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登場人物紹介Ⅰ(注:ネタバレあり)
<オルモード公爵家の人々>
●セレスティナ・スワレイ伯爵令嬢(本編主人公:登場時は14才 →再会時16才)
アルカディア王国のスワレイ伯爵の娘。【愛称はティナ】
栗色の髪に新緑の瞳をした可愛らしい少女。小柄で痩せている。
溺愛されている妹のジーナとは対照的なまでに、両親から冷遇されて育った。シリウスと出会うまで、「両親に愛されていないのでは」という疑念から必死で目を背ける日々が続く。後に魔工技師としての才を見いだされ、オルモード公シリウスの養女となる(成人後はシリウスと結婚し、公爵夫人となる)。
頭が良く思いやりのある優しい娘で、趣味は読書とお菓子作り。運動は苦手。素晴らしい魔道具を見ると分解したくてうずうずしてしまう。魔道具の設計をしているシリウスを観察するのが好き。彼が描く素晴らしい設計図にいつも見惚れてしまう。シリウスを白銀の天使様と称してやまない(あくまでセレスティナの主観である)。
王立魔道学院へは首席合格し、専攻は魔工学科。
●シリウス・オルモード公爵(登場時は32才 →再会時34才)
アルカディア王国の公爵にして天才魔工技師。【渾名:最狂公爵閣下】
190㎝の威風堂々とした体躯の美男子。二児の父親。
流星のように輝く白銀の髪と、空の色を映したかのような青い瞳をしている。片眼鏡(照準器)を掛けた顔は厳格そうで、近寄りがたく感じられるが、溺愛しているセレスティナには甘い顔を見せる。
きっちりとした紺色の貴族服を好んで身につけ、他者に対する接触嫌悪から手袋は手放せない。空間を渡れるステッキと、様々な命令を下せる魔道具(懐中時計型指令機)は常に持ち歩いている。
見た目は真面目な常識人に見えるのに、実際はハチャメチャな性格をした破壊魔である。頭の回転が早く、彼の怒りを買うと社会的抹殺、あるいは精神的ダメージを負わされる。素で蛇と意思疎通が出来るため、蛇公爵との別称もある。
●シャーロット・オルモード公爵令嬢(登場時は16才)
シリウスの娘で半竜。【愛称はシャル】
緩くウェーブした白銀の髪と琥珀色の瞳を持つシリウス似の美少女。白雪の精霊と称される。ドラゴンの母親を持ち、人並み外れた身体能力を持つ。半竜なので寿命は千年生きるドラゴンの半分ほど。成長しきると(20才くらい)銀竜に変化出来るようになる。
可愛い妹に「お姉様」と慕われるのが夢だったので、セレスティナに「シャルお姉様」と言って甘えられると嬉しくて仕方がない。勉強が大の苦手で、テストの点は赤点すれすれだが、セレスティナを攻撃する者達を論破し、退けることもしばしば。将来の夢はドラゴンライダーになって、四年に一度行われる国際ドラゴンレースで優勝し、ライダークイーンの称号を手にしたいと思っている。セロリが大の苦手。
●イザーク・オルモード公爵令息(登場時は16才)
シリウスの息子で半竜。シャーロットの双子の兄である。
母親譲りの燃えるような赤毛と琥珀色の瞳を持つ中性的な美少年。炎の精霊と称される。シャーロットと同じく人並み外れた身体能力を持ち、剣術馬鹿と言われるほど剣が好きで、剣の扱いに長けている。王立魔道学院では防衛科に所属。無愛想だが、そこがまたいいと女の子達に人気があってもてるのに、好きになった子(初恋の子とセレスティナ)には、どちらからも振られるという不遇の持ち主。
オルモード公爵家の嫡男だったが、後になってその権利を放棄。銃騎士としての資格を取得後、婚約者となったジャネットと一緒に冒険家になることが目標となった。喧嘩っ早いが正義感が強く、竹を割ったような真っ直ぐな性格をしている。トマトが大の苦手。
●ジャネット・クーパー子爵令嬢
イザークと同じ剣術クラブに所属している子爵令嬢。【愛称はジェシー】
