らず知らずのうちに、似通った南尾(パミュ)の言語(こころ)を捉える。
『ダ……』
鞘走りの音。
響き、視線を移す。
暗闇の中、白刃が閃いていた。
パミュの隣に立っていた男が、腰に佩いた剣を抜いたのだった。
「やれやれ。まさかここまで手こずることになるとはな。この手のやり方は俺の士道に反するのだが――」
抜き放った二本目の刀剣を、パミュの鼻へと、押し当てた。押し当てただけで、布が斬れるのではと思えるほど、磨き込まれた一刀。
白銀の輝きが、月の光の中で妖艶と輝く。
「こうしたら、どうでるね? 尾の事情も知らずたった一人でやってきた、エセ正義主義者の野良魔術師がぁ」
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「ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ、ぜぇ……」
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