年はイザークより一つ上で、すらりと背の高い金髪紫目の美少女である。イザークと同じく剣が大好きで、めっぽう腕が立つ。高慢なプラウドル伯爵令息から婚約破棄された後、イザークの婚約者となる。
高身長と男勝りの性格のせいで異性にはもてないが、同性からはもてる。なので、ほぼ恋愛初心者。ハーフエルフの先祖返りで、寿命は半竜であるイザークと同じ二百年くらいある。専攻は両親の望みを反映して淑女科。
将来の夢は冒険家になって、イザークと一緒に世界中を旅して回ること。毒消しを作る過程で香りにも興味を持ち、調香も出来る。
<スワンド伯爵家の人々>
●ジェームズ・スワレイ伯爵(42才)
セレスティナの父親(実際は叔父)。
中肉中背の標準体型。妹のジーナは可愛がるが、姉のセレスティナには何かと冷たく当たる。ジーナが泣けば、一方的にセレスティナを叱り付ける。セレスティナに対しては、「問題を起こすな」が口癖。権力者には媚を売り、弱者に対しては横柄な態度で接する。亡くなった兄ナイジェルの話をすると途端に不機嫌になる。兄に対して極度のコンプレックスがあるらしい。
●メリッサ・スワレイ伯爵夫人(39才)
セレスティナの母親(実際は叔父嫁)。
ふっくらとした中年女性。やはり妹のジーナを溺愛し、姉のセレスティナに対しては「お姉さんなんだから」と叱り付け、我慢させることが当たり前になっている。娘のジーナには何でも買い与え、甘やかして育てた。責任転嫁をする癖があり、ジーナが泣きわめくと、侍女に後始末を丸投げして逃げることもある。
●ジーナ・スワレイ伯爵令嬢(15才)
セレスティナの妹(実際は従姉妹)。
蜂蜜色の髪をした美少女で、甘え上手。家族の誰からも愛され、欲しいものは何でも与えられて育った。勉強が大っ嫌いで、本が好きなセレスティナを本の虫と馬鹿にしているが、ここはセレスティナを嫌っている伯母の影響が大きい。可愛い自分は愛されて当然と思い、姉の持ち物でも、欲しいと思えば即奪い取る。少しでも姉が優遇されていると感じると、「ずるいずるい」を連発し、自分が優位に立とうとする。自分を可愛がってくれそうな大人には、たとえ気に入らなくても、媚を売りお小遣いをせしめようとする。
●ブレンダ・クライン婦人(43才)
セレスティナの伯母(実際は叔父嫁の姉)。
でっぷり太った中年女性。母親は元王女だったらしいが、プライドの高さが禍して、いまだ独身。姪のジーナを溺愛し、セレスティナを敵視している。セレスティナを見ると「陰気な本の虫」「冴えない娘」と言ってはばからない。お酒と宝石とおしゃべりが大好きで、服は派手な原色を好む。セレスティナのように勉強をする賢い女は、婚期を逃す穀潰しだと思っている。
●サラ・スワレイ夫人(登場時は70才)
セレスティナの祖母。柔和な顔立ちの上品な老女。
年を取って大病をし、寝たきりになった。数年前、視力を失った左目は、シリウスが作った義眼である。お見舞いのたびに本を読んでくれる孫のセレスティナが可愛くて仕方がない。
●ナイジェル・スワレイ伯爵(前スワンド伯爵)
セレスティナの実父。
セレスティナが幼い頃、スワンド伯爵領で流行病にかかり死亡。金髪に新緑の瞳の美男子だった。優しく聡明な人物で、領民にも慕われていたらしい。セレスティナの新緑の瞳は父親譲り。
●グリンダ・スワレイ伯爵夫人(グリンダ・エルファー侯爵令嬢)
セレスティナの実母で、母国はベルガ帝国。
父親と同じく、セレスティナが幼い頃、スワンド伯爵領で流行病にかかり死亡。栗色の髪にヘーゼルの瞳をした美しい女性で、献身的で思いやりのある女性だったらしい。セレスティナの容姿は母親似。
<セレスティナの同級生とその家族>
●アンジェラ・フォス伯爵令嬢
セレスティナの友人でクラスメイト。【愛称はアンジー】
フォス伯爵家の長女で、双子の妹がいる。
お菓子作りが大好きで調理科を希望していたが、両親の希望で専攻は淑女科となった。ふっくらとした体型で、ふくふくとした幸せそうな白い顔はメレンゲ、あるいはミルクケーキのよう。淡いブロンドをツインテールにしていて、瞳は明るいブラウン。おっとりとした優しい性格をしている。セレスティナと同じく運動は苦手で、のんびり屋さん。人を褒めるのが好き。将来は可愛いケーキ屋さんをオープンするのが夢。
●エリーゼ・ラー・アルカディア(王女殿下)
セレスティナの友人でクラスメイト。
アルフレッド王太子の娘で、腰まである長い金髪と、碧い瞳の美少女である。顔立ちは母親のユリアナ似。性格は計算高くしたたか。ベルガ帝国の皇太子が婚約者。王太子である父親に命令され、セレスティナと友達になる。イザークが初恋で、いまだに彼に好意を持っている。専攻は淑女科。
●ララ・ソーン(平民)
セレスティナの友人でクラスメイトだった。
黒髪黒い瞳の美少女で、セレスティナと同時期に入学したが、年は一つ上である。
器量よしで成績もいいが、性格はきつい。高慢な貴族が大っ嫌いで、内心貴族を馬鹿にしているが、実際は高位貴族の優雅な生活が羨ましくて仕方がない。入学当時はアルフレッド王太子の娘だと思い込んでいたので、エリーゼ王女殿下に憧れを感じつつ、妬んでもいた。
専攻は経済学科。入学当初は母親と同じソルディア銀行に就職することが目標だった。
●チェルシー・ソーン(平民)
ララの母親。
王都で最大手のソルディア銀行で働くキャリアウーマン。シリウスは同級生で、身重だった彼女の就職を強力にバックアップしてくれた恩人でもある。ブロンド美女で男にもてたが、身ごもった途端、恋人だったララの父親に捨てられ、すっかり男性不信になってしまい、いまだに独身主義を貫き通している。
●レイ・グラシアン侯爵令息
セレスティナのクラスメイト。
眼鏡を掛けた顔はハンサムだが、眼差しが冷淡。高慢で、女性を見下す傾向がある。主席合格したセレスティナを敵視し、影で友人達と悪口を言い合っている。複雑な計算問題を出し、セレスティナに恥を掻かせようとしたが、逆にセレスティナの並外れた能力を見せつけられて、驚愕させられる。専攻は経済学科。魔道計算機を使って計算速度を競う「計算機クラブ」に所属
●ロゼッタ・クラウル侯爵令嬢
セレスティナのクラスメイト。
チリチリのキャラメルブラウンの巻き毛に真っ赤なリボン、つり目のきつい顔立ちをしている。紅を引いた唇はべっとりと赤い。血統至上主義で、伯爵令嬢だったセレスティナを偽公爵令嬢と蔑んでいる。なので、シリウスに大切にされ、周囲から公爵令嬢として丁寧に扱われているセレスティナが目障りで仕方がない。偽公爵令嬢のくせに、と言いたいらしい。イザークが好きで、未来の公爵夫人の座を狙っている。
●ルディ・ビエラ男爵令息
セレスティナに淡い恋心を抱いているクラスメイトの男子。
くりくりとした大きな目で、可愛らしい顔立ちをしている。専攻は経済学科。少々気弱だが優しくて気のいい男の子。セレスティナの姿を隠し撮りしようとして、シリウスが召喚した怪鳥に散々つつかれた経験あり。
●エリオット・フィン(平民)
セレスティナのクラスメイトの男子。
専攻は調理科で、セレスティナが作った時短魔道オーブンに感激し、彼女のファンになった。ひょろりとした体躯で、人当たりが良い。料理が大好きで勉強熱心、家の手伝いも進んでする親孝行で真面目な男子生徒。結婚したら良き旦那、良き父親になりそうである。
●ドリス・マクレイ男爵令嬢
ブリュネットの髪の眼鏡を掛けた本好きの女性。セレスティナより一つ年上で、ジャネットと同学年。専攻は淑女科。婚約者を従姉妹にとられ、その事件をきっかけにセレスティナと仲良くなった。図書クラブに所属し、時々お勧めの本をセレスティナと交換し合っている。
●セレスティナ・スワレイ伯爵令嬢(本編主人公:登場時は14才 →再会時16才)
アルカディア王国のスワレイ伯爵の娘。【愛称はティナ】
栗色の髪に新緑の瞳をした可愛らしい少女。小柄で痩せている。
溺愛されている妹のジーナとは対照的なまでに、両親から冷遇されて育った。シリウスと出会うまで、「両親に愛されていないのでは」という疑念から必死で目を背ける日々が続く。後に魔工技師としての才を見いだされ、オルモード公シリウスの養女となる(成人後はシリウスと結婚し、公爵夫人となる)。
頭が良く思いやりのある優しい娘で、趣味は読書とお菓子作り。運動は苦手。素晴らしい魔道具を見ると分解したくてうずうずしてしまう。魔道具の設計をしているシリウスを観察するのが好き。彼が描く素晴らしい設計図にいつも見惚れてしまう。シリウスを白銀の天使様と称してやまない(あくまでセレスティナの主観である)。
王立魔道学院へは首席合格し、専攻は魔工学科。
●シリウス・オルモード公爵(登場時は32才 →再会時34才)
アルカディア王国の公爵にして天才魔工技師。【渾名:最狂公爵閣下】
190㎝の威風堂々とした体躯の美男子。二児の父親。
流星のように輝く白銀の髪と、空の色を映したかのような青い瞳をしている。片眼鏡(照準器)を掛けた顔は厳格そうで、近寄りがたく感じられるが、溺愛しているセレスティナには甘い顔を見せる。
きっちりとした紺色の貴族服を好んで身につけ、他者に対する接触嫌悪から手袋は手放せない。空間を渡れるステッキと、様々な命令を下せる魔道具(懐中時計型指令機)は常に持ち歩いている。
見た目は真面目な常識人に見えるのに、実際はハチャメチャな性格をした破壊魔である。頭の回転が早く、彼の怒りを買うと社会的抹殺、あるいは精神的ダメージを負わされる。素で蛇と意思疎通が出来るため、蛇公爵との別称もある。
●シャーロット・オルモード公爵令嬢(登場時は16才)
シリウスの娘で半竜。【愛称はシャル】
緩くウェーブした白銀の髪と琥珀色の瞳を持つシリウス似の美少女。白雪の精霊と称される。ドラゴンの母親を持ち、人並み外れた身体能力を持つ。半竜なので寿命は千年生きるドラゴンの半分ほど。成長しきると(20才くらい)銀竜に変化出来るようになる。
可愛い妹に「お姉様」と慕われるのが夢だったので、セレスティナに「シャルお姉様」と言って甘えられると嬉しくて仕方がない。勉強が大の苦手で、テストの点は赤点すれすれだが、セレスティナを攻撃する者達を論破し、退けることもしばしば。将来の夢はドラゴンライダーになって、四年に一度行われる国際ドラゴンレースで優勝し、ライダークイーンの称号を手にしたいと思っている。セロリが大の苦手。
●イザーク・オルモード公爵令息(登場時は16才)
シリウスの息子で半竜。シャーロットの双子の兄である。
母親譲りの燃えるような赤毛と琥珀色の瞳を持つ中性的な美少年。炎の精霊と称される。シャーロットと同じく人並み外れた身体能力を持ち、剣術馬鹿と言われるほど剣が好きで、剣の扱いに長けている。王立魔道学院では防衛科に所属。無愛想だが、そこがまたいいと女の子達に人気があってもてるのに、好きになった子(初恋の子とセレスティナ)には、どちらからも振られるという不遇の持ち主。
オルモード公爵家の嫡男だったが、後になってその権利を放棄。銃騎士としての資格を取得後、婚約者となったジャネットと一緒に冒険家になることが目標となった。喧嘩っ早いが正義感が強く、竹を割ったような真っ直ぐな性格をしている。トマトが大の苦手。
●ジャネット・クーパー子爵令嬢
イザークと同じ剣術クラブに所属している子爵令嬢。【愛称はジェシー】
年はイザークより一つ上で、すらりと背の高い金髪紫目の美少女である。イザークと同じく剣が大好きで、めっぽう腕が立つ。高慢なプラウドル伯爵令息から婚約破棄された後、イザークの婚約者となる。
高身長と男勝りの性格のせいで異性にはもてないが、同性からはもてる。なので、ほぼ恋愛初心者。ハーフエルフの先祖返りで、寿命は半竜であるイザークと同じ二百年くらいある。専攻は両親の望みを反映して淑女科。
将来の夢は冒険家になって、イザークと一緒に世界中を旅して回ること。毒消しを作る過程で香りにも興味を持ち、調香も出来る。
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●ジェームズ・スワレイ伯爵(42才)
セレスティナの父親(実際は叔父)。
中肉中背の標準体型。妹のジーナは可愛がるが、姉のセレスティナには何かと冷たく当たる。ジーナが泣けば、一方的にセレスティナを叱り付ける。セレスティナに対しては、「問題を起こすな」が口癖。権力者には媚を売り、弱者に対しては横柄な態度で接する。亡くなった兄ナイジェルの話をすると途端に不機嫌になる。兄に対して極度のコンプレックスがあるらしい。
●メリッサ・スワレイ伯爵夫人(39才)
セレスティナの母親(実際は叔父嫁)。
ふっくらとした中年女性。やはり妹のジーナを溺愛し、姉のセレスティナに対しては「お姉さんなんだから」と叱り付け、我慢させることが当たり前になっている。娘のジーナには何でも買い与え、甘やかして育てた。責任転嫁をする癖があり、ジーナが泣きわめくと、侍女に後始末を丸投げして逃げることもある。
●ジーナ・スワレイ伯爵令嬢(15才)
セレスティナの妹(実際は従姉妹)。
蜂蜜色の髪をした美少女で、甘え上手。家族の誰からも愛され、欲しいものは何でも与えられて育った。勉強が大っ嫌いで、本が好きなセレスティナを本の虫と馬鹿にしているが、ここはセレスティナを嫌っている伯母の影響が大きい。可愛い自分は愛されて当然と思い、姉の持ち物でも、欲しいと思えば即奪い取る。少しでも姉が優遇されていると感じると、「ずるいずるい」を連発し、自分が優位に立とうとする。自分を可愛がってくれそうな大人には、たとえ気に入らなくても、媚を売りお小遣いをせしめようとする。
●ブレンダ・クライン婦人(43才)
セレスティナの伯母(実際は叔父嫁の姉)。
でっぷり太った中年女性。母親は元王女だったらしいが、プライドの高さが禍して、いまだ独身。姪のジーナを溺愛し、セレスティナを敵視している。セレスティナを見ると「陰気な本の虫」「冴えない娘」と言ってはばからない。お酒と宝石とおしゃべりが大好きで、服は派手な原色を好む。セレスティナのように勉強をする賢い女は、婚期を逃す穀潰しだと思っている。
●サラ・スワレイ夫人(登場時は70才)
セレスティナの祖母。柔和な顔立ちの上品な老女。
年を取って大病をし、寝たきりになった。数年前、視力を失った左目は、シリウスが作った義眼である。お見舞いのたびに本を読んでくれる孫のセレスティナが可愛くて仕方がない。
●ナイジェル・スワレイ伯爵(前スワンド伯爵)
セレスティナの実父。
セレスティナが幼い頃、スワンド伯爵領で流行病にかかり死亡。金髪に新緑の瞳の美男子だった。優しく聡明な人物で、領民にも慕われていたらしい。セレスティナの新緑の瞳は父親譲り。
●グリンダ・スワレイ伯爵夫人(グリンダ・エルファー侯爵令嬢)
セレスティナの実母で、母国はベルガ帝国。
父親と同じく、セレスティナが幼い頃、スワンド伯爵領で流行病にかかり死亡。栗色の髪にヘーゼルの瞳をした美しい女性で、献身的で思いやりのある女性だったらしい。セレスティナの容姿は母親似。
<セレスティナの同級生とその家族>
●アンジェラ・フォス伯爵令嬢
セレスティナの友人でクラスメイト。【愛称はアンジー】
フォス伯爵家の長女で、双子の妹がいる。
お菓子作りが大好きで調理科を希望していたが、両親の希望で専攻は淑女科となった。ふっくらとした体型で、ふくふくとした幸せそうな白い顔はメレンゲ、あるいはミルクケーキのよう。淡いブロンドをツインテールにしていて、瞳は明るいブラウン。おっとりとした優しい性格をしている。セレスティナと同じく運動は苦手で、のんびり屋さん。人を褒めるのが好き。将来は可愛いケーキ屋さんをオープンするのが夢。
●エリーゼ・ラー・アルカディア(王女殿下)
セレスティナの友人でクラスメイト。
アルフレッド王太子の娘で、腰まである長い金髪と、碧い瞳の美少女である。顔立ちは母親のユリアナ似。性格は計算高くしたたか。ベルガ帝国の皇太子が婚約者。王太子である父親に命令され、セレスティナと友達になる。イザークが初恋で、いまだに彼に好意を持っている。専攻は淑女科。
●ララ・ソーン(平民)
セレスティナの友人でクラスメイトだった。
黒髪黒い瞳の美少女で、セレスティナと同時期に入学したが、年は一つ上である。
器量よしで成績もいいが、性格はきつい。高慢な貴族が大っ嫌いで、内心貴族を馬鹿にしているが、実際は高位貴族の優雅な生活が羨ましくて仕方がない。入学当時はアルフレッド王太子の娘だと思い込んでいたので、エリーゼ王女殿下に憧れを感じつつ、妬んでもいた。
専攻は経済学科。入学当初は母親と同じソルディア銀行に就職することが目標だった。
●チェルシー・ソーン(平民)
ララの母親。
王都で最大手のソルディア銀行で働くキャリアウーマン。シリウスは同級生で、身重だった彼女の就職を強力にバックアップしてくれた恩人でもある。ブロンド美女で男にもてたが、身ごもった途端、恋人だったララの父親に捨てられ、すっかり男性不信になってしまい、いまだに独身主義を貫き通している。
●レイ・グラシアン侯爵令息
セレスティナのクラスメイト。
眼鏡を掛けた顔はハンサムだが、眼差しが冷淡。高慢で、女性を見下す傾向がある。主席合格したセレスティナを敵視し、影で友人達と悪口を言い合っている。複雑な計算問題を出し、セレスティナに恥を掻かせようとしたが、逆にセレスティナの並外れた能力を見せつけられて、驚愕させられる。専攻は経済学科。魔道計算機を使って計算速度を競う「計算機クラブ」に所属
●ロゼッタ・クラウル侯爵令嬢
セレスティナのクラスメイト。
チリチリのキャラメルブラウンの巻き毛に真っ赤なリボン、つり目のきつい顔立ちをしている。紅を引いた唇はべっとりと赤い。血統至上主義で、伯爵令嬢だったセレスティナを偽公爵令嬢と蔑んでいる。なので、シリウスに大切にされ、周囲から公爵令嬢として丁寧に扱われているセレスティナが目障りで仕方がない。偽公爵令嬢のくせに、と言いたいらしい。イザークが好きで、未来の公爵夫人の座を狙っている。
●ルディ・ビエラ男爵令息
セレスティナに淡い恋心を抱いているクラスメイトの男子。
くりくりとした大きな目で、可愛らしい顔立ちをしている。専攻は経済学科。少々気弱だが優しくて気のいい男の子。セレスティナの姿を隠し撮りしようとして、シリウスが召喚した怪鳥に散々つつかれた経験あり。
●エリオット・フィン(平民)
セレスティナのクラスメイトの男子。
専攻は調理科で、セレスティナが作った時短魔道オーブンに感激し、彼女のファンになった。ひょろりとした体躯で、人当たりが良い。料理が大好きで勉強熱心、家の手伝いも進んでする親孝行で真面目な男子生徒。結婚したら良き旦那、良き父親になりそうである。
●ドリス・マクレイ男爵令嬢
ブリュネットの髪の眼鏡を掛けた本好きの女性。セレスティナより一つ年上で、ジャネットと同学年。専攻は淑女科。婚約者を従姉妹にとられ、その事件をきっかけにセレスティナと仲良くなった。図書クラブに所属し、時々お勧めの本をセレスティナと交換し合っている。
